やはりSAOでも俺の青春ラブコメはまちがっている。 作:惣名阿万
ピンク玉の雄姿を一日三回は見てます。
というわけで14話です。
よろしくお願いします。
『大変なことになった。
今さっき《ALS》がフロアボスに挑んで、結果、ほとんど全滅した』
それがアルゴから届いたメッセージの全文だ。
たったの二行。
だがそこには目を疑うような情報が書かれていた。
「どうしたんだ? 何かあったのか?」
表情で只事じゃないとわかったんだろう。
キリトが一転、真剣な顔で訊ねてきた。
「あ、ああ、なんか……っ」
反射的に答えようとして、寸前で言葉が途切れた。続きを口にできなかった。
なぜかは自分でもわからない。
事態の深刻さを思えば今すぐにでも公表すべきだろう。より詳細な情報の入手と原因の究明をして、以降の対策を考えなきゃならないからだ。そのためには広く情報を公開していち早く行動することが重要だ。
それに、たとえこの場で情報を公開しなかったとしても、すぐに別のルートから同じ情報は届けられるだろう。情報屋として動いてるのはアルゴだけじゃないのだ。各プレイヤー、各ギルドにお抱えの、御用達の情報屋がいるのだから、こんなセンセーショナルなニュースはすぐにでも拡散されるに違いない。
だというのに、頭ではそうだとわかっているのに、どういうわけか口にするのを躊躇ってしまった。
相手はキリトで、すぐにこの場の全員へ周知しなきゃならないと理解しているにもかかわらず、その先を口にするのは憚られた。
「ハチ?」
急に黙り込んだ俺を見かねて、キリトが窺うように呼び掛けてきた。
急かすわけでも、焦れているわけでもない。じっとこちらが口にするのを待っているのがわかる。きっとそれはキリトの誠実さや優しさの表れなのだろう。
それに応えないのは卑怯だと思った。その場しのぎの嘘や誤魔化しはしたくない。説明のつかないモヤモヤとした気持ち悪さはあるが、だからといって見なかったことにするのは間違ってる。
そもそも攻略組が揃っているこの場で話しておかない方がリスクも高いのだ。下手に情報が錯綜してしまう前に周知した方がいいだろう。
未だまっすぐに見つめてくるキリトへ頭を振って見せる。
「……いや、なんでもない。それよりもまずいことになった」
それだけ言って振り返り、室内全体に聞こえるよう声を張り上げた。
「話し中のとこ悪いが、緊急事態だ」
ざわざわとしていた面々が静かになり、視線が向けられる。
だがそれらは声の主が《マイナー》だと気付くとあからさまに色が変わった。一度は静かになった室内も、今度はひそひそ声で満たされる。
けどまあ、俺にしては上等な反応だ。無視される可能性もあったし、顔を見た瞬間に「引っ込んでろ」なんて怒鳴られる状況も想定できたからな。敵意込みとはいえ、耳を傾ける気になっているだけでも破格の待遇だろう。
すぐ傍からの刺すような視線を感じつつ、聞き取りやすいようにはっきりと言う。
「たった今情報屋から届いた報せだ。ちょっと前に《ALS》がボスへ挑んで、ほとんど全滅したらしい」
瞬間、囁き声がピタリと止んだ。
ゆっくりと言葉の意味を呑み込み、やがて驚愕の表情に変わる。
「ぜ、全滅?」
「あの《ALS》が……」
そう呟いたのは《風林火山》の二人。どちらも驚きと困惑がない交ぜになったような顔をしている。
信じられないのも無理はない。
二大ギルドの片翼である《ALS》は、第3層でギルドシステムが解禁されてからずっと攻略集団の中核を担ってきたのだ。ボス戦のときは毎回ハイレベルのプレイヤーを送り込んでくるし、構成人数も相当なものだった。
それが、全滅だ。
耳を疑う内容であるのは間違いない。
「それってアレだよな、偵察がてらボス戦やって、敵わないから全員逃げたってだけだろ」
「いや、わざわざ全滅なんて言い方してるくらいだ。もしかしたら本当に……」
「そ、そんなわけあるか! 《ALS》だぞ。《アインクラッド解放隊》だぞ! 全滅なんてするはずないだろ!」
「質の悪い冗談だ! そうに決まってる!」
「《マイナー》なんかの言うことが信じられるかよ!」
会議室内は俄かに騒がしくなった。
信じられないと喚く者。嘘だと叫ぶ者。罵る者。
それらの声があちこちから上がって収拾がつかなくなる。まあ俺のせいなんだけど。
幸い詰め寄ってくるやつこそいないが、身を乗り出して拳を握る姿を見ればその一歩手前だとわかる。こりゃあ暴発するのも時間の問題か?
