ソードアート・オンライン 覇王と絶剣   作:高島 秋

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お久しぶりです!今日は特に何も無いので更新していきます!
遂に佳境に入ってきたGGO編。
果たしてどうなる!?

では!どうぞ!


幻影の一弾

 

「ざ、ザザ!?」

 

困惑した表情でキリトがそう問いただす。それにキヒロは至って冷静に答える。

 

「あぁ、間違いないと思う。奴が持ってたあの銃、予選決勝で使用したのと同じだ。あれは、L115A3だ。通称、"サイレント・アサシン"。」

 

「だから、狙撃音が全く聞こえなかったのね。」

 

シノンはペイルライダーが倒れた時のことを思い出していた。キヒロはそれについて頷き、

 

「レアリティもシノンの持つへカートと同等だ。そこでなんだが、囮を俺かキリトでやり、仕留めるのはシノン、でどうだ?」

 

このバトルロイヤルには衛生スキャニングが15分置きに行われている。だが、これには抜け道があり、洞窟などという場所なら回避できるのだ。よって1人だけでも表示されれば、そいつ目掛けて死銃が来ると予想し、囮役が狙撃されたらシノンが場所を特定出来る。そして死銃を倒そう。という作戦だ。

 

「む、無茶よ!奴の銃には人を殺す力があるのよ!?」

 

シノンがそう叫ぶ。だがキヒロは冷静にこう返す。

 

「殺害方法はあの銃では無い。これは断言出来る。」

 

するとキリトが疑問をキヒロにぶつける。

 

「な、なら一体どうやって…」

 

 

キヒロは説明した。死銃が行っている殺害方法を。

 

 

 

まず、総督府において有力プレイヤーの住所を特定。さらにその中から比較的セキリュティの低いところに住んでいる独り身に絞る。その中から距離的にも殺害可能な人物に絞る。殺害方法は心不全から推測するに、サクニシルコリンを使用した可能性が高い。そして死銃が十字架をきる理由は時間を確認するためであり、銃を撃つタイミングに合わせて現実サイドの人間が薬を撃ち込む。

 

 

つまり、今現在2人のプレイヤーが死んでいる。という事は、少なくとも現実サイドで2人以上関わっている可能性がある、という事だ。

 

 

 

 

「そんな恐ろしいことに、複数人が関わっているなんて…」

 

シノンがそう言葉を振り絞った。その声は少し震えている。

 

疑問は解決出来た。だが、キヒロの話が事実だとしたら、"シノンがその対象になっている"ことは確実だ。そしてその準備は整っているということも…

 

「キリト、囮役頼めるか?俺は狙撃に備える。」

 

「私1人で十分よ?」

 

「いや、念には念を、だ。わかった。囮役引き受けるよ。」

 

3人はそれぞれの目的の為、次なる場所へ向かう。

 

 

 

「継裕!」

 

木綿季がそう叫びながら、部屋に入る。続けて藍子も入る。

 

「話は聞いてるよお二人共。今のところ容態は安定してるよ。」

 

そう言うのは、美人ナースこと安芸さん。そのナイスなプロポーションは同じ女から見ても美しく見えるほどだ。

 

「ママ、今中継を繋げます!」

 

この発言は、高度AIを持つユイだ。当初はキヒロのことを父上、ユウキのことを母上と呼んでいたのだが、木綿季がそれだと距離感があるとか何とか言って、パパ、ママに変えさせたのだ。それによって、見た目とのマッチがはまって益々愛くるしくなったという。

 

そしてそこに映っていたのは、だだっ広い砂漠で立っているキリトの姿であった。

 

「な、何してるのですか…?キリトさん…」

 

「姉ちゃん、2人を信じよ?」

 

「そうね…うん。信じましょ。」

 

そして2人は再びモニターに目を向けた。

 

 

 

 

「ふっ…」

 

何とか闇風を倒した。後は任せたぞ…キリト…

 

 

 

 

 

感じるんだ…やつの気配を…研ぎ澄ませるんだ…奴の殺意を…

 

 

 

2人を…信用するんだ。

 

 

 

………………………………………っ!

 

 

 

きたっ!

 

 

 

間一髪で避けた弾丸はキリトの髪を幾分かもっていった。

 

 

「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

 

飛んできた方向に向かって、キリトが猛然とダッシュをし始める。

 

 

 

「順調、だよな?シノンの場所もバレてないは…ず…」

 

 

その時、ザザをスコープで捉えていた時、ある人物が映った。

 

 

確か、"あの世界"で共に闘った人。でも、先程のスキャンには俺含めて5人しか映って無かった。一体どうやって…

 

 

いける。そう思ったその時、敵と目が合った。そんな筈は無い…だって、私は移動してから1発も撃っていない…それなのに、目視されてる!?

 

迷っている暇はない…

 

今っ!

