IS~規格外少年~   作:珈琲店員

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『予測できないISバトルが今ここに始まる!』
と自分で書いておきながら始まってない?
中学校編が終わったら直ぐにIS学園編書くのでしばらくお待ちください!


第四話 このシスコンってどうすればいいの?

「出かけます」

 

「…………は?」

 

いや唐突すぎてわからない、たしかに転校してから三か月、夏休みに入ってこれといった予定はなく暇を持て余しているからどっかに出かけるのもいいと思う、それでどこに出かけるの?

 

「よーし、じゃあよーくきけよー」

 

「うん」

 

「更識家です」

 

「…………は?」

 

本日二度目の『は?』がでた、いやんなことより、更識? もしかして簪の家? アイエ? ナンデ?

 

 

 

 

「で? 更識の当主が俺に専用機のメンテナンスを?」

 

「そういうこと、あっ、ケーキ食べる?」

 

食べると返答をする。しかし、何で俺に?

 

「母さんね、更識家の人と知り合いでね、カー君の話をしたら白羽の矢が立ったってわけ」

 

「ふーん……」

 

め ん ど く さ い 。

 

「断ってm「駄目」」

 

……何で?

 

「第一、カー君が今食べているのは、更識の人から引き受けたお礼にってもらったやつだし〜」

 

「なん……だと……」

 

 

 

 

「なぁ、母さん本当にここであっているのか?」

 

「うん」

 

「屋敷じゃねぇか。 俺、屋敷なんて初めて見た」

 

いや驚いた、かーなーりー驚いた、まさか簪ってお嬢様なのか?

 

「お待ちしていました、天花さん」

 

俺が屋敷の大きさに驚いていると簪と同じ髪の色をしていて腕を組んで扇子を広げている女性が出迎えてくれた。ちなみに扇子にはえらく達筆な字で『歓迎!』と書かれていた。

 

「や〜だな〜も〜天花さんなんて、もっと気軽に呼んでくれてもいいのに〜」

 

「は、はぁ、では何と呼べばいいのですか?」

 

「んー……」

 

あ、まずい、母さんの耳がちょっと動いた。今までの経験からわかる、これは母さんの癖でこういうときはたいてい下らないことを言う。

 

「天花ちゃんで!」

 

「「……」」

 

ほんっとすいません。こういう人なんですうちの母は。

 

「あれ? 無視?」

 

「えーと、それで、君が……」

 

「はじめまして、戦国魁斗です」

 

母さんが何か言ってるけど無視して話を進める。

 

「へー、君が天花さんが話してたカー君ね。私は更識家十七代目当主更識楯無、よろしくね!」

 

パチンッと扇子を閉じ、再びバッ!と開くと『歓迎!』の文字が『よろしく!』に変わっていた。あの扇子一体どうなってんだ!?

 

「ねぇー無視ー?」

 

あたりまえだ馬鹿。あとカー君いうな。

 

 

 

 

しかし本当に広いなこの屋敷、歩いて行ったとはいえ整備室つくのに五分かかったぞ……それはともかくこのISが……

 

「これを……俺が……?」

 

「そ、この霧纏の淑女(ミステリアス・レイディ)を君にチューニングしてもらおうと思って……聞いてる?」

 

いや聞いてない。それよりも俺は今ものすごく感動している、基本はロシアの第三世代IS『モスクワの深い霧(グストーイ・トゥマン・モスクヴェ)』に似ているけどそのフルスクラッチタイプの機体があるとは思わなかった。

 

「なんだこの、アクア・ナノマシンって……?」

 

「BT兵器の技術を応用したものよ、流動性エネルギーをマインドインターフェースで制御するの」

 

「すげぇな!イギリスのティアーズ型より完成度高ぇ!!」

 

データを見ると俺の目を引くものばかりで何処から手をつければいいかわからないぐらいコーフンする!!

