でもゆゆゆって戦闘の部分が意外と纏まっててそれまでの日常が長い!
戦闘はまだちょっと待ってくださいごめんなさい。
あと、ゆゆゆい始めました。
沖縄とか北海道の勇者でてくんのね…
「こんにちはー、友奈、東郷入りまーす。」
「こんにちは。」
「失礼します。石滅相馬入ります。」
「来たわね。で、石滅はこれ!」
「?」
俺は犬吠埼先輩から一枚の紙を手渡される。
それをめくると入部届と書いてあった。
「それ書いて出せばあんたも正式に勇者部よ!」
「「ええーー!?」」
犬吠埼妹と結城が驚く。
「早くないですか?昨日言ったばかりなのにもう入部しちゃっても大丈夫なんですか?俺としては他の部活の誘いをきっぱり断れるからいいんですが…。」
「いーのいーの。ちゃちゃっと書いて職員室に出してきなさい。」
俺は入部届を書いて部室を出ていく。
———————————————————————————
「いいんですか?風先輩。」
「あたしも昨日大赦に聞いてみたんだけど、『自分の好きなようにしなさい』って感じの返事が来たのよねー。文章はもっと堅かったけど。」
「そうですか。なんだかあっさりとしてますね。」
「まぁまぁ、相馬君がいないときに話せば大丈夫じゃないですか。彼とはすごく仲良くできる気がします!」
友奈ちゃんが目を輝かせる。昨日の勇者部がかっこいいという発言に惹かれたのだろう。少しあったばかりの人を信用しすぎな気もするが…。
「そうね、彼が居れば動物関連はすぐ解決できそうだものね。」
「友奈さん名前呼び…。」
「お!そういえば~、いつの間にか名前で呼んでるわね~。部室に来るまでに何があったぁ!。」
「え?あ、いや…。なんか自然に呼んじゃってました。ていうか名前呼んだの初めてです。」
「教室では私が石滅君を誘ったものね。」
「うん、なんだか話しかけづらくて…。なんでだろうね…。」
そういうとニヤニヤして風先輩が近づいてくる。
「それはぁ~、恋なのではないですかぁ?」
「「「え!?」」」
「友奈さんひとめぼれですか?!」
樹ちゃんが目を輝かせる。樹ちゃんはよく少女漫画を読むからこういう話題が好きなんだろう。
「友奈ちゃんそれは本当なの?」
東郷さんが静かにそう聞いてくる。なんだか少し声のトーンが下がったような…?
「ち、違うよ!なんだか不思議な感じがして、つい!」
慌ててそのことを否定する。なんだか彼が懐かしい感じがするなんて言ったらまたからかわれそうだったから…。
「ま、そうよねー。じゃあ石滅…うんこれ言いづらいわね私も名前呼びにしよう。」
「それは…本人が居ないところで決めてしまっていいものなんでしょうか?」
「いいのいいの、どうせ気にしないわよー。」
風先輩がそんなことを言ったとき、丁度扉がノックされる。
「石滅です。入っても大丈夫ですか?」
「おぉ!ナイスタイミング!いいわよー。」
ガラララと扉を開け相馬君が入ってくる。
「今、話してたんだけどさー。なんか石滅って呼びづらいから相馬って呼ぶけどいい?」
風先輩が聞く。
「構いませんよ。好きに呼んでください。他のみんなも好きに呼んでくれていいから。」
「よーし、じゃあ新戦力も揃ったし、依頼バンバンこなしていくわよー!」
「「「おー!」」」
「お、おー!」
相馬君がワンテンポ遅れてみんなの真似をする。
「じゃあ、とりあえず東郷!ホームページの更新よろしく!」
「了解しました。」
東郷さんがパソコンに向かう。
「私と樹は、部室で待機して~…。」
風先輩がなんだか悪い顔をしている。
「友奈と相馬は、この猫ちゃんたちの里親探しに行ってらっしゃい!終わったら亀屋で集合!」
