捻くれたRAILWARS〜日本國有鉄道公安隊〜比企谷八幡の闘い   作:おーあみ

2 / 18
2話目です

やっとラブライブとRAIL WARS!のキャラクターが出せます...


研修といえど、最初は座学である

 

 

 

眠い、眠すぎる

 

そもそも何故、休みの日なら基本家にいるような人間が、こんな朝早く外出しているのか

 

遡ること2週間

 

平塚先生に國鉄の学生鉄道OJTに参加しろと言われたからである

 

では何故、こんな早い時間帯に、電車に乗っているのか

 

遡ること1週間

 

平塚先生に、短期講習が西国分寺の國鉄中央学園であると言われたからである

 

千葉駅を6時40分に出る総武快速に乗っても、西国分寺には中央線への乗り換えを挟んで8時15分だ

 

國鉄中央学園まで徒歩で8分ぐらいだし、始業時間の8時30分には間に合う(はず)

 

ちなみに有名な話、総武線各駅停車は時間はかかるが椅子はそこそこ

 

総武快速線は時間は各駅停車よりかからないが椅子は硬いという千葉県民は究極の選択を迫られる

 

一応、快速線にもグリーン車という救済策もあるが、それに課金するのもバカバカしい

 

千葉駅から約2時間、西国分寺駅に到着した

 

國鉄中央学園は西国分寺駅のすぐそばにある

 

駅から5分ほど歩くと、新幹線がズドーンと置かれている校門前まで到着した

 

マリンフィールドが複数個はありそうな土地。所々にいかにも高度経済成長期に建てたと言わんばかりの建物が建っている。

 

案内状に書かれた13号館に向かってひたすら歩く

 

曲がり角で少し案内状と睨めっこしていると、後ろから声を掛けられた

 

「あの、すみません」

 

「ひ、ひゃい?」

 

突然話しかけられるもんだから噛んだわ。話しかけるなら先に言ってくれ

 

「13号館ってどっちですか?」

 

「あ、あぁ、多分右に曲がったとこだな。お前も研修か?」

 

「そうだ。俺は高山直人。桐生鉄道高校の二年生だ」

 

「比企谷八幡。総武高校の二年生。その、まぁ、よろしくな」

 

「うん。こちらこそよろしく」

 

目指す13号館は一番奥。ひたすら歩く

 

辿り着いた俺たちは、駆け足で階段を登り、指定された第206教室へと辿り着いた

 

入るとそこには40人ほどの学生が集まっていた

 

時間になると駅のベルのような音が鳴る

 

ガラッ

 

ベルの鳴動から1秒もズレることなく、教室の扉が開いた。入ってきたのは白い制服に身を包んだ女性だ。はっきり言おう。かなり美人。

その女性が教卓に着くと

 

「「「起立!」」」

 

え、何、今の声どうやって出したの?マリンフィールドでやったら確実に響くよね?というか校舎全体に聞こえると思いますけども

 

「礼、着席。明日からは研修生番号1番岩泉から順番に日替わりで号令を担当しろ」

 

ほう。号令は日替わりですか。ってぼっちの俺に何を敷いているんですか

 

「返事はどうした!ここは今までのような遊び場じゃないんだぞ!」

「は、はい!」

 

岩泉とみられる人物が立ち上がって返事をした

 

「お前らに最初に言っておく!我々が扱うのはお客...つまり人の命だ。いくらお前らが研修生だろうがお客様にとっては関係ない。鉄道では一つの操作ミスが重大事故へと繋がる。現場ではお前らでもプロでなければならないんだ。そこをよーく肝に命じておけ!それから、ぼんやりとした礼で済まされるのはこれが最後だ。上官に対しては敬礼だ!」

 

教室に一瞬の静寂が訪れ、教壇に立つ一人の女性に視線が集まる

 

 

「何度も言わせるな!」

『はいっ!』

 

あれ、何で俺も周りに合わせて返事してるんだか

ここの空気がそうさせてるのかな?確かに場の空気に合わせて存在を消すことはよくやるけれども。

 

「お前達は各都道府県の鉄道公安隊に配属される予定で、私のいる公安機動隊へは誰も配属されない予定だ。しかし...だ、各公安隊より現場での即戦力となるように教育をしてから、配属してほしいとの要請を受けた。そこで、私は多忙で本来お前らの相手をしているような時間は無いのだが、現場に使えない奴が来ては大きな事故に繋がってはかなわんと思ってな、特別に教官を務めてやることにした。ありがたく思え!」 

『はい!』

 

さっきよりと心無しか声が大きくなったような気がした

 

 

 

 

 

研修と言っても、最初一週間は座学で鉄道や法律に関する知識を叩き込まれる

 

そして、連日最後には筆記テストが実施される

 

ここで赤点を取ろうものなら、翌日再テストとなる

 

