オッス、オラナッパワクワクすっぞ   作:nyasu

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スピード解決だよ、ナッパ君。犯人はどうせくま吉

オッス、オラナッパワクワクすっぞ。

嘘です、本当はしないよ。

もう強くなった、何も怖くないと思ったら悟空とベジータが来た。

なんでも、他の界王神に止めてくれって頼まれたらしい。

もうやだ、何人いるの界王神って!何人?何神?呼び方もわかんねぇー。

 

「覚悟しやがれ、ナッパ」

「ベジータ、今のアイツは理性が飛んでるらしい」

「いや、飛んでないです」

 

悟空が洗脳されてる、これが神のやることか!

俺が何したんだっていうんだよ。

 

「テメェのせいで、あの世もこの世も滅茶苦茶だ。閻魔の野郎を殺しやがって」

「あぁ、そんなこともあったな」

「行くぞナッパ!」

 

ベジータと話してたら、話してる最中に突撃敢行してくる悟空。

おい、卑怯だぞ貴様ァ!

悟空のパンチが当たると俺の身体はバラバラになり、別の場所に移動する。

 

「な、なんだアイツ。積み木みたいにバラバラになった」

「そ、そうか。これがジャネンバパワー!フハハハ、もう何も怖くない!」

「ほぉ、面白い」

 

今ならいける、オラァ!

俺の殴った腕が途中から消え、そしてベジータの頬にぶち当たる。

フハハハ、見たかこれがワープパンチ。

 

「ベジータ、貴様の指図はもう受けねぇ!」

「様を付けろよ、この薄毛野郎!」

「ひぃ!?す、スーパーサイヤ人とか、ちょ、おま」

 

ベジータの野郎が急にキレだしてスーパーサイヤ人とかになりやがった。

これだから最近の若者は、静まりたまえ!静まりたまえ!アシタカ、助けて!

 

「よし、オラもちょっと本気出すか」

 

バヒューとかいう効果音と一緒に悟空もスーパーサイヤ人になりやがる。

スーパーサイヤ人とか伝説なんで、バーゲンセールはやめてくれ。

 

「調子にのるなよ、ナッパァ!」

「池田ァみたいに言われても」

「喰らいやがれ!」

 

気の塊が複数ベジータから発射される。

圧倒的弾幕、グミ撃ちとかやめろ。

やめろ、ベジータそれは俺に効く。

 

「はぁぁぁぁ!」

「瞬間移動!?へぶっ!」

 

いつの間にか背後にいた悟空が両手を組んで下に向けて俺に振り下ろす。

しまった、ベジータの弾幕に……痛くない。

そのまま慣性の法則で地面に叩きつけられながら俺は空を飛ぶ二名を見た。

 

「ククク、そうかスリーぐらいで同じくらいだったもんな。スーパーサイヤ人とかならなくても、ジャネンバパワーで上回れるって訳だ」

「ひえー、全然応えてないぞ」

「ダニィ!?ナッパの癖に、生意気な」

「今の俺は戦闘力で言えば、魔人ブウとタメ張れるくらいなんだよ!」

 

もう、俺を倒せる奴はいな……あれ、ちょっと待ってベジータさん。

その、イヤリングは何ですか。

 

「癪だが、使うぞカカロット!」

「仕方ねぇ、だがオラもこのままじゃ嫌だからな」

「ちょ、時系列考えろぉ!それ、ポタラだろ!おぉん、どうなってるんだ!」

 

いや、でもスーパーサイヤ人同士でのだから、スーパーサイヤ人スリーぐらいでのと比べたら行けるかもしれない。

いけるいける、諦めんなよ!ネーバーギブアップ!

 

「よっしゃ、行くぞ!」

「来なくていいぞぉ!」

「「これが、ベジットだぁ!」」

 

あっ、これアカン奴だ。

私は死んだ、スイーツ。

 

 

 

オッス、オラナッパワクワクすっぞ!

普通に勝てなかった、ベジットには勝てなかったよ。

気付けば殴られていて、痛みによって気絶したら痛みで起きるの繰り返し。

もうやめて、痛覚が普通に機能してるの!痛いって、気が狂うわ!

でも、心のどこかで強くなる実感とワクワク感を……感じる余裕とかないわ!

