ドラクエVIIIよ、永遠なれ   作:ふーてんもどき

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キャプテン・クロウの野望再び ~海賊王に、我はなる~ 後編

~海賊船、船長室~

 

さまようたましい「順調だなキャプテン。船も金も集まっている。各地のアンデッドも次々に傘下に入って人員も十分。もうじき一丁前の船団も作れちまうぜ」

 

キャプテン・クロウ「そうか」

 

さまようたましい「おいおいどうした。興味なさそうな顔して。まさか悩み事か?」

 

キャプテン・クロウ「…………まあ、そんなところだな」

 

さまようたましい「マジかよおい。嘘だろ。全てが上手くいってるんだぜ。この上り調子で、あんたほどの男が何を悩むんだ」

 

 悩みなどいくらでもある、とキャプテン・クロウは内心で思う。

 負かした海賊たちを手足として使うには限界がある。恐怖政治は長く続かない。だからといって、加入したばかりの新参アンデッドたちも忠誠心が低いので重要な仕事は任せられないだろう。局所で自分の代わりに判断を下すなど到底無理だ。

 組織力の弱さ。そこから来る戦力不足。弱味を補強するだけの金もまだまだ足りていない。目の上のたんこぶである諸王国と、いまだ攻略の糸口すら掴めないトロデーンとその国王である青年。

 

 メダル王女が経営する海運業者も実に厄介だった。

 ちいさなメダルとかいう無用の長物を集めることしかしていなかった小島の王族が、いつの間にか巨大な船団を率いて貿易都市を築いているなどと誰が思おう。年若い小娘がたった十年弱でそれを成し、完璧な経営体制を敷いているとはにわかに信じがたい。しかもキャプテン・クロウが見るに、まだまだ発展の余地を残しているのだから末恐ろしい話だ。

 武力こそ海軍に劣るが、その組織力は驚異と言う他ない。彼らもまた、今のクロウ海賊団が真っ向から対峙するには厳しい相手だった。

 

キャプテン・クロウ「お前は、我がどうやって負けたか知っているか」

 

さまようたましい「は? キャプテンは生きていた頃無敗だったじゃねえか。何言ってるんだ」

 

キャプテン・クロウ「死んでからのことだ。このアジトで光の海図を賭けてあのバンダナの青年と三人の仲間たちに試練を与え、我は敗れた」

 

 話すうちに語気が強くなる。キャプテン・クロウは歯軋りをし、苛立たしげに机を叩いた。

 

キャプテン・クロウ「あの屈辱的な敗北を…………俺は決して忘れない!」

 

 彼の脳裏には今、まざまざと悪夢のような光景が思い起こされていた。

 ゼシカが放つぱふぱふの連打。否応なしに視線を釘付けにされ、せっかく溜めたテンションは水の泡となる。満足に動けぬまま袋叩きに遭い、キャプテン・クロウはこの世から一度は消えたのだ。

 

さまようたましい「…………たしか胸のでかい小娘だったな。今はリーザスの領主になっているらしい。名前はゼシカだ」

 

キャプテン・クロウ「ゼシカ。そうゼシカだ。どうしても胸に目がいってしまう。しかし我は必ずやあの女に打ち勝たなくてはいけないのだ」

 

 ある意味で、キャプテン・クロウにとってはもっとも警戒すべき存在と言える。まさに男への特攻とでも呼ぶべき威力。彼女の持つおいろけスキルをどうやって克服するかが、何においてもキャプテン・クロウのもっとも懸念するところであった。

 

さまようたましい「…………確かに恐ろしいな、そりゃ。仲間たちにも警戒対象として広めておくか」

 

キャプテン・クロウ「ああ。よく言っておいてくれ」

 

さまようたましい「ところで、最近くさった死体の野郎を見ないが、奴はどこに?」

 

キャプテン・クロウ「あいつなら一人で仕事に行かせている。潜入任務だ。予定ではそろそろ戻ってくるはずだが」

 

