第1戦と第2戦を勝ち抜いた大阪近鉄バファローズの選手たちは、東京ドームから大阪ドームへと移動したのであった。
本拠地である大阪近鉄バファローズの選手たちはリラックスしていた。
茂野「いや~、大阪ドームを見ると、我が家に戻ったような感じがするな~。」
茂野は大阪ドームを一周見て安堵に浸っていた。
そこへ、読売ジャイアンツの選手達がやって来た。
佐藤寿也も参加していた。
佐藤「吾郎君、また会えたね。」
茂野「おう、寿、今度は大阪ドームで試合だからな、絶対に負けないからな。」
佐藤「もちろんだよ、こっちも負けないから。」
二人は互いに健闘を称えあった。
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日本シリーズ第3戦は大阪ドームで行われた。
先攻:読売ジャイアンツ
1(二)仁 志
2(左)清 水
3(右)高橋由
4(中)ローズ
5(一)ペタジーニ
6(三)小久保
7(指)清 原
8(捕)佐 藤
9(遊)二 岡
P(投)岡 島
後攻:大阪近鉄バファローズ
1(中)大 村
2(二)水 口
3(右)礒 部
4(三)中 村
5(指)マリオ
6(一)北 川
7(左)大 西
8(遊)阿部真
9(捕)的 山
P(投)パウエル
第3戦は点の取り合いとなった。
1回の表に、去年まで大阪近鉄バファローズだったタフィ・ローズが先制のツーランホームランを打たれたが、その裏に中村紀洋がスリーランホームランを打ち、逆転に成功。
その後も点を取り合い、気がつけば10-11となり、大阪近鉄バファローズは1点ビハインドのまま、9回の裏に入った。
茂野(頼む、ファンのためにもここで打ってくれ。)
茂野はベンチで祈っていると、礒部がソロホームランで同点に追い付き、最後は中村紀洋がサヨナラホームランを放ち、第3戦は勝利で幕を閉じた。
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アナウンサー「さぁ、日本シリーズ第4戦が始まりました、近鉄は4連勝で日本一になるのか、はたまた読売が阻止するのか、実況は私、安部憲幸でお送りします。」
土屋「茂野と寿也、この二人が戦うとは誰が予想したことか、互いに頑張れ。」
土屋貴教はテレビ観戦していた。
第4戦は近鉄が大量リードしていた。
3回の裏に大村がタイムリーを放ち1点先制すると、水口がスクイズで2点目、礒部がタイムリーを放ち3点目、そして中村紀洋が豪快にホームランを放ち、この回だけで7点も入った。
その後も着々と点を重ね、10-3と大きくリードしていた。
そして、9回の表に茂野がマウンドに上がり、三者凡退に打ち取り、大阪近鉄バファローズはついに日本一になった。
アナウンサー「試合終了、大阪近鉄バファローズが日本一になりましたー!!」
土屋「茂野、おめでとう。」
土屋は拍手した。
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あれから数ヶ月が経ち、大阪近鉄バファローズはオリックス・ブルーウェーブと正式に合併し、「オリックス・バファローズ」という合併球団が誕生した。
これでパ・リーグは北海道日本ハムファイターズ、西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズに加え、新規球団である「東北楽天ゴールデンイーグルス」の6球団となった。
茂野は分配ドラフトにより、東北楽天ゴールデンイーグルスに決まったのであった。
大阪近鉄バファローズの歴史は終わったが、茂野の野球人生はまだまだ続くのであった。
このシリーズはこれで終わりたいと思います。
ありがとうございました。