IS~規格外少年~   作:珈琲店員

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マジで遅れましたすいません。


第三話 甘党万歳

「ゴックー、明日ゴックーの家に遊びにいっていい?」

 

「遊びにくるのはかまわないが、なぜ急に?」

 

「かんちゃんがね、ゴックーのISから何か自分のISに使えそうなアイデアがないか聞きたいって」

 

ダウト。というかアウト。

 

この前情報漏洩ダメゼッタイっていったよね、実際は口には出してないけど。

 

「本当は?」

 

「数学の内容を解りやすく教えて〜」

 

やっぱりか。

 

「少しは自分でやろうという気にh「ないよ〜」即答かよ……」

 

全く人間考えて行動しなければどんどん機会に仕事をとられる時代だというのにこいつは……

 

「えへへ〜」

 

「全く……ん?」

 

下駄箱を開けたら中に入っていたものが落ちた。

 

ピンク色のハートのシールの付いた封筒?

 

「何だこれ?」

 

「お〜それラブレターじゃない」

 

「そんな分けないだろ」

 

簪と本音以外全くといっていいほど学校での関わりがない俺にラブレターなんて……

 

そう思いながら封筒を開けるとこう書いて……いや貼ってあった。

 

『 い  う  に  を 出 シ た ら つ ブ す 』

 

いもうトに手を出シたらつブす……

 

いもうとに手を出したらつぶす……

 

妹に手を出したらツブす?

 

ん!?

 

まてまて!ちょっと待て!妹!?

 

開けた封筒の中身を見てみると確かに新聞紙を切ってつなげた文字で俺への脅迫文になっていた。というか『ツブす』の『ツ』のところ下にもう一枚何か張ってあるからめくってみたら『殺』ってあったんだけど、もしかして俺を殺す気だったのですか!?

 

この学校にいる知り合いは簪と本音だけ、つまりそのどっちかってことだよな。

 

落ち着け落ち着け!!とりあえず本音に簪と本音のどっちに姉がいるのか聞いてみよう。それでいい!それがいい!

 

「な、なぁ本音?」

 

「な〜に〜」

 

「お前か簪にお姉さんでもいるの?」

 

「私にもかんちゃんにもお姉ちゃんはいるよ〜」

 

ハイ確定!犯人はその二人のどっちか、もしくはその二人だ!!

 

「どうかしたの〜」

 

「……いや……何でもない」

 

このことは忘れようそう思い俺は封筒ごと脅迫状をくしゃくしゃに丸めた。

 

「返事しなくていいの〜?」

 

「あぁ、いいんだ気にしなくていいただのイタズラだった、それで次の休日に俺の家に遊びに行きたいって話だったよな?」

 

「そうだよ〜」

 

「その件なんだが、明日は無理だ」

 

「ど〜して?」

 

「今まで言ってなかったけど俺怪我しててな、週に一回定期的に病院に行っているんだ。だから明日は無理だ、明後日でいいか?」

 

「それなら仕方ないね〜お大事に〜」

 

「うん、早く治すことに専念するよ」

 

「それでさっきのラブr「それは忘れてくれないかな?」」

 

 

 

 

二日後……

 

「おじゃましま〜す」

 

「お、お邪魔します……」

 

「いらっしゃい」

 

さて、来てしまったか。

 

あの手紙が送られてきて以来時々視線を感じる気がするが逆の行動をとればあっちから接近してくるのではないかと思いあえて挑発的な態度をとってみたが特に何もおこらなかった。

 

「んしょ……」

 

そうこうしている間に俺の部屋に付いたのだが部屋に入ると真っ先に本音がベットの下を覗いた。

 

「何やってんだ?」

 

「何かあるかな〜と思ったけどなにもないね〜」

 

「ねえよ、埃以外」

 

他何があるんだ全く……

 

「……」

 

「どうした?簪」

 

さっきから固まっている簪、緊張しているのかな?

 

「へ!?い、いや……何でもない……です……はい……」

 

おーい?だんだん声小さくなっていってるぞー。

 

「まぁ兎も角、今日は勉強会しに来たんだからさっさと始めようか」

 

「うん……」

 

「ゴックーこの『るーと』と『へいほうこん』ってな〜に〜?」

 

「早いよ!助け船を求めるのが!」

 

 

 

 

……えーと、はい更識 簪です。

 

本音が勝手に魁人の家に遊びに行くって約束したせいで仕方なく付いてきました……別に魁人が嫌いとかそんなんじゃあなくて私にも予定というものがあるのに勝手に決められたことが不服でそれにこの前(前回)のことがあって以来魁人の顔を見るたびに思い出してなんかこう胸の奥が熱くなるんだけどなんだろうこれ?魁人と友達になった時と同じようd「おーい?簪?」……

 

「へ?」

 

「さっきからペン進んでないけどどうした?」

 

「……」

 

プシュー……

 

どうしよう……なんか熱っぽいかも……

 

「あーそうだ。飲み物用意するけど何がいい?」

 

「えと……何でもいい……です……」

 

「本音は?」

 

「とにかく甘〜いやつ」

 

「わかった、ちょっと待ってろ」

 

そう言って魁人は部屋を出て行った。

 

「ね〜かんちゃん」

 

「なに?」

 

「なにか今日変だよ〜」

 

「そう?」

 

平常心を装ってみるものの自分でもわかるくらいぎこちなくなってしまう。

 

「もしかして〜ゴックーの~」

 

「!!」

 

ドキィってなった!今心臓がドキィってなった!!

