魔法科高校の劣等生 ~世界をひっくり返す錬金術師~ 作:カイナベル
「ユグドラ・シリーズ」
ユニラ・ケテルが製造したCAD。特化型、汎用型両方があるため、シリーズの名がついている。調整の難易度は最高クラスで、並大抵の魔工師では調整することすら敵わない。
しかし、調整さえでき、使用者に完全に合わせることができれば、並ぶもののない性能を発揮する。錬の本気時の使用CAD。
「アズガルズ・シリーズ」
ユグドラ・シリーズと同じくユニラ・ケテルが製造したCAD。性能はユグドラ・シリーズより低いが、調整の難易度は低くなっている。また世界に二十もないといわれているユグドラ・シリーズよりかは入手も簡単であり、ネットに出回れば、プレミアがつくことも。(ユグドラはプレミア以上の価値)錬の通常使用時のCAD。
発足式から月日は流れ、八月一日。九校戦に出発する日になった。晴天の中、走るバスの中で俺は静かに目をつぶって寝ていた。厳密には目をつぶって寝ようとしているだけだが。耳栓、アイマスク、そして何事にも動じない心を持ち合わせている俺は会場に到着するまでの間、何が起きても動じることはなかった。例え、車内が冷房で感じていた温度より低くなろうと、何らかの影響でバスが横向きになろうとも。
会場に着き、部屋の鍵を受け取る。俺は一人部屋だ。一科生からの反感がいまだに根付いており、同じ部屋にするわけにはいかないということで達也のように荷物置き場というわけでもないのに一人部屋にされた。やれやれ、そこまで俺のことが嫌いかね。
部屋に入ると、机の目に着くところに一枚の紙きれが置いてあった。内容は、明日、私のところへ来たまえ、というものだった。この手紙がだれから向けられたものであるかは考える必要もない。よってすぐにゴミ箱に叩き込んだ。その後は懇親会まで届いているCADのチェックをしていた。
時間もたち、懇親会が始まった。九校戦の参加者は九校、全員合わせて四百人以上。それなりに大規模なものとなっている。ホテルの給仕スタッフだけでは賄いきれないのか、アルバイトと思わしき若者があたりを行き来している。その中にはエリカもおり、てきぱきと働いていた。なぜいるのか、という疑問はあるが特に知って意味のないことなので省略する。そういう俺は他校の生徒、特に女子が集まってくるのをあしらうのに必死になっていた。なぜかやたらと俺の周りに人が集まってくる。そろそろあしらうのも疲れてきたので、達也に番犬になってもらおうと達也の方に向かう。
「どうした?錬」
「相手をするのが疲れてこっちに来たんだ」
「俺は番犬か?」
番犬以上に効果は発揮していると思う。少なくともシェパードやドーベルマン以上の働きはしている。人気の出そうな深雪の周りには他校の生徒が群がっているが、俺の周りにいた連中もいつの間にかいなくなっている。達也と軽く雑談をしていると、後ろから声をかけられる。
「お飲み物はいかがですか?錬君、久しぶり」
振り返ると、トレーにドリンクを乗せたエリカが立っていた。軽く挨拶をすると、達也になぜいるのかの説明が軽くなされた。レオたちも来ているらしく、美月たちは裏で仕事をしているらしい。ウエイトレスなのに仕事をしなくてもいいのか、と思いながらエリカと会話をしていると、深雪がやってくる。
「ハイ、エリカ。可愛い格好しているじゃない。関係者ってこういうことだったのね」
深雪も加わり、会話の続きをしているとエリカの格好についての話になる。そうして話していると、ミキ、という聞き覚えのない単語が出てきた。それは深雪も同様だったらしく、
「ミキ?」
疑問形で質問する。すると、エリカが何か思い出したような顔をして人ごみの中に消えていく。その中を小走りで走っている中でもドリンクを零さないのはさすが、と言える。エリカが消えてから、すぐ、今度は深雪が何か思い出したような顔をする。
「そういえば錬君。会長から預かっているものがあります」
渡されたのは眼鏡。パッと見た感じ度は入っていないので伊達だが。それよりも何故渡してきたのかは気になる。
