捻くれたRAILWARS〜日本國有鉄道公安隊〜比企谷八幡の闘い 作:おーあみ
投稿空いて申しわけございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁ“〇| ̄|_
手書きまだ慣れない。でも頑張ろう
彼女の掌の上…誰ですかねぇ…
高千穂峡を散策し旅館に戻る途中に、朝旅館の駐車場で見た、一部が黒いガムテープで目隠しされ、天高くマフラーが突き立てられた車が猛スピードで下って行ったが、誰か乗っていたのだろうか
豆腐屋じゃあるまいし
一路、旅館広末に戻ると例の車が敷地内に止まっていた。どこかで追い越されたのかと思ったが、俺達はみてないし別の道から来たのだろう。さっきはガムテープで隠されていた部分も剥がされたことにより見えるようになっていた。旅館広末と書いてあるし、やはりここの車だったようだ。
扉を開けて中に入ろうとしたが、扉に近づいた時物凄く聞き覚えのある声がした気がした。
「比企谷くん入らないの?」
「いや、ちょっと待ってくれ」
ある一つの疑いを持った俺は、恐る恐る扉に耳を近づけ、中の声を聞いてみた
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「えっ!?それってどういうことよ!内子さんが何か間違えてるんじゃないの?」
「いえいえ、東京の飯田班長さんからのご依頼で6人一緒にしておいてと…」
『 飯 田 さ ん が ぁ ! ?』
「よっ、よろしいですか?」
声を聞く限りだと、女将さんは恐縮しているのだろうか
「はい。班長からの命令でしたら間違いありませんので、それで結構です。」
「だったらしょうがないじゃない…」
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……昨日今日で起きたことをまとめてみよう
・5泊6日ぐらいの荷物を持ってこいと言われた
・何故かμ's御一行と高千穂に行くことになった
・旅館に行ってみれば何故か西木野と2人部屋にされた
・旅館に戻ると高山御一行とエンカウントした←new!
なんという事だろうか…結局警四が集まっているじゃないか…
まぁ、まさか部屋が近いなんて事はないだろう…多分
「西木野、ちょっと来てくれ…」
「何よ?」
「ここの旅館に高山たちがいる…」
「えっ!?どういう事よ」
「俺も分からん…飯田さんがスケジュールは全部知って「それよ!」え?」
「私達が泊まる場所を手配したのも飯田さんでしょ?」
「まぁ、多分そうだろうな。東京出た時も飯田さんが新幹線の切符くれたし…」
ん?そういえば高山達も何泊かできそうな荷物持ってたな…
「ねぇ、早く入ろうよー」
「お、おうそうだな。取り敢えず入るか…」
「そ、そうね…」
「真姫ちゃん達どうかしたの?」
「い、いや。何でもないのよ…早く入りましょう」
玄関の扉を開けると、すでに高山たちの姿は無かった。もう部屋に行ったのだろうか?色々考えを巡らせながら部屋に繋がる廊下を歩く。
さっきの高山達に女将さんが「6人一緒」というのが少し引っかかるが…俺と西木野が抜けているから4人のはずだ…他に誰かいるのか?
考えを巡らせているうちに、部屋の前に着いたのだが、何故か襖が少し開いていて、中の光が廊下にもれていた。誰か掃除にでも入っているのだろうか?
