オッス、オラナッパワクワクすっぞ!」
「フハハハ、お前がママになるんだよ」
泣き喚く美少女にフィニッシュ、超エキサイティング!
女は犯し、男は殺す、やっぱサイヤ人は野蛮だって分かんだね。
「船長って最悪だよな、ロリコンかよ」
「きっと猿だから、ヤることしか考えてないんだ」
「おいぃぃぃ、聞こえてんぞお前達!いいか、俺は悪くない。何故ならこれは元海賊、つまり犯罪者だ!犯罪者には何しても良いんだよ!」
俺様の美技に酔いな、と襲撃してきた海賊をぶっ殺して海賊船に乗ってた女海賊とベッドにいると窓から顔を覗かせた部下から風評被害を受けた。
熱い風評被害が俺を襲う。
やめてよね、お前らの相手が出来るサイズが無いからって俺に苦言を呈するのさ。
民間人は襲う癖に、女子供は殺すなとか面倒くさい。
エルバフの誇りって何それ食えんのって奴だわ。
「それにしても、また新しい実が手に入った」
なんか勝負しろって言ってきたから殺した奴から悪魔の実を手に入れた。
気付いたら移動するスゲェやつだった。
時を止めるとか、吸血鬼かよって思うわ。
「デービーバックファイトって結局なんだったんだ」
「それより悪魔の実、どうするんだ」
「ヒューマンショップで手に入れたやつに食わせよう」
まずは船である、ウォーターセブンで鉄の船を手に入れるのだ。
出来るだけ、巨大な船が良い。
そのためには金がいる、はぁ世の中金とは世知辛いぜ。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ!
ひとっ走り、マリージョア襲撃してきた。
瞬間移動する、倉庫から金を盗む、その繰り返しだ。
金は船に積んでる。何、足りなくなったら増やせば良いのさ。
「よく来たな。俺の名前はアイスバーグ。悪いがアンタ達に船は売れない」
「えっ、なんでだよ」
「ンマー……政府からアンタ達に船を売らないように命令されてな。客は客だ、売りたいのは山々なんだが難しい。私から言えることは恐らく通報があったはずだ。この島から早めに出ることを勧める」
と、思ってた頃が俺にもありました。
なんでだよ、船くらい売ればいいじゃん畜生めぇ……。
おのれ、海軍やってくれたな!
「まったく船長は馬鹿だなぁ」
「買い方ってもんがあんだよ、今も昔もな」
そう言ってブロギーとドリーが仮面を被った。
次いでに俺にも寄越しやがった。
なんだよ、縁日の仮面みたいなの渡しやがって、被れば良いのか?
「おっとお客様はどちら様だろうな、まぁいい予算はいくらほどだ」
「あるだけ全部だ、俺達が乗れる船だ」
「鉄の船が良い、丈夫なのは良いことだ」
「おいおい、トントン拍子に進んでるがこれなんて茶番」
良くわからないが素性を隠せば買わせてくれるらしい。
流石、造船場なだけあって海賊の扱いが手慣れてやがる。
「所で、なんで政府の人間が職人の真似なんぞしてやがる」
「ッ……!?」
俺の言葉にアイスバーグがビクッとした。
どうした、なんでビクッとした。
「今、なんと……」
「そこの職人から見知った気を感じる。お前ら政府の人間だろ」
「五年間も船大工をやってるコイツが政府の人間だって、おもしれぇ冗談だな」
ハハハと隣の船大工が笑ってるが、俺には分かる。
同族にしかわからない染み付いた血の匂い。
ククク、俺でなきゃ見逃しちゃうね。
「まぁいい、資金が足りなきゃ持ってくる。ジャンジャン作ってくれ」
「魚が上手いらしい、飯だ!船長、飯を食おうぜ」
「いやいや、まずは酒だ。近くに美食の都があるらしいからそこ産のが上手いらしい」
この後、滅茶苦茶観光した。
オッス、オラナッパワクワクすっぞ!
何か納期が遅れるらしい、っていうのもアイスバーグさんが襲撃されたんだとよ。
おのれ麦わら、許さん!
「船長、俺はアイツはそんな事するとは思えん」
「きっと政府だ、特殊訓練を受けた政府だ」
「あー、そだなー」
まったくである。
巧妙な計画、麦わらがそんなに頭良いわけ無いだろ。
アレはノリで生きてる人種だ、悟空と同じ空気を感じる。
俺は騙されてないよ、本当だよ。
「だから政府の人間には気をつけろって言ったのに……」
取り敢えず、挨拶。
挨拶は基本って古事記にも書いてある。
船に行ったら、なんか飯食ってるやつが一人いた。
「誰だ、また襲いに来やがったのか」
「オッス、オラナッパワクワクすっぞ!」
「誰だ!ナッパって誰だ」
「ゲギャギャギャ久しぶりだな、長ッ鼻!」
「ガババババ、元気にしてたか」
仮面を外すとウソップが固まった。
「エェェェ!ブロギーとドリー!?あと、あん時の海兵!」
「やっと分かったか」
こんなとこで何してんの、えっ喧嘩した?今北産業。
船がダメだから新しいの買おうぜ。
いや、俺はこれが気に入ってんだ。
方向性の違いを感じる。
ちくわ大明神。
ということらしい、なるほど。
「まぁ、ダメってんなら仕方ないよな」
「分かってるさ。でも、割り切れるもんじゃねぇだろ」
それでボロボロとは世話ないぜ。
しかし、男気を感じた。
「腹減ってんだろ、やるよ」
「おう、ありがとうよ。……って、まずぅぅぅぅ!腐ってるぞ」
「それ、悪魔の実だからな」
「えぇぇぇぇぇ!?」
騙して悪いが、手元にあったのでな。
そんな訳あるかと言って海に飛び込むウソップ、おい馬鹿野郎!