さまようたましい「ええっ!? 馬鹿も休み休み言ってくれよ。無理だぜそりゃあ。脳ミソまで腐ってるんだぜ、あいつはよ」

 

 その時、船長室の扉が開いた。不躾にもノックも無しに入ってきたのは、今ちょうど話題にしていた部下だった。

 

くさった死体「キャプテン、ただいま戻りましたのねん」

 

キャプテン・クロウ「よく帰った。目的の物は手に入れたのだろうな」

 

くさった死体「これよん」

 

 渡されたのは薄汚れた紙切れだった。キャプテン・クロウはそれを大事そうに受け取り、机の上に広げる。

 

キャプテン・クロウ「ふふふ。時を越えて我がもとへ。待ち焦がれたぞ」

 

 世界地図に映された一筋の線が、伝説の大地への正しい道順を示している。

 レティシアへの鍵。光の海図がキャプテン・クロウの手に戻ってきた。

 

 

 

 

~時は遡り、トロデーン城厨房~

 

メイド「おやめください陛下! お茶は私たちで準備いたしますから、どうかごゆっくりお待ちになってくださいませ」

 

エイト「まあまあ。ゼシカは貴賓っていうよりただの友達だし、いいじゃないか」

 

 半ば個人的にリーザス村からゼシカを呼び出したエイトは、彼女を迎えるための準備を自ら整えたくてウズウズしていた。

 

メイド「そういう問題ではありません! 私たち使用人の面目が立たないのですからね。まったくもう」

 

エイト「子供の頃は僕もこっちで働いていたのに。君とも、お茶の入れ方を一緒に習った仲じゃないか」

 

メイド「いつの話をしているんですか。とにかく、お茶は私がお入れしますから!」

 

エイト「仕方ないなあ。じゃあ僕はお茶菓子の準備でも」

 

メイド「エイトさんっ!」

 

エイト「分かった。分かったよ」

 

 根負けしたエイトがとぼとぼと厨房を出ていこうとする。その時、片隅の洗い場で寸胴鍋を磨いている存在に目が止まった。

 

エイト「あれ? そこにいるのは…………君、スミスだよね」

 

くさった死体「!!!」

 

 スミスとは、エイトが有するスカウトモンスターのくさった死体のことである。

 主人に声をかけられたのだが、くさった死体は振り向かず鍋を磨き続ける。何故か小刻みに体が震えている。

 

エイト「どうしてここに? 君はたしか庭の手入れ係だった気がするんだけど」

 

くさった死体「え、えっと、えっと。そ、そうだ。こっちに呼ばれてきたのんね。うちはいつもたくさんの雑用を任されるのよん」

 

エイト「ふーん」

 

 じっと見つめられ、くさった死体はさらに緊張する。

 

エイト「そっか。いつもありがとうね、スミス。僕はこれから応接室に行くけど、適当なところで休憩してよ」

 

くさった死体「は、はい。ところで、ちょっと聞きたいことがあるのよん」

 

エイト「なに?」

 

くさった死体「ご主人が旅してるとき…………えっと、なんだったかしら。ひ、ひか、光ったかーず? とかいうのを持っていた気がするのだわん」

 

エイト「えっ、うーん…………もしかして光の海図のこと?」

 

くさった死体「そ、そう! それなのねん。そのお宝、どこにあるのかなーって、少し気になったのんよ」

 

エイト「ほとんどの貴重品は宝物庫だけど、あれは歴史的にも重要な資料だからね。図書館に保管してあるよ。貸し出しはできないけど僕のスカウトモンスターなら、司書さんに見たいって言えば見せてくれるよ」

 

 そうして何も怪しむことなく、エイトは立ち去った。

 

くさった死体「や、やったわん。キャプテン、 頭の悪いうちでもやれたのねん!」

 

 

 

 

~少し時間は経ち、トロデーン城、応接室~

 

ゼシカ「討伐依頼? あなたが、私に?」

 

エイト「そうそう」

 

