捻くれたRAILWARS〜日本國有鉄道公安隊〜比企谷八幡の闘い 作:おーあみ
研修2日目の朝ー
ピピピピ…ピピピ
「ふぁーねみぃ」
只今のお時間、朝の5時半である
無論、まだ小町は起きてるはずもない。というかこんな朝早くに起こすのもどこが気が引ける
では朝食はどうするかって?俺だって腐っても専業主夫志望な訳だし、ある程度なら料理だってできる
パパっと卵を混ぜて、スクランブルエッグを作り、適当な野菜を盛ってテーブルに置く
ふと目に入ったのは、テーブルに置いてあった箱である
何か紙も挟まってるし、一体なんだろうか
とりあえず箱の中身を見てみる
パカッ
……何でメガネ?
それも俗に言う縁なし眼鏡というやつ
一緒に入っていた手紙を読んでみれば
お兄ちゃん〜、鉄道公安隊で研修なんだって〜
あのごみぃちゃんがそんな研修受けるなんて小町びっくりだよ
それより〜、愛しの小町から就職祝いにプレゼント〜♥
これから公安隊に行く時は必ず掛けること♥
何でメガネなんだ?俺視力そこまで悪くないぞ
何で考えていたが、よくみると伊達メガネだ。レンズの様なものは入っているが、度は全くない。強いていえば、ブルーライトカットがあるぐらいだ
メガネを掛けて洗面所に行って鏡と向き合うと、大変衝撃的な事実が判明した
「……目が、腐ってない…だと」
そこには誰だか分からないただのイケメンが立っていた
「……いやいやいや、気のせいに決まってんだろ。きっとまだ寝ぼけてんだわ」
思いっきり冷たい水で顔を洗い、メガネを掛けてもう一度鏡を見てみる
「………マジかよ」
比企谷八幡は、目の腐りが取れた!▼
電車に揺られること数時間
流石に今日は寝たかったし、仕方なくグリーン車料金を払って1階席に座り、無事寝ることがてきた
「おはよーございまーす」ガチャ
既に飯田さんがいた
「………?」
なんか、こっちみてポカンとしている
「えぇーっとぉ、班間違えてるかなぁ?」
目が腐ってないとこうなっちゃうんですね
「あーはいはい、これならわかるっすよね」
メガネを外してもう1回見ると、飯田さんはあぁ〜って顔しながら
「比企谷くんねえ〜」
「あの、俺って目だけでそんなに変わります?」
「そうねぇ〜。メガネかけてる時なんてただのイケメンだったしねぇ〜」
これはメガネを掛けてると危険だ。いらぬ注目を集める可能性があるな
「でもぉ〜私はいつもの比企谷君もいいと思うけどなぁ〜」
「そうっすか」
とりあえず基本的には外しておくことにしよう。ブルーライトカットのはずだし、スマホとかPC使う時だけかけるか
「おはようございます」ガチャ
「おはよう〜西木野さん〜」
「八幡もおは…」
あれ、凍りついてらっしゃる
「あー、はいはい」
メガネを外すと、急にフリーズが解けました
「え、ど、どういうことよ」
「そのお前が今見たメガネの男とここにいる目の腐った男は同一人物ということだ」
「ま、まぁ、私が分からないわけないじゃない」
「はいはい、わかったわかった」
そうして西木野は定位置の俺の右側の席に座る
そして小声で
「そ、その、メガネ掛けるのもいいけど、私は、その、そのままの八幡でいいと思うわ」
何ですか、そんな事言われると勘違いしちゃいますよ?
「そ、そうか」
もうメガネ装着状態の俺は他人には見せないと決めた瞬間であった
次もなるべく早く…ね