FAIRY TAIL・騒がしいけど 大切な家族です   作:朧の月

7 / 8
お待たせしました、第6話後編です。

時間が掛かり申し訳有りません。m(_ _)m 

今後も亀更新と為りますが必ず書ききりますので、宜しくお願い致します。m(_ _)m


第6話後編┄┄ドラグリア婦人?┄研究所を乗っ取った人で、私と同じ吸血鬼!?。

 第6話後編です。

オリジナルの話を書くと、アレやコレと詰め込んでしまい、毎度長文に為ってしまい申し訳有りません。

m(_ _)m

 

成るべくコンパクトにしようとは思っているのですが、色々と書きたい事も在り、私自身は文才が無く、どうしても表現したい事や伝えたい事が伝わり難いとは思いますが。

 

今後とも宜しくお願い致します。m(_ _)m

 

早く原作に突入し、原作キャラとの絡みを書きたいたいです。_¢(・ω・`)  

 

 _____________________

 

 

 

 

酒場ルビーアイ・地下競売場 

 

 

 

地下の扉を潜ると、上とは違った賑わいを見せて居ます。

 

上では気心しれた者同士でお酒を酌み交わして雑談している男同士の客層が多く、お店としての綺麗さも有りましたが、此処は地下とは思えないキラビヤかな世界が拡がっています。

 

見る人達は全員高そうな衣服に貴金属等を身に付けて居ます。

全員が一目で富裕層の人間で有ることを示しています┄が、┄┄┄此処には長くは居たく在りませんね。

              

上と違って室内の、といゅうより此処に居る全員が発する空気と人の目が酷く淀んでいる。

 

客層は若い男女に中高年と様々ですが、皆 目が欲望に満ちて居ます。

 

┄┄各々で自分の付けている装飾品の価値と値段を自慢げに話したり、今日の売りに出される商品の由来等を話し在ったりしています。

 

 

 

グ「┄┄┄想像以上に嫌な場所に来ちまったな。」

 

 

ウォ「┄┄はぁ、とっとと終わる事を祈ろう。

                       

┄しかし買い物の為の護衛というゅ依頼、あの腹黒が依頼者といゅう事で嫌な感じがしていたが本当に只の買い物ではなかったな」

 

 

ラ「┄┄俺、今すぐに帰りたいなぁ」

 

 

エヴァ「┄┄┄嫌な空気ね。

 

終わったら、とっとと外に出たいわ」

 

 

 

腕利きの三人は、この場に漂う空気のマズさを敏感に感じ取り、他の傭兵達も今回引き受けた依頼の危険性を再認識している様です。

他の傭兵達もこの場に漂う空気のマズさを感じているのか、顔をシカメていたりしています。

そんな仲、此方にといゅうより 貴族に近づいてくる男性が居ます。

 

 

?「いらっしゃいませ、ゴルドー様。

 

本日もよくぞおいでくださいました、今宵の競売品はどれも大変貴重で珍しい物だけで無く、珍品等も揃っていますので。どうぞ最後までお楽しみ下さいませ」

 

 

貴族A「┄お前か、今宵の競売┄何やら“煩いハエ共が”嗅ぎ付けた。といゅう話を耳にしたが┄┄大丈夫なのだろうな?」

 

 

?「┄ハッハッハッ、首輪の着いた飼い犬共などの対処は万全です。

そちらは何の問題も無く解決していますので、ごゆるりと本日の競売もお楽しみ下さい」

 

 

貴族A「フム、まぁソナタがそう言うのであれば、よい。┄┄処で、今宵の競売品は物だけか?。

  〈商品〉

他に奴隷等は出品されないのか?」

 

 

グレン達「「「ッ!!?」」」

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄(ググッ)」

 

 

傭兵達「「「「┄┄┄┄┄┄」」」」

 

 クズ

┄貴族のした質問に各々が険悪感と苛立ちに顔を歪ませ。私自身も、血が滲むほど手を握り絞めます。

 

┄┄この男、今すぐにでも氷の氷像に変えて、此処も今すぐにでも潰してしまいたいという思いが湧いてきます!!。

 

┄┄でも堪えなければ。付近には関係の無い商家も有るし、民家だって建って要る。

       キゾク!

┄┄にしてもこの男!、ドシガタイ人だとは思っていましたが、本当に救いようがない人ですね、┄事が興ったら即見捨てましょう!。

 

 

┄それわそうと、貴族と話しているこの男。

┄┄確かバジェスの補佐役の“ラウ”と呼ばれていた男                 

┄┄補佐役ならば 事が興れば、真っ先に御主人様に報告を擦るはず!。

避難場所は分からなかったから┄思わぬチャンスが巡って来ましたね!。

                   

ラウ「ソチラもご安心下さい、今宵も様々な人種を取揃えております。

              ・

ゴルドー様の御目がねにかなう物も多々あると思われますので、楽しみにしていてください」

 

            ドレイ 

貴族「うむ!、此処で買う商品にハズレは無いからな!、期待しているぞ!」

 

 

ラウ「フフ 此からもご期待に添うよう、勤めて参りますので。 今後とも宜しくお願い致します」

 

 

 

エヴァ「失礼、肩に糸屑が付いていますよ。

 

┄┄はい、取れました。 上流階級の方々の御目に掛かる機会が多そうですから、身嗜みにはお気を付けお」

 

 

ラウ「┄┄どうも」

 

 

 

貴族えの挨拶が終わり。去ろうとする補佐役を呼び止め、糸屑を取ると同時に 追跡様の術を施した私の髪を一本付着させます。

 

 

┄┄此で、この男が5キロ圏内に居れば何処に居ようと追跡出来ます。

後はチャチャ達が手筈道理に騒ぎを興せば、あの男がバジェスのもとまで案内してくれますね!。

 

 

ボーイA「間もなく、中央ホールにて競売を開催致します!。

ご参加為される方々は中央ホールに御越しください」

 

