捻くれたRAILWARS〜日本國有鉄道公安隊〜比企谷八幡の闘い   作:おーあみ

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お久しぶりです…


公安隊といえど事務仕事も多い

 

 

今回の研修について簡潔にまとめるとこうだ

 

配属されるのは鉄道公安隊だが、第四警戒班はお客様対応とかの雑用メイン

 

つまり、凶悪犯罪者と戦う必要はないようだ

 

...が、実際とんでもない悪魔がいるから分からないが

 

そしてメンバーも大変個性的である

 

高山直人 自称ド安定人生を目指す

 

岩泉翔 脳筋

 

比企谷八幡 捻くれてる

 

桜井あおい 悪魔

 

小海はるか 記憶力

 

西木野真姫 ツンデレ

 

班長 飯田奈々 ほのぼの

 

かなり大まかな感想はこのぐらいだろうか

 

閑話休題

 

俺たちは、まず駅一番の実力者に会いに行くことにした。

 

これも飯田さんの勧めである

 

東京駅に配属された者は、最初に駅長へ挨拶しに行くのが慣例なんだとか

 

しかし、6人+1人全員で駅長室に行こうものなら、駅長も大変なので、朝九時前に新幹線ホームに行く

 

高山から聞いた話だが、東京駅の駅長は現場の最高職であり、運転手、車掌、駅員、機関士などの全ての職員が最後にはなりたいような地位らしい

 

現在でも国鉄理事以上が担当する雲の上の存在。

 

そして東京駅の駅長は、蒸気機関車が走っていた時代から、毎朝九時に発車する特急列車を見送る習わしがあったそうだ

 

15番線に、その列車が滑り込んでくる

 

到着し、乗客を乗せると、出発を知らせるメロディが鳴り、ゆっくりと新幹線はホームを離れていく

 

年齢から来るものなのか?メタボな体つきだが、電車を見送る姿勢はシャキッと背を伸ばし、汚れ一つ無い真っ白な手袋をはめた右手はまっすぐにヨコに伸びている

 

「よしっ!」

 

駅長は線路を指差確認したあと、俺達に丁寧に頭を下げて挨拶をしてくれた

 

「私は東京駅長の片町です。今年の学生鉄道OJTの皆さんですよね?」

 

「桜井あおい以下6名。東京中央公安室第四警戒班に配属されました!」

 

何故か桜井が一歩前に出て、ニコニコしながら敬礼している

 

「警四と言えば飯田くんのところですか。彼女はとても優秀ですから、研修生としては最高の時間を過ごせそうですね」

 

やっぱり警四なんですね。いっそのこと第四警戒班から警四に短縮した方がいいのではないでしょうか

 

「そうでしょうか...」

 

桜井は今にでも不服申立てでもしそうな顔

 

「あと6人は小海くん、西木野くん、比企谷くん、岩泉くん、高山くんですね。東京駅の治安をよろしくお願いしますよ」

 

...なんで平社員以下のような俺の名前まで覚えてるんだこの人は

 

「僕らみたいな研修生の名前まで覚えていらっしゃるんですか?」

 

高山の質問に駅長はポンポンとお腹を叩きながら笑って言った

 

「はっはっは、たまたまですよ。今年は小海お嬢さんと西木野お嬢さんがいらしたもんですから」

 

駅長は小海と西木野に向かって笑いかけると、二人とも微笑み返した

 

あの二人の関係性がわかりません

 

「片町のおじさま...あっいえ、駅長お久しぶりです。おじい様がまたお時間があれば、お寄り下さいとおっしゃっていました」

 

「ありがとうございます。そうですね...時間が合えば、またぜひ...」

 

「片町駅長、お久しぶりです。パ...お父様が、今度時間さえあれば、お食事でもどうでしょうと...」

 

「そうですか。では、時間があれば、是非とお伝えください」

 

そして駅長は笑顔で俺達に言った

 

「では、お願いしますね」

 

二人ともだが、やはり関係性が掴めない

 

片町駅長が歩き始めたところに数人の駅員が寄ってきて、何か報告をしている

 

すると、駅長は急いだように階段を降りていった

 

「は・る・か〜」

 

「なっ、何?あおい...」

 

「それに真姫も〜」

 

「ど、どうしたのよ...」

 

「どうして、東京駅の駅長とお知り合いなのよ!?」

 

それは俺も聞きたい

 

小海は頭をかきながら照れた

 

「えへへっ、おじい様が國鉄に勤めていらっしゃったので、その時のお知り合いなの...」

 

「パ...お父さんが国鉄総合病院の院長なのよ」

 

「本当に!?まだ、なにか隠してるんじゃないの?」

 

「ないない、ほんとだってっ!」

 

「何もないわよっ!」

 

その後、二人とも桜井のヘッドロックによって締めあげられていたが、新しい家族情報は出てこなかった

 

まぁ、自衛隊や警察、市役所といった公共機関では、親子で同じ仕事をする人が多いという。但し、親が社畜の場合、子は専業主夫になりたがるのではないだろうか。ソースは俺

 

公安室へ戻ると、飯田さんに言われて受付に座った

 

受付には、ひっきりなしに人がやってくる

 

しかし、俺達に危ない仕事が出来るわけがなく、忘れ物や盗難の調書をとったり、道案内をしたり、皆さんのお茶を入れるなど、簡単な仕事を処理する

 

そんなこんなで数時間、無事初日の業務が終わった

 

学生服に着替えてロッカーを出ると、何故か西木野と鉢合わせした

 

腕を組んでこちらを見てらっしゃる。俺なにかした?

 

「ねぇ、今暇? 」

 

「...」

 

ここは聞こえないふりに限る。1度手を出すと面倒だし

 

「ちょっと!聞いてるの?」

 

前言撤回、腕を掴まれた。むしろ面倒だった

 

「何だ」

 

「だから、今暇かって聞いてるの!」

 

「いや、全くもって暇じ「じゃあ、ちょっとこっち来て」

 

俺の意見は無視ですか…

 

そうして俺が連れていかれたのは東京駅前の広場のようなところ

 

近くのベンチに近くの自販機にあったマッ缶を買って腰掛ける

 

しっかし東京駅にマッ缶があるとは、わかってらっしゃる

 

「その…は、八幡は何でOJTを受けようと思ったの?」

 

なんて痛い所を突いてくるんでしょうねこの子は

 

「あーその、何だ、「行った方がお前の為になる」っで言われて来ただけだ」

 

「クスッ」

 

「な、何だ、何かおかしいか」

 

「いや、何か私と似てるなって」

 

はて?共通点はさっぱり思いつきませんが

 

「私のお父さんが國鉄病院の院長だって言ったでしょ。それで、「今の内に國鉄に人脈を持ってた方が後後便利だ」って言われて、勝手に応募されて、通っちゃったのよ」

 

成程ね、やっぱり親が権力者だとこうなっちゃうのね

 

「まぁ、その何だ、そうやって強制?されたもんでも、ひたむきに向き合って力を注げるってのも、いいんじゃねぇのか?」

 

西木野の方をみると、何故か頬が紅潮してらっしゃいました

 

「ななな、何よ急に!」

 

拝啓、ラブコメの神様、俺はどこで道を間違ったのでしょう

 

「ま、まぁ、その…ありがと。八幡。じゃあね」

「お、おう。そのじゃあな」

 

そして西木野と分かれて帰路につこうとする

 

……あれ?総武線のホームってかなり遠くね?

 

予想だにもしない重労働となってしまった通勤時間であった

 

 




今週あと1本上げれるか…上げられないか…
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