ソードアート・オンライン 覇王と絶剣   作:高島 秋

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これ結構書きたかったんですが、こういうの初めてでちょっと時間かかりました!

では!どうぞ!


誓い

昨日あんな事があって人生初(厳密に言えば初ではないがあれは、記憶から抹消したということにした。)のデートをすることになったのだが…っていうかアスナさんもちゃんと覚えてたんですね。なんかちょっと嬉しいです。

 

キヒロ「って、デートって何すればいいんだ?」

 

アスナ「一緒に出かけるとか?」

 

キヒロ「それいったら今の俺達だって」

 

アスナ「指導です。」

 

キヒロ「はい。すみません。」

 

そんなに俺とデートするのヤダ?

 

アスナ「あとはプレゼントを渡すべきね君は。」

 

キヒロ「ほほう。で、好みとかわかるの?」

 

アスナ「それ言ったら君が選んだことにならないじゃない。」

 

確かにそれはその通りなんだが…まぁ、頑張りますか。

 

アスナ「場所は決めたのかしら?」

 

キヒロ「フローリアにする予定だが?」

 

アスナ「定番すぎるわね…でも、この世界ではそこしかないかもしれないわね。」

 

そこ以外にどこかあったらぜひ知りたいと思ったが、どうやらアスナの脳内にもなさそうだな。って事でやるべき事は一緒に出かけることと、プレゼントを渡すことだな。

 

アスナ「言っときますけどデートは単なるお買い物とはわけが違いますからね?」

 

えっ?違うの?なんか汗出てきた。

 

キヒロ「そ、そうなのか?」

 

アスナ「あなた、もしかしてよく意味もわからず一緒に行こうとか言ったのかしら?」

 

否定出来ない…結構軽く言った記憶しかない。

 

アスナ「はぁ。あのね?女の子にとっては彼氏とのデートはとっても嬉しく、恥ずかしく、楽しい気持ちになるイベントだわ。」

 

キヒロ「俺とのはどう」

 

アスナ「あれはアレです。」

 

キヒロ「はい…」

 

すみません。もう少し勉強しとくべきでした…

 

アスナ「とにかく、女の子にとっては重要な日にもなるという事です!」

 

なんかテンション上がってきてない?怖。

 

アスナ「服装はそれで行くのかしら?」

 

キヒロ「え?だめ?」

 

アスナ「戦闘装備で、デートする人なんてどこにいるんですか!」

 

キヒロ「圏外でたら」

 

アスナ「どこに行く気よ!」

 

キヒロ「フローリア。外も出ようかなと。」

 

アスナ「絶対ダメ!」

 

はっはい。そういえば、明日奈と出かけると言った時も母に言われたな…デートするだけで結構大変だな…

 

アスナ「あそこの店に入りましょう。」

 

キヒロ「服はあるぞ?」

 

アスナ「なら、これで終わりです。」

 

え?

 

アスナ「言ったはずです。あくまで手伝いをするだけだと。」

 

いや確かに言ったけどさ?ここで終わりですか!?

 

アスナ「君はセンスだけはいいほうだと思うわよ。では、また今度。」

 

マジで帰りやがったよ…しっ仕方ない…買い物行くか。

 

 

 

?「あれ?キー君?」

 

キヒロ「え?………ユナ!?」

 

ユナ「久しぶり!何してるの?」

 

救世主、いや、女神が舞い降りた。

 

キヒロ「折り入って頼みがある。」

 

ユナ「なになにー?」

 

キヒロ「その、なんていうかな。」

 

なんか恥ずかしくなってきた…

 

ユナ「ユウキにプレゼントかな?」

 

女の人ってみんなエスパーかなんかですかね!?

 

キヒロ「そうなんだが…」/////

 

ユナ「好みだけなら教えてあげるよ?」

 

キヒロ「十分だ。」

 

ユナ「紫が好きだよ。終わり。」

 

キヒロ「………えっ?………終わり?」

 

しかもそのぐらいは知っていたぞ。俺でも。

 

ユナ「だってこれ以上言っちゃったら私が選んだプレゼントになっちゃうじゃん?」

 

デジャブったな…

 

ユナ「私には?」

 

へ?

 

ユナ「私には?ないの?プレゼント。」

 

えっ、そうきましたか。うーむ…あっこれなんかどうだ?

 

キヒロ「たっく…ほら。」

 

ユナ「え?」

 

キヒロ「要らないのか?」

 

ユナ「ううん。ありがとう。でもこれどこで。」

 

キヒロ「素材集めでドロップした物だ。前からギター欲しいって言ってたしな。」

 

ユナ「ありがとう!あってことは音楽系のスキルなにか上げてるね?」

 

キヒロ「あ、あぁ。それかどうし」

 

ユナ「ユウキに聴かせてあげればいいじゃん!」

 

なるほど。そういうのもありか…

 

 

キヒロ「さんきゅ。また今度な〜」

 

ユナ「うん!また今度ねー!」

 

 

よし。大体やることは決めたし、プレゼントと決めた。後は実行するのみ!ん?今日は9月の1日。明日で、15か。この世界に来てもう2年が経とうとしてるのか。

 

 

 

〜次の日〜

 

 

今は午前9時45分。待ち合わせ時間の15分前だ。アスナに、耳にたんこぶができるほど、(「遅刻は絶対しないこと!」)って言われたから、早く来たぞ!こんだけ早ければ大丈夫なはず。

 

流石に早かったか?