「アババババ」
「何してんのー」
気のバリアを使って救出。
まったく、尻尾掴まれたみたいに力抜けるんだから気を付けろよ。
「はぁはぁ……ひどい目にあったぜ」
「無茶しやがって」
「一体、何の実なんだ……あっ、なんか出た……」
ピタッと止まるウソップ、おいおいどうし……死んでる!?
「気がする。アレ、どうした?」
「お前、心停止してたぞ」
「えぇぇぇぇ!?」
びっくりするウソップの身体からビームが出る。
当たったドリーがストップする。
あっ、いや、微妙に動いてる。
ノロノロさせる、なんか不思議なビームだな。
「コイツはノロノロの実だ」
「知ってるのか、ウソップ」
「あぁ、これを持ってたやつと戦ったことがある。えっ、死んだの?」
おいおい、勘の良いウソップは嫌いだよ。
まぁ、気にするな海賊だから死ぬことは普通だ。
船を直して航海するんだと言うウソップに、じゃあ俺達の船にその船乗せればいんじゃねと提案した。
そしたら、なんかフランキー一味とか言うのが出てきてなんか言ってたがぶっ飛ばしておいた。
うるせぇ、今話してんだよ。
「お前達、よくもやってくれたなぁぁぁ」
「邪魔」
「うがぁぁぁぁ!?」
「つ、強い……」
ウソップがプルプル震えてやがる。
まぁ、それは置いといてウソップもなんか葛藤してるがそれも良いかもなと言ってくれた。
うんうん、後は船が出来るのを待つだけだいい話だな。
「探したぞ、フランキー。いや、カティ・フラム」
「て、テメェ……ガレーラの鳩野郎……それにブルーノ、山猿までいやがる。何しに来やがった」
「知れた……貴様はッ!?」
ウソップと話してる最中に絡んできた奴らを倒したら、また別口でやって来た。
鬱陶しいぞ、あの時の政府の奴か。
「ニコ・ロビンに罪は擦り付けられたか?」
「貴様、どこまで知っている!」
「俺は何でも知ってるぞ、知ってることだけだけどな」
渾身のドヤ顔、決まった。
なお、マジかよと固まるウソップ。
ウソップのツッコミがキレキレ過ぎて楽しい。
「ロビンが冤罪ってどういうことだよ」
「貴様、ニコ・ロビンを知ってるのか」
「やめておけ、俺と戦うと死ぬぜ」
覇気も使えない奴が、やめておけ。
なんか目的があるんだろうが、ここで戦えばウソップが死ぬかもしれない。
未来のクルー予定は殺させない。
「良いだろう、俺達はそこのフランキーに用があるだけだからな」
そう言って去っていく政府の奴ら。
そんな奴らを見るのをやめて、ウソップが聞いてきた。
「ロビンが冤罪ってどういうことだよ」
「色々あるんだよ。いいじゃねぇかウソップ、昔の仲間の事だ。忘れちまえよ」
「……俺は、勇敢なる海の戦士だ!仲間は、見捨てねぇ!」
ドンッという効果音が聞こえた気がした。
あ、アンタ……すまねぇウソップ、俺が間違ってた。
そうだよな、少年誌の世界だもんな。アンタがナンバーワンだ。
「俺、船長やめるよ」
「どういうことだよ船長」
「お前ら、今日からキャプテンはウソップだ!その方が、絶対おもしろい!」
「「えぇぇぇぇぇぇぇ」」
「ちょ、おま、マジか」
俺も大人になって、忘れちまってたぜ。
少年の心ってやつをな。
「という訳で、ウソップが世界政府に喧嘩売るらしい」
「まっ、俺、そんなこと言ってない」
「ロビン助けるんだろ、行くぞ!」
「そ、そっか、そうなるのか……くそ、やってやらぁ!」
「おぉ、男らしいぞキャプテンウソップ」
「俺たちの新しい船長なだけはある」
止せよ、と笑いながら照れるウソップ。
満更でもなさそうだった。
「でも、気まずいから俺の事はそげキングと呼ぶようにな」
「仮面って」
「男らしくないな」
「う、うるせぇ!」
取り敢えず、適当に船でも奪おう。
あと、メリー号は避難させとこう。