「うぉぉぉぉ、また一枚増えんのか!」

 

そんな岩泉の悲鳴が聞こえるのは毎日恒例となっていた

 

そしてそのテストは成績の良い順番に返される

 

高山が今話しかけている女子がそれだ

 

「小海さん、毎日トップって凄いね」

 

「えっ!?あっ...そんなの...大したことないですから...」

 

ん?俺には「こんな問題、簡単だから」って聞こえるんですが

 

つまり、テストで毎日トップを取り続けているのが、この小海はるかだ。

 

たがしかし、テスト用紙を受け取る時の返事が小さい為か、「腹から声を出せ!」とこちらも一週間怒られ続けた

 

岩泉と小海ってある意味両極なのだろうか

 

そこにツカツカと一人の女子がやってきた

 

「こんなところまで来て、まだ女の子をナンパしてられるって余裕ね!」

 

そこ声の方を見れば、栗色の髪をアップスタイルにした女子が腕を組んで立っていた

 

傍から見ればら美人の部類に入るだろう

 

だがしかし、人間というのはそう上手く行かないものである

 

時に刑法の一環で痴漢に関する法律についてやっていた時であった

 

「痴漢が自身の身許を明かさず、逃走を図ろうとした場合はどのように対処すべきか!」

 

その場合はステルスヒッキーをフル活用してこっそりその場を去ります

 

そんな考えを俺が巡らしているうちに、桜井がすっと手を挙げあ

 

「桜井だけか。よし!言ってみろ」

 

力強く立ち上がった桜井が、真剣な目付きで言った

 

「射殺します」

 

...へ?

 

背筋になにか冷たい物が走るのを感じた

 

男子は揃って教官に注目する

 

「そうだな...そんな時代が来るといいな...私もそう思う。しかし、桜井、今はダメだ」

 

そりゃそうだ、今の世の中で痴漢が撃ち殺されるようだったら世の中の男性は怖くて外にも出れん

 

「はい、わかりました教官。大変残念です」

 

...彼女らが幹部クラスにならないことを祈る

 

そこから、男子にとっては「男嫌いの桜井」として、一週間で既に有名になっていた

 

そんな桜井に目をつけられた高山も、随分と災難である

 

「別にナンパなんかしてないの。単にテストの成績を褒めていただけさ」

 

「そう、それだけだよ。あおいちゃん」

 

高山よ、お前いつの間にその小海さんとやらと仲良くなった

 

「ふーん。そうかしら?どうせ、はるかのおっぱい、でけーなとか視姦してたんでしょ!」

 

その時高山の目線がそちらに向いた

 

高山よ、お前はそんな奴だったのか

 

「きゃっ!?」

 

そして小海は驚いて胸を寄せるようにして隠そうとした

 

より強調されてあぶないですよ

 

「違うって、そんなこと考えてないよ小海さん!」

 

「はるかっ!こんなのと話してると子供できちゃうよっ」

 

「うっ、うん」

 

...話してるだけで子供が出来るってどうなってるんですかね、そんなこと言ったらうちのクラス全員子供出来てると思うんですけど

 

「なんでEF66だけで、電気機関車ってわかるんだぁ!」

 

岩泉の絶叫が響きわたりました

 

「何が分かんねーんだよ」

 

高山が岩泉に聞く

 

「EFだけでよぉぉぉ」

 

「わかる、分かるぞ岩泉。俺だってDD51って聞いただけでなんでディーゼル機関車って分かるのかさっぱりわからん」

 

そこに意外にも、小海さんともう一人、赤髪の女子がやってきた

 

「EFのEは電気のelectricですよ。そして次のFはAから数えて六つ目だから六個の動輪があるってことです」

「DDのDはdieselのD、次のDは動輪がAから数えて4個だからDなのよ」

 

赤い髪の方。確か西木野っつったか。筆記テストは毎回のように小海の次だったような。何故かちょいちょい俺に教えてくれたりする

 

「あぁ、ありがとう...小海」

「お、その、さんきゅーな」

 

しかし、その返答も三者三葉という言葉があるように

 

「同じ研修の仲間だから...」

「べ、別にあんたのために教えてあげてるわけじゃないんだから!」

 

「こいつら、覚えが悪くてねっ」

 

「勉強だけだったら、少しお手伝いできますよ」

「勉強だけなら、別に、教えてあげてもいいけど」

 

「ありがとう。俺、一人だと分からない所もるからさ、助かるよ」

 

「お、おう、そうか。それじゃ頼むわ」

 

「わ、わかったわ!じゃあ...」

 

高山には小海、俺には西木野がそれぞれ横に座り、分からない所を遅くまで熱心に教えてくれた

 

その成果か...岩泉も後半は赤点を取らない日が多くなった

 

 

 




書き上がり次第、上げていきます

恐らく次で投炭までいければなと
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。