 

ボーイB「なお!、午前2時より軍もマダ採用していない最新の魔導兵器等の御披露目と、競売も開催致します!。

御興味のある方々はそちらにもご参加下さい!」

 

 

 

ラ「おいおい。骨董品だけじゃなく、兵器の売買までしてるのかよ!?(小声)」

 

ウォ「┄┄其だけじゃなさそうだな、今の男は軍も未配備の品だと言っていたな?┄┄┄といゅう事は製造元とも繋がりが有るってことになる!?。

 

┄┄俺達の予想を大きく上回る根深さだぞ此れは!(小声)」

 

ラ「┄なぁ、今回の依頼。┄┄俺達、踏み込んじゃマズ

 

イ場所まで来ちまってるけれど、あの貴族 妙な事を考えてるんじゃ無い┄┄よな?(小声)」

 

グ「┄┄あの腹黒贅肉ダルマ、傭兵とはいえ正規ギルドの俺達を雇ったから何か有るとは思っていたが。

 

こりゃ、いざって時の為に腹を括っといた方が良いな!(小声)」

 

ウォ「┄┄支払い時か、その前日に俺達に何かするかもしれん┄┄┄といゅう事か?(小声)」

 

ラ「はぁ、本当 やな奴の依頼を引き受けちまったなぁ~(小声)」

 

 

エヴァ「┄最悪の場合は私が アレの記憶を消してあ

 

げるわ(小声)」

 

 

グ「┄┄そうだな、もしもの時は頼む(小声)」

 

 

貴族A「おい! お前達なにをしている!?。

 

お前達3人は会場内でも余の警護をせよ!。

他の者はホールの隣に部屋が在るから其所で待っておれ!。

 

それと、アリンよそなたも余と供に会場に来るのだ!、 そなたの欲しい物が在れば買ってやるぞ!」

 

 

エヴァ「┄えぇ、ありがとうございます」

 

 

┄┄あぁ この男なら、本当に何の躊躇も無く氷のオブジェに変えれますね!。

この色欲に満ちた目は、気持ちが悪いの一言です。

 

私は壁に掛けられている時計を一瞥したのち、チャチャ達の事を考えます。

 

┄後1時間程で チャチャ達が行動を興す。

騒ぎの原因が分かるまでは、安全な場所に対象は引きこもる事は、調査済み!。

 

 

護衛の数人と補佐役だけなら、無力化も容易に出来る。

 

護衛達を無力化したら、バジェスを捕らえて幻術でカルマの荷物の行き先を聞き出し、此の場を転位魔法で脱出してチャチャ達と合流する┄┄だけなのだけれど。

 

 

┄┄┄想定外の事態が興った時の為のプランもいくつか考えたし、打てるても打ってある。

┄┄┄だというのに、此の街に着てからの言い表せない不安が拭えません。

 

┄チャチャ達の方は大丈夫でしょうか?。

 

 

 

 

エヴァsaid end

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

チャチャゼロsaid

 

 

 

 

街中の倉庫街の一つの倉庫内に二つの人影が居た。

 

一人は4~5才位の薄翠の髪を肩辺りで切り揃えられている子供で、もう一人の方を注視している。

最後の一人は屈んで両耳に手を宛て、音を拾う姿勢で居る170数㎝程の同じく薄翠の髪を腰まで伸ばしている女性である。

 

 

 

茶々「┄┄┄┄聴こえます。全部で50人程が各地で各々 雑談をしながら然り気無く 四方に移動し、酒場と他の出入り口に包囲網を敷いています」

 

 

チャチャ「┄ヤッパリカ。マァ、包囲シテ捕縛 ハセヲリイ道理ダナ。

 

ダガ タダ囲ムダケジャ、客ヤシタッパノ連中ハ抑エラレテモ、肝心ノ大魚ニハ逃ゲラレチマウゾ┄┄連中ハ裏口ヤ、隠シ通路ノ類ノ場所ハ把握シテネエノカ?」

 

 

茶々「調べます┄┄┄┄┄裏口付近に複数の息づかいを確認!。此方は8人程で見張って居る様です」

 

 

チャチャ「┄計58人カ、┄┄┄中隊規模ノ予測ダッタガ少クネェナ┄┄嫌┄此ノ場合、本隊ハ別ニ待機シテイルト 考エルノガ自然ダナ。」

 

茶々「┄┄┄┄すくなくとも、私の感知範囲には居ない様です。」

 

        〈連中〉

チャチャ「マァ、闇ギルドモ警戒シテ街ノ外ヲ見張ッテ居ル兵士達ニモ手ヲ廻シテイルダロウカラナ。

 

簡単ニ見ツカル所ニハ、居ナイダロウゼ。」

 

 

茶々「┄┄客達が包囲網を突破したなら正門、東門、南門と出入り口がありますから、門から出てきた護衛諸とも含めて抑える必要が有りますよね?。

┄そうなると、出入り口が監視できる付近に待機しているのでしょうか?」

 

            〈ヤッコサン〉

チャチャ「ソウダロウナ、レスターバ側ニシタッテ 自分達ノ国ノ害虫ヲムザムザ逃ガシタカァネェダロウシナ。

    

大キナ勢力ト、権力ヲ持ッタ闇ギルドノ 力 ヲ削レルコノ機会。逃ステハネェダロウゼ」

 

 

 

茶々「┄予定時刻まで後10分。┄┄マスターは上手く行っているでしょうか?。

 

不用意に連絡が出来ない状況な為、心配です┄┄」

 

 

チャチャ「シカタネェヨ、事前ノ調査ジャ各フロアーニ念話ノ傍聴用ニ術式ガ 書カレテ致シナ。

 

┄マァ、同盟者ノ闇ギルド達ガ次々ニ壊滅シテンダ。普段以上ニ警戒スンノワ当然ダワナ。ダカラコソ┄」

 

