ソードアート・オンライン 覇王と絶剣   作:高島 秋

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継裕のリアルが垣間見ることが出来るかな?

では!どうぞ!!


仕事

 

場所は西東京にあるマンション。そこに潜伏している者がいるとの報告を受け、俺は始末にかかった。人数は5人。2人がアサルトライフル、1人は刀、残る2人はその複合といったところとのこと。対して俺は日本刀1本で臨んでいる。10階建ての最上階を陣取っているとの事。元々は人が住んでいたらしいが、今は廃墟と化しているこの場は言わばそういう者達の溜まり場になっていた。それを定期的に見つけては処分にかかるのが俺の主な仕事だ。ただ殺す事はしてはならないというのがあるため、少しめんどくさいのが本音だ。戦闘不能にするのと殺すのはほんの紙一重の差だ。上手くそのへんを見極めないといけない。さてこうしているうちに9階まで辿り着いた。小さいが声が聞こえる。距離は18メートルといったところか。その時俺は珍しく過ちを犯した。まさかそこに爆弾が仕掛けられていると思っていなかった。

 

激しい爆発音をたて、その辺一帯が塵くずとなる。間一髪で避けたがこれで俺の場所は目標にバレてしまった。このまま隠れていてもジリ貧なので突っ込むことにする。

 

 

「ガキ1人だ!一気に片付けるぞ!!」

 

アサルトライフルを持った身長185はあろうかと思われる男が俺に照準を合わせてくる。

 

リミッター解除 10%

 

間髪入れずに銃弾が放たれる。俺はそれを一つ一つ斬り落としながら男に向かって進む。

 

「なっ!?馬鹿な!!」

 

俺が斬り落とすことに驚愕と焦りが見える声で叫びながらも、手はしっかりと動いているのは、流石プロだと敵ながら心の中で賞賛する。だが、相手がプロであるのと同時にこちらもプロである。このぐらいどうということは無い。

 

「悪いな。」

 

そう一言だけ言い、俺は彼の両腕の肘から先を斬り落とした。これで銃を使用するのは難しいだろう。残る敵は4人。続々と出てきたが何人来ようと同じことだ。

 

「撃ち殺せ!!」

 

刀を持った男が銃持ちの3人に命令する。男達はその命令を聞いた瞬間、一斉に火を噴いた。流石にアサルトライフル一丁にショットガン二丁はきついが横には避けられるようなスペースはない。であれば、移動スピードを上げる他ない。

 

リミッター解除 30%

 

さらに速くなった俺を見て、化け物を見るような目で俺を見てくる。そこからは気が狂ったように乱射してくる彼らだが、照準が先ほどよりズレている。これでは当たるものも当たらないだろと思いながらまず正面の1人を戦闘不能にする。至近距離になった為、男二人は短刀に持ち替え、斬りかかってきた。だが、剣での戦闘は俺にとっては好都合。遠慮なく斬り落とした。

 

最後の一人となった男は怒りに満ちた表情を顔全体で表現しながら刀を抜き放った。構えから中々の有段者と悟った。

 

「お前は強そうだな。」

 

咄嗟にそんな言葉が出てしまった。決して貶してる訳では無い。寧ろ褒めている。だが、こちらの思いが伝わるわけがなかった。

 

「な、な、舐めてんのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!」

 

こんな反応をするのも当然である。一回り年下と思われる俺にから言われたのだ。逆の立場でもムカつくなと思いながら、相手の刀を受け止める。俺はその受けた状態から刀を滑らせながら相手に向かって斬りかかった。だが奴はそれを避けながらそのままバク転し、体勢を整えてきたと思ったら間髪入れずに斬りかかってきた。今度は連続であった為、何度か受けては斬りを繰り返していた。

流石命令を下していただけはあると思いながらどうしようかと思っていたら、もう一本の刀が迫ってきているのに気付くのがコンマ数秒遅れた。避けきれず、腹を多少斬られてしまった。

 

「ちっ、そんな程度か。俺の部下を一瞬で倒しただけのことはあるな。」

 

まさかの賞賛を食らったが、あまり長いと動きが鈍る可能性があるので決着をつけに行く事にした。

 

「どうも。悪いけど、これで終わらせるね。」

 

流石にキレたのか今度は発狂しながら迫ってきた。正直な話、冷静な状態を最後まで保てない奴は負けだと俺は思ってる。

案の定、両手首を斬り落とすことに成功した。俺の仕事はここまでで、後始末は父親達が引き受けることになっている。

 

