ソードアート・オンライン 覇王と絶剣   作:高島 秋

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これは結構オリジナルかな?

あっ、あと少し文章の書き方を変えました!

では!どうぞ!


MHCP YUI

キリト「はっ!」

 

(俺はどうやら気絶してたらしい。何故かランが抱きついてきてるが…?どういうことだ?)

 

ラン「心配させないでください!キリトさん!」

 

キリト「あっ、あぁ。すまない。どのくらい時間たった?」

 

ラン「ほんの数秒です。」

 

クライン「コーバッツ含め、3人死んだ。あのバカヤロー…」

 

(そうか。死んだのか。被害者を出すなんて63層以来だな…だが、急に始まった割には生き残った方だな。!あっ、あいつは!)

 

キリト「き、キヒロは!?」

 

アスナ「まだ目を覚ましてないわ。時期に目を覚ますでしょう。」

 

(嘘ついてごめんなさい…恐らくそんなすぐには…)

 

 

《重たい空気が漂う。精神的な疲労が今回はかなりあった。そんな中それを吹っ切るようにある男が質問する。》

 

 

クライン「それよりおめぇー、なんだよさっきのスキルは!」

 

(ぐっ、やっぱり聞かれるか…軍もいるしあんま言いたくはないんだが…腹を括るか。)

 

キリト「エクストラスキルだよ。二刀流。」

 

《その瞬間、まるで救世主が現れたというようなどよめきが起きた。まぁそれもそのはず、先程の猛攻を見ていたのだから。》

 

クライン「情報屋のスキルリストにもねぇ。ってことはお前専用のスキルか!」

 

キリト「先に言っておくが、出現条件はわからない。」

 

クライン「そっか。だから言わなかったいや、言えなかったんだな。」

 

《ネットゲーマーは嫉妬深い奴が多い。というよりもこの世の中もモノは自分より優れている、もしくは優れている物を見ると嫉妬するものだ。それはどんな人にも起こりうるもの。仮想世界だろうが現実世界だろうがやはり根本的なものは変わらないのである。》

 

(ランどうしたんだ?もう大丈夫だと言うのに。)

 

クライン「まっ、修行の一つだと思って頑張りたまえ少年!」

 

(何言ってんだこいつ。)

 

クライン「アクティベートは俺達がしとくからよ。」

 

キリト「助かるよ。」

 

(クライン達と軍が行ったあと、俺達は雑談をしていた。していたというよりそうして、時間を潰していたという感覚だ。理由は簡単、キヒロが目を覚まさない為である。あれから既に1時間近く経つ。ユウキは離れないし、スリーピングナイツの皆も表情が暗い。仕方ないと思う。)

 

キヒロ「っん。」

 

ユウキ「きっ、キヒロ!!!」

 

キヒロ「ゆ、ユウキか。悪い、心配させてしまって。帰るか。」

 

《キヒロが目覚め彼らは自分たちのホームへと向かって歩き出すはずが、何故か全員キヒロとユウキの家に行くことになった。2人の家は第22層にあるログハウスだ。ちなみに近くにあるもう一つの家にはランが住んでいる。》

 

キヒロ「ふぅー、やっぱり家は落ち着くなって思ったが今回に限ってはすげー賑やかだな。」

 

《彼は苦笑いを浮かべる。だが、周りのみんなは気が気でなかった。いつ倒れるか予想がつかない訳でもない。決まってボス攻略の後。だとしても不安なものは不安なのだ。言葉で言っても気持ち的に落ち着かなくなるのが人と言うものだ。勿論彼もそのことについては理解している。彼らの対応にありがたく思ってるし、それを無下にできないとも感じている。それなのに苦笑いする理由とは、》

 

俺はもう…そんなに長くないな…

 

《彼は薄々感じていたのである。もし、"頼んでいたものができなかったら"死ぬことを。だからこその苦笑いである。死ぬところを見られたくない、見せたくないという思いが彼の中にはある。だが、それに気づいている者もいる。長年の付き合いがあるアスナだ。彼女はキヒロの身体のことについてもほとんど知っている。どんな病気なのかとかそういう事も…その時、ある人物が訪ねてきた。》

 

キヒロ「ユウキ、開けてやれ。」

 

ユウキ「う、うん。」

 

ガチャ…

 

?「はじめまして。」

 

ガタッ!