 

茶々「私達は 私達の仕事をし、マスターをサポートする。┄そういゅう事ですね?」

 

 

チャチャ「ソウイュウ事ダ。┄┄サテ ゴ主人カラノ連絡モ無イ、トイュウ事ハ向コウモ今ノトコロハ順調トイュウ事ダナ。

      レスターバ 

タダ問題ハ 連中ノ突入ノ時間ト俺ラノ作戦時間ガ被ラナキャ良インダガ┄┄ソノ辺リハ、運任セダナ。」

 

 

茶々「┄┄┄作戦に付いての話や、突入開始の時間に付いての話は聞こえません。

 

┄┄街の兵隊達の誰が敵側で、味方側か解らない為に警戒してか。一切そう言った話をして居ません。」

 

 

チャチャ「(┄┄ヤケニ雑談ガ多イナ、┄イヤソウイュウコトカ)┄イヤ、オソラクハ雑談ニ見セ掛ケタ本人達ニシカ解ラナイ、隠語デ話ヲシテイルンダロウヨ。

 

┄┄抜カリネエナ┄余程ノ指揮官ガ居ル様ダナ。」

 

 

茶々「┄┄前に立ち寄った村で 出会ったあの中隊の指揮官でしょうか?」

 

 

チャチャ「┄┄可能性ハ有ルナ。アノ村トコノ街ハ、ソンナニ離レテネエカラナ┄。

 

厄介ダガ連中ニ付イテハチョッカイヲ出す訳ニハイカネェカラナ、俺達ノ目的ハ国ニ喧嘩ヲ売ル事ジャネエカラナァ。」

 

 

茶々「┄┄其でも、我々はマスターの従者。マスターの目的の為にも他人に邪魔をしてほしくは有りません┄が。」

 

 

チャチャ「┄┄其処ハショウガネエヨ。向コウダッテ御国ノ治安ノ維持ト民衆ノ安全ガ目的ダカラナ、手抜キ出来ル相手デモネエシナ。

 

┄┄サテ、オ喋リノ時間ハ終ワリダ。

ソロソロ地下ノ目標以外ノ連中ニハ早々ニ退場願ウトスルカ!。」

 

 

茶々「此方も用意は万全です。もう二ヶ所、倉庫に偽造した換気口に居る戦闘人形も動く頃合いですね。」

 

 

 

チャチャ「ヨシ!。ブチコムゾ!!」

 

 

ゴロゴロ! ゴロゴロ! ゴロゴロ!

 

 

 

 

チャチャsaid end

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

エヴァsaid

 

 

地下競売会場

 

 

 

 

ガン! ガン!

 

司会「おめでとうございます!。だだいまの品!、翡翠の仮面は金貨500枚にて落札!。」

 

 

ザワザワ ザワザワ

 

 

エヴァ「┄┄┄(チャチャ達からの連絡は無しか。なら、そろそろね)」

 

 

ゴルドー「ぐぬぬ!。あの雌豚め!、分相応な物を買いおって!。

┄┄まあ良い、アレが付けた処で笑の種にしか為るまいて。」

 

 

グレン達「「「┄┄┄┄┄┄」」」

 

エヴァ「(この人が言っても説得力が無いですね┄┄ん?┄┄┄┄部屋の外が騒がしく成ってきましたね┄┄と いゅう事は、そろそろ動き出す頃合いですね!)」

 

 

司会「さて! 続いての品は┄ん?、失礼。┄┄┄!?┄┄┄┄┄┄┄!。

 

皆様!。競売の途中で大変申し訳有りませんが!、少々トラブルが発生致しました!。

 

よって競売は一事中断しますので、大変申し訳有りませんが 皆様には再開までの間、貴賓室にて待機願います!。」

 

 

貴族A「どうゆう事だ!?。何故途中で中止する!?」

 

 

 

貴族B「問題とは何だ!?。何が興っている!?」

 

 

         

貴族C「ちょっと!。私の身に何か有れば、御父上が黙って居ませんわよ!!」

 

 

貴族D「貴賓室等に居て大丈夫なのか!?。我の身に何か有れば、汝等は明日にでも全員打ち首じゃぞ!!」

 

 

 

司会「お静かに!、お静かに願います!!。

 

問題と云いましても本当に些細な事であり!、30分も有れば解決致します!。なので皆様は安心して貴賓室で御寛ぎぐださい。中断の御詫びに余興等も御用意致しますので、どうか御安心下さいませ」

 

 

辺りは騒然と為りましたが、司会者の説得で各々文句と愚痴を言いながらも係りの者に誘導され、会場から退室するため扉へと向かいます。

 

┄┄さて、私もこの人道理に紛れて行動開始と行きましょう!。

 

┄┄┄┄反応が足早に動き回ってますね┄┄┄留まって無いところをみると、まだ目標と共にシェルターには入って無いのでしょうか?。

 

┄┄此処で騒ぎが興った事は上のレスターバ兵にもいずれ知られるでしょうから、先にグレンさん達を逃がす事からしましょうか。

 

 

エヴァ「もし!。グレンさん、ウォルターさん、ランディさん。お三方、私に就いてきて貰えませんか?。

 

嫌な予感がしますので、護衛対象以外の方は転移魔法で直ぐ脱出しようと思うのですが(小声)」

 

 

グ「はぁ!?。どうゆう事だそれは!(小声)」

 

 

ウォ「┄┄アリン?、あんたその口調は?。其に┄┄(小声)」

 

 

ラ「嫌な予感て何だ!?、其に┄一様雇われた面目も有るんだが┄┄(小声)」

 

 

エヴァ「色々と疑問も有るでしょうが、あんな人の為に貴殿方を危険に晒す分けにはいきません!。

 

どうかここは信じて戴けませんか?、けっして悪いようには致しませんので!(小声)」

 

 

 

グレン達「「「┄┄┄┄┄」」」

 

 

 

┄┄駄目でしょうか?

