オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
ネグレクトで訴えてやろうかと思ったけど、そんなことより身体鍛えろとか言われそうだから言えない今日この頃。
もう十分だろ、と親父はどこかに行った。
サイヤ人って家族意識薄いから、そんなもんなんだろう。
実際、母親が居ないことを聞いたらお前を産んでどっか行っただからね。
うん、愛とかなかった。繁殖するためだけに結婚したみたいな、結婚って食えるの美味しいの、っていうか何なのがデフォのサイヤ人だし是非もないね。
でもって、俺は生まれた時の戦闘力の高さからエリート戦士として王族に仕える事になった。
やったぜ。
親父、あぁ今じゃ同僚だよ。
「オッス、オラナッパワクワクすっぞ!」
「よろしくな新入り、オラァ!」
「危なっ、何するだァー!」
「挨拶だろうが!」
入社初日、挨拶したら拳を返された。
挨拶には拳を返しましょう、どこの野蛮人だ!
ベジータ星の野蛮人でしたね、そうでしたね。
サイヤ人風挨拶は物理、その後も会う人みんなにやられたよ。
社会って厳しい、なお俺はメディカルポットで療養中である。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
原作始まんねーな、とか思いながら地上げする毎日。
何か適度に倒せるか倒せないかって戦闘力の場所に行かされるから毎回死にそうになってるぜ。
これもあれも人事課の奴らが悪いんだ。
同僚に相談しても、何が不満なんだと素で答える。
死にかけることが不満なんですが、わからないですか、ですよねー。
はぁ、ストレスでハゲそう……まさか、ナッパのハゲってストレスが原因なんだろうか。
そんな俺は新技の開発に勤しんでいた。
いや、みんな当たり前に使ってるけどエネルギーの操作なんて前世じゃなかったからね。
呼吸するように出来るから興味ないらしいけど、俺からしたら未知のエネルギーを自分の意思で操れるってのは中二心が擽られる。
マジで、気だけはワクワクすっぞ。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
水見式やろうぜ、湖に気を叩き込む、ドカーン。
俺は強化系か、みたいなアホな事をしているナッパさんだぜ。
なんか毎日食っては戦って食っては戦ってたから、自分が何歳か分からないぜ。
最近、伸び悩んだ俺は遂にドーピングに手を出すことにした。
惑星ベジータの科学力は世界一ィィィィ!薬で肉体を調整である。
これが手っ取り早いね、うん。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
最近、戦闘力を図ろうとしたらスカウターが壊れた。
コイツはやべぇ、惑星を消滅させるほどの実力を持つベジータと同格のキュイを秒殺出来るナメック星到着時のベジータを圧倒する変身後ザーボンを ボコボコにできる復活直後のベジータがかなりパワーアップしても全く相手にならないリクームを一撃で倒したナメック星到着時の 悟空と互角に戦えるギニュー隊長と互角に戦えるベジータを余裕で倒すことが出来、惑星を数分で宇宙から消せるくらいの強さの初期フリーザ様に目を付けられてしまう。
それにしても、こうして考えるとインフレがスゲーや、それよりもっと強い奴がいるんだから意味がわからない。
取り敢えず、気を操作して戦闘力を下げる事をしておこう。
大丈夫だ、戦闘力0にまでしたことあるからな。
なお戦う力もないという事なので瀕死になるから使えないけどな、死んだふりようだな。
絶モドキは戦闘力が1になるから、それで生活しよう。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
なんか王子生まれたらしいんだけど、俺だけお知らせ来なかった件。
最近、いたの?とか影が薄い扱いされてる。
戦闘力が1だからなんだろうか、マジかよ。
そんな今日は健康診断だ。
もっと違う呼び方されてたけど、俺の中では健康診断みたいなもんだ。
「ふむ、健康状態に問題はなし。最後に戦闘力を測ってみましょうか」
「うっす」
