最後の1年   作:パワプロ大好き男

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第5話 優勝マジック

大阪近鉄バファローズはオールスターを挟み、ペナントレースも終盤に差し掛かってきたあるとき、梨田監督は選手を集めた。

 

梨田監督「いいか、次の日本ハム戦で勝てば優勝マジックが20点灯する、なんとしてでも勝ってファンのためにもリーグ優勝するぞ、いいな?」

 

全員「はい!!」

 

選手一同はロッカールームから引き上げた。

 

茂野「よし、なんとしてでも勝って優勝マジック点灯するぞ!!」

 

意気込んでいた茂野の側に大阪近鉄バファローズの4番を務めている中村紀洋が声を掛けてきた。

 

中村「茂野、悪いな、俺と岩隈がアテネ五輪の日本代表に選ばれてしまってな、暫くの間チームから離れることになった、頑張ってチームを優勝に導いてやれよ。」

 

茂野「任せてくださいよノリさん、必ず大阪近鉄バファローズをリーグ優勝させてやりますよ。」

 

中村「頼むぜ、大阪近鉄バファローズはなくなっても茂野だけは強くなれよ。」

 

茂野「もちろんっすよ。」

 

こうして中村紀洋は日本代表として岩隈久志と共にチームを去ったのであった。

 

茂野「よーし、明日から日本ハム3連戦、ぜってぇ勝つぞー!!」

 

茂野は気合いを入れ、バスに乗り込んだのであった。

――――――――――――――――――――――

大阪近鉄バファローズは北海道日本ハムファイターズの本拠地、札幌ドームに足を運んだのであった。

 

先攻:大阪近鉄バファローズ

 

1(中)大 村

2(二)水 口

3(右)礒 部

4(一)北 川

5(指)マリオ

6(左)大 西

7(三)星 野

8(遊)阿 部

9(捕)藤 井

P(投)茂 野

 

後攻:北海道日本ハムファイターズ

 

1(中)新 庄

2(二)木 元

3(三)小笠原

4(指)セギノール

5(左)エチェバリア

6(右)土 屋

7(一)小 田

8(捕)高 橋

9(遊)金 子

P(投)岩 本

 

試合は1点を争うシーソーゲームとなった。

気がつけば、9回表が終了時点で11対10と大阪近鉄バファローズが1点リードする展開となった。

9回裏のマウンドには守護神の福盛が上がった。

 

茂野「福盛さん、頼みますよ、しっかり抑えてくださいよ。」

 

そして福盛がきっちり三者凡退に打ち取り、大阪近鉄バファローズは優勝マジック20を点灯させたのであった。

――――――――――――――――――――――

試合後、茂野は梨田監督に呼び出された。

 

梨田「茂野君、今日のピッチングは決して悪くはなかったぞ、失点が多かったのは仕方ない、次の登板に生かそう。」

 

茂野「はい。」

 

梨田「それから君は、もう大阪近鉄バファローズのエースだけじゃない、プロ野球界のエースになるんだ、頑張れよ。」

 

茂野は梨田監督からエールを貰ったのであった。

大阪近鉄バファローズのリーグ優勝はもう目の前だ。

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