そう考えたとき、凛とした声が喧噪を断ち切った。
「いい加減にして。これ以上騒ぐのなら退室してもらいます」
レイドリーダーたるユキノの一喝に、攻略組の面々は水を打ったように静かになった。
それもそのはず、あいつが出ていけと言えば実際そうなるし、追い出されたら攻略会議には参加できない。実質戦力外通告だ。逆らうやつなんてこの場には一人もいない。
ユキノはざっと一同を見回し、やがて落ち着いた声で続ける。
「続報を待ちましょう。詳細はもちろん、真偽についてもそれではっきりする。それまで全員、この場で待機とします」
否、と言う者はいなかった。
× × ×
三十分後。
アルゴを始め複数の情報屋から詳細な情報が届いた。
25層のボスへ挑んだ《ALS》プレイヤーは総勢45名に上るらしい。
内訳は攻略組としてボス戦に挑んでいるいつもの二パーティーを始め、その
合計45人。精鋭揃いの攻略組と比べたら実力不足だが、それでも各層フィールドボスくらいなら犠牲者を出さずに倒せる戦力だ。
それが、それだけの戦力が、壊滅した。
生き残ったのはリーダーのキバオウ以下、わずか7名。
それはつまり、38名ものプレイヤーが死んだということを意味している。
もはや会議どころではなかった。
そもそも攻略会議の最中にボスへ挑んでたってだけでも一大事だ。
フロアボスやフィールドボスとの戦闘は攻略組全体での会議を行った上でってのが取り決めで、抜け駆けにはペナルティが課せられることになってる。第5層で抜け駆け騒動があって以降、この取り決めが適用されてから一度も破られたことはない。
にもかかわらず、《ALS》は自ギルドだけでフロアボスへ挑み、大敗した。
38名もの死者を出しながら、自身は転移結晶を使って生還したというリーダーのキバオウに、いくつもの厳しい追及がなされることは想像に難くない。
実際、キバオウは《ギルトシュタイン》の砦に引っ立てられた。
会議室に連れてこられたキバオウは茫然自失といった様子だった。
心ここにあらずというか、現状を呑み込めていないというか。会議室の中心に立ってもぼーっと床を見つめるばかりで、一言も発することはなかった。
「キバオウさん。どうしてこんなことになったのか、説明してもらいますよ」
痺れを切らしたようにリンドが言うと、周りにいたプレイヤーが口々に非難を浴びせる。
「あんたは自分が何をしたのかわかってんのか!」
「仲間を死なせて、自分だけ逃げ帰って、恥ずかしくないのかよ!」
「黙ってないでなんとか言えよ!」
烈火のごとき怒声にも、ヒステリックな喚き声にも、キバオウは何の反応も示さなかった。 周囲のプレイヤーがどれだけ口汚く罵ろうが、声高に罪状をあげつらおうが、ただじっと床の一点へ視線を落とすばかり。
どうやら自分のしでかしたことに頭が追いついていないようだ。悪い夢でも見てるような気でいるんだろう。だとすれば、今のこいつに何を聞いても無駄だ。
そう思ったのは俺だけではないようで、エギルやリンドなんかは周りのやつらを抑えようと声を掛け始めた。次第に会議室内の熱気は収まっていく。
だが――。
「キバオウさん。あなたには起きた出来事とその理由を説明する責任があるわ」
止せばいいのに、騒がしさが収まりつつある中でその一言は放たれた。
そして奴は、そんなユキノの言葉にだけ小さく、しかしはっきりと反応した。
「…………ゃ」
眼球だけをぎょろりと上向かせ、ぶつぶつと何かを呟いた。
幽鬼のように不気味な挙動。室内がさーっと静かになる。