「気張ったらちゃんと測定できないからな。背伸びして身長測るのと一緒だから、気張らずに行こう」
「あ、はい」
と、取り敢えず戦闘力4000くらいにしておこう、初期のナッパってそんぐらいだったしな。
ピピピとスカウターが動いて俺の戦闘力を測定する。
「戦闘力4000だと!」
「おぉ、流石エリート戦士だ」
「大したことではないですよ」
「謙遜するな、十分スゴイことじゃぞ」
お、おうと吃りながら医者の言葉に答える。
悲しいな、お前達は戦闘力が今後インフレすることを知らないんだもんな。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
なんかベジータ王子の養育係になった。
俺はしょぼいと思ってたのだが、4000って結構高いらしい。
そんな王子も遂には5歳になられた。
うむ、爺やが立派に育てますぞ。
「おいナッパ、ジュース持って来い」
「ベジータ、俺年上だからな。持ってくるけど」
「フン、この俺を誰だと思っている戦闘力5歳にして一万以上、貴様よりも強いその名も」
「「サイヤ人の王子ベジータ様だぞ」」
「なっ、貴様ァ……」
「はいはい王子王子」
ポコポコ殴ってくるが俺は軽くあしらってジュースをテーブルに置く。
効果音はゴギャンゴギャンみたいな重苦しい感じだけど、痛みはない。
甘いなベジータ、気を制するものは世界を制する。
我が、鋼の肉体には無駄なのだ。
「何故だ、俺はサイヤ人の王子ベジータ様だぞ!戦闘力一万超えなんだぞ」
「俺を誰だと思ってるんだ、ナッパさんだぞ」
「なぜ勝てん、戦闘力4000の癖に」
「泣くなよ、サイヤ人の王子なんだろ」
「泣いてなどおらんわー!」
ベジータ王のアホな教育によって、戦闘力が低いやつは格下だと思っているベジータに教えてやろう。
「それは坊やだからさ」
「貴様ァ、舐めた口聞きやがって!」
「怒るなよ。戦闘力の高さが、強さの決定的差では無いという事だ。シャアが言ってるんだ性能の差だけどな、あっちは」
「シャアって誰だよ!クソッタレ……」
ご存じないのですか、まぁいないからな。
でもこの世界は広い、この間行った惑星なんて巨大ロボット出てきたからね。
まさか生身で巨大ロボットと戦うとは思わなかったよ。
あれで戦闘力一万超えだから、そう考えると五歳児に末恐ろしい物を感じる。
ベジータはガン○ムと同じ戦闘力か、これが可能性の獣か。
「所で王子よ、今度地上げに行く惑星に来るか?」
「誰がそんな所に」
「なんでも食べ物が旨いらしい、地上げは良いぞ未知の食材に出会えるからな」
「…………行く」
俺達はその後滅茶苦茶食い倒れた。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ。
なんかベジータが爆発した。
あぁ、王子じゃなくて星の方ね。
通信で隕石ぶつかったんだよって来たけど、それを信じる訳無いだろ。
あの科学力で予測できなかったり回避する手段が無いわけが、ねぇ。
でも王子はサイヤ人、つまり脳筋だから信じた。
「な、なんということだ……おい、何だその目は」
「サイヤ人減ってしまいましたね。もう4人しかいないじゃないですかねぇ」
「そうなのか?だが、所詮は隕石ごときにやられる奴らが悪い。それより俺のコレクションの方が問題だ」
「あぁ、カッコイイ武器とか集めてましたもんねぇ。っていうか心配してたのそっちかよ」
原作始まったわーとか思いながら、取り敢えず現地の地上げに勤しむ事にした。
王子?王子は夏休みの宿題でサイバイマン育ててるよ。
惑星ごとに違いを纏めて発表するんだって、発表する場所爆発したけどな。
「イィィィィ!」
「なんだこの白黒のサイバイマンは、死ね」
「…………」
「無茶しやがって……サイバイマンよ安らかに眠れ」
後数年で、俺達はカカロットに会いに……あれ、王子とかまだ幼いぞ。
地球に行くのって30くらいじゃなかったけ?
ちょっと、クーデター起こすタイミング早いんじゃねぇの?
「貴様らか、この星を――」
「うるせぇよ考え事してんだから邪魔すんな」
「ぐはぁ、まさかこれ程とは」
「いいから財布だせ、オラ持ってんだろ。あと、旨い店どこだ」
「ナッパ、俺はお好み焼きが食いたい」
その後、滅茶苦茶カツアゲした。