人が再生するからって、内臓引きずり出しまくりで王子最悪である。

悟空のサイコパスとベジータの凶暴性が合体して、少年誌にあるまじき所業が行われていた。

これは、もう霊界探偵も闇落ち不可避案件ですわ。

こいつら、色相真っ黒に違いない。

 

最期はドラゴンボールでみんな復活するという意味が分からない状況になった。

なお、界王神達も生き返った。

ビルス様来ないかビビったが、来なかった……良かった。

 

「正直、スマンかった」

「なぜ、殺さなかったんじゃ悟空」

「いや、だってオラもっと強くなって戦いたいし」

「あんな裏技なんぞ使わずに、何時か泣かす」

「もうやだ、コイツら脳筋思考だ」

 

謝ってるのにビビる界王とか界王神、悟空たちに呆れてるがコイツらは心の安寧のために何時か殺す。

よし、全員集合してるし気も覚えたぞ。

隙を見て殺しておこう。

 

「おい、ナッパ」

「おいおい王子、俺はまだ何もしてないぞ」

「殺気がダダ漏れだ、気だけで殺せそうだな」

 

さ、殺意の波動が漏れてただと。

因みに、俺は昔は分からなかったがピリピリする感じが殺気だ。

静電気みたいなものだ。

 

「取り敢えず、修行すっぞ!」

「カカロット、コイツは俺の部下だ」

「固いこと言うなよベジータ」

「フンッ!」

 

俺の意思は、あの、俺の……すいません、強制ですね分かります。

このあと、滅茶苦茶修行した。

 

 

 

オッス、オラナッパワクワクすっぞ!

なんか暴れてる奴がいるらしい。

暴れんなよ、暴れんなよ、二人組ってだけじゃ分からないっての、マスコミがんばれ。

 

「ほぉ、こんな所にいるとは丁度いい19号、やれ」

「あれぇ、道を歩いてたら殺されかけるってどんだけ!?キエェェェイ!」

 

謎のデブが襲い掛かってくる、取り敢えず反射で殴ってしまった。

こ、コイツ人間じゃない……機械だ、よかった。

 

「お前、良く見たらドクターゲロじゃね」

「ひ、人違いだ。ドクター・ゲロは死んだ!」

「あっ、待て!」

 

大事な人、忘れちゃダメな人、忘れたくなかった人。

絶対殺しとこうと思った、君の名は……!

 

「ドクターゲロだろ、そうだと言ってよ20号ォ!」

「ぐおぉぉぉぉ!」

 

片腕でエネルギーを吸収するも、ぶっ壊れる20号の腕。

お前さえ居なければ、17号と18号は起動せずセルはそんなに……あれ、セルってブウより弱いんじゃね。

まぁいいや、取り敢えずやっとこう。

 

「待て、分かった。儂にいい考えがある」

「うるせぇ!」

 

蹴りで首を切断して、頭を踏み潰す。

よし、これで……しまったセルの居場所聞いとけば良かった。

研究所、聞いておくんだった。

まぁ、17号も18号も起動されないなら大丈夫だろう。

 

 

 

オッス、オラナッパワクワクすっぞ。

あれから、なんにも起きない日が続いた。

暇すぎて、ドラゴンボールで親族呼んじゃったよ。

まさか、俺の子供がこんなにたくさんいるなんて……とびっくりするくらいにはいたよ。

サイヤ人の混血が、数千人だってよ。もう王国出来るな。

虫系の宇宙人とか魚系の宇宙人は、子沢山だって分かんだね。

なお、凶暴なやつ程ベジータに挑んでボコボコにされる。

これが弱肉強食か。

祝、ベジータ王国!なお、ベジータによる聖別がある模様、基準に満たないやつは死ぬ。

 

「フン、口ほどにもないぜ」

「ベジータ王子、一応俺の子供なんだが」

「弱い国民なんぞ、いらんわ!」

「やだ、この独裁者」

 

セル編、どこ行ったというくらい何もなかった。

おかしい、ドクター・ゲロ型人造人間のいる年に吸収されたり、されなかったりして完全体になってセルゲームするはずだったのにな。

 

「ちょうどいい、おい貴様。前に、生命エネルギーを吸収すれば強くなると言ったな」

「エネルギーどぅぇはなぁいぃ、生体エキスだぁ」

「どうでもいい、ソイツらを吸収しろ」

 

巻き舌気味の変な喋り方の生き物が居た。

尻尾みたいなので、もきゅもきゅ子供たちを食べる緑色の生命体。

逃げたり、戦いを挑む子供たちをボコしては尻尾で吸収するセミみたいな宇宙人。

 

「セルだこれェェェ!」

「ギョエェェェェ!?」

「ナッパ、何してる!家族の情にでも目覚めたか、ふざけやがって」

 

慌てて頭部を切断、核を壊さないといけないのでエネルギー弾を叩き込む。

ふぅ、セル編が終わったぜ。

第三部、完!

 

「貴様、なら貴様が相手になれ!」

「よろこんで!」

「お、おう……気持ち悪いぞ、興が削がれたわ」

 

まったく、変なもの拾うなよな。


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