 唐突な『海賊討伐』というエイトの要望に、ゼシカは首をかしげた。

 

ゼシカ「ちょっと待って。私、あくまでも一地方の領主よ。そりゃポルトリンクとは繋がりが強いけど、直営しているわけじゃないし。何より水軍を動かせるあなたが私にそんなの依頼するって、おかしくない?」

 

エイト「ま、そうだよね」

 

ゼシカ「最近じゃ海賊なんて下火じゃない。旅人の小さい船をこそこそ襲うくらいのものだわ。なんで今さらそんな…………」

 

エイト「それが商船を襲い始めてるんだよね」

 

ゼシカ「そうなの?」

 

 聞かれて、エイトは報告書をゼシカに手渡した。

 

ゼシカ「ふうん。サザンビーク航路の個人商船がいくつかね。あとは…………うわ、メダル王女様のところの子会社襲ってるのがいるじゃない。命知らずもいたものね」

 

エイト「で、これ見て」

 

 次に差し出された紙を見て、ゼシカは目を見開く。そこにはかつて、旅をしていた頃に倒したはずの幽霊海賊、キャプテン・クロウの人相が描かれていた。

 

ゼシカ「こいつは…………!」

 

エイト「捕まえた海賊から聞き出した情報を足掛かりにしてね、そこから諜報員使って調べていったら、彼にたどり着いたってわけ」

 

ゼシカ「まさか生きていたなんて」

 

エイト「どっちにしろ死んでるけどね」

 

ゼシカ「まあ、だいたい話は分かったわ。私を呼んだのも納得。適任だもんね。領主の仕事はお母さんに頼めるし、行ってもいいわよ」

 

エイト「ありがとう。僕はそうそう自由に動けないから助かるよ」

 

ゼシカ「ただ裏に隠れてるってのが厄介ね。足取りが掴みにくいわ。ヤンガスとか連れて行けないの?」

 

エイト「うん、もう頼んだよ。でもゲルダさんから大事な仕事があるとかで断られちゃってね。アンデッド相手だからククールにも頼みたかったんだけど、彼とは今連絡つかなくてさ」

 

ゼシカ「どうせどっかで遊んでるんだわ。今度見かけたらシバいといたげる」

 

エイト「ほどほどにね?」

 

 そうやって二人が話していると、にわかに外が騒がしくなった。何やら尋常ではない雰囲気である。ドタドタと廊下を駆けて来る足音がして、応接室のドアが荒立たしく叩れる。

 

近衛兵「国王陛下! お取り込み中のところ申し訳ありません! 至急お伝えしたいことがあり参りました!」

 

 エイトが入室を促すと、かしこまった近衛兵が仰々しく応接室に入り敬礼する。

 

近衛兵「大変申し上げにくいことなのですが、つい先ほど、陛下が直々に図書館へ寄贈された光の地図が盗み出されてしまいました」

 

エイト「なんだって!? いったい誰が…………」

 

近衛兵「司書の話では陛下のスカウトモンスターであらせられるスミス殿に貸し出したらしいのですが図書館に姿がなく、中庭にいたところを確保したのですが『何も知らない』とのことでして。陛下に伺いを立てに参った次第であります!」

 

 一息に言い切った近衛兵の報告を聞き、エイトは汗をだらだらと流し始めた。

 

エイト「え? いやいや、スミスはさっき厨房の方で見たけど」

 

ゼシカ「それ本当にスミスだったわけ?」

 

エイト「だ、だってくさった死体だったし。くさった死体だったし」

 

ゼシカ「どこか変なところはなかったの?」

 

エイト「そういえば…………喋り方がオカマっぽくてだいぶ変だったかも。光の海図についても聞かれた…………」

 

ゼシカ「ドンピシャじゃないのよ。馬鹿なの?」

 

エイト「」

 

 沈黙したエイトに呆れたようにゼシカは肩を竦める。

 

ゼシカ「まっ、これで話も早く済むわ。ちゃっちゃと片付けてくるとしますか」

 