「なんで?」
「何でも、目の下のクマが他校の方々を圧迫してしまうとのことで、眼鏡で隠して和らげて、とのことです」
俺のクマはそんなにひどいのか?そこまで気にする必要はないと思うが。でもかけなかったらかけなかったで何かしら言われるだろうから、一応かけることにする。
「深雪、ここにいたの」
「達也さんと錬さんも一緒だったんですね。ってどうしたんですか?その眼鏡」
深雪を探してか、雫とほのかがやってくる。当然見覚えのない俺の眼鏡には反応してくる。これをつけることになった成り行きを説明すると、特に疑問もなく納得してくれたようだ。
「そうなんですか。とてもよくお似合いですよ」
「うん、雰囲気変わって見える」
「そうか。着け慣れないからちょっと鼻の上が痛いんだがな」
俺の眼鏡の話題もひとしきり終わり、なぜ雫とほのかが深雪を探していたのかという話題になった。どうやら深雪に話しかけたい連中が番犬達也が厄介に感じたらしく、呼んでくるように頼んだらしい。すると、深雪は達也に諭され、達也に見送られて、一高の集団に雫たちと向かっていった。
達也が先輩方と話をひとしきり終えたところで先ほどどこかへ行ったエリカが男子を一人伴って戻ってきた。
「あれ、深雪は?」
「クラスメイトのところへ行かせた。あとで俺の部屋に来るからその時に紹介するよ。それよりもまずは錬に自己紹介をした方がいいと思うが?」
「ああ、うん。初めましてだね。僕の名前は吉田幹比古。幹比古と呼んでくれ」
「園達錬だ。俺も錬でいい。しかし何で俺の名前を知っているんだ?」
「達也たちに聞いたんだ。それにこの学年に君の事を知らない人はいないと思うよ」
本当かどうかを問う視線を達也、エリカの順に送ると、当たり前だと言わんばかりの冷たい視線が送られてくる。
「君とは話がしてみたかったんだ。達也から聞いた話によると、全分野について詳しいらしいからね」
俺も達也の友人ということで多少は興味が持てる。幹比古が一瞬口を噤んだかと思うと、少し深く息を吸ってから言葉に口にする。
「錬、君は…」「錬君」
が、間の悪いタイミングで雫が入ってくる。俺から見ても最悪のタイミングだったので、幹比古は口を開けたまま、何も言えなくなり、エリカはそれを見て笑いをこらえている。雫は場の状況が把握できたのか、申し訳なさそうな顔になる。
「…ごめんなさい、話を区切っちゃって」
「い、いいんだ!僕の話はまた今度でもいいから」
「それで雫、どうしたんだ」
「錬君を呼びに来た。エイミィたちが話したいって」
達也の方を見ると、行け、という顔をしていた。俺も友人の頼みを無碍にするほど、性格悪くないと思うので、言われるがままに集団のところに向かうことにした。集団では深雪やほのか、エイミィたちが楽しそうに談笑していた。
懇親会とは新たなる出会いの場でもある。二、三年は去年のライバルとの再会。一年はライバルとの出会い。だがうら若き年頃の学生からしてみれば懇親会という場所はライバルとの出会いだけでない。
会場の一角、赤の制服に身を包み、肩には八芒星の校章。一校のライバル、第三高校の生徒たちがそこにいた。
「見ろよ、一条、あの子、超カワイクねえ?」
三校の生徒が女子に取り囲まれながら相手をする一条将輝に話しかける。視線の先には深雪が。やはり深雪ほどの美貌なら視線を集めるのは必然か。一条将輝の視線がくぎ付けになる。このように年頃の高校生であれば、異性に興味があるのは当然。一部のもの以外は異性を物色してしまうのは当然だった。
「一条が他校の生徒にくぎ付け…?珍しい」
「何じゃとっ!親衛隊が荒れるぞ!」
驚いていたのは、懇親会で交流をする、それに少しばかり苦言を称している者たちだった。
「一条様、こっち向いてください!」
取り巻いていた女子たちがしびれを切らして、一条に声をかけるがまったく反応しない。十師族の跡取りである一条が夢中になっている。この事態に少しばかり驚いている者たちがいた。
(どんな子なのかしら…?)
