投稿遅い上に短くてすいません…本当に。
それでは、どうぞ!
「ああおはよう、ジル。よく眠れましたか?」
「あー」
「そうですか、良かった」
うん、あれ絶対分かってない。
あれから色んな手続きの後、私はばあちゃんの家に住むことになった。これは護りを固めるためだと知っていたし、そもそも親戚がばあちゃんたちの他にはいなかったので何の問題もなかった。ただ、護りを残したのが母でなく父な点でハリーとは異なるが。
あの時、ヴォルデモートは父を殺し、母と私を殺そうとした時点で消滅していたが、それはどうやら父が護りを残したことによるものだったらしく、ばあちゃんに預けられたのもそのためだそうな。
ただそのせいで母にも護りが残ることになったが、母はすでに記憶を失っているし、予言の子でもないためばあちゃんの家に住むことにはならなかった。その代わり、聖マンゴの一番守りの硬い隔離病棟に入院することになった。ただ、それで記憶が戻る確率は少ないとの事だ。
そんなことを回想していると、ドアが大きな音を立てて開き、凄い形相をした大叔父さんが飛び出してきた。な何があったんだろう。
「どうしたんです、いきなり入ってきて。ノックしなさいと言ったでしょう?」
「そそ、それどころじゃない、大変なんだ」
「何があったのですか?アルジー」
冷静に問い質すばあちゃんに、大叔父さんは深く息を吸い込むと、一気に言った。
「殺された。あの2人が。ジェームズとリリーが、殺された」
ガタッと音がして、私は頭の痛みに悶絶した。が、それどころではない。
死んだ。
ジェームズとリリーが。
ハリーを残して。
ハリーは予言の子ではなかったというのに。
「…それは、本当なのですか?アルジー」
「あ、ああ…皆が言っていた…死んだ事も、どんな風に死んだのかも…」
ハリーが予言の子ではないにもかかわらずポッター家が襲われた理由…それは、本来の歴史での両親と同じような理由だった。ただ、肉体的に死んだか、精神的に死んだかという違いがあるだけで。主君の消滅に怒り狂ったベラトリックス以下信望者達は、襲われなかった方のポッター家が主君の居場所を知っていると決めつけ、ポッター家を襲撃した。忠誠の術がかかっていたはずだが…恐らく、ワームテールが既に漏らしていたのだろう。だが、襲った時、磔の呪文をすぐに使わなかったのが幸いしたのか、2人には反撃する余裕があった。だが流石にベラトリックスとその夫、クラウチjr.、ラバスタンなどに対し多勢に無勢。2人は適わず殺されてしまった。だが、それでもラバスタンを戦闘不能に追い込み、クラウチjr.を気絶させ、ロドルファスを負傷させたのは流石だと思う。だがベラトリックスは無傷のまま突き進み、そのままハリーまでも殺そうとしたがすんでの所で魔法警察舞台が駆けつけ、4人は逮捕された——そうだ。
それを聞いた私は——
遅い。
何をしてるんだよクソジジイが。
私が襲われた時点で、そっちの防護も強めるべきじゃなかったのか。それとも、ワームテールが裏切らないとでも——そうか、シリウスが目くらましをしたことを知らなかったのか。それでも、これではなんの言い訳にもならない。結局、ハリーは選ばれし者でも何でもないのに、たった1人——生き残った男の子になってしまったじゃないか。
そう怒りを煮えたぎらせていると…
「ジル…?」
「ジ、ジル、な、なんだ?その、目は?」
?
え?何、私、そんな怒り表に出してました?そんなマジなトーンでビビられるレベルなの?
そう思いつつ何気なく近くの鏡を見ると——
キャアッ!
え?え?何で?何これ?なんで——目が真っ赤に光ってんの?
そう狼狽していると——
あ、戻った。良かったあ…。でも、何で目があんな事に…
そうだ。
私は、あいつの分霊箱だった。魂が引っ付いてしまってるんだから、こうなるのも有り得ないことじゃない。でも…
傷痕の方が、マシだったな…
「あら?今の、見間違いだったのかしら?」
「あ、ああ、そうだな多分。きっとそうだ」
そこ、現実逃避しなさんな。特にばあちゃん。そんな怖いんですか?若干傷つくんだけど。
その時、窓のあたりがノックされた。
「あら?フクロウですか?誰から…ダンブルドア先生?」
「!本当か!今度は一体…」
お願い、頼むからあんなニュースではありませんように…
「『ポッター家の二人がハリーを残して亡くなったことは、お聞きのことであろうと思う。ついては、引き取り手が見つかるまで——』」
「…ハリー・ポッターを、預かってほしい?」
え?
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