オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
もうなるようになれで生きている。
最近、悟空が子供を増やしたらしいおめでとう。
ベジータもトランクスを見送った後、トランクスを孕ませた。
ちょっと、何言ってるか分かりませんね。
トランクスはベジータがピッと人差し指を上げただけで涙目だった。
いや、普通に手を降ってやれよ、あとそれでいいのかトランクス。
特に戦いらしい戦いはしてないけど、未来でセルと戦うだろうトランクスの冥福を祈る。
冥福を祈るって、死んじゃうのかよ。
「ベジータ王、紛争地域の制圧完了であります」
「ベジータ王ではない、CEOベジータ様だ!」
「ハッ、失礼しました」
その後、俺は起業したベジータのコネで就職した。
民間軍事会社をカプセルコーポレーションの金で作ったベジータは俺の子供たちを兵隊に、全世界に幅を効かせている。
戦闘力が1000が最低ライン、地球人じゃ勝てるわけがない。
子供たちの戦闘力はピッコロ大魔王二体分である。
国王が自分の玉座を譲っちゃうレベルだよ、強すぎ。
地球人が弱いんじゃなくて、他が強すぎるんだよな。
「暇だ、ウチの社員を半分に割って殺し合いでもさせるか」
「なにそのバラガンムーブ、虚圏の王になるの?」
「平和なんぞ、次の戦争の為の準備期間にしか過ぎんぞ」
うごごご、とオーラを垂れ流すベジータ。
おいおい、余り強い言葉を吐くなよ弱く見えるぞ。
そんなこと言ったら、殺し合いになった。
オッス、オラナッパワクワクスっぞ。
お互いに殺し合い、戦闘力がインフレ化していく日常を送っているよ。
そんな俺達にイベントが発生、チキチキ強いやつは誰だ、天下一武道会である。
トランクス君も七歳となり、今ではナッパナッパと俺を顎で使うようになった。
可愛くねぇはクソ殺してぇ……
「パパ、オレも天下一武道会出たい」
「あんな遊びをする暇があったら、強くなれ」
「やだやだ出るの!悟天君も出てるのに、ずるいー」
「フン、地球人のお遊戯に付き合いたいとは酔狂な奴だ」
「何だよ!パパは優勝できないのが怖くて参加しないくせに!」
俺が重力室で修行していたら、可愛らしい親子の会話があった。
嘘である、トランクスの一言で緊迫した空気が流れていた。
やべぇよ、やべぇよ……。
「ほぉ、親に向かって舐めた口を聞く。俺も甘やかし過ぎたらしい」
「何言ってんだよ、厳しいじゃんか!」
トランクスよ、サイヤ人の生態的に産んだら放置がデフォルトだからな。
養ってもらうとか優しいレベルだぞ。
「良いだろう、俺がこの世界に真の王が誰なのか教えてくれるわ!」
「えっ!?」
「トランクス、貴様とて容赦はせん。参加するなら、それを覚悟の上で掛かってこい、行くぞナッパ!」
「行くぞって、強制ですかそうですか」
トランクスが笑いながらチョロいとか言ってて子供って恐れ知らずだなと思った。
多分、ドラゴンボールあるからって降参しなかったら普通に殺しに来る相手だぞ。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
どこから聞きつけたのか、悟空の奴も参加するらしい。
会場の耐久力が試される!
子供たちは子供達の部で戦っている。
正直、他の子供が可哀想である。
「えいやー!」
「ぎぃやぁぁぁぁ!?腕がぁぁぁぁ」
「たぁー!」
「足がぁぁぁぁ、お母さぁぁぁぁん!」
間の抜けた声と共に、子供の手足が変な方向に曲る。
デンデが駆け回り、回復させてるけど誰だよサイヤ人を参加させた奴ら。
「所詮は戦場を知らぬ子供の集まり」
「CEOの息子もそこそこやるようだな」
「カカロットの息子もサイヤ人の端くれ、この程度造作もあるまい」
ちなみにウチの子達は入り口で強そうな感じで会話していた。
まぁ、うん、参加しない方が良いよね。
相次ぐ棄権の末に準決勝戦、このまま行けば悟天対トランクス、知ってた。
「次で決勝だ。トランクス、殺すまでやれ」
「えっ?」
「大丈夫だ、ドラゴンボールがある」
ベジータの会話が馬鹿だった。
全然、大丈夫じゃない件である。
涙目で出来ないと震えるトランクス、じゃあ俺が殺すとベジータが追い打ちを掛ける。
やめて、俺に目線を送らないで!目線を逸したら、トランクスがショックを受けていた。
「うわぁぁぁぁぁ!」
「えっ……」
対戦相手を殺害して、まさかの逃亡をするトランクス。
対戦相手のおっちゃんが一番可愛そうだった。
キレイな顔だろ、これ死んでるんだぜ。
大人の部、それは同窓会のようであった。
「オラオラオラオラ!」
「無駄無駄無駄無駄!」
クリリン対天津飯の熱い戦いは最初からラッシュで始まった。
断言するぜ、この戦いはハゲてる方が勝つね。
別の戦いでは悟飯が不自然に固まっていた。
明らかに動けない状態、金縛りか。
「ヒャッハー!?」
「ッ!?」
不思議な物を持ったハゲが現れ、ジョウロのようなアイテムでエネルギーらしき物を奪っていった。
世紀末なハゲ、絶対バビディの手下である。
大丈夫かとみんなで悟飯を心配しているといつかの界王神達が現れた。
「お――」
「イヤァァァァ!」
何か喋る前に首を切断する。
お前さえ居なければ、破壊神は現れんのだァ!