 

 

グ「┄┄今回アレの護衛に付き合ってくれた連中も助けてくれるのか?。俺としても 此所まで苦楽を供にした奴等を見捨てるのは寝覚めが悪い(小声)」

 

 

エヴァ「┄はい。さすがに他の貴族達の護衛の面々までは無理ですが、皆さま方とは短い間でしたがこれ迄のお付き合いで、その人柄等を理解しているつもりです!。

 

ですので、必ず無事にこの街から脱出させてみせます!(小声)」

 

 

グ「┄┄その話し、乗った!(小声)」

 

 

ウォ「┄┄俺も異論はない、あんな奴の為にこれ以上の面倒事に付き合うのも、御守りをするのもゴメンだな(小声)」

 

 

ラ「┄だな!、あんなロクデナシの為に人生を棒に降りたかぁ無いし。

他の連中も助けてくれるのなら、文句無いぜ!(小声)」

 

 

エヴァ「┄┄┄ありがとうございます!。

 

雑多に紛れて離れたところで転移します。

着いてきてください(小声)」

 

 

 

グレン達「「「おお。/ああ。/ヨッシャ!(小声)」」」

 

 

 

扉が開かれ、廊下に出ると辺りには煙りが広がりつつ有りました。

会場の警備員が廊下を走り回り、煙の原因を調べる様指示している者に、煙の侵入口を塞ぐよう指示している者、それらの指示に従う警備員で慌ただしく入り乱れています。

 

┄┄上手くいっている様ですね。

地下に競売場が有ると分かった時点で、何処かに空気を送るための換気口が在るはずと思い街中を調べた結果、品物を保管する為の倉庫には不釣り合いな大きめの煙突が在る倉庫を五ヶ所も見つけました。

 

少々気になり調べて観ると、案の定その煙突は地下に空気を送るための換気口で在ることが判明。

そこから地下を調査し、バジェスの居どころ調べる。

 

バジェスは警備の強化をしていただけでなく、常に5~6人の護衛と共に大勢の闇ギルドの構成員の目につく場所に居り、仕事が済めば地下の何処かにある隠し部屋に籠る事が分かりました。

 

構成員に催眠を架けて、隠し部屋を調べさせようともしたが、その構成員は見張りの兵に捕まり斬られるか、牢に捕らえられてしまった。

 

幸いにも私の事を知られる事は無かったが、余り構成員を使うと何らかの対策をされかねないので別のてを考えざる逐えなかった、そこで考えだしたのが。

 

彼等の警戒心を逆手にとる方法です。

彼等はカタツムリの様にチョットした刺激を加えると、直ぐに頭を引っ込め殻に閉じ籠る。

そこで 別の街の武器屋から買っていた煙り玉を使う事にした。

 

バジェスは主催者なので、上客の対応や、競売の開催時

には挨拶等の対応はする旨を話していたので、(チャチャが競売品に紛れて居たときに偶然聴いたそうです)

 

その時に。追跡する為の魔力を籠めた髪を付ける積もりでした。(側近の方が近づいて着たため彼に、変更しましたが)

 

 

白く無臭の煙りが僅かに漂うなか、貴族達は再び騒ぎ立てますが、警備員の“貴賓室の護りは万全です!”の一言に今度は我先にと、他者を押し退け罵倒したりしながら進んでいきます。

 

私達も人混みに紛れて移動する。雇い主も我が身可愛さに他者を押し退け進んでいくのをこれ幸いと思いながら徐々に離れ、貴賓室につく前に列から離れ 人道理の無い場所にて直ぐ様転移します!。

 

 

 

 

ズズズ

 

影の転移から浮き上がった先は チャチャ達が待機している倉庫です。

取り合えず グレンさん達をチャチャ達に預け、他の皆さんを助けに行きましょう!。

 

 

エヴァ「チャチャ!、ゴメン少しの間だ彼等を預かって!。後で説明するから!。

 

茶々丸! 彼等の護衛をお願い!。

闇ギルドの連中が此処にも来るかも知れないけれど┄地下が慌ただしく為ったいじょう王国兵も感ずいた可能性も有る!。ソッチの方の動きにも注意していて!」

 

 

チャチャ「チョ!、ゴ主人!? ソイツラ誰ダヨ!?」

 

 

茶々「了解ですマスター!、警戒を厳にします!」

 

 

 

エヴァ「お三方!。取り合えず此処に居てください!、残りの方も直ぐ連れてきますので!。

では失礼!」

 

 

チャチャ達に詳しい話をせず再び転移します。

チャチャやグレンさん達も何か言いかけていましたが、時間が有りません!。

 

私は複数の魔力反応(貴族の護衛者達にも髪を付けていたので)が有る方に転移し、影から上部を覗きます。

 

騒がしい人混みの仲、雇い主を探して要るようですね┄┄此だけ騒がしいので多少の悲鳴はかき消えそうですね、私は操糸術で3人を縛り一気に引き寄せます!。

 

突然の事に悲鳴をあげる隙もなかったのか、彼等は暫し唖然とされていました。

 

私は突然引き込んだ事を御詫びし、(個人的な目的は伏せ)事情を話したところ 彼等もこれ以上雇い主に関わりたくないそうで、二つ返事で了承してくださいました!。 

 

倉庫に転移する前に停車場に寄り、馬車の見張りの方も回収し、倉庫に迎いチャチャ達諸とも全員で転移し街の外の草原に出ます。

 

 

エヴァ「┄┄茶々丸、周囲に人は居る?」

 

 

茶々「確認します┄┄┄┄大丈夫ですマスター、周辺には小動物のみです。

馬の駆ける音が無数に聴こえますが。此処からは遠く、街に向かっています」

 

 

