ストーリーに関わるのは二人が出会うことだけ
二話からストーリーは進みます
世界で一番巨大な大陸…ブロード大陸
彼の大陸はその大きな土地で多くの種族を抱え、栄えさせた
森の守り人エルフ、侵略の使徒竜人、希少で美しい話し相手、精霊…そして最強と吟われた人間…
彼らは滅亡と侵略を繰り返しされど尊重し協力し今日までのブロード大陸を形作った
そして戦乱も落ち着きを見せ始め平和な白の時代が40年続いた、この時代の間は子供の小さな喧嘩でさえもなかったとされるほど何もなく麗しい月日が流れた
しかしその白の時代を壊す者達が現れた
彼らは最強の種族として有名な人間の難攻不落とされた城、クローズローズ城を奇襲的に襲撃、その襲撃を成功させてしまう
これにより人間の国、クラロマの首都、クローズローズ城のあるクラレルは陥落、人間は全ての政治的権限を副都であるフーダムに移す
しかし彼らの侵略の手はフーダムにさえ届かんとしていた
彼らは魔王軍と名乗り、魔王の名をアドラス…人間は今まで50回ほどの首都奪還作戦を行ったが…全て失敗に終わっている
クラロマ王国 人間領 ミル
俺の名前はレン…この田舎町ミル出身の冴えない男だ
特技はナイフを振り回すこと…ミルではこれで食っていた…
で、だ
「なんだ…これ」
俺は今、馬車に乗っている
どこ行きかって?俺が聞きたいよ
いい稼ぎ口っていう甘い謳い文句は人を麻痺される
…仕事は簡単な山賊撃退の筈だった
山賊の一味が悪さばかりするから止めてほしいと
幸い俺はナイフの扱うだけは長けている、山賊程度なら撃退できる自信もある
どうせアウトローどもなんてろくに剣も持てない癖にふんぞり返って威張り散らしているだけの奴等だ、俺からしたらいい稼ぎ口だ…だが奴等、用心棒を呼んでいるらしい…それもフリード…
「フリードはねぇよ…」
フリードっていうのはブロード大陸の先住民で戦闘民族…体の何処かに模様があり怪力…拳法に長け、大ぐらい…それが戦闘民族、フリード…
「どうすっかな…」
仕事仲間はフリード怖さに逃げた
俺は……この前、出前で取ったラーメンの中に虫が入ってたから苦情を言いに行こうと詐欺にあって目の前でラーメン屋が倒産し、店長に泣きつかれ、金を貸そうと財布を出したら店長に財布をかっさらわれ今、一文なしだ、この仕事でもいいからやらないと一昨日から何も食ってない…流石に死ぬ
「!」
馬車が止まった…あーいよいよ走馬灯が見え始めたぞー…あの店長め覚えてやがれ…呪い殺してやるからなー
「目的です…ご武運を…」
汗をかき気味な依頼者がへこへこと頭を下げる…人生最後の会話かぁ…どうせならこんなおっさんじゃなくて美人さんと話したかった
町外れの洞窟
ここが山賊の一味が塒としている洞窟…
あーやだな、死にたくないなー
フリード帰らないかなーいやむしろ山賊、フリードが殺してくんないかなー
…腹減ったなぁ…
「う…」
自分の腹がけたたましい音を鳴らす
「…」
目の前に倒れている女がいた
帯刀している…ワフクも着ているし、狼の国出身かな…?
「いやいや、そうじゃねぇだろ…あぁ…?大丈夫か?貴方……うぉ!」
女はバッと体を起こした
大きな赤い目をキョロキョロさせて周囲を見回す……びっくりした
「貴方…誰?」
女はきょとんとした様子で聞いた
いや。俺の台詞だわ、それ
「俺はレン…山賊退治に来たんだ、あんたは?」
「私?私はシンシア…山賊退治…私もついて行って良い?」
たしかに戦えそうだが…大丈夫か?
「俺は良いが…この先は危険だ、死ぬかもだぞ」
「危ないの?」
少し言葉が片言か?
「あ、あぁ…とても、危ない…死ぬかもしれないぞ」
二回目の忠告、これで引かなきゃ大丈夫だろう…
「それなら行く」
それなら…?まぁいいや、狼の国出身ならこの国の言葉には不自由でも問題はない
「ところでシンシア…種族を聞かせてくれ」
「フリードだよ」
!?!?!?
ふ、ふふふふフリード!?
「え?」
「フリードだよ?ほら」
彼女は自分の腹部を見せてきた
確かにフリードの証がある
え?は?まじ?、これは光明見えてきたんじゃないか…?
「へ~すげぇ頼りになるじゃん、よろしくシンシアさん」
「うん!レンくん」
ん?狼の国にフリードっていたっけ…?