その間にもキバオウは口の中で何かを呟き、一切瞬きをすることもなくユキノをまっすぐ射貫いた。
「っ……」
ユキノは奴の挙動に顔を歪める。目の前の男への嫌悪感と、同時に恐怖の色も見てとれた。
無理もない。こうして脇から見てるだけでも奴の様子は不気味なんだ。真正面から自分に向けられたそれを見て動揺しない方がおかしい。
けれどユキノはすぐに表情を整え、あくまで真剣な眼差しをキバオウへ返した。
「言いたいことがあるのなら、はっきりと言ってもらえないかしら」
キバオウの異様な雰囲気にあてられ静まりかけたところへこの台詞。ユキノをよく知らない者からは豪胆に見えるだろうし、レイドリーダーを務めてきた姿を知っている者なら流石だと思うかもしれない。
俺自身、苦しみながら、それでも気丈に振る舞う雪ノ下雪乃を何度も見てきた。
姉と比較され、仕事に忙殺されかけても尚、信念を曲げずに努力するアイツを知っている。
だから感心こそすれ、止めようなどとは思わなかった。
しかし、このときばかりは彼女は黙っていた方がマシだったと、止めていればよかったと後になって後悔した。
逆上したキバオウが何を言い出すか。
それがどのような影響を及ぼすのか。
誰も何も知らないまま先送りにして、時間が経つのと一緒にうやむやにしていれば、違う未来もあり得たかもしれない。
「アンタの、せいやろ……」
抑揚のない鼻声が漏れ聞こえた。乾いたようで涙交じりな、悔しいようで諦めたような、呪詛のような呟きだった。
ぞわっと悪寒が走り、思わず目の端が引き攣る。
「なんもかんも、全部、アンタのせいやろが」
キバオウが顔を持ち上げる。
両手はだらりと力なく垂れ、頭も軽く右へ傾いている。猫背で前屈みで、脚もまっすぐ立っているわけじゃない。なのに、目だけはブレることなくユキノへ向けられていた。
その不気味な迫力に、ユキノが思わずといった様子で一歩後ずさる。
「な、なにを言って……」
「わからんわけやないやろ。アンタはリーダーなんやからな」
ユキノが気圧されたことで調子に乗ったのか、キバオウはニィと気味の悪い笑みを浮かべた。まだ力の入っていない手を持ち上げてユキノを指さす。
「アンタが言うたんやで。ワイらがボスを倒すチャンスはない。ワイらにボーナスを取らせる気はないってな。せやから、こないなことするしかなかったんや」
それを奴の曲解だと切り捨てるのは酷だろう。はっきりと言ったわけではないが、実際は奴の言う通りの状況になっていた。ユキノの示した方針は《ALS》の基本方針とは決定的に対立していたのだから。
キバオウは《ALS》のやり方が一番だと、SAO攻略に最適だと信じていた。
全員が平等に経験値を得て、アイテムを平等に分け合って、平等に強くなる。
そのためにキバオウはレアアイテムを、ラストアタックボーナスを求めていた。
だから、奴はこんなことをしたのだ。
「攻略組と一緒じゃワイらにチャンスはない。それは嫌っちゅうほどわかったわ。ほんなら、もうワイらだけでやるしかないやろ。ワイらだけでボスを倒して、ボーナスを手に入れるしかないやろ。せやから……せやからワイは……」
滔々と捲し立てるキバオウに、ユキノを始めこの場にいる全員が何も言うことができなかった。段々と身を乗り出し、それから徐々に視線を落としていくキバオウを呆然と見ていることしかできない。
やがてキバオウはスッと顔を上げ、再度ユキノへ目を向ける。
そしてポツリと、零れ落ちるような一言を漏らした。
「アンタのせいや」
「全部、アンタのせいや。ワイは悪ない。アンタがワイらを切り捨てたんが悪いんや」