 

《勢いよく椅子から飛び跳ねたのはキヒロである。彼は彼女にはもう二度と会えないと思っていた。カーディナルシステムによって制御されてる彼女にはこの世界ですら触れることも出来ないのだと。だが、こうして目の前にいるということは頼んでいたものが"できた"ということだ。約2年ぶりの再開に心が高揚していると見ていいだろう。》

 

?「私の名前はメンタルヘルスカウンセリングプログラム、略称MHCP、Codename、YUIです。」

 

ユウキ「へ?」

 

皆「へ?」

 

見事にハモったな…まぁとにかくこれで俺は"助かる"。

 

キヒロ「久しぶりだな。ユイ…」

 

ユイ「はい。父上。」

 

クライン「ち、父上ーー!!!?」

 

アスナ ユウキ「「え!?」」

 

キヒロ「紹介はさっき聞いたな?これは俺がカーディナルシステムを、作る時に一緒に作ったって、言ったろ?それがこいつだ。」

 

キリト「幼女が好きなのか…」

 

キヒロ「一応言っとくが他にもいるぞ?っと、それなら他の子も紹介しよう。ユイ、他の子はどうした?」

 

ユイ「他のAIは"アレ"を作る過程において、エラーが蓄積し、消滅したというところです。」

 

そうか。俺が殺したのか。自分が生き残りたいと思うばかりに…

 

キリト「なるほど…」

 

キヒロ「あっ、そ、そうだ。できたのか?」

 

ユイ「はい。完成しました。これで父上は"生き残る"ことができます。」

 

《そのワードにいち早く食いついたのがアスナであった。ユウキはというとなんで?という表情だ。他の皆も同様の表情である。そもそも生き残るには勝ち続けるしかないこの世界においてそのワードが出てくること自体おかしい。皆もそう感じていた。》

 

アスナ「本当!?ユイちゃん!」

 

ユイ「はい。"この世界"があれば、父上は生き残ることができます。」

 

《疑問を抱くものが多いだろ。この世界というのは言うまでもなくほかの仮想世界のことでしかない。だが、ログアウト不可能なこの状況で移動なんてできない。皆不思議そうな表情が崩れない。》

 

キヒロ「っと、皆疑問そうな顔してるから言うな?

 

俺が、倒れてる原因としてあるのが脳へのダメージが大きいからだ。」

 

キリト「なっ!」

 

キヒロ「そこで修復しないとたとえ現実世界に帰っても社会復帰が難しいという結論に至った。というより、十中八九死ぬだろう。」

 

ユウキ「だっだから、ボクに名前を…」

 

キヒロ「そういう事だ。そこで俺は考えた結果、生き残るには仮想世界にて、脳の欠損部分を修復するしかないと。」

 

ユイ「そこで私たちにお願いして来たのです。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ユイ「父上を助けるにはこれしかありません!手を貸してください!」

 

?「我が主を助けるにはそれしかないというのなら、何とかやってみよう。ただし、儂1人ではとても出来んのでな。君たちにも手伝って欲しい…」

 

ユイ「勿論です!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ユイ「こうして私達は"新たな世界"を作成し始めました。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

?「制御しながらのこの作業は楽ではないな。2!それをこっちに!」

 

2「はっはい!」

 

?「時間が無い!儂たちを作ってくれた主を救うのだ!」

 

皆「「「はい!」」」

 

(儂はこの世界にいる、AIを集めプログラム作成をした。今までと同じでは主は時間が足りず死んでしまう。そこで考えたのが"時間を加速する"ということである。現実世界に合わせていたら間に合わない。だから時間が進む"スピード"を格段に上げ時間軸を変えたのだ。それが結果的に多くのAIを消滅させることになる。そしてついに完成した世界の名が…)

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ユイ「このようなことがあり、ついに完成しました。主に動いていたのは"カーディナル"です。彼女の働きがなければ完成しなかったでしょう。」

 

キリト「カーディナル!?まさかシステムに感情持たせていたのか!?」

 

 

 

キヒロ「何かと楽かと思ってな。っと言うよりも高度なAIだと言った方が正しいか?」

 

 

 

ユイ「そうして出来た仮想世界の名は…

 

 

"アルマトラン"です。

 

この世界があれば父上は助かります。」

 

 

《皆驚愕していた。無理もない。一人の少年が作ったAIが、ここまで進化していることに驚きを隠せるわけがなかった。そしてアスナを除いた皆が内心思っていたことは…

 

 

何者なんだ?ということだろう…

 

それに関しては後ほど明らかになる…》

 

 




ユイちゃん原作とは少し(かなり?)性格違いますがそれはご了承ください!

そしてついに(というより2つ目)マギネタ出ました!1つ目もこっそり出てるんですがわかったでしょうか?笑

結構最近出てきましたよー!

次もなるべく早く出します!

(*´∇`)ノ ではでは~


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