 

「それじゃあ、カー君がチューニングしている間に私たちは組手でもしよっか!」

 

「あー、ちょっと待って、聞きたいことあるから楯無さんだけ残ってくれますか?」

 

「そうなの?じゃあさきいってるねー」

 

『行ってらっしゃーい』とだけ言って母さんを見送るそして本題に入るとしよう。

 

「で?お姉さんに聞きたいことって何?……まさか、お姉さんに一目惚れしたから愛の告白とか!?」

 

「ん?あぁ聞きたいことね実は……」

 

真剣な顔つきになりポケットの中を探る。それはそうとこの人いちいち人をからかってくるな……

 

これ(・・)あんたがやったの?」

 

俺はポケットからこの前送られてきた脅迫状を楯無さんに見せる。今日ここに来た目的はこの脅迫状が誰から送られてきたかを確認するためである。

 

「え……? ちょっと待って……何の話……?」

 

「そう言い切る根拠はある……聞きたい?」

 

「………」

 

「根拠その一、文面に妹と書かれているあたりこれを書いたのは姉なのだろう」

 

「いや…たしかに姉だけど……間違ってはいないけど…」

 

「根拠そのニ、この文に使われている新聞は、複数の新聞が使われている。普通新聞なんて一つとれば充分なのにそれを複数取っている家なんてこんなお金持ちな家しかありませんよね?」

 

「いや……だかr「根拠その三」話を聞いてくれる!?」

 

聞かない。

 

「この文に使われていた新聞を全て調べた。結果、文面から三週間前のやつだとわかった、そしてその新聞をこの家はすべて取っている」

 

「いやだから……「それにここに来る途中すれ違った使用人が所々不自然に切り抜かれた新聞が入ったごみ袋を捨てに行っているのを見た」………」

 

さーて、殆んどではないけど嘘を交えて話してみたけどどう出てくるかな……

 

「ねぇ……」

 

「ん?」

 

「雪女って知ってる?」

 

「はい?」

 

突然なにを言いだすんだこの人?

 

「あっ、もしくは鶴の恩返しでもいいわよ」

 

「何が言いたい?」

 

「雪女はあれだけ忠告されたのにお酒のはずみで喋ってしまった困ったさんのお話なの」

 

口元に扇子当てて淡々と語り始めたよ。だからいったい何が言いたいんだよ。

 

「あれ、いつも不思議に思うのよねー」

 

「………」

 

「何で男っていつも地雷踏むのかなー?って」

 

バッ!と扇子を開くと『莫迦なの?』という文字に変わっていた。

 

「ハッ!」

 

「!!」

 

気づいた時には時すでに遅し、楯無さんはこちらに近づくと同時に流れるかのように隠し持っていた文房具(主に鋭利な物を)をこれでもかと言うほど手に取りそのうちの一つを俺の喉元に当てた。

 

「ッ……!」

 

「死にたいのかなー?それとも殺されたいのかなー?オネーサン、男の人ってわからないなー」

 

わからないのは俺のほうだ!いきなり何すんだ!!というかまず喉元の文房具(凶器)退けろォ!!!

 

「えっと………」

 

「確かこんな状況、簪ちゃんが見ていたアニメにもあったわね、この後は口の中にホッチキスでも入れればいいのかしら?」

 

入れんでいい!入れんでいい!入れんでいい!!!

 

「あぁ、ごめんなさい。カッターナイフが先だったわね」

 

「そういう問題じゃねぇから!」

 

確かにあったよね!そんなアニメ!でもあれ最終的にホッチキスで刺されるじゃん!

 

「なんでこんなめにあわなきゃいけないんだ?」

 

「簪ちゃんにちょっかいだすから!」

 

「お前簪のなんなんだよ!」

 

「姉ですが!?」

 

「妹の交友関係ぐらい見守ってやれよ!」

 

「私は今絶賛放置されてるの!!」

 

「しー!るー!かー!」

 

話が段々とヒートアップしてきた、相手は凶器を持っているしこれ以上ヒートアップさせるのはまz「お姉ちゃん!」………え?

 

「「え………?」」

 

「なにやってるのお姉ちゃん!」

 

地獄に仏とはこの事だろうか。声が聞こえたので振り返るとそこには簪がいた…………




(2018年2月14日現在)
ハッピーバレンタイン(現在11時)
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