「キビト!?」
「お前も死ねぇ!」
もう一人、東の界王神とか言うアホをぶっ殺す。
ナッパ知ってる、お前が煽らなければエネルギーはたまらなくてブウが蘇らないってな。
よし、これで界王神は死んだ!もういない!
「な、何してるんだよ」
「持病の殺意が湧いてしまってな」
「何してるんだよ!?」
クリリンがドン引きしていたが、他の奴らはまたいつのもかと呆れている。
コイツら、ドラゴンボールがあるからって狂ってやがる!クリリンが一番の常識人だって分かんだね。
「コイツら、界王神か?雑魚が」
「ナッパ、お前は界王神を見かけたらすぐ殺したがって……オラも怒るぞ」
「その程度の反応はどうかと思う、父さん。悟天、慣れろ」
「はわわわわわ」
よく見たら、冷静に対応してる奴らはみんなサイヤ人だった。
サイヤ人は人の心が分からない、人じゃないって分かんだね。
「おい、それよりベジータ。あの変なハゲを追おうぜ」
「ハゲは貴様だろ」
「ばっ、お前まだ毛があるだろ!ドラゴンボールのおかげで、あるだろうが」
俺の意見に従い、バビディの宇宙船に向かう。
気を垂れ流すとは修行が足りないな。
とりあえず、奇襲を仕掛けようとしたダーブラをぶっ殺す。
「えっ?」
「唾を吐かれると困るのでな」
首を掴んで両手の中でエネルギーを発生させる。
瞬間的にエネルギー弾が発生し、間の頭部だけ燃やし尽くした。
「よし、行くぞ」
「容赦ねぇ……」
宇宙船に入ると、変なやつがニヤニヤしていやがった。
「俺の名前はプイプイ、ここの10倍の重力の星で育った。ダーブラを倒したようだが、奇襲なんて――」
「話が長い」
「グエッ!?」
ベジータによってバラバラにされる変なやつ。
アンタより弱い敵は、魔族の中にも居なかったぜ。
「プイプイを倒したようだな。俺の名前はヤコン、貴様らを――」
「お前の弱点は知ってるぞ!」
喋ってる最中に宇宙船を破壊する。
光に弱いんだよな、喰らっちまいな。
「な、なんてぐあぁぁぁぁ!」
「日光浴しようぜ!」
「やめろ、離せ!離してくれ、うぐぁぁぁぁ!」
苦しむヤコンを羽交い締めにして太陽に浴びせたら膨れ上がって死んだ。
ケッ、汚い宇宙人だぜ。
その時、俺の身体に激痛が走った。
「ぐあぁぁぁぁ!?」
「どうしたナッパ、腕なんか押さえて」
「子供の遊びだ、放っておけ。自分で考えた設定を楽しんでるんだろう」
ゴミを見るような目でベジータが心配する悟空に話し掛ける。
いや、俺の右腕がマジで疼く。な、何が起きてやがる!
『聞こえるかな、僕はいま君に直接話し掛けている』
『コイツ、脳内に直接……』
『フフフ、尋常じゃない悪の心。僕じゃなかったら見逃してたね』
『ファ……』
『ファ?』
『ファミチキください……』
『ファミ……何言ってんだコイツ』
か、身体が動かない。
畜生、悪の心とかよく分からん設定のせいで操られているのか。
なんてことだ、なんて卑劣な魔術なんだ。
俺の身体は何故か勝手に喋りだす。
「どうしたんだナッパ」
「カカロットォ、気安く話し掛けるんじゃねぇよ。テメェら、皆殺しにしてやるぜ」
「なんだ、いつもの謀反かナッパ。貴様も、懲りぬ奴だな」
「ベジータ、俺は最高に気分がいい。今、バビディ様に忠誠を誓うなら」
「忠誠だと、舐めた口を聞くなよ!死ねぇぇぇぇ!」
なんかいつもの如く、ベジータが殺しに来た。
待て、俺ってば仲間だよね。
俺の意識がブラックアウトした。
最期に見たのはベジータの拳でした。