では!どうぞ!
《キリトがヒースクリフに辛うじて勝って3日と経たないある時、キリトとランは迷宮区に篭っていた。この調子でマッピング出来れば明日にはボス部屋が見つかるだろう。実はキヒロ達も誘ったのだが何故か断られたので今日は2人だけらしい。だが、この時まだ闇の手がすぐ近くに迫っているとは予想にもしてなかった…》
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キヒロ「サプライズとしてはOK、かな?」
アスナ「いいんじゃない?」
ユウキ「にしても姉ちゃんがまさか、っとは思ったけど…」
アスナ「私は時々相談にのってたから知ってたわよ?」
何それ初耳…
キヒロ「ちなみにいつぐらい?」
アスナ「そーねー…60層くらいの時だったかしら?」
あれれ?確かキリトもそのぐらいだったような…?
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キヒロ「いつになったら教えてくれるんだよ。」
キリト「え?」
キヒロ「別にいいだろ?好きな人ぐらい…」
キリト「おっ俺にはまだ早い気が…」
そんなこと言っていたらあっという間に爺さんになるぞ…
キヒロ「まぁまぁ言ってみなって、協力はするからさ!」
キリト「(正直いってキヒロに協力してもらえるのは助かる。)」
キリト「えっと、その、なっ?…誰にも言うなよ…」
キヒロ「わかってるよ。アスナだろ?」
キリト「ん?あー違うぞ?ランだ。」
ん?んんっ?んんんっ!?たっ確かに傾向は似ているかも…全然気が付かなかったわ…
キヒロ「…」
キリト「おっおい、なんか言えよ。ラグってるのか?」
キヒロ「いっいや、別に。んーなるほどね…」
キリト「?????」
キヒロ「お前お姉さん系好きなのか。あとロングだよな。可愛いっていうより美人系か。」φ(゚Д゚ )フムフム…
キリト「わっ悪いかよ!」///////////////
キヒロ「わかりやすいなお前…」
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うん、やっぱりそうだ。こいつら相思相愛だったのかよ…やっぱ俺こういうのは疎いな…あっあと流行にも疎いな…何回姉さんにおじさん臭いって言われたことか…
アスナ「それで、ここを買うんでいいよね?」
キヒロ「あっ、あぁ。この家だ」
《場所は第53層の主街区にある一軒家だ。ランも今はここに住んでるらしい。22層のやつはギルドホームである。そして今日からランの隣にはキリトが住むことになる。もちろん二人とも知らない。》
ユウキ「いいお家だね!てかこの距離なら一緒に住めばいいのに…」
それは俺も思ったが流石にまだ早い気がしたからな…付き合ってすらないみたいだしな…
キヒロ「まぁこっから先はあいつらが決めるだろ。」
モブ3「ごーがーい!ごーがーい!」
モブ4「"あいつら"が脱獄したぞー!」
ん?
"あいつら?"
まさかっ!
キヒロ「1部くれ!」
モブ3「はいよ!あっあんたか!今回の件はかなりやばいぜ!」
《そこに書かれていたのは…
ラフコフの脱獄だった…》
アスナ「なっ!そんな、ありえないわ!」
《そう、これはありえない事態が起きていると考えていいだろ。脱獄なんて例はないし、あそこには軍がいたはずだ。そんな簡単に出来るはずが無いのだ。だが、ある人の名称がより真実だと思わざるを得なくなった。その名称は…》
キヒロ「アルゴ情報だ…なら、間違いなくあいつらは脱獄したことになる…」
ユウキ「しかもどこに居るのか分からないんでしょ?」
キヒロ「早く見つけないと…1人でも内通者が圏内にいたら…全員復活するハメになる…」
アスナ「装備揃えられる前に探し出しましょ!」
?「あーちゃん!ゆーちゃん!おっ…キヒロっちー!」
何間違えそうになってんだよ…まっちゃんと呼べたしいっか。
キヒロ「どーした?アルゴ。」
アルゴ「今幹部だった者達が最前線にいたんだヨ!」
はい?なんであいつらが?
アルゴ「もしかしたらキー坊を狙ってるのかもしれんゾ!」
キヒロ「最悪だ…確かに今は2人きりのはず。囲まれたら終わるぞ…」
ユウキ「すぐ行こ!」
アスナ「ありがとう!アルゴさん!」
アルゴ「いえいえ、では、おと…キヒロっちと一緒に頼むよー!」
また間違えそうになって…後でお仕置きかな?
