戦姫絶唱シンフォギア 孤独な槍を纏いし者(修正中) 作:漣華
澄み渡る青空、真っ白な白い雲、これほどいい天気は稀に見ないだろう。こんないい天気にそうそう問題なんて
「ふにゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
起こってしまった。響き渡ったのは響の素っ頓狂な叫び声。別室にいた奏とセレナは急いで響の寝室に向かった。
「響!?どうし…」
「どうしまし…」
「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」
そこに居たのは
「ま、まずはれ、連絡だ。せ、セレナ。」
「は、はい。な、何でしょうか、奏さん。」
二人は未だ二人は動揺を隠し切れておらずその場でわたわたしているだけだった。すると響がもう我慢できないという感じで
「いいから早くどうにかして!!」
「「は、はい!!」」
響の声で二人はようやくいつも通りに戻る。響は改めて自身に生えた耳と尻尾を触って深く溜め息をつくのだった。
そんなわけで響は奏に運ばれてS.O.N.Gの了子の研究室に来ていた。
「なるほどね~朝起きたら生えてた…と。」
「う、うん。ねえ了子…どうすれば元に戻れるの?」
「そうね…う~ん。ごめんなさい、思い付かないわ。」
「そんな~。」
了子に相談すれば何か解決策が見つかると思っていた響は了子の答えを聞いて肩を落とす。それに連動するように耳と尻尾が下がった。ソレを見ていた了子は
(この耳と尻尾、響の心情変化に強く関係するようね。)
心の中でそう考えた。その時だ、研究室の扉の向こうでドタドタと足音が聞こえる。響はそれにビックリして咄嗟に了子の後ろへと隠れた。
「「「フィーネ!響に猫耳と尻尾が生えたってほんと(デス)!?」」」
「あなた達、少しは静かにしたらどう?」
大声を上げながら入ってきたのは響の家族とも言えるF.I.Sの三人組だった。セレナから響に猫耳と尻尾が生えたと聞かされ大急ぎでカメラ片手に走ってきたようだ。するとまたもやドタドタと足音が。
「「櫻井女史(フィーネ)!立花(響)に猫耳と尻尾が生えたってほんとか!?」」
今度は翼とクリス。こちらは奏から連絡を受けてカメラ片手に走ってきたようだ。五人は息を荒げながら了子を見ていた。了子は溜め息をつきながら後ろに隠れた響に言う。
「どのみち見られるんだから今の内に見せた方がいいんじゃない?」
「で、でも~。」
「言い訳しない。ほら!」
「ヒャッ!」
了子に無理矢理前に出される響。顔を赤らめ手で生えた猫耳と尻尾を必死に隠そうとしているがうまく隠し切れていない。五人はそんな響を見てしばらく沈黙したのち
「「ガフッ!」」
マリアと翼が鼻血を吹き出しながら後ろに倒れた。
「「マリア!?」」
「ちょっ!?先輩!?」
三人は慌てて二人を受け止める。そのまま二人を医務室へと運んでいった。
「そんなに?」
「……正直私もやばかった。」
響の問いに了子はポツリとそう答える。するとここでは一番まともであろう人が現れる。
「あの~何かあった…響!?どうしたのその耳と尻尾!?」
「未来~もうどうしたらいいか分かんないよ~。」
未来だ。響は未来に泣きながらすがりつき助けを求める。未来は困惑しながらも優しく笑顔で響の頭を撫でていた。了子はソレを見ていいことを思い付いたように未来に近寄る。
「未来ちゃん、響の事頼んだわ。」
「え、えっとはい。」
未来に響を任せて了子は研究室を出る。研究室を出た了子は壁に頭をつける。
「何であんなに可愛いのよぉぉぉぉ!!!!」
そう言いながら頭を抱える了子。了子の中に潜んでいる先史文明時代の巫女、フィーネはそんな様子を見ていて
「ハァ~。」
頭を悩ましていた。
「んふふ~未来の膝、柔らかくて気持ちい~。」
まるで猫のように甘えてくる響の頭を撫でながらチラリと響のお尻の方へと目を向ける。よほど嬉しいのか右往左往している猫の尻尾。見ていると触りたくなってくる衝動が沸いてきた。衝動に抗えず恐る恐る手を伸ばし少しだけ触れてみる。
「ひゃん!」
いつもの響なら聞く事の出来ない可愛らしい声に思わず唾をゴクリと飲み込む。視線を感じて響の頭に視線を戻すと頬を赤らめて目尻に涙を浮かべながら上目で睨んでくる響がいた。私はその顔にもっと鳴かせたい、もっと聞きたいという衝動に狩られる。
「ヒャッ!やめ、みきゅ~。」
「だ~め。響はいっつも私を弄ってくるからそのお返し。」
「そ、そんにゃ~。」
ごめん、響。そんな声出されたらやめられるわけないじゃないですか。お返しと称して響の耳と尻尾を楽しめるだけ楽しむ。途中響が何か言っていたが触ることに集中しすぎてよく聞いていなかった。
十分に耳と尻尾そして響の反応を楽しみ響をようやく解放する。響は力が入らないのか口の端から少しだけ涎を垂らしながら私の膝の上で倒れていた。
「未来の…いじわる。」
「ごめん、響の反応が可愛くてつい。」
可愛くふくれっ面をする響に素直に謝る。それでも膝の上から離れようとしない響。私はそんな響の頭を再び撫でる。
「寂しかったらいつまでも一緒に居てあげる。だからこう言うときは素直に甘えていいよ。」
「……うん。」
小さい響の素直な返事を聞き私は優しく微笑んだ。その響の頭を優しく撫でながら私はいつまでもこの子の傍にいたい。そう願うのだった。
なんかひびみくになっちゃった。