エイト「どういうこと?」

 

ゼシカ「ただの野良モンスターが、なりすましをしてまで城に潜入するわけないでしょ。キャプテン・クロウが手下を使って光の海図を盗み出したのよ。次に彼がどこへ向かうのか、分かりやすいんじゃなくて?」

 

エイト「あ、そっか。さすがだね」

 

ゼシカ「ふふん」

 

エイト「船は旅のときに使っていた魔法の船を貸すから。他に何かいるものがあったら言って」

 

ゼシカ「大丈夫よ。すぐに終わらせて戻ってくるわ」

 

エイト「気を付けてね。相手は集団だからさ」

 

ゼシカ「平気だってば。なんたって私は天才魔導師であり、おいろけスキル天元突破のゼシカ・アルバートよ」

 

 ゼシカは不適にウインクをし、応接室を出て行った。その頼もしい背中は淑やかな女領主のものではなく、暗黒神と戦い抜いた英雄の風格が確かにあった。

 

 全ては順調だった。キャプテン・クロウが間違えたとすればただ一つ。欲を出してしまったことだ。浮遊霊となり溢れてしまった冒険心が彼自身の首を絞めたのだ。

 過ぎた欲をかけば、身を滅ぼすのはこの世の常である。

 

ゼシカ「旅も久々ねー」

 

 死神が動き出した。

 

 

 

 

~海洋~

 

さまようたましい「着いたぜキャプテン。光の海図の出発点だ」

 

キャプテン・クロウ「ついにだな…………む、岩礁が光りだしたぞ」

 

 船を取り囲むようにして聳えている四つの岩が、光の海図に呼応するように輝き始めた。それはだんだん強くなり、海面にまで達すると同時、天にまで達する光の柱が立ち上った。「うおおおっ」とアンデッドたちのどよめく声が甲板に響く。

 光の柱はまるで生きているように海の上を蛇行する。柱が去ったその軌跡には、輝く道筋が残されていた。

 

がいこつ「お頭ぁ、見張りのガーゴイルが遠くの大陸に光がぶち当たったって言ってるぞぉ」

 

さまようたましい「そこまで光の道は続いているのか」

 

がいこつ「ちょっと聞いてくる…………続いてるってよー!」

 

キャプテン・クロウ「よし、光の上をなぞって進め。道が細いからな。船首が逸れないよう注意しろ」

 

 キャプテン・クロウが乗る帆船を先頭に、船団が動き出した。全ての船がドクロの旗を掲げ、甲板では種々様々なアンデッドたちが剣を振り上げて騒ぎ立てる。

 しばらく進むと、肉眼でも目的地が見えてきた。高い岸壁に覆われた、侵入者を阻む伝説の大地。しかし天然要塞の壁の一部はまるで船団を迎え入れるかのように神々しく光っている。あれこそがレティシアへの入り口であることは疑いようがない。

 

さまようたましい「歌え野郎ども! 俺たちは死してなお帰るべき場所に帰ってきた! 凱旋の唄を歌えぇ!」

 

 花火代わりに景気のいい発砲音が鳴り響き、海賊の歌が波のさざめきを掻き消す。

 

 

 キャプテン・クロウも舳先で仲間たちの馬鹿騒ぎを気持ち良く聞いていた、その時だった。

 

キャプテン・クロウ「なに? 進路に怪しい船がいるだと?」

 

 上空で見張りをしていたガーゴイルから報告を受け、怪訝そうに双眼鏡を覗く。この何もない海域で自分たち以外にどんな船がいるというのか。

 見てみると確かに船が一艘だけ、沖合いにポツンとあった。海賊団の進行を妨げるようにして、光の道の上にいる。いや、よく見るとこちらへ向かって来ていた。

 

キャプテン・クロウ「大砲でも撃ってみるか…………いや、あれは……………!」

 

 近付くにつれて、その船首の上に立つ人物を、キャプテン・クロウはハッキリと目視した。

 それは考えうる限りで最悪の状況。悪夢の再臨。

 

ゼシカ「成仏させに来てやったわよ。海賊ども」

 

キャプテン・クロウ「な、なにぃぃいい!?」

 

 陽気に歌っていたアンデッドの海賊団は、一瞬にしてパニックに陥った。

 

がいこつ「ぜ、ゼシカだああ! ゼシカが出たぞお!」

 

あやしいかげ「殺される! いや俺はもう死んでるのか? いやそれでも殺される!」

 

さまようたましい「ぱふぱふされてしまうぅぅぅ」

 

さまようたましいは まごまごしている!