取り敢えず急ぐか…
その頃…
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《案の定居たのはラフコフの幹部のみだったと言うと、少し語弊がある。血盟騎士団が1人、何故かそこにはいた。数は4対2…しかも幹部の者達は相当な実力者と聞く…絶体絶命のキリト達だが果たしてキヒロは間に合うのか…》
?「まっさか、お前らが2人きりだとはな。」
キリト「俺としては会うことなんてないと思ってたがな…」
?「俺達は、お前らを、絶対、殺す。そう、決めている。」
ラン「すぐ援軍がくるわ!」
?「なーにを根拠にいってるんだ〜?あんまり生意気だと麻痺ラせちゃうよ?」
?「あいつがいないのは釈然としないが、代わりにお前達を殺してやろう。いや?女の方はアスナ様には及ばないがなかなかの美貌だな。ヤッチマッテイイカ?」
?「落ち着け、なら先に黒の剣士をぶっ殺さなければいけねーだろーが。」
キリト「生憎だが簡単に負けるつもりもない。俺達は必ず生きて帰る!」
?「させると、おもうか。」
ラン「私達は必ず生き残るわ。」
?「だーかーらー!させねーって言ってんだろ!?」
?「妄想だけでも充分…早く味わいてぇ…」
?「あんまりお喋りしてる暇ないんでな。んじゃ、It’s show time!」
《先に切りかかってきたのはラフコフの頭領…Pohだった。最初はキリトとランでなんとか持ちこたえられたが、5分たったあたりから劣勢に陥っていった。元々攻略において疲労しているところを襲われたのだ。それよりなんと言っても…彼等のスキルの高さが予想を遥かに上回っていた。Pohはまるで腕と剣が一体化しているような感じで、赤目のザザに関しては間違いなくこの世界において最速・最強の細剣使いだろう。ジョニーに関していえば立ち回りが上手くなった。個々相手ならまだ負けはしない。だが、あまりにも連携が取れすぎている…残る1人は全然弱いのだが、一撃が重いため無視はできない…》
Poh「あれ?思ったよりもよえーな、黒の剣士。」
キリト「くそっ。」
(連絡しなきゃ来るわけないよな…すまん…俺はここまでのようだ。)
ジョニー「よっしゃ!このアマぴよったぜ!」
目を向けるとランが麻痺によって倒れていた…つまり4人がいっせいに俺1人に来ることになる…すまない…守りきれなかった…
キリト「ラン、聞いてくれ…」
ラン「はい…」
キリト「来世があるとしたら、俺と付き合ってくれるか?」
ラン「…!はい。はい!」
キリト「そうか…ありがとう…」
Poh「最後のお別れは済んだみたいだな。んじゃ、」
キヒロ「させると思ったか?」
!!
ザザ「ちっ!」
ジョニー「はっ!?なんでだよ!?」
?「きっ、きさまー!!」
キヒロ「あれ?変態もいるな。名前は確か…」
アスナ「クラディールよ。」
ユウキ「姉ちゃん!大丈夫!?」
ラン「えぇ、なんとか。」
キヒロ「キリト下がってろ。あとは俺たちでやる…」
キリト「すまん。」
Poh「流石にこれは予想外だぜ。これもVRMMOの醍醐味と言ったところか。」
リミッター解除50%
スパッ…
クラディール「なっ!」
キヒロ「悪いな。お前らとお話する気はないんでな。」
Poh「愛想のねーやつだな、相変わらず。まだ楽しんでいこーか!」
ザザ「殺す…」
ジョニー「しねぇ、しねぇ!」
まず1人…
クラディール「この、人殺しが…」
パリィン…
ジョニー「おいおい!あいつ弱すぎるだろ!?」
Poh「いや?確かにあいつは弱いが…見たところ単純にこいつが強いだけだ…化け物だ。…癪だがずらかるぞ…」
ザザ「いつか、必ず、殺す。」
ジョニー「首洗って待ってろ!」
行ったか。
《なんとか間に合い、全員生きて帰ることが出来た。これを機にキリトとランは付き合うことになった。そしてそれから2日後…遂に75層ボス戦が始まる…》
予告した日より遅くなってごめんなさい!
クラディールちゃんと消せたぜ!(サイコパス感)
あと2話で終わりの予定!(SAO編が)
これからもよろしくお願いします!
(*´∇`)ノ ではでは~