一条の跡取り候補である将輝がほかに興味を示さなくなる。その事態に興味を抱いている人物がいた。名前を一色愛梨、四十九院沓子、十七夜栞。三校一年女子の中でも屈指の実力者だ。中でも一色愛梨、またの名をエクレール・アイリは十師族の一つ下、師補十八家に名をつらねる名実ともの一年女子のエースである。
「文句を言ってやろうと思ったけど…あんなの太刀打ちできないよお…」
親衛隊から泣き言がこぼれている。それほどの人物とはいったいどんな人物なのか。気になったため、沓子の提案で見に行ってみることにした。
「……!!!」
なんて美しさなの!それに今感じた本能的な畏怖は…。
「親衛隊が泣いて帰ったのもうなずける」
「うむ…びっくりしたぞ。三校には血筋から言っても美形が多いから特にの…」
栞と沓子が各々の感想を言う。確かにこの美しさは誰も文句が言えないものだった。さそがし名家の出身であるに違いない、私はそう思い、軽く挨拶に行こうと思ったら、何やら意気消沈していた親衛隊から不吉な声が聞こえた。
「一校にも一条様に劣らない眼鏡イケメンがいるわ!一条様がだめならあっちに行くわよ!」
「「「「イエッサー!!!」」」
なんて現金な人たちであろうか。私も女子であるが、女子とはこのようなものなのだろうかと心底呆れてしまった。そんな親衛隊を他所に一校の選手に挨拶に行く。
「初めまして。私たちは第三高校一年、一色愛梨。同じく十七夜栞と四十九院沓子よ」
「第一高校一年、司波深雪です」
(司波…、そういう家ってあったかしら?)
「あの、何か大会で優勝経験は?」
「ありませんが…。大会に出るのもこれが初めてで…」
「あらぁ、一般の方でしたか。名のあるお方かと思ってお声かけしましたの。勘違いでお騒がせしてごめんなさい。試合頑張ってくださいね」
興覚めだ。あの美貌、どこかの名家の方かと思ったら、まさか一般の選手、格下だったとは。
「あんなにつらく当たる必要ないんじゃないの?」
栞から苦言がこぼれる。たしかに私の勘違いではあるが、格下と話しても得る物はない。そう思ってその場を後にしようとする。しかし、私の足は止まった。
「何じゃ…あの男は…あれが親衛隊の言っていた男か?」
「あれなら親衛隊が目をつけるのは当然かも」
すれ違ったのは、眼鏡をかけた男。それもかなり顔立ちが整っている。それにさっきの司波さんと同じ感じがする。その男は司波さんに話しかけていた。…あの人にも一応声をかけておきましょう。損になることはないでしょうし…。
「もしもし、少しよろしくて?」
「何だ?」
不愛想に返してくる。この男には紳士性というのものがないのかしら。
「私第三高校一年の一色愛梨といいます。同じく、十七夜栞、四十九院沓子です」
少し遅れてやってきた二人の分もまとめて挨拶をする。
「失礼ですがお名前を伺っても?」
「…第一高校一年、園達 錬だ」
「そうですか…。ちなみに何かの大会で優勝した経験は?」
「ない。大会自体これが初めてだ」
「出場競技は?」
「スピード・シューティングだ」
「そうですか…、せいぜいうちの栞を見て頑張ってくださいな。それでは失礼します」
また一般。それも何の大会の優勝経験もない。どうやら今年の一校は目が曇っているみたいね。三校の優勝はほぼ確実かしら。
「それにしても愛梨。何かいいことでもあったのかのう?」
唐突に沓子が口を開いて突拍子もないことを言い始める。
「どうしてかしら?」
「いつもはあんなにきついあしらい方をする愛梨が自分から話しかけに行くとはのう」
続けて栞も話し始める。
「うん、それにいつもより饒舌だった」
「もしや、一目ぼれか?」
「ち、違うわよ!あんな一般に私が一目ぼれなんかするわけないでしょう!」