 

キャプテン・クロウ「ひ、怯むな野郎ども! 逃げずに戦え!」

 

ゼシカ「逃げようったって無駄よ」

 

ゼシカは マヒャドを 唱えた!

 

がいこつ「ぎええっ、あの女、海を凍らせやがった!」

 

キャプテン・クロウ「くそっ! 船が動かせん!」

 

くさった死体「どうするの? キャプテン、どうするの!?」

 

 ゼシカを乗せた魔法の船がゆっくりと迫ってくる。不死の海賊たちの目に見えるところまで来た彼女は、大胆にも胸元を強調した服を見せつけ、いのりの指輪を光らせ魔力を回復した。

 

ゼシカ「久しぶりのぱふぱふよ。とくと味わいなさい」

 

 キャプテン・クロウたちは成す術もなかった。ぱふぱふに魅了され、セクシービームに貫かれ、ピンクタイフーンに巻き上げられて次々に昇天していく。

 

キャプテン・クロウ「お、俺が、この俺がこんなところで終わるはずがない!」

 

ゼシカ「うっさい」

 

ゼシカは キャプテン・クロウに ぱふぱふを してあげた!

 

キャプテン・クロウ「ぬわーーーーー!!」

 

キャプテン・クロウは きもちが よさそうだ!

 

 あのキャプテン・クロウでさえ例外ではなかった。胸に見惚れ鞭で打たれ、「あはん」という海賊にあるまじき声を上げ、天に召されていった。

 

 

 

 

 猛威を振るっていたキャプテン・クロウ率いる海賊団は、実にあっけなく全滅した。

 

 

 

 

~トロデーン城、応接室~

 

ゼシカ「はあー。さすがに疲れたわ」

 

エイト「お疲れ様。ごめんね、面倒事を任せちゃって」

 

ゼシカ「いいのよ、久し振りに船旅もできたし。仕事自体は楽だったわ」

 

エイト「まあ、竜神の試練何回もやってたらそうなるよね」

 

 エイトは苦笑しつつ事の顛末を聞いた。話を聞けば聞くほどゼシカの活躍は見事と言う他なく、アンデッドたちに憐れみの情すら浮かぶほどであった。

 

エイト「でも大丈夫なのかな」

 

ゼシカ「なにが?」

 

エイト「彼らを無理矢理あの世送りにしちゃったことだよ。キャプテン・クロウだって一度倒したけど復活したし、幽霊に対して力技は有効な解決策じゃなかったんじゃないかって気がして」

 

 幽霊は思念体だ。未練がそのまま形となって現れる彼らはまた復活するのでは、とエイトは不安を口にした。

 しかし当のゼシカは、その心配を気楽に笑い飛ばす。

 

ゼシカ「大丈夫大丈夫。きちんと成仏したと思うわよ、私は」

 

エイト「え、どういうこと?」

 

 ゼシカは窓の外を眺めた。澄んだ青空に大小様々な雲が浮かんでいる。

 おいろけスキルによって倒され、悲鳴をあげながらも何故か恍惚とした表情で空へ消えていったアンデッドたち。彼らのことを思い浮かべながら、ゼシカは呆れるように笑った。

 

ゼシカ「あのスケベども、満更でもなさそうだったから」

 

 

 

 

おしまい




ドラクエ8やり直したらキャプテン・クロウの一人称が『我』でした。『俺』だとばかり思っていました。
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