2話 少女の誤解が霧消の刻   作:プレインズウォーカー

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東方灯火宿(とうほうともしびやどり)
2話 少女の誤解が霧散の刻


~紫のスキマの中~

 

オプティア「助けてくれた事には感謝するが、あんたは何者だ?

隙間から出てくるものなんて俺ははじめてみたぞ。」

八雲 紫「まだお互い名前を名乗っておりませんわね、私は八雲 紫と申すものですわ。 あなたのお名前は?」

オプティア「俺はオプティアだ、八雲さん・・・。」

 

 お互い自己紹介してオプティアは紫の事を八雲さんと呼ぶが、その後右手でオプティアの前ですっと静止して。

 

八雲 紫「楽しい会話はここまでです、これから先はあなた自身が決める事ですわ。」

オプティア「それって・・・」

 どういう意味なんだといいかけて八雲 紫はスキマを解除してオプティアを空からひゅ~~って落とす。

 

オプティアはスキマ解除で足元の支えがなくなり落下して、地面に激突するところだった、考える時間がなく自分の安全を確保する魔法の発動に頭の中はいっぱいであった。

 

オプティア「衝撃を和らげる包み込むもの・・・これだ!!

【防護の泡】!!うまくいってくれ・・・頼むぞ!!」

 

【防護の泡】を唱えて丸いシャボン玉がオプティアの体を包み込む、地面の激突はなんとしてでも避けなければ、精神を集中して泡の調整をする、それは舵をとるように。

 

~同じ頃・守矢神社~

早苗「ふっふっふ~~~ん♪」

 早苗は上機嫌だった、人里の買い物のついでに外の世界から何の変哲もない探検者が使っていた【探検者の望遠鏡】を手に入れたから、使いたくてたまらないのだ。

その瞳は特殊な原理を用いた彩がある万華鏡を見るように。

諏訪子「私にも見せてくれよ、早苗。」

早苗「こういうのは最初に買った私に使う権利がありますよ、レンズの先は何があるんでしょうね~。」

諏訪子「だめだ、こりゃ。神奈子、早苗は自分の世界に入ったみたいに聞く耳がないよ。」

 諏訪子が軽くぽつりと神奈子に言い放つと・・・。

神奈子「幻想郷は常識で物事を考えてはいけないところがあるから仕方ないよ。」

諏訪子「まあ、それが早苗だからね。」

 諏訪子の愚痴を軽く流す神奈子、そんなこんなのやりとりをしていて【探検者の望遠鏡】のレンズを覗き込んでいた早苗は空を見る。 

早苗「流れ着いた【探検者の望遠鏡】で空を見てみましょうかね・・・。

あの奇妙な泡は・・・?諏訪子様、神奈子様、どう見られますか?」

神奈子「ちょっと見せてくれるかい、早苗?」

諏訪子「どれどれ・・・?」

 早苗が気になるのかなと思った神奈子と諏訪子は望遠鏡を覗き込む、そしてこう判断する。

神奈子「私は異変のようには思えないよ、幻想郷は何でも受け入れるんだから、奇妙な泡であろうとなかろうと知ることじゃない。」

諏訪子「こういうのは少し様子を見たほうが・・・。」

早苗「神奈子様と諏訪子様は危機感があるんですか!?

外から来た私がいう事ではありませんけど放置しておくと後々脅威になりかねませんよ!!

私、解決にいってきます!!」

神奈子「ちょっと待ち・・・ってそんなに結果がほしいのかね、早苗は。」

 

 神奈子は後先考えず突っ走る早苗を止めようとするが、早苗を止められなかった。

 

~その頃オプティア【防護の泡】をうまく整えて地面に着地、早苗は様子見~

 

オプティア「ふう、ここなら大丈夫だな。 八雲さんは危うい事をする・・・。」

 ほっとしたのも束の間、オプティアの頭上には早苗がいて少し様子を見ている。

早苗「泡をクッションにように・・・まさかこれは異変!?」

オプティア「誰だ!?派手な飾りの争い・・・【西風の網】!!」

 早苗が異変といったところに空に飾りのように網糸を放つが弾かれる、これが早苗には刺激につながった。

早苗の思考は異変、変異、大異変以外には考えられなかった。

 

早苗「あなた見慣れないものですね、幻想郷の支配をたくらんでいるのならやめることをおすすめしますよ?」

オプティア「支配とは一体何の話だ、緑髪の娘? いきなりあってそういう事をするものは見たことがないぞ。

私はそのような事はたくらんではいない。」

早苗「では先ほどの泡の術はどう説明なさるのです?

ここは些細な争いが線を切ることになりかねないのですよ?」

オプティア「会話の歯車がかみ合っていないが?」

早苗「世界を支配しようとするものの話に聞く耳は私はありません。」

 

 オプティアはダメだ、全然話がかみ合わない。

一方的に決め付けるのはよくないと伝えたいがその考えを聞こうとする耳がない・・・。

こうなったら、少し強気で人格をゆがめるような事で少し動きを見てみるか・・・。

 

オプティア「娘、貴様の口の周りは何がある?」

早苗「どういう意味です?」

オプティア「今の貴様は合わせる手足がなく聞く耳もなく、目も鼻もない脳に口がついただけでぺちゃらくちゃらしゃべるだけ以外に脳がない決め付け女という意味だ。」

 

早苗はオプティアの言った事に腹が立ち、大人気ない行動をとる。

 

早苗「それは言い過ぎですよ、戒めを知りなさい・・・。

秘法・九字刺し!!」

 臨、兵、闘、者、皆、陣、裂、在、前・・・魔方陣を描いて早苗は怒りに身を任せて、オプティアに向けて攻撃を仕掛ける、回避する途中で攻撃の一部を受けてしまう。

 

オプティア「なんて力だ。力の差がありすぎる。」

早苗「戒めを思い知りましたか? でも私はそこまで鬼ではありません、考えを改めるなら別ですよ?」

 

オプティアは考えと話がかみ合わないのに疲れを感じた、このままでは埒が明かない。

 

オプティア「話が合わないものと足を合わせるつもりはない・・・【謎めいた命令】!!」

青いつぼを用意して【謎めいた命令】を唱えると青い丸と魚の釣り針が四つつながるように魔方陣を描いてその魔方陣は目くらましになる、早苗は魔方陣の光に目をつぶり、魔法陣が消えた後に目を開けたら、そこにオプティアの姿はなかった。

 

早苗「逃げられた、彼は一体。」

異変を解決と思い空回りする早苗、諦めて守矢神社に戻っていくのであった。

 

~魔法の森・周辺~

 

オプティア「娘には悪い事を言ったが、悪く思わないでくれ・・・。

【惑いの迷路】を思わせる森だな、何か仕掛けがあるのか?」

 

謎めいた命令で逃げ道を作り、オプティアは無我夢中で魔法の森の周辺に来ていた。

早苗に刺激を与えた言動を心の底からわびるオプティア、傷が思ったより多くさてどうしたものかと考えるのであった。

 

 

~続く~

 

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