善意で高まる異世界転生物語   作:妖月夜

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オリジナル作品初投稿なのでよろしくお願いします。


プロローグ

ジリジリと目覚ましの音が鳴り響いている。

「あれ、今何時なんだ」

と時計を見ると、針は8時半を指していた。

「やべ、講義に間に合わない」

と言いつつ、急いで学校の準備をして

どたばた家を出ていった。

こうなったのは多分、昨日発売のRPGゲームをやり過ぎたせいだと思いながら急いで駅に向かう。

 

駅のホームに着くとちょうど電車が出発する前だった。

ギリギリ間に合ったなと思いながら、座席に座りながら息を整えていく。

数駅過ぎた時だろうかお年寄りが足元をおぼつかせながら電車に乗ってきた。

ただ一人を除いて全ての人は見て見ぬ振りをしていた。

「おばあちゃん、席を変わりましょうか?」

とお年寄りに声をかけた。

「この年になると立っているのが大変でね

ありがとうね」

と感謝をされので

「大丈夫ですよ

困っている人を見ると助けたいと思ってしまうので」

と言うと

「偉いね」

と言われている時に、駅に着いた。

「この駅で降りるのでそれでは」

と言い、電車を降りた。

 

学校に着き、講義を受ける教室に行く途中に友達の優に会った。

「お、翔じゃん

なんか今日、テンション高くない?

なんかあるの?」

と聞かれたので

「幼馴染の誕生日なんだよ」

と言っている途中に時間を確認すると

もうすぐ講義が始まる時間になっていた。

「やべ、講義始まるじゃん」

と言い、優と一緒に教室へ向かった。

 

講義が終わりスマホの電源を入れると幼馴染の母親から電話が入っていた。

急いで電話をかけ直すと、

急いだ様子の声が聞こえた。

「香織が...香織が」

と力が無い声が聞こえ

「香織がどうかしたんですか?」

と自然と声に力が入ってしまっていた。

「香織が...香織が...死んじゃったのよ」

と泣いて悲しんでいるのが電話越しでも

伝わってきた。

「今から病院に向かいます」

と言い、電話を切った。

優が

「どこに行くんだよ

今から講義だぞ」

と心配そうに言った。

「幼馴染の...香織が死んだんだ」

と力の無い声で言った。

「そうか、聞いて悪かったな」

と申し訳なさそうに言った。

「そういう事で今から帰る」

「そっか、じゃあな」

「おう、また明日」

と気の抜けた笑顔を見せて、去っていった。

「あいつ、大丈夫かな」

とボソッと言って、翔の後ろ姿を見ていた。

はっはっ、と駅に走っていく。

途中、人とぶつかりそうになって

すみませんと言いながら走っていく。

 

駅に着くと定期をかざし、走ってホームに

向かう。

まだ、電車は来ていないようだった。

電車が来るまでの時間は2分ぐらいだったが

翔には30分程の時間が経っているように

感じた。

電車が来ると急いで乗り、病院に行くまでの

時間がとても長く感じた。

 

病院のある駅に着くと、そこで降り走って

改札に向かう。

改札を出ると走って病院に向かう。

病院に向かう途中、香織が死んでいるのが

実感出来ず嘘ではないかと思ってしまう。

病院に着く前に二人の子供が走っているのが

見えた。

そういえば、子供の時に香織と一緒に

町を冒険したな、と思っていると

上から子供に向かって鉄骨が落ちている事に気付いた。

危ない、と思い二人の子供をその場から

押しのける。

その瞬間、鉄鋼が翔に被さる様に鉄骨が

降ってきた。

その出来事により、僕の一生が終わった。

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