洞窟深部
シンシアさんはとても、強かった
ちょくちょく出てくる山賊のしたっぱを刀で軽くあしらって進むのだが
その刀捌きは美しく刀自身も美しく芸術品のようだ
たまに何か物欲しそうに敵を見つめたり
両手を広げて詰め寄ったりする事もあるが他にめだって気になる所はない、流石、フリード
「ここの奥に山賊の頭がいるらしいよ」
シンシアさんの情報だ
確かに少し豪華な扉だ
しかし何でそんなこと知っているのか…
まさか!
「ボスー戻ったよー」
やっぱりだ!罠だった!
このシンシアさんは山賊の用心棒!
フリードの時点で察するべきだった…!
しまった!
「…」
大柄な山賊のボスと俺が睨み合う
相手は自分の三倍は有ろうかという巨漢
玉座のようなところに座っている
表情は真顔だ
感情を感じられない
シンシアはずっと満面の笑みだ
「俺がここに来るのも知ってたって訳だ…しかしまさか…罠までしかけてくれるとはな…歓迎してくれているみたいで助かるよ」
めいいっぱい強がってみる
どちらにしてもシンシアを相手にすると死ぬ…
なら一か八か…頭を狙うしかない!
「おっと!」
シンシアは俺のナイフをしっかりと止めた
火花がナイフと刀から散る
「ダメだよ。ボスと私は契約してるんだから攻撃しないでよ」
「くぅ…」
やはり力量の差が有りすぎる…
俺は着地にこそ成功したものの完全に勝機を失ってしまった
「…じゃボス約束だよ…私をめいいっぱいいたぶって!!」
………………
「………」
「さぁ!早く!焦らすのは嫌いだよ!斧でもギロチンでも刀でもいいよ!?あぁ部下でリンチもいいなぁ集団の暴力とかそそるね!うん!それがいい!ボス!部下を呼んでよ!」
人間は見たくないもの、信じたく無いものを見ると目をそらしてしまうという
それは山賊のボスも例外ではなかった
「…いや…あのぅ」
喋った!?ボス喋った!!てか何があのぅだ!貫禄ねぇな!さっきの雰囲気どこへやった!
「あのぅ…お金じゃダメですか…?」
「ダメ!私、そういうの興味ないから!」
少し困ったようすで山賊のボスは俺を見た
俺を見るな!ボスだろ!雇い主だろ!なんとかしろよ!
「…あのぅ」
だから!あのぅじゃねぇよ!
「…俺、帰るわ」
「いやまって!帰らないで!この人引き取って!俺、もう悪さしないから!お願い!お願いします!金なら払います!」
「いらねぇよ!てか人見る目無すぎるだろ!お前!よりにもよってさ!フリードを雇って!これかよ!」
俺はシンシアを指差して言う
「あぁん////言葉攻め?そいうのも嫌いじゃないよ❤」
「黙れ」
ないないないない!これはない!
フリードが初めて会ったフリードがドMとか笑えないにも程がある
「お願いしますよー仕事人さん、俺たち、もう悪さしませんって…山賊は辞めて慈善団体に就職して木を植えて暮らしたいんです」
「…どんだけだよ…手放せば良いだろ…普通に」
普通ならクビにする…てか俺ならそうする
「それが…この前、クビにしたんですよ、丁寧に説明もしました…でもあの人は快楽を感じるだけで会話にもならなくて」
「自分が必要ない人間だと言われるのって…すごく…興奮するよね!!」
あぁ…そんなに二人とも付き合い短いが目に浮かぶな…情景…
「お願いします!この通り!」
山賊のボスが土下座した
気が狂うな…この光景
「…悪さはもうしないんだな」
「はい!慈善団体への就職も決まりました」
「…ならいい…俺は帰る…シンシアは」
もう、殴っちまうか?
まぁそうされたら付きまとわれるかもな
俺は必要ない人間って呼ばれる事に快楽を感じ身をよじっているシンシアを見た
「…」
まぁ、いいんじゃないか
「シンシアさん」
シンシアさんの振り向いた刹那、シンシアさんの頬に俺の拳が刺さった
「…レンくん…レンくんの拳、すごい真っ直ぐだね…それに痛い」
「そうだね…」
あぁ、身をよじるシンシアが目に浮かぶ
「…決めた、私、レンくんに着いてくよ」
山賊のボスが一番喜んでた
いや、お前かよ…
まぁ、これからは…しばらくは賑やかに過ごせそうだ…
設定とか友人と協力して作りました
試行錯誤した結果、第一案の面影なくなりましたがね
これからは考えた通り進んでほしいとおもいます
↑お前が書くんだろ