(第50層突破してから早2時間。今ここにいるのは、俺、アスナ、ラン、ユウキ、クライン、エギル、そして、キヒロだ。キヒロから話があるらしく呼ばれたから来てみたら、あまりにもなんかキヒロの顔が強ばっている気がするのは気のせいか?)
キヒロ「よく来てくれたな。みんな。」
キリト「キヒロに呼ばれたらな。」
ラン「そうですね。何かあったのですか?」
エギル「何があった?」
クライン「俺に出来ることなら何でもするぜぇ!」
アスナ「何があったのかしら?」
キヒロ「まず、隠していたことを話さなくてはならない。」
(隠していたこと?)
キヒロ「俺は…
茅場晶彦と面識がある。」
全員「なっ!!」
キリト「どうゆうことだ!?」
キヒロ「今説明する。」
以外と視線が痛いな。まぁだよな。
キヒロ「俺は、このゲームを作る過程であいつと接触した。茅場晶彦は当時俺がいたところ、マサチューセッツ工科大学にきた。理由としては、俺にこのゲームの制作において絶対的に必要なシステムのことについてだ。あいつは俺に依頼してきた。」
(茅場晶彦「君の技術力、発想力を期待してお願いがある。」
?「なんですか?茅場さん。」
茅場晶彦「君に私が新しく作るゲームにおいてのことでの頼みだ。」
?「僕は何をすればいいのですか?」
茅場晶彦「メンテナンスを必要としない、システムを作って欲しい。出来れば1年以内に。」
?「簡単に言いますけどそれ結構大変ですよ!?てか前例がないじゃないですか!?メンテナンス不要とか…」
茅場晶彦「だが君ならできると思っているよ。頼りにしてる。」
?「わかりました。早急に手がけます。」)
キヒロ「このようなことがあり、俺は茅場晶彦と接することとなった。」
クライン「ちょっ待ってくれ!お前なんさ」
キヒロ「すまん。質問はあとだ。終わってからだ。」
クライン「わ、わかった。」
キヒロ「再開するぞ。」
((それから俺は一生懸命期待に応えようと必死だった。茅場晶彦は俺のあこがれでもあったからな。なんとしても作り上げたいと思った。報酬も凄かったし。)
それから半年が過ぎたある日。
toルルルルル toルルルルル
ガチャ
?「はいこちら……研究し」
茅場晶彦「久しぶりだね……君。」
?「かっ茅場さん!どうかしましたか!?こちらは順調です!」
茅場晶彦「そうか。それは良かった。今の現状を聞いておこうと思ってね。もしかして邪魔だったかな?」
?「いえ!そんなことは無いです!」
茅場晶彦「完成したら一度日本に来てくれ。アーガス本社で待ってるよ。」
?「はい!わかりました!」
それから約3ヶ月後。遂にメンテナンスを必要としないシステムが完成した。俺は日本にいる茅場さんに会うためにアーガス本社にきた。
?「お久しぶりです。茅場さん。」
茅場晶彦「まさかこんなにも早いとは。君には驚かされてばっかだな。ありがとう。報酬はしかと渡すよ。」
そう言って茅場さんはケースを俺に渡した。
茅場晶彦「それが報酬だ。受け取ってくれたまえ。」
?「ありがとうございます。あっあと、」
茅場晶彦「なんだね?」
?「必要ないかと思ったのですが…」
茅場晶彦「?」
?「AIプログラムを何個か作っておきました。茅場さんの話してたゲームにはあってもいいのかな?と思いまして、」
茅場晶彦「…いや大いにありがたい。助かったよ。あぁ、」
?「?」
茅場晶彦「その報酬以外にも渡すものがあったんだった。」
スっ
?「こっこれは!」
茅場晶彦「ナーヴギアだ。受け取ってくれたまえ。」
?「ありがとうございます!」
茅場晶彦「だがプレイする前に1つ忠告しておこう。」
忠告?遊びすぎるなとか?
茅場晶彦「これはゲームであっても遊びではない。」
!!!
茅場晶彦「心してSAO。ソードアート・オンラインをプレイするように。」
俺はこの時悟った。これはデスゲームになるのだと。だがそれを俺に話したということはもう後戻りができないところまで来たのだということを。そこで俺はこのナーヴギアを改良し、GMに多少抗えるアカウントを作ることを。
それからの日々は何日も寝ない日々が続いた。犠牲になるかもしれない人が出る可能性がある。それを阻止するために。
そして、
出来たのが。
カウンターアカウント。)
無理やりすぎましたが、こんな感じです。まだ秘密のひとつでしかありませんが、ここからが正念場となるので。(*´∇`)ノ ではでは~