「じゃ、真姫ちゃんと比企谷くん、また後でね~」
「じゃあね、希」
そう言って扉を全開にすると、目の前にはとんでもない光景が広がっていた
浴衣に着替えている桜井と中学生くらいの女の子がいた…
当然、浴衣の下には下着ぐらいしかつけない。つまるところ、パンツやらブラジャーやらが全て丸見えなのだ。あと桜井下着ブルーなのね。
俺も驚きのあまり、数秒間フリーズしてしまったが、我に返り「さ、桜井。俺は別に狙って入った訳じゃ「この変態!!」ぐはっ…」
強烈なアッパーを喰らい、そこからの記憶はないが…
覚えているのは、桜井の下着がブルーだったぐらいだ…
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「………さい……幡……きなさい…八幡!」
「んん……ん?俺どうしてたんだっけ?」
「入ったところをあおいに殴られたのよ」
あぁ…確かに下着を見たのは覚えてるぞ。確か水色の「アンタ、今変なこと考えたんじゃないでしょうね」
「いらいや、断じて考えてない。小町に誓ってそんな事は微塵も考えてない。」
煩悩退散、煩悩退散
「あっそ。さっきは悪かったわ。で、何でアンタ達もここの部屋にいるのよ」
「いや俺らはな、新幹線のホームに行ったらなんか西「えっ、九州まで新幹線で来たの!?」
ん?高山達は新幹線じゃないのか?
「ええ、そうだけど。そっちは飛行機か何かで来たの?」
「冗談じゃないわよ!こっちなんて列車の中に24時間缶詰めだったんだから!」
「は?確か寝台特急でも24時間はかからないだろ?上野から札幌だって夕方乗ったら次の日の朝だったじゃねぇか」
確か北斗星とかカシオペアの時もそうだったからな
「本当よ!東京駅から出たのが朝の10時で延岡に着いたのは翌日の朝9時よ!」
「そんなのあんのか…調べてみるから、列車名の名前言ってみろ」
「確か…高千穂?だったかしら?」
「どれ…寝台特急高千穂…ん?''寝台急行高千穂''?なんだこれ…」
「これじゃないの?」
西木野さん。そんなにスマホ覗き込むと顔近いですよ。なんかいい匂いするし
「東京発10時、名古屋15時14分、大阪18時12分、岡山21時5分、広島発が0時17分…ここで日付変わってんじゃねぇか…」
ムクッ「まったく列車の中でも寝れるっちゃ寝れるけどよぉ、あれなら外で寝た方がいいんじゃねぇか?」
「うわっ!岩泉いたのかよ!」
「いや、部屋に戻ったら班長代理補佐が倒れてるしよぉ、何か事件でもあったのかとおもったぜ」
「お、おう。そうだ、あと班長代理補佐だと高山と紛らわしいから俺は比企谷でいいからな。岩泉」
「了解だ!比企谷!」
「それで、下関には明朝4時18分、門司4時51分、大分7時18分、そして延岡9時50分。列車の終点の西鹿児島には14時20分。時間にして28時間20分か…こりゃ長いわ」
「そうでしょ!それに食堂車も車内販売もなくて、車内で危うく遭難しかけたのよ!」
「うげぇ…何よそれ…」
「そういや、小海は居ないし、何で中学生っぽい女の子もいるんだ?」
「あぁ、そうね。比企谷は知らないのね」
「え?何?知らないの俺だけなの?」
ヒッキーマジヒッキー…何言ってるか分からない…
「彼女は北上佳奈ちゃん。前に電車の中で痴漢に遭ってた所を、あおいと高山に助けられたそうよ。」
「き、北上佳奈です。よろしくお願いします」ペコリ
「ひ、ひきゃがや八幡です」
…………
噛んだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
「ぷっ…」
ほら…何か笑うの必死で堪えてるよ…終わった…
「あははははははっ!やっぱり高山先輩の周りには面白い人たちばっかりですね!」
「そ、そうか…」
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その頃近くの部屋では…
「今度こそ勝ちます!」シュバッ!
「う、う~ん……」
(どうしよう…カード触った時の顔でバレバレだよぉ…)
「う~ん…ごめん!海未ちゃん!」
「あぁ…」
そこには、世界の終わりでも来たのかというレベルの顔をしていた園田海未がいたのであった…
あとがき
16巻でるの早くない?
追いつかない…むしろ追いつくのは無理だね…
高千穂はあと3~4回で終わらせます。そのあとは倉賀野かな…湯野上は飛ばします…多分…リニア…やるかも