チャチャ「一斉捕縛ガ始マッタ様ダナ┄ゴ主人、急イダ方ガ良イ!。

野郎ガ捕マッタラ 情報ガ得ラレ無ク為ル!」

 

 

エヴァ「ええ!┄┄でもその前に。┄グレンさんこれを」

 

 

グレン「ん?┄┄何だこれ?┄┄おぉ!?これは!」

 

 

私は少々大きめの小袋をグレンさん渡し、受け取った小袋の中身を見てグレンさんは驚かれています、まぁ中身が中身ですからね。

 

 

グレン「┄┄結構な量だが! どうしたんだこの金は?」

 

 

エヴァ「あの貴族から失敬したものです。私は要りませんから、皆さんで分けあってください。

 

録な説明もせず 連れだった事を御詫びしますが、私には時間が有りませんので此処で失礼します。

 

もう 会うことは無いでしょうから、皆さん御達者で!。

 

二人共行こう!」

 

チャチャ「ンジャ、アバヨ!」

茶々「失礼します」ペコ

 

 

彼等の安全を確保し、路金を渡し手短に別れます。

グレンさんと何人かが声を架けてきますが応じること無く、目的地まで転移します。

 

反応は止まったまま┄┄確認は必要ですがまず間違い無く目標のバジェスと居るて逃げる算段を話し合ってる事でしょう。

 

 

┄┄目的地に付き影から上を覗くと広めの部屋に護衛と思われる男が5人に、側近のラウと目的の人物 バジェスが切迫感を滲ませながら話し合って居ます。

 

 

 

バジェス「くっ! おのれレスターバの犬共が!!。

 

俺の大事な商売を邪魔しやがって!!。

            チカラ 

クロフォート卿! 貴方の権力で即刻奴等を追い払ってくれ!!。

此のままでは非常に不味い事に為る!!」

 

《┄┄そうは言われてもねぇ。もう踏み込まれて居て、証拠品に客達の何割かも押さえられて居るだろうからな。

 

今さら抗議したところで聞き入れられないうえに、我にも手が延びるやもしれん。そんな危険は侵せんよ》

 

バジェス「なっ!?┄フザケタ事を言うんじゃ無い!!。

 

今までどれだけの大金を支払ったと思っている!?。

こういった事態に備えて何だぞ!、其に身合った代価を┄┄!!」

 

 

┄┄踏み込まれた事で窮地に陥り、大金で抱き込んだ貴族に何とかするように依頼している様ですが、上手く要ってない様ですね。

           〈ラウ〉 

┄┄┄護衛は5人┄他には側近だけ┄┄よし!。

 

エヴァ「チャチャに茶々丸!、私は操糸術で全員を縛り上げてバジェスを尋問する!。

二人は護衛達の見張りをお願い!」

 

チャチャ・茶々「アア、任セロ!/はい、お任せ下さい!」

 

 

《┄┄だから今は手出しできぬが、ソナタが捕まったとしても裏で手を回して直ぐに出れるようにするから。

 

今は我慢してオトナシク捕まってくれ、抵抗などすれば其だけ罪状が増えて益々不利に為るだけだぞ》

 

 

バジェス「ぐぐうっ!、ひ、他人事だと思ってからにぃ!!。」

 

《案ずるな、奴等はこの街から暫くは出られん。

 

何しろ自国内とは言え、此処の領主の意向を無視したうえに、門番を始め多くの警備兵に負傷者を出したのだ。

 

連中はその事を咎めれる、その間にお前達を野晒しなどにせず、必ずや我が町の牢獄を使う。

 

その時に、問題が興りお主は逃走し行方不明となる》

 

バジェス「┄┄本当だな?┄本当に俺は逃げられるの「申し訳無いけど、そうなる前に手を打ちます」ッッ!? だっ!、誰だ!!?」

 

 

護衛A「がっ!?。う、動けない!!?」

 

 

護衛B「なっ! なにが!?」

 

 

ラウ「バ、バジェス様! お、お逃げ┄くだ!っ!?┄がぁ!┄┄┄┄」

 

 

バジェス「ラ、ラウ!? どう「ちょっと貴方に聴きたい事が有るので、その他には黙ってもらってます」っ!? だ、誰だ!?。 ど、何処にいる!!?」

 

 

ズズズズ

エヴァ「こんばんは、Mr.バジェス。本来はユックリと聞き出すつもりでしたが、そうも言って居られません。

 

なので┄┄少し強引にいきます!」

 

ガシ!

バジェス「うご!? な、何をす┄っ!?┄る┄┄┄」

 

┄┄上手く 催眠に係りましたね。時間も無さそうですし、早速聞き出しましょ。

                ・・・・

エヴァ「┄さて、今からする質問に私にだけ嘘偽り無く答えなさい」

 

バジェス「┄┄┄はい┄┄何なりと┄お聞き下さ┄い」

 

エヴァ「┄問います┄┄貴方は10年前、カルマと名乗る男の荷と何人かの人達を預かり それらを指定された場所に運びましたね?」

 

バジェス「┄┄┄はい┄┄何度か依頼が有り┄荷物だけでなく┄┄実検体と呼ばれていた者達も運び┄ました」

 

┄実検体┄くっ!。

あの男! 人の命を何だと思っていたの!?

