次回に学園サイド扱います。
正直すぐ学園に帰って来ると思ってましたが、お布団でぐっすり寝て、起きたら話の展開忘れたのでそれから思いついた話に飛んでいきました。
どうしてこうなった。
まだ試験が終わらないので次の投稿は月末になると思います。
一夏のクラス代表就任パーティの翌日。
IS学園の食堂にて布仏本音は朝食としておうどんを食べていた。
(昨日の晩からビオレどこ行ったんだろ。散歩してくるから先に寝ててって言ってたから寝てたけど…。朝起きたらいなかったし…)
むーむーと可愛く唸りながらおうどんをすすっていたら、
『緊急放送です!緊急放送です!』
いきなり食堂に設置されているモニターから緊迫した声が聞こえる。
朝の15分ドラマが楽しみな本音はドラマの邪魔をした緊急放送に少し残念がる。
「なになに?」 「どうでもいい事でしょ」 「3人目のIS男性操縦者とかかな?」 「そうかも〜」
みんなも緊急放送に耳を傾ける。まあ、反応は良くあるものだ。
「なんだ急に朝から?」
隣で朝からチキン南蛮定食をガッツリ食べてる一夏も似たような反応だ。
そしてテレビの女性アナウンサーは困惑に満ちた表情で告げる。
『先程、現在IS学園に在学中の面子美男麗さんとISの開発者である篠ノ之束博士がドイツ軍の基地に侵入しました! 面子美男麗さんは「自分は女性IS操縦者だ。男性IS操縦者ではない!だから解剖はしないで!嫌だ!」と叫びその場から逃走。篠ノ之束博士も笑いながら面子美俺麗さんにしがみ付きながら逃走。ドイツ軍と警察は現在、面子美男麗さんの身柄の保護を目的とした捜索を続けています。』
(え?えぇ?ちょっ待っ?……えぇぇぇー!?)
一夏がチキン南蛮を喉に詰まらせつつ、席を立ってテレビに近寄る。
「こら一夏!口に物含みながら席を立つな!」
正論だけどどこかずれてる箒を無視して一夏は
「な、何であいつドイツいんだよ!昨夜までここでご飯食べてたじゃないか?!」
と慌てる、
周りと比べてリアクションは少々大きいが皆似たような反応だ。
ついでにざる蕎麦すすってた織斑千冬もこれには驚いたらしく、麺を吹き、むせていた。
IS学園の朝はこうして、ここにいない1人の男で大賑わいであった。
ーーーーーーーー、一方ドイツ軍基地はーーーーーー
「貴様ら、動くな!ドイツ軍のIS基地に侵入とは何事だ!」
銀髪少女に恐喝なう。でもこれはこれで悪くない気がしてきた。可愛いし……
ハッ!!思考停止して目の前の事態から目を背けていた!
あ、どうもドイツなうのビオレです。束博士と仲良く海上を移動しつつ、陸に着いたらそこはドイツ軍の基地でした。どうしてこうなった。
隣の束博士も呆れ顔でどうしてこうなったらという様子。天才束博士と考えてることが同じだと分かり、少し親近感を覚える。
……しかし良く見たらほぇーとこんな状況なのに呑気そうな感じである。こっちはノン呑気なのに…
やっぱり考えてること同じでも感じてること違うや。近づいた親近感は無限遠方へまた飛んで行った。
「というかそこの2名、束博士と片方は2人目の男性操縦者の面子美男麗だな!」
しかも顔も割れてーら。あ、でも誘拐されました助けてって申し出れば保護からの日本帰国ワンちゃん?
そう考え、銀髪っ子に助けを求めようとしたら、
「そういえばドイツはこの前、複数名の男性操縦者が居るなら、内1名を解剖なりして今後のIS研究に役立てるべきだと主張していたよ。保護をお願いするべき相手かどうかは私には分からないなぁ〜。 (ここで私はドイツ軍に捕獲される訳にはいかない!ビオレを利用して逃げよう!) 」
「ひっ!、それは本当かい束っち?!」
「もちろんさビオレっち!天才は嘘つかないよ!天才だから!」
「た、確かに束っちは天才、それは本当だ。…なら今の話も本当と言うわけですね!ありがとう」
「(ビオレは言われる事全てを本当だと信じるなぁ。いつか痛い目に遭いそうだ。ってか今遭ってた。)なら、どうすれば良いか分かるよね?」
大丈夫、分かってるさ。
つまり2人目の男性操縦者である自分はドイツに保護という名目で解剖される訳だ。ど、どうすれば。分からない、自分は天才ではないのだから。
ぬんぬんぬん…
………ん?、何か天からの啓示が降って来そうだ…。
まず、2人目の男性操縦者はドイツに解剖される……。なら、2人目の男性操縦者じゃない人はドイツに解剖されない……。
そして、相手は自分を2人目の男性操縦者だと思っている……。なら、自分は2人目の男性操縦者じゃないと相手に思い込ませれば……。
論理的思考の果てに一筋の光とも錯覚する解決の策が生まれる。
自分が女の子なら解剖されない! (証明完了&神の啓示終了)
そうと決まれば今から私は女の子だ! (自己暗示開始感)
「……分かりましたよ束っち。この状況からの解決策が!」
「そうだろ分かったろう! 「自分は女の子なんですね!」……えぇそうなる?」
そうして私はドイツ軍に向けて、胸を張り、堂々と述べた。
最近一夏にキモがられた、この練習中の女声で言ってやる!
「自分は女の子です。2人目の男性操縦者ではありません。ただの軍基地に潜入したIS操縦者です!」
「ならお前はただの重犯罪人だ!捕らえろ!」
やった!男性操縦者じゃ無くなった!
そうして周りのISが捕らえんと襲いかかる!
「やった!男性操縦者から重犯罪人になった!これで解剖されないですよ束っち!」
「やったじゃないよ!これ捕まったら死刑だよ!このアホー!」
「え?それじゃあ解剖されないけど死ぬじゃないですか!」
「分かったらさっさと逃げるぞ!こんな事になるなんて、もう笑えてくるよ!」
そう言って束博士は煙玉みたいな何かを相手に投げつけ、自分の背中にしがみ付く。
「逃げるな!貴様ら!」
少女の声が聞こえる。しかし、すまない!私は死にたくないのだ!
「さぁ行くぞ!」
「はい!(背中に柔らかな何かがぎがががが)」
そして逃げるべく空へ飛び立った。
股間部分に気を使った腰の引いた前傾姿勢は過去最速のスピードで空を駆けた。
主人公…焦って束っちと咄嗟に呼び、それが定着しつつある。考えてる時は束博士と呼んでいる。世間は自分のことを男性操縦者だと思ってないと思ってる。
束っち博士…振り回すつもりが振り回されている。少し楽しくなって来たらしい。
ドイツ軍…保護しますよ。解剖しません。ドイツ軍は良識溢れる素晴らしい軍です。可愛い女の子いるし