 

 

 

死銃とシノンが同時に撃ったその時、キヒロも撃った。死銃からシノンに向かっていった銃弾を撃ち落としにいったのだ。

 

結果は死銃の銃弾はシノンに届くことは無かった。代わりにシノンの狙撃は見事命中した。これで、死銃に闘う手段は残されてはいない。そう思った。

 

 

「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

 

 

そう叫びながら、ヴォーパル・ストライクを放つ。

 

が、

 

それが届くことは無かった。死銃が軽く避けたからだ。そして避けながらキリトに"一刺し"した。何も武器を持つはずがないのに。

 

「なんだ、その武器は…まさかこの世界にも金属の剣があるなんてな…」

 

「お前と、したことが、勉強不足、だったな。これは、宇宙戦艦の、装甲板で、出来ている、そうだ。長さ、重さは、これぐらいが、限界、だがな。」

 

「へぇ、じゃあ俺好みの剣は無理そうだな。」

 

「ふっ、相変わらず、STR要求高めの、が好きなのか。なら、そんなおもちゃじゃ、物足りない、だろ?」

 

すると、少しばかり不機嫌になったのか光剣からスパークがバチバチと出た。

 

「いや?こういうのも1度は使ってみたいと思ってたしな。」

 

「そうか、それが、命取りにならなければ、いいがな…」

 

その言葉を皮切りに、死銃こと、ザザは鋭い一突きを放ってきた。あまりの速さに、キリトは対応しきれず、まともに食らってしまったが、一旦距離を取り、次の攻撃に備える。ザザの攻撃は厄介だが、ダメージ量が微々たるものなので、すぐに死ぬ事は無い。が、防ごうとするのはかなり厳しい。

 

 

 

 

「キリトが、押されてる…」

 

「私より、速いかもしれません…」

 

2人は驚愕した。例えどんな相手であろうと、キリト達が負けるとは予想していない。だが、現状は不利になっていっている。キヒロに至ってはまだ出てこないからどうなのかはわからないが、キリトが押されてるのは確かだ。

 

 

「藍子さん、和人さんの手を握ってあげてください。温もりが届くかも知れません。」

 

ユイなりの励ましだ。元々メンタルヘルスを行う為に開発されたAIであるため、こういう事はお手の物だ。

 

「ありがとう、ユイちゃん。」

 

 

継裕は平気かな…

 

「大丈夫ですよママ!パパなら無事ですよ!さっき物凄い狙撃してましたし!」

 

狙撃、その単語に安芸は思わず反応してしまったが、何とか2人にはバレることは無かった。

 

「うん…ありがとうユイちゃん。」

 

ユイちゃんに気を使わせちゃったな…しっかりしなくちゃ!ボクが不安がってたら心配させちゃう…

 

 

 

「まさか、避けるとはねぇ…」

 

継裕ことキヒロは死銃の弾丸を撃ち落とした後、もう1人の人物…死銃よりさらに後方、約300メートルにいる人に向かって狙撃した。距離にして約2.5キロ。その距離から撃とうとするのも馬鹿げているが、時間にして約1秒ほど。視認してても避けるのは至難の業。それを"彼女"は軽々と避けて見せた。狙撃にはそこそこの自身があったキヒロにとっては幾分かショックな出来事である。

 

ん?あいつ、"キリトの方へ向かっている"!?

 

まさか…!

 

 

 

「甘いわねキヒロ。私はこんなものじゃ倒せないわよ…?さてと、あなたに会えた前祝いといきましょうか…」

 

 

 

「くっ…!」

 

「どうした…?こんなものか?"黒の剣士"。」

 

キリトの残りHPは約5割ほど。対してザザは8割程残っている。キリトの光剣は一撃が重いだけに1度でもチャンスが来れば逆転の可能性はある。

 

 

 

くそっ…!今この現状を打破できるなにか一手は!?

 

 

その信念が通じたのか…一時の間合いを取った時、弾道予測線(バレット・ライン)が死銃を捉えた。その瞬間、死銃が狼狽えた。それをキリトは見逃さなかった。間合いを一気に詰め、上から光剣を振りかぶる。咄嗟にザザは迷彩を用いて消えようとした。

 

その時、キリトは微かだが、左手に温もりを感じた。そのおかげで今まで忘れていたもう1人の相棒を思い出せた。FN5.7だ。それを引き抜き、死銃に向かって撃ち込む。5発撃ったうち、3発程当たったがHPを消しきるには至らず…

 

「ちぃ…!」

 

すかさず死銃が反撃する。だが、距離は既にゼロに近い。キリトは回転しながら死銃…ザザの脇腹に光剣を切り込んだ。そのまま押し流し真っ二つに…

 

派手な爆発音と共に死銃とキリトは吹っ飛んだ。

 

肩で呼吸しながら、キリトは死銃の行く末をみた。

 

「まだ、終わらない。終わらせない。あの人が、お前を…」

 

そう言いながら、死銃は退場となった。

 

「いいや、もう終わりだ。これに置いて、ラフィン・コフィンの殺人は完全に終わったんだ。」

 

 

シノンが近づいてきた。後もうすぐでキヒロも来るだろうな。

 

その時、俺は今まで以上にない殺気を感じた。ザザとは比較にならない殺害を…

 

「まずは貴方からぁ〜」

 

そう言いながら、彼女はキリトに切り込んだ。

 

 

 

 

悪い予感は当たった…!

 

「キリト!!」

 

だが、遅かった。

 

「貴方が来るの遅かったから。お友達2人死んじゃったけど?残念だったわね。うふふ…」

 

 

 

まさか、またこいつと会うことになるとはな…

 

 

 

 

「久しぶりだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"アルバ"」

 

 

 

 

更なる強敵現る!?




果たして次回はどうなるのか!?

これからもよろしくお願いします!

(*´∇`)ノ ではでは~
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