人目もはばからず、大声をあげてしまった。少し注目を浴びてしまう。そんなつもりはなかった。でもこの二人にはそう見えていた、というかそうだったらしい。私もなぜあんな行動をとったのだろう。自分の行動に疑問を抱きながら、二人と三校の輪に戻った。
「何だったんだあれ。喧嘩売ってるのか?」
「ただご挨拶に来ただけでしょう。あまり気にする必要はありません」
「確か…エクレール・アイリ、だっけか?」
「まあ、珍しい。自分からお調べになっているなんて」
「失敬な。一応選手として調べておいたんだよ。達也にやれって言われたのもそうだが。ほら来賓あいさつ始まるぞ。俺は飯食ってくる」
「そういうところは相変わらずですね…」
呆れ顔になっている深雪に背を向け、食事の載っているテーブルに向かう。来賓のあいさつなんぞ聞いていても無駄だ。それよりかだったら、食事にいそしんでいた方がいい。来賓のあいさつが始まり、生徒たちの視線がそちらに向くが、俺は食事を続ける。来賓のあいさつは「立派な魔法師になれ」という、つまらないものだったため、視線を向ける価値はないと判断したからだ。そして最後の、九島烈のあいさつになった。チラリと視線を壇上に向けると、壇上に一人の女性が立っていた。一瞬何だ、と思ったが、すぐに悪ふざけであるとわかり、再び視線をテーブルに戻した。こんなことは閣下といるときはしょっちゅうで、もう何をしているか大体わかるようになっていた。閣下のあいさつが俺の食事中にも続く。
「まずはこの愚老の悪ふざけに付き合わせたことを謝罪する」
マイクからはいつもの閣下とは思えないほどの威厳、覇気を纏った声が聞こえてきた。その声に不思議と俺も視線がそちらに向く。
「しかし今の手品に気付いたものは私の見たところ六人だけだった。つまりもし私がテロリストで来賓に紛れて毒ガスなり爆弾なりを仕掛けたとしても、それを阻むべく行動を起こすことができたのは六人だけだということだ」
興味津々で聞いていた学生たちが息をのむ。
「いいか、若人諸君。魔法とは手段であって目的ではない。魔法を磨くことはもちろん大切だ。そのための努力も決して怠ってはならない。しかしそれだけでは不十分だということも自覚してほしい。私が先ほど見せたように、使い方を誤った大魔法は使い方を工夫した小魔法に劣る。魔法はその種類だけではなく、使い方も大切になるということを覚えておいてもらいたい。明日からの九校戦、諸君の工夫を楽しみにしている」
まばらに拍手が起こり始め、やがてそれは会場全体を巻き込んだものへと変わる。俺も食事の手を止め、手を拍手へと持っていく。これほどまでに現代の魔法の立場を否定したような、それでいて生徒たちのやる気を煽る、こんな演説には拍手を送らざるを得ない。さすがの俺でもそう思ってしまった。俺は改めて世界最強の魔法師、九島烈のすごさを知ったのだった。さて閣下の話しが終わったところで俺も閣下と同じことをさせてもらおう。俺はそっと会場をあとにした。
九校戦を明日に控えた今日。懇親会の疲れをいたすためか、はたまた有り余っている気力を少しでも減らすためかは知らないが女子たちは温泉に浸かっていた。一人を除いて。その一人は雫。彼女は個室サウナにこもっていた。その理由は温泉が嫌いだからとかいうものではない。単に現実から目をそらすため。
………まだ伸びしろはあるはず…。可能性にかけよう…。
気分を前向きな方にシフトしてサウナから出ると、何やら形容しがたい雰囲気が漂っていた。
「……どうしたの?」
「い、いやなんでもないの!それより、三校の一条選手。ずっと深雪のこと見てたね」
「一目ぼれ?」
「そりゃあ深雪だもの」
「実は前から知り合いだったりして」
深雪を置いてけぼりにして話を進め、キャーと声をあげながら、深雪に事の真相を確かめようとする。
「真面目に答えさせてもらうと、一条君のことは写真の中でしか見たこと無いわ。」