「仲間が死んだんも、なんもかんも、全部アンタのせいや」
誰も、キバオウの言葉に口を挟むことができなかった。
筋が通らないことはわかってる。理屈も何もあったもんじゃないし、責任転嫁も甚だしい。この場にいる全員が、キバオウの主張は間違っていると考えるだろう。
けれど。
けれどもし、《ALS》が最近一度でもLAボーナスを獲得できていたなら、獲得するチャンスだけでもあったなら、こんなことにはならなかったのではないか。
キバオウが焦って無謀な行動をとることも、その結果38人もの死者が出て二大ギルドの一方が壊滅することもなかったのではないか。
そう思わせてしまうだけの迫力が、今のキバオウにはあった。
一度疑念を抱いたら止まらない。
公正に冷徹に、効率を最優先に攻略を進めてきたユキノ政権に対して生じた不信感、不安感は、現体制の犠牲者とも言えるキバオウを前に加速度的に広がっていく。
理屈の上では自爆でも、他人が同情する背景さえあれば被害者となる。
ギルドのために強敵へ挑み、仲間を失ったキバオウは少なからず同情される。
対して、どんなに結果を残した政権も、大衆の心象や空気が変われば独裁政権となる。
一日でも早い攻略をと効率を最優先していたユキノは、攻略のためなら他のプレイヤーも切り捨てるのではと疑われる。
するとどうだ。
首謀者にして戦犯扱いをされていたキバオウは哀れな被害者に。
攻略組の絶対的リーダーだったユキノは冷酷な独裁者へと変わる。
人間は「共感」する生き物だ。熱狂や憎悪は特に、不安や不信も同じくらい伝播しやすい。集団ヒステリーやパニックなんかがいい例だ。
生じた不安や不信は伝播し、「いつか自分もキバオウのように切り捨てられるのではないか」という空気が攻略組に広がる。
そしてそれはユキノの求心力の低下に直結する。
ユキノの求心力が低下すれば、攻略組をまとめることは難しくなるだろう。代わりのリーダーがでなければ空中分解だ。ここまで順調だった攻略ペースは間違いなく落ちるだろう。
そうでなくとも一度疑問を抱いた相手を百パーセント信用することはできない。たとえ言葉にされることはなくても、視線や態度で疑心は伝わる。
いつの間にか、視線のほとんどはユキノへと注がれていた。
「わた、しは……」
キバオウから、そして周囲から向けられる視線に、ユキノは言葉を失っていた。
好意的なものも当然ある。これまで攻略組を先導してきたリーダーへ向ける信頼の色に加え、ユキノを知るプレイヤーからの心配げな眼差しもある。無責任な発言を繰り返すキバオウへの厳しい言葉を期待していたやつもいるだろう。
だが非友好的なものも少なくなかった。そもそも効率と成果を重要視する方針に不満を持つ者は以前からいたのだ。
それでも結果が出ていたこれまでは表立って反抗する者はほとんどいなかった。今回のキバオウの暴走は、そんな反抗勢力の起爆剤になりかねない。
今回の件について、ユキノに責任などない。
だがまったくの無関係とも言い難いのだ。
仕方ないことだとはいえ、ユキノの言動や方針がキバオウ率いる《ALS》が暴走する遠因となったのは間違いない。
だからユキノは反論ができない。違うと言い切ることができない。
だからユキノこそが悪であると、あたかもそんな空気ができている。
空気とは数だ。
大衆とは数だ。
戦争とは数だ。
数を揃えて相手を非難する空気を作り出してしまえばほとんど勝ったも同然。今や世界は空気で回っている。理路線然とした主張も、清廉潔白な論理も必要ない。敵意に憎悪、同情や共感といった大多数を巻き込む空気によって勝敗が決せられる。