 

ドキドキドキドキ

 

待って!心臓の鼓動早いなんで!?止まって!いや止まっちゃ駄目だけど。

 

「机の上にあるこのフィギアが気になるんでしょ~」

 

……あ……うん……そういうことにしとこ……

 

「う、うん」

 

一応返事はしておくそういうことにしてほしいから。

 

「ちょっと拝借〜」

 

「ちょ、ちょっと本音」

 

勝手に触っちゃまずいもし壊れでもしたら大変なことになる。

 

「はいはーい、おまたせー……何やってんだ?」

 

「あ、ゴックーこれ触っていい?」

 

「別にいいよ」

 

「じゃ、遠慮なく〜」

 

本当に遠慮なく持ってきたのは東洋の鎧みたいな外見をし、カラーリングは赤が基本で淵に白のラインがあるISのフィギュア。

 

「これ、どこで売ってたの?」

 

「いや、作った」

 

「はいこれ」とオレンジジュースを渡されたので小声でお礼を言って受け取る……て、ツクッターーー!?

 

「すごい……フォルムはどのISにも酷似しない完全なオリジナル、カスタム・ウィングも円形状という全く新しい形をしている、そして右手に持つ銃、左手に持つ槍、背中に背負う盾、腰に挿したブレードを見る限り全て状況に対応したオールラウンダー型、そして極めつけはこの尻尾の先についたブレード、もしかしたらこれで攻撃を……これを作ったのはどこのどいつだ!!」

 

「いやだから俺だって」

 

「この機体の名前は!?」

 

「『騎龍』だ。この前話してた俺が今作っているやつだな」

 

「じゃ、じゃあこれのしようと、ととか」

 

「落ち着け」

 

「かんちゃんこれでも飲んで落ち着いて」

 

「う、うんありがと」

 

私も少し興奮しすぎたと思う。とりあえず落ち着くために本音から受け取った飲み物を口に運ぶ。

 

ヒーローとかそういうことになると周りが見えなくなって饒舌になる私ってやっぱり子供っぽいのかな……だからお姉ちゃんにもあんなこと言われちゃうのかな……

 

やっぱり自分って甘いな、と思いつつ飲み物を口に含む、すると……

 

「ブ!!ゲホゲホ!!」

 

「簪!?」

 

口に含んだ飲み物を吹き出してしまう。

 

甘ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!

 

なにこれ!?ただただ甘い、甘い物が暴力ふるってくるそんな味がする!!

 

「本音……これ……なに?」

 

「本音スペシャルだよ〜」

 

『本音スペシャルだよ〜』っていわれてもわからないよ!

 

「魁人これなに!?」

 

「本音がとにかく甘いやつっていうから、ココアにマシュマロ入れてホイップクリームのせた後チョコソースをかけた血糖値がマッハで上がりそうな甘味だけど……」

 

「これはもはや甘味じゃない、暴力!甘味による暴力!!」

 

「そうだな、さすがにやり過ぎた、おい本音それ……」

 

? どうしたの?

 

「んくんく(ごくごく」

 

……飲んでる……本音が本音スペシャル(甘味による暴力)を何食わぬ顔で飲んでる……

 

「ぷは〜、おかわり!」

 

「本音……今の飲むんだったら月一回にしとけよ……」

 

「なんで?」

 

「本音の将来のためだと思うよ……」

 

「うん、わかった〜、じゃあジュースちょうだい!」

 

「「自由か!!」」

 

 

 

IS学園とある教室にて。

 

「ふ、ふふふふふふふ。やってくれるじゃないあの子。」

 

授業中にも関わらず片耳にイヤホンをつけて授業そっちのけで盗聴をする生徒がいた。

 

私があんなに丁寧かつ手短に警告してあげたのにそれを無視するなんて……

 

妹で癒しを得るのは姉の特権だというのに……簪ちゃんがろくに話もしなくなってからは何度か仲直りしてみようと買い物、スポーツ、勉強、交友関係、etcetc、といった相談などを利用して仲直りを試みるも悉く失敗、最後に言葉を交わしたときなんて……

 

『簪ちゃん、お風呂あいたわよ』

 

『ん……』

 

これだけよ!これだけ!!それなのにあいつ(魁人)は……

 

「お……識……」

 

これはちょっとハナシアイが必要ね……

 

「おい……識……」

 

そうだもうすぐ夏休みだしそれを利用して……

 

「……更識……」

 

ふふふふふ。早く夏休みにならないかしら、タノシミネー……

 

スパァン

 

「い!?」

 

「おい更識、これで何度目だと思う?」

 

「何がでしょうか……?」

 

「お前の名前をよんだ回数だ、次はないぞ」

 

「はい……」

 

あぁ、もう!!

 

というわけで知らないところで敵を増やす魁人出会った……




いかがでしたか?

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