淡白というか興味がなさそうな回答が返ってくる。答えに少し期待していた女子たちは冷や水を頭からかけられたような感覚に陥る。
「じゃあ、深雪のタイプってどんな人?やっぱりお兄さんみたいな人かい?」
この質問にほのかが軽く反応する。もっともそれに気付いたのは雫のみだったが。
「何を期待しているのかは知らないけど、私とお兄様は実の兄弟よ?恋愛対象としてみたことはないわ」
矢継ぎ早に今度はエイミィが口を開く。
「じゃあ、錬君みたい人?」
その言葉に今度は雫が身体を震わせる。今回は誰も気づかなかったが。
「なんでこのタイミングで彼が出てくるのかしら?」
「だってよく一緒にいるじゃない」
「彼のことはいい友人だと思うけど、私は彼を恋愛対象で見たことはないわ。そしてそれは彼も同様よ」
「そっかー。でも錬君、今回でかなり人気出そうだよね。魔法力は深雪以上だし。それに眼鏡も似合ってたし」
身震いしたことを無かったことにして落ち着いた雫が口を開く。
「魔法力の高さに関しては私も同意。恐らくだけど、九校戦の中でも歴代トップクラスだと思う。」
「そんな彼がたった一種目しか出ないなんて残念だよ。」
「…ここだけの話、本当は彼もモノリス・コードの選手に選ばれていたのよ」
「本当!?」
雫が珍しく声を上げ、問いかけてくる。
「雫、落ち着いて」
「あ、ご、ごめん」
声を小さくしながら、また浸かり始める。
「雫はモノリス・コードオタクだもんね」
「…オタクって程じゃない」
ほのかが助け舟を出すが、逆効果に終わる。おかしな雰囲気が漂うが、それを振り払うようにスバルが口を開く。
「話は戻すが、なぜ断ってしまったんだい?モノリス・コードに出ることは名誉なことだというのに」
「聞いたところによると、あまり荒事が好きではない、とのことよ。あと、めんどくさいとも言っていたらしいわ」
「めんどくさいって…。彼もある意味すごいよね…」
その後も少女たちは雑談に花を咲かせていた。
一方その頃。脱衣所では第三高校、一色たちが話していた。
「何やら中が騒がしいわね」
「どうやら一校の連中が入っているらしいのう」
「随分と低俗な会話をしているようね」
一色がかなり辛辣なことを言う。よほど自分に自信があるのだろう。
「とにかくあんなふざけた連中なんか眼中にないわ。今年の九校戦は私たち三校の最強伝説の始まりよ」
一色から誰に向けてかもわからない宣戦布告がなされた。
少女たちが温泉の中で話に花を咲かせている一方で錬は部屋でコンピューターと向き合っていた。理由はCAD、そして魔法の最終チェックをするため。明日からの九校戦。特に興味はないが選ばれた以上、全力を尽くして勝ちに行く、というのが錬の気持ちだ。気持ちを改めて引き締めなおして、錬は再びモニターに視線を向けた。
「ユニラ・ケテル」
トーラスシルバーに並ぶ稀代の天才と称される天才エンジニア。その素性はなぞに包まれており、大企業が捜索しても全く尻尾がつかめないほど。起動式を二十個保存できる特化型の開発(その分少し大きめ)やユグドラ・シリーズの開発など数々の功績を残している。その正体は園達錬。情報が全くでないのはアストラがすべて握りつぶしているため。
名前の由来は宇宙(universe)を少しいじったものと、keterを混ぜたもの。この場合のketerの使い方はヘブライ語の王冠の意ではなく、SCPの方のketerの使い方。宇宙の中でもかなり危険人物という意味の皮肉。
この話では優等生のキャラも出てきます。異論は認めます。ですが曲げるつもりはありません。無理のないように、かつオリジナル展開にねじ込めるように頑張って展開をかんばっていきたいと思います。
それでは次回までお楽しみに。あと評価ご感想お待ちしています。