なら、あとはどうなるか。
不平等を押し付けられたギルドが逆境に立ち向かい、失敗し、その多くの仲間を失うという悲劇に遭遇した挙句、《
これはそういう『筋書き』だ。
「ワイは悪ない。悪いのはアンタや」
うわ言のように繰り返すキバオウに、ユキノは二度深呼吸をすると震える声で答えた。
「今は責任の所在を明らかにする場ではないの。必要なのは、起きた事象と理由よ」
「アンタのせいや。全部アンタが悪いんや」
「どうやら、今は何を訊いても無駄なようね」
ユキノが下がらせるように言うと、キバオウを連れてきたプレイヤーが喚き続ける奴を引き摺って会議室から出ていく。
「アンタがおる限り、また誰か切り捨てられるで! そんときは――」
バタンと音をたてて扉が閉まり、声が途切れた。
静かになった室内に後味の悪い雰囲気が圧し掛かる。
誰も何も言い出せず、かといって動くこともできない。そんな空気だ。
「…………今日は解散としましょう」
沈黙を破って、ユキノが絞り出すように言う。
「生き残ったメンバーから話を聞く必要もあるし、抜けた戦力を補う必要もある。時間がかかるでしょうから、次の会議の日程は追って相談することにしましょう」
未だ震えたままの声にあちこちから同意の声が返された。そしてそれぞれのパーティーがぞろぞろと会議室を後にする。
俯くユキノに向けられる視線には、少なからず敵意が含まれていた。
キバオウの言葉に嘘はない。少なくとも俺にはそう見えた。
仲間が何十人も目の前で死んだのに、演技したり嘘をつけるほど精神的な余裕もないだろう。会議室に入ってきたばかりの奴は本当に死んだような顔をしていたしな。
だがそもそもの話として、何故《ALS》は自ギルドだけでのボス戦に踏み出したのか。
動機についてはキバオウ自身が語った通りだ。
攻略組の方針の下では《ALS》がLAボーナスを獲得する機会はない。ボーナスを得るためには自分たちだけでボスを倒すしかない。そう考えたのが理由だ。
では、その根拠はどこにある。
攻略組の精鋭を揃えても毎度苦戦するフロアボスだ。いくら《ALS》が大ギルドだとしても、精鋭揃いの攻略組より強いとは思わないだろう。しかもこの25層はかつてない強敵が待ち構えていると予想されていたのだ。勝算はより低くなる。
にもかかわらず、《ALS》が独断専行に踏み切ったのはなぜか。
俺たちの知らない攻略情報を握っているか、あるいは何かしらの切り札があったのか。
前者の可能性は低い。俺はともかく、《FBI》以上に情報収集能力のあるプレイヤーや集団なんてのはいないはずだ。もちろん、俺が知らない情報屋なんかもいるだろうからゼロとは言い切れないが、少なくとも名の知れたやつじゃないのは確かだ。
だが後者の可能性はもっと低いだろう。キバオウの性格的に、切り札があったなら堂々とユキノへ進言していただろう。その上でアタッカー隊に参入し、LAボーナスを狙いに行くはずだ。この方が二大ギルドとしての面子も保てる。
切り札の線はないとみなしていい。
となればやはり、他の誰も知らない情報をもとに挑んだと考えるべきか。
考慮すべきは情報の出処と、その真偽だ。
どこの誰が、どんな情報を《ALS》に流したのか。
果たしてその情報は本当に正しいのか。
もしも――。
もしも《ALS》にもたらされたのが偽の情報なのだとしたら。
「間違いない。裏で糸を引いている奴がいる」
次回更新日は未定です。
最近は書いててモチベーションの上がらないシーンが多いため時間掛かるんですよね(汗)