 

エヴァ「┄┄その┄運び込んだ場所は、何処なの?」

 

バジェス「┄┄此処より┄北東の地┄ファイゼル領の┄キオンの村┄近くの┄┄に建っている┄バンパイヤが住んでいて誰も┄近ずかない城の宝物庫に運びまし┄た」

 

 

エヴァ「┄え!?」

 

チャチャ「┄ナニ?」

 

茶々「┄┄いま┄バンパイヤと言いましたか!?」

 

 

エヴァ「┄どういゅう事!? その城には本当にバンパイヤが居るの!?」

 

バジェス「┄はい┄┄数年前迄は┄封印されてい┄ましたが、封印が解けてからは┄再び城下の村に月に┄┄二三度下りて┄血を求めているそうで┄す」

 

 

┄封印されていた?┄┄あの男が封印をしていたのだとしたら、私が彼を殺した為に封印の力が弱まり解けたのでしょうか?。

 

┄┄もっと情報を、聞き出しましょう!。

 

エヴァ「┄┄その、バンパイヤと城に附いて┄知っている事を全て話しなさい!」

 

バジェス「┄┄バレイシ┄カ・ドラグリア┄70年前に突然┄┄現れたバンパイヤで┄当時の城の┄城┄主と城に居┄┄た、全てのに、人間達を┄こ┄殺して┄城を載っとり┄┄か┄カルマが封魔のく┄鎖で封印して┄┄その城にけ┄研究所をつ、つ┄┄造った」

 

エヴァ「┄┄カルマは┄何故そのバンパイヤを封印したの?。城の中に何か必要な物でも合ったの?」

 

バジェス「┄カルマ┄必要だったのは┄バンパイヤ自身┄┄バンパイヤの血を欲しがってました。

おれ┄┄お、俺達25年前┄にバンパイヤ探す依頼┄う、受け。

 

か、カルマ┄┄┄じ、自分┄自分に┄絶対に逆らわない┄私兵を作ると、言って┄した。┄┄の為に、無限に不死のへへ兵を┄れる吸血鬼のききき┄┄吸血したあ┄┄を洗脳のこここ効果を持つバンパイヤの研究は必要┄┄と」

 

エヴァ「っ!?┄┄不死の兵団!」

 

 

チャチャ「┄┄┄アノ野郎ノヤッタコトカラ考エテ、ドウセロクデモネェ事ヲ企ンデイタダロウナ」

 

茶々「┄┄吸血鬼も私的に利用し、人も実検材料にしていた程です┄┄聴いていた以上に危険な思想の男だった様ですね!」

 

 

エヴァ「┄そのドラグリアなるバンパイヤが城の奪還をした後、運び込んだ荷物や人達についての情報は何かないの?」

 

バジェス「何┄度か┄偵察差せた┄┄全員┄┄帰って来┄い。麓の村┄人┄┄月に┄あ┄襲撃、恐れ┄┄

国が┄┄と┄討伐┄た┄隊送ったらしいです┄」

 

エヴァ「┄何処の国が∕「マスター! 話の途中すいません!。此方に向かって複数の足音が近づいて来ます!」┄くっ!。┄┄時間切れね!」

 

 

チャチャ「┄┄ダナ┄ご主人!。

 

粗方ノ事ハ聞キ出セタ!。後ハ何時ツモノデ、独自二調ベテ行ケバ良イ!。ズラカルゾ!」

 

 

エヴァ「┄┄ええ!。二人とも、此方に!┄┄転移するよ!」

チャチャ・茶々「「┄ヨシ!、良イゾ!∕┄お願いします!」」

 

 

ズズズズ!

 

 

 

ガン!

 

ハインヒル「全員動くっ!┄┄こ、此は!?」

 

 

サージェス「┄┄護衛と┄こっちの男は側近か?。

 

┄┄全員 手足を縛られ宙吊りか┄┄我等が来るよりも前に何者かが来ていたようだな」

 

 

 

ハインヒル「┄┄┄護衛達と側近の意識は無い┄が、息はしているな┄気絶させられているだけの様だが┄┄┄。

出入口は┄我等の入ってきた隠し扉と┄┄┄非常用のこの扉┄むぅ!?┄鍵が掛かったままだな!」

 

 

兵士C「┄サージェス様! この男 意識は有るようですが┄┄┄どうも催眠に掛かっている様です」

 

 

サージェス「┄ほう┄┄┄おい貴様。この状況を作った者は何者だ?。何を聞かれた?、その者は何処から逃げた? 知っている事を全て吐け!」

 

バジェス「┄┄┄┄┄┄┄」

 

サージェス「┄┄貴様!┄っ┄良いだろう!。答えないのなら、答えたく為る様にさせてやる!」

 

スゥ

 

ハインヒル「バカな真似は止めろ、サージェス!。

 

┄此だけの事をやってのけた賊だ┄┄おそらく自身の事に付いての事などは話せなくしている細工をしているだろう┄┄であれば催眠を解いてから、改めて尋問すれバよい!。

 

┄護衛も含め┄無力化されているのは好都合だ今のうちに、全員を調べ、武器等を取り上げて措こう┄┄何人か手伝ってくれ!」

 

兵士A「ハッ!」

 

兵士B「では、自分は此方の者から┄┄」

 

 

サージェス「(┄┄確かに┄この状況は私に取っても都合が良い┄┄)」

 

兵士C「サージェス様、此は好機です!。

 

奴等は背を向け、目撃者となる者共は無力化せれています!(小声)」

 

兵士D「私共で他の兵を始末します!。サージェス様は成り上がり者の始末を!、(小声)」

 

 

サージェス「┄┄よし!┄┄雑兵の始末は任せる、殺!(小声)∕キィーン《緊急連絡!。第5師団・師団長、並びに副師団長! 第1師団・総師団長、カーディアス団長が御見えです!。御二人の本に引き継ぎの兵を向かわせています。至急、指定の場所までお越しください!》∕っ!?」

 

 

ハインヒル「┄なに!。カーディアス卿が!?。

 

┄┄どういゅう事だ?┄┄何故あの方が御見えなのだ!?」

 

兵士A「こ、今回の任務は第5師団に一任されていたはずですが┄┄!」

 

兵士「カーディアス騎士長が態々御出に為るなど!。

 

┄┄マサか! 本国で何か合ったのでしょうか!?」

 

 

ハインヒル「┄┄いや、国に何か有ればカーディアス卿が此処まで御出に為られる筈が無い!。

 