「風先輩!若い男女が一緒に居るなんて…!」
「おやおや~、私はただ依頼をしてきてって話をしたんだけど東郷は何を想像しちゃったのかなぁ~?」
「な、何でもありません!…友奈ちゃんくれぐれも気を付けてね?」
東郷さんにそう言われる。男の子が一緒のほうが危なくないような気がするけど…。
「うん、頑張ってくるね。」
そう言って相馬君と部室を出ていこうとすると、
「気になるんだったらとりあえず話してみなさい。」
風先輩が耳元でそういった。…やっぱり先輩なんだなぁと思った。
「はい、結城友奈行ってきます!行くよ相馬君!」
「お、おう。石滅相馬行ってきます。」
「「行ってらっしゃーい」」
私と相馬君は学校の外に出た。
——————————————————————————————
校外に居る俺たちは猫を探している。
…と言っても、寄ってくる猫の中に迷子の猫がいないか探しているだけなんだが。
「すごーい!ホントに猫ちゃんが途切れることなく集まってくるよー。」
結城は、目を輝かせながら傍で見ている。
俺は、寄ってくる猫と写真を照らし合わせながら迷子の猫を探している。違う猫には「また今度な」と断りを入れ抱っこしてから降ろしてやる、すると猫は渋々ながら俺から離れていく。
はたから見たら猫を選別してるみたいだなと客観的に思う。
「お前か、迷子の猫は…。」
背中に花弁のような模様がある猫。桜の花びらみたいな猫を抱きかかえる。
猫は嬉しそうに「にゃあ」と鳴く。
「ほれ、結城が抱いててくれ。」
「え!いいの?」
そんなに羨ましそうに見られているとこちらも渡さざるを得ない。
「優しくだぞ?」
「うん!うわぁ、やっぱりあったかいにゃあ」
時が止まった…気がした。
自分が言ったことを理解したのか結城は顔を真っ赤にする。
「やっ!えっと…、今のはなんていうかね!違うの!つい出ちゃっただけだから!」
「あ、あぁ…、可愛かった…ぞ。」
「へ!?」
しまった。今のは失言だったか?結城が更に顔を真っ赤にする。
さながら茹でたてのタコのように真っ赤だ。
「う、うぅ…。」
「ごめん…。失言だった。」
そうして二人の間に気まずい空気が流れる。
しばらくして沈黙を破ったのは結城の方だった。
「ねぇ相馬君…。
私たちってどこかで会ったことない?」
サァ…っと、俺と結城の間に風が吹く。
「…なんでそんなことを聞く?」
少しばかり息をするのを忘れてしまった。
顔に驚きは出ていなかっただろうか?
彼女にはばれていないだろうか?
…彼女はどこまで継いでいるのだろうか?
「なんかね、相馬君に初めて会ったときすごく懐かしいって感じがしたんだ。それに今は相馬君って呼んでるけど…、なんだかもっと違う呼び方をしてた気がする…のかな?」
「なんで最後疑問形なんだよ。」
「わかんないや…。」
エヘヘ…と照れ臭そうに笑う結城。
「安心しろ、俺と結城は紛れもなく初対面だ…。」
「そっか…、そうだよね。変なこと聞いちゃってごめんね!」
「気にするな。それよりもその猫届けて亀屋に行くぞ。1時間も猫の選別してて疲れたから。」
「そうだね!私もおなかペコペコだよ~。」
そうして俺と結城は猫を届けに行った。
猫の飼い主は感謝の言葉を何度もいっていた。…とさ。
書き貯めが消えました。磯山ゲルです。
主人公のキャラが定まっていない気がするとは思うけど気にしないでください。
それにしても仕事中ずっと考えててもいいネタ思いつかないもんですね。
次の投稿いつになるかわかんないですが頑張ります。
感想とかくれると嬉しいです。
ではまた次回!