ソードアート・オンライン 覇王と絶剣   作:高島 秋

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まず最初に謝罪します!遅れて申し訳ありませんでした!
リアル多忙になってしまいなかなか書く機会が無く…
暫くの間は更新できるかと思われます。
では!どうぞ!


予選開始

 

一通りキヒロとシノン(この世界で知り合った)にレクチャーして貰い、無事にエントリーも出来たのだが…と言うよりも元々は死銃との接触が目的であって別に大会に出ることではない。確かに有名プレイヤーになるにはそれが手っ取り早いが幾らなんでも初参戦の俺には厳しい気がしてならない…と言うより厳しい戦いになるだろう。取り敢えず決勝戦まで残れば本戦出場決定だからそこまではなんとしても残らないといけない。一応この世界での戦い方もレクチャーしてもらった方がいいのだろうか。百聞は一見にしかず、って事で聞いてみることにする。

 

「なぁキヒロ。この世界ではどうやって戦ってるんだ?俺のメイン武器光剣だろ?本当に大丈夫か?」

 

案外返事はすぐに返ってきた。

 

「うーん、キリトが"あの世界"で鍛えた感覚があれば特に問題は無い。強いて言うなら銃弾は斬り捨てるか避けるかしかないからな。こればっかりは慣れとしか言えない。」

 

予想通りでした。やはり"斬る"しかないのか。

 

予選についての説明としてはこうだ。まず1km四方の正方形のフィールドに自動転送。天候、時間、地形はランダム生成。勝てばこの待合室?にて待機。もし2回戦の相手が決まっていたらすぐ転送、を決勝まで繰り返す。至って普通のトーナメント戦だ。

 

「必ず残るのよキリト。決勝まで。」

 

「勿論。シノンこそ平気なのか?」

 

すると彼女は笑みを浮かべながらこう言った。"今度こそ全員殺す"と。あまりにも強烈だった為、一瞬"この子が死銃なのではないか"と疑ってしまったほどだ。よほどのメンタリティの持ち主なのだろう。素直に感心したとともに少しばかりか恐怖もした。そんなこと考えていた時、

 

『長らくお待たせ致しました。只今より第3回Bullet of Barrett予選トーナメントを開催いたします。皆様のご武運をお祈りしています。』

 

「いよいよ始まるな。全員必ず勝ち上がるぞ。」

 

キヒロがそう言うと、

 

「今度こそ、貴方に敗北の味を教えてあげるわ。」

 

とシノンが言う。どうやら前回大会はキヒロに軍杯が上がったみたいだ。さてと、ここからは自分一人の闘いだ。気を引き締めていかないとな。

 

 

第1戦は何とか価値を拾った感じだ。SAOで鍛えたハイパーセンスと言うシステム外スキルが無かったら敵の位置探り当てることは不可能だったし、ALOでの魔法を斬るという事を学んで無ければ銃弾を斬ることも出来なかっただろう。倒す時咄嗟にSAOで好んで使用していたヴォーパルストライク使っちまったが気づくやついないよな?

 

そんなこと思っていたその時。

 

「お前、本物か」

 

金属質な重低音が響いた。どこかで聞いたことある独特な口調の持ち主。菊岡さんが持ってきたボイスレコーダーに録音されてたやつにそっくりだ。だが、本当にこいつが死銃だとはまだ断定できない…他になにか情報が。

 

「剣を、使ったな」

 

「えっ、あぁいいだろ別に。ルール違反ではないはずだ。」

 

こいつは俺の、何を知っている…

 

「この名前、あの剣技。もう一度聞く。お前は、本物か?」

 

さっき使った剣技と俺のプレイヤーネームその両方を知っている…

そんな奴もう、あの世界にしか…

 

その時薄らとあるタトゥーが見えた。これから先見るとこはないと思われていたあれを…

 

笑う棺桶…だと…

 

「ほ、本物ってどういうことだ。」

 

やばい。冷静さを保てない…

 

「フンっ。どちらでも構わないが、本物だったら…いつか、"殺す"」

 

そう言って、謎の奴は去っていった。いや転送されたのか。

 

まさかラフコフがまだ残ってるなんて…

 

 

ふぅ。やっと終わった。キリトは大丈夫か、な…?なんだあれは…

 

そこに映し出されていたのは、最低限、致命傷になり得るものしか斬り捨てず、ただ阿修羅のごとく敵に刃を向けるキリトがいた。一体何が彼をここまで駆り立てるのだろう。

 

理由はともかく、勝つに越したことはないが…あれは少しばかり異常だ。まさかとは思うがデスガンと遭遇したのか?少し不安だな。おっ、3回戦始まるか。取り敢えず俺は俺で試合をこなすしか無いな。にしても、この銃使いづらい…

 

 

キリトが見たものは果たして死銃なのか!?

 

そしてキヒロが使っている銃とは!?

 

果たして結果は!?

 




かなり短めです…次は長めになる予定です。
(*´∇`)ノ ではでは~

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