┄となると┄┄国外で何か有ったに違いない!。

┄┄とにかく、私達はカーディアス卿の本に行く! 此処には引き継ぎの兵が来るらしいから、その者達と此処の事を頼む!」

 

 

兵士A「ハッ!。お任せください!」

 

 

兵士C「┄┄くっ!。予想外の事が起きましたね!。

 

この場での殺害はできなく為りましたが┄┄(小声)」

 

兵士D「┄如何致します、サージェス様?(小声)」

 

サージェス「チッ!┄┄悪運の強い奴めぇ!。

 

┄┄招集場所へ行くより有るまい、直ぐに増援が来るらしいからな!(小声)」

 

 

ハインヒル「┄サージェス、聴いていたな?。

 

カーディアス卿が自ら出向くなど ここ何年も無かった┄が、今回あの方が出向くなど余程の事が起こったに違いない!。 急ぎ向かおう!」

 

 

サージェス「┄ッ!┄一々言わずとも分かっている!。

 

さっさと来いグズめが!」

 

 

ハインヒル「┄┄ああ、急ごう!」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

レスターバ軍・第5師団仮設夜営地

 

 

 

ハインヒル「┄失礼します!」

 

 

?「┄┄来たか 二人とも┄┄任務中に急に呼び出して

 

すまないな。

 

┄だが、其だけの事が起こったのでな┄┄」

 

 

サージェス「┄┄総師団長御自ら出張るなど┄┄何事です?。 知っての通り 我々は任務中ですので┄┄急な呼び出しなどされては┄┄」

 

 

ハインヒル「┄サージェス┄失礼だぞ!。

 

申し訳有りませ カーディアス卿┄┄」

 

 

カーディアス「いや構わない。だが任務中の貴君らの招集をせねば為らない事態が起きた!。

 

┄┄此は未だ本国でも一部の者にしか知らされていない事なので、二人も心して聞いてくれ┄┄まず┄先に伝えなければならないのは┄┄カーレルとリーブスの二人が殉職、及び二人が指揮していた 第3師団 並びに、第9師団が壊滅に近い被害を受けた!。┄┄生存者は双方合わせて┄経ったの数名のみだ。」

 

 

ハインヒル「┄なっ!!?、ば、バカな!!。 

 

何かの間違いでは!!?」

 

 

サージェス「┄ほう、其が本当なら確かに由々しき事態ですな!(┄フム、空席が出来た訳か┄┄二つの席が 三っ出来るやもしれんな┄┄)」

 

 

カーディアス「┄┄二人が疑うのも最もだが、此は事実だ┄!。

 

┄┄お前達も 二人に任せられた任務の内容は知っているな?」

 

 

ハインヒル「┄┄すみません、取り乱してしまって┄はい勿論です!。

 

御二人に任せられたのは、十数年前に 旅の魔導士に封印された魔物が復活した為に、人的被害が報告された村の住人の救助に、その魔物の討伐だったと記憶しています!」

 

 

サージェス「┄┄流れの魔導士に破れた下等な獣などにあの二人が遅れを取ッたばかりかでなく、団員が軒並み敗れたと?。

両師団の人数を合わせれば┄千人近いはず┄其が敗れたとは┄┄余程の大型か┄┄群れをなしたか┄┄」

 

 

カーディアス「┄┄生存者の話では┄┄魔物は人形サイズで┄たったの、一体だけだそうだ!」

 

 

ハインヒル「ッ!?。有り得ません!!?

 

あの二人は我が軍でも取り分け、魔物討伐に優れた師団ですよ!!」

 

 

サージェス「┄┄たった一体の魔物に┄二個師団が壊滅に追い込まれたと?。

 

┄誤報では? あの二人に傲りと油断が有ったにしても┄┄考えられませんぞ。」

 

 

カーディアス「┄そうだな。私も最初は耳を疑ったが┄相手が古より息づく、バンパイアならば┄どうだ?」

 

 

ハインヒル「ッ!?┄┄バンパイア┄ですか!?。

 

┄┄い、いえ! だとしても! 魔物や妖魔に対しての知識も持つあの二人が敗れるなど┄┄!」

 

 

カーディアス「┄┄そうだな┄確かにあの二人は腕も確かで、あらゆる魔物や妖魔の知識も持ち合わせていた。

 

┄┄だが┄その知識も件のバンパイアには効果が無かったらしい┄┄」

 

 

サージェス「┄┄つまり 奴等は何の対抗も出来ず、一方的に殺られた┄┄と、いゅう訳ですか┄?」

 

 

カーディアス「┄┄ああ。生存者の話では┄我々も持ちうる知識での対抗手段は軒並み試されたらしい、が

 

┄┄通じたには、通じたらしいが┄倒すまでには到らなかったらしい┄。

手傷を負わせる事は出来たらしい┄が、直ぐに塞がり┄回復したとのことだ┄!。

 

 

陛下の意向で二人を倒した程の 危険極まり無い妖魔を野放しには出来ない、麓の村の被害も増すばかり┄

 

そこで我等に白羽の矢がたった!」

 

 

ハインヒル「何と!?┄┄自分としても二人の無念と、民の為ならば┄┄ですが┄此方の攻撃が効かないとなると┄┄何か対策は講じられて居られるのですか?。」

 

 

カーディアス「┄┄何度か偵察隊を派遣したが┄┄今だ一人も戻って来ない┄」

 

 

サージェス「┄┄たいした情報も無しですか?。

此れでは我等が行ったところで、二人の似の前に為るだけでは?。私は犬死に等ゴメンですが┄┄」

 

 

カーディアス「その点は問題ない!。

 

件の魔物を倒す手立ては今は無いが、封印する手段が有る。

┄┄とは言え、其も一時凌ぎでしかないうえに。

長く持っても精々一年程しか効果が無い。

 