「終わったぞ。」

 

「そうか、ご苦労。その場にて待機。」

 

「了解。」

 

短いやり取りを交わし、俺は柱に体を預け座り込んだ。多少痛むが応急処置でどうにかなりそうだ。夕方には塞がっているだろう。ただこの後帰るのは無理だなと思い、木綿季にどう説明するか俺は思考に沈むことになった。

 

 

 

 

「駄目じゃないあいつら。C-6。奴らを始末しなさい。」

 

「了解。」

 

短く返事し、C-6と呼ばれた者は床に転がっている男に照準を定めた。一秒後、続けて5発放った弾丸は全て5人の男の眉間に命中した。

 

「ご苦労だわ。さて、引くわよ。」

 

彼女らはその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

「くそっ、やられた…」

 

正直な話、こういうのが0だという確証はなかった。だからこそ警戒すべきだった。貴重な情報源になる可能性があった者をみすみす死なせてしまった。これは怒られるなと思いながら、渋々追加報告した。

 

「すみません、対象を殺されてしまいました。」

 

暫くの沈黙が続く。それもそうだ。成功が目の前に転がっていたのだ。それをミスミス逃してしまったのだから。

 

「詰めが甘いぞ継裕…まぁいい。変わらず待機だ。」

 

「了解。」

 

今回は散々な結果となった。久しぶりなんて言うのは言い訳にできない。次は必ず成功させねばと心に誓った。

 

 

 

 

 

「おはよう木綿季。あれ?継裕は?」

 

ボクに挨拶してくれたのは継裕の親友、和人だ。いつも2人で学校に来てるボク達のことを知っているからこそ、ボクが1人という事に疑問を持ったようだ。今までにも継裕が居ない時はあったけど、それは基本学校が休みのときだった。だから和人達が、ボクが一人でいるのを見るのは始めてだと言える。だからこそ、返事に困ってしまった。事前に聞いておけばよかったと思いながら、どう返事をしようか迷っていたとき、継裕からメールがきた。どうやら今日は学校を休むらしい。取り敢えず、これで和人に言うことが出来る。

 

「今日は休みなんだぁ〜、風邪ひいちゃったみたい。」

 

和人は心配そうな顔しながらボクに継裕のこと頼んだぞって言ってきた。こう言われるとなんか夫婦みたいでいいなと思ったけど、そんなこと口にすることが出来るわけもなく、わかった。と返事した。

 

 

 

授業が終わり、電車に乗って帰ってきたのだけれど、継裕はまだ帰ってきてないみたいだ。鍵は持ってるから大丈夫だろうと思いながら、ボクはアミュスフィアを被り、夢世界に飛び込むコマンドを言う。

 

「リンク・スタート!」

 

現実とは違う紫色の長髪に紫主体の装備に包んだアバターが現れた。現実のボクは髪短めなんだけど継裕本人はそっちの方が好みみたいだ。ロングも似合ってていいとは言ってくれたがやはりショートなのは譲れないらしい。さてと、アスナと約束した所に集合するとしますか。

 

「やっほーあっすなー!!」

 

元気に私に挨拶してくれたのはキヒロ君の彼女、ユウキだ。今日呼んだのはオーディナル・スケールでの新情報について話す為だ。今シノのんもきたので今から話が始まる。

 

「みんな来てくれてありがとな。早速で悪いんだが、オーディナル・スケールでアインクラッドのボスモンスターがPOPしているのを聞いたことあるか?」

 

皆一瞬考え込む。そしてすぐに、殆どのものが聞いたことないというのがわかった。今日集まってもらったのは他でもない。それが本当なのかどうかを確かめる為だ。それに参加できるかと聞いたところ、クライン率いる風林火山と紺野姉妹、俺というメンバーだ。場所は東京秋葉原にあるUDX。21時との事だ。

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ帰るか…」

 

俺は木綿季に言うことが決まらないまま、病室を出た。すると遼太郎から今日21時にUDXに来れるか?と来たのだが、近いので行くことにする。今18時なので、暫くその辺で時間潰すとしようと思い、まず手短にあった牛丼屋に入り、腹ごしらえをすることに決めた。その後は秋葉原に行って、満喫してこようと思う。木綿季には怒られるなとと思いながらも、久しぶりのゲームの誘いだったので、断りきれなかったんだ…すまない…木綿季…

 

 

 




ふぃ〜ちろっと継裕のことが見えたかな?
こんな感じで書いていくぜ〜!

(*´∇`)ノ ではでは~
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