 

最終確認するか。プレゼントある。よし、大丈夫だ。緊張するな、俺。大丈夫だ。落ち着け。ダメだ…全然ダメだ…

 

ユウキ「キヒロー!」

 

全然落ち着けない。こんなに緊張するのか?デートって。世の男性陣は凄いな…

 

ユウキ「キヒロー?」

 

こんなのを毎回経験しなくてはいけないのか?ストレスで死ぬかも…

 

ユウキ「キヒロー!!!」

 

キヒロ「うわっ!あっ、」

 

ユウキ「もう。お待たせ。」

 

え、やっば。

 

ユウキ「どう、かな?」

 

女神は実在した。今俺の前にいるのは紫を基調とし、所々に桔梗の柄があるワンピースを着た美少女。いや、女神がいる。

 

ユウキ「やっぱ、変かな?」

 

ヤバすぎるだろ。何この破壊力。もし二人きりだったら理性が危なかったかもしれない…

 

ユウキ「なんかいってよー。またラグってるの?」

 

キヒロ「えっと、あの、その…」

 

なんて言えばいいのだろう…そんな目で見つめないでくれ。可愛すぎて俺死んじゃう。

 

キヒロ「す、すっごく、綺麗だ…」/////

 

ユウキ「あっ、ありがとう!」/////

 

上目遣い…反則です。

 

ユウキ「にしても、キヒロが照れてるところなんて初めて見たー!」

 

人生最大の失態。

 

キヒロ「っ!い、いくぞ!」

 

ユウキ「ちょっ、待ってよー!」

 

 

キヒロ「そういえば、希望とかあるのか?」

 

ユウキ「うーん、ボクとしては一緒に入れればいいんだけど?」

 

最高だわ。嫁にしていいか?

 

キヒロ「じゃあ、お話でもしてるか。向こうのでも。」

 

ユウキ「い、いいの?」

 

キヒロ「俺は向こうに戻っても、ユウキと出会ってまた思いを告げるよ。」

 

ユウキ「あ、ありがとう…」///////////////

 

そんなに顔真っ赤にしないでください。こっちまで恥ずかしくな…って、結構大胆な事言ったな…我ながら…

 

 

2時間後…

 

ユウキ「結構話したねー!」

 

キヒロ「だな。まさか同い年とはな。」

 

ユウキ「それに関してはボクの方が驚いたよ!てっきり年上かと!」

 

キヒロ「茅場さんとの話のことでか?」

 

ユウキ「うん!…………ん?」

 

キヒロ「どうした?」

 

ユウキ「……ボク、凄いお勉強しなきゃいけないね…」

 

キヒロ「え?なんでだ?」

 

ユウキ「キヒロと、一緒に入れるために。同じ場所とまではいかなくても、そばにいれるほどの学力つけないとね。」

 

キヒロ「そうだな。頑張れよ。わからなかったら教えてやるから。」

 

ユウキ「うん!あっ、そろそろお昼にしようよ!」

 

キヒロ「じゃあ、どっかに食べ」

 

ユウキ「ボクのお弁当があるよ!」

 

これが愛妻弁当…いやまだ妻になってないから違うか…

 

キヒロ「凄いな…食べていいのか?」

 

ユウキ「もちろん!はい、どうぞ!」

 

パク。なんだ、と…これは、あの懐かしの…

 

キヒロ「マヨネーズ、だと…」

 

ユウキ「正解!他にもあるよ!」

 

マジか…スゲーな。

 

キヒロ「これは、醤油!ついに完成させたんだな!」

 

ユウキ「うん!次は…」

 

 

食事ってこんなに楽しいのか。この世界は素晴らしい…

 

 

無事に食べ終わり、現実世界でのことを語りつくした今、夕日がではじめた頃だ。そろそろだな…

 

 

ドックン…ドックン…

 

 

ヤバい…まぁ、当たり前だな。人生最大のイベントが、始まるわけだからな…俺の親父もこの道を通ったのか…

 

 

覚悟を決めよう。

 

 

キヒロ「ユウキ…話があるんだ。」

 

ユウキ「は、はい。」

 

ユウキも俺の雰囲気で悟ったみたいだな。よし。

 

スゥー

 

キヒロ「ユウキ、俺はこれから先、大変なことに巻き込むかもしれない。悲しませたり、怒らせたり、そのようなことがあるかもしれない。」

 

ユウキ「…」

 

キヒロ「でも、俺はそれ以上に、嬉しかったり、楽しかった。そんなことを増やしていくつもりだ。」

 

ユウキ「…うん。」

 

キヒロ「俺はユウキのことが、かけがえのない存在です。そして、必ず幸せにしていくことをここに誓います。なので、」

 

あとは、これを言うだけだ。

 

キヒロ「俺と、"結婚"してれませんか?」

 

ユウキ「っ!はい!喜んで!ボクにとってもキヒロはかけがえのない存在だしね!」

 

キヒロ「なら、交換してくれるか?」

 

スッ

 

ユウキ「こっ、これは。」

 

指輪。それは夫婦になる証としてとても重要なもの。

 

キヒロ「俺にも嵌めてくれ。」

 

ユウキ「うん!」

 

スッ

 

キヒロ「必ず、幸せにします。」

 

ユウキ「よろしくお願いします!」

 

キヒロ「今度は、現実世界で、な?」

 

ユウキ「もちろん!」

 

 

そして俺たちは、誓のキスを交わした。重なる程度のものだが、とても長かった気がした。

 

 

ユウキ「なっ、なんか恥ずかしいね。」//////////

 

キヒロ「そっ、そうだな。」/////

 

 

 

こうして何とか、人生最大の大一番を切り抜けた。デート、上手くいったと言っていいだろう。

 

後は現実世界で!

 

 




読んで思った方もいるでしょう。まだ、結婚してなかったの!?と
はい。してませんでした。って事でほぼ無理矢理ですが笑
(*´∇`)ノ ではでは~

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