そのうえ、相手に効くかどうかも分からない。┄┄危険を伴うが。バブリビナ帝国との事もあり、現状これ以上の人員は回せない┄┄私の師団とお前達を含め第5師団の半数で、事に当たらねばならん!。

 

此処えの対応と穴埋めの為に、ザイーブの塞からも増援が来る事に為っている。

彼等に引き継ぎを頼みしだい我々は直ぐにファイゼル領のキオンに赴き!、バンパイアに脅え暮らす村人達を救い! カーレルとリーブスの敵を討つ!!。

 

良いな!!?」

 

 

ハインヒル「ハッ!。必ずや村人達を救い出します!」

 

 

サージェス「ハッ!。勤めは必ず果たします!┄(騎士を二人までも殺した妖魔か┄┄あと一人消されたとて何ら不思議は無いな。フッ!)」

 

 

 

 

┄┄人間に戻れる可能性を求めて、カルマの研究施設の場所が判明し次の目的地へと向かう私達┄┄ですが┄其所に待ち受ける者はこれ迄対峙してきた、魔物や盗賊達に闇ギルド┄その何れとも違う、異質な存在┄┄バンパイア。

 

 

奇しくも、今の私の同類┄その人もカルマの欲望で何かしらの痛みを受けた私と同じ被害者ですが┄┄その人は今も尚、血を求める存在┄┄。

 

┄話し合いでの解決は┄難しいかもしれません。

 

私の様に誰かに吸血鬼にされたのなら、私の事も話せば話を聞いてくれるかもしれませんが。

 

純血のバンパイア為らば┄┄。

純血種のバンパイアがどれ程の力を持っているのかは分かりませんが、文献等を読んで推察擦るに┄今の私でも勝てるでしょうか?。

 

いえ。日々命の危険に晒されているキオンの村の人達の事も考えると、何とかしなくては為りません!。

 

┄┄何か手立てを考えなくては為りませんね。

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

其所は霧に覆われた 雑木林の仲に建たずむ古城。

嘗ては名の知れた城主が住んでいたのは過去の話し。

 

今其所に住まうのは、何処から途もなくやって来た

悠久の時を生き、陽の光に拒絶されし者達の居城。

 

夜の闇夜の仲でも更に深い闇の奥。森の木々と、深い霧に覆い隠された城の一室にて目覚めし者が居た。

 

 

 

 

キオン郊外・バルトロメオ城 

 

 

 

 

 

?「┄┄ん?┄何かしら、この魔力?。

 

┄┄私達に似ているけれど┄┄何かおかしいわね┄┄」

 

 

?「┄┄奥様 御休みの所、申し訳有りません。

 

至急御報告したき事が有ります」

 

 

?「┄┄ミカエル┄其って今近付いて来てる、複数の魔力のこと?」

 

 

?「┄┄御報告が遅れ申し訳有りません。

 

たいした魔力ではなかったので、御休みを妨げて迄 奥様に報告する程の事では無いのでは、と思いましたが。

 

この間の五月蝿い蝿共の事も有りましたので┄お耳にと┄┄」

 

 

?「┄┄┄確かに大半は執るに足らないモノ達ね┄┄でも┄┄ソレラとは離れているけれど、強力な魔力を感じるわ┄┄しかもその魔力┄┄何だか私達に 似ているの

 

 

?「何ですと!?┄┄┄こ! 此は!?。

 

┄確かに似ていますが┄┄何でしょう此は!?。

 

今までに感じた事の無い魔力です!┄┄しかも、群れている有象無象共と比べる迄もない程に強大な魔力を感じます!」

 

 

?「┄ミカエル。千里水晶を持って来なさい、どんな相手か見てみましょう」

 

 

?「承知しました、奥様」

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

?「┄┄御待たせしました、奥様┄┄┄どうぞ」

 

 

?「┄さて┄┄₳₹₤₢┄┄₭₴!」

ヴゥーン!

 

燕尾服を着た初老の男性が持って来て、設置した水晶に肌の色が異状に白い女性が何語とかの言葉を述べると。

 

置かれた水晶が鈍い光を纏い、山林を駆ける三人の女性と少女が写り出す。

 

 

 

?「┄┄┄この娘の様ね┄┄私には見覚えの無い娘だけれど┄┄ミカエル、主人の一族にこんな子居たかしら?」

 

 

?「┄┄いえ、旦那様の血縁にこの様な娘は居りません┄旦那様の御友人の方々でも御会いしたことの無い娘です」

 

 

?「┄┄そう┄┄では、何者かしら?。

 

┄┄この娘の目┄┄私達と同類の存在の様だけど┄何か変ね┄┄」

 

 

?「┄┄如何致しましょう?、奥様」

 

 

?「フム┄、良いわ。迎えましょう!、あの人が討伐されて以来 初の同族の来訪者よ!。

 

      ・・・・・

見たところ、未々幼い子の様だし。歓迎しましょう!」

 

 

?「ハッ。では 私は、晩餐会の準備をして参ります」

 

 

?「ええ!。お願いね、ミカエル!」

 

 

?「御意、では 失礼致します」

 

スゥ

 

┄男が消え去った室内に 高級感の有るソファーに座る女性の視線に映るエヴァ達。

 

室内にクスクスと笑う女性の声が響く。

 

 

 

?「フフッ┄┄何十年振りかしら?、此処に同族が訪ねて来るなんて!。

 

さあ!、早く要らして!。

    ・・

年代物の血で乾杯しましょう!。お嬢さん┄フフッ!」

 

 

 

 

 

 

 




 
 長い間更新できず、すいませんでした!。
(p´;Д;`)q 

何度か書き上げてはいたのですが、自分で読み返して納得いくモノでは無かったので。
何度も書き直して漸く書けました!。(゚◇゚;)

相変わらずの駄文で、ナメクジ更新ですが。
次も宜しく御願いします!。m(_ _)m



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。