オッス、オラナッパワクワクすっぞ   作:nyasu

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俺、この戦いが終わったら海賊女帝を抱くんだ

バスターコールをご存知だろうか。

海軍本部中将5人と軍艦10隻という国家戦争クラスの大戦力で無差別攻撃を行う事である。

まぁ、それもゴロゴロの実を活かした電磁バリアで電伝虫を無効化すれば意味が無いのだがな。

しかし、ショボくね?島一つ消えるんだぞヤバイだろとかいうけど、自然系の実を使いこなせたら余裕な気がする。

つまり、一人で出来るもんだろ。

 

「でも、原作崩壊って良くないと思うの」

「何の話だ船長!」

「オッス、オラナッパワクワクすっぞ!いっちょ、やってみっかぁ!」

 

グオンっと手のひらの中に光球を作り出す。

ドラゴンボールじゃよくある気弾である。

でもって、それをナッパ選手投げた!

光球は伸びる伸びる、そして巨大な正義の門にシュゥゥゥ!超!エキサイティン!

ぶつかった瞬間光が膨らんで、爆風が俺達を襲う。

おぉ、キノコ雲が発生してやがる核弾頭かよ。

しかし、気は自然のエネルギークリーンである。

映像でしか見たこと無い核爆発のような光景が出来上がり、気づけばぽっかりと穴が空いていた。

海域の流れが変わっちゃうね、まぁ仕方ない。

 

「ヒュー、やりやがるぜ」

「船長、なんか船が来やがったぜ」

 

何?と言われたほうを見れば軍艦が10隻ほど海からやって来ていた。

どういうことだ、バスターコールやんけ!あれ、使っても電波妨害されてるはずなのにな。

 

「門をぶっ壊したからか、それとも悪魔の実を攻略されたのか」

「どうする船長」

「よし、ブロギー!十万ボルトだ!」

 

俺が指を向けると、その方向に向かって拳を振り上げるブロギー。

そして、パンチを空に向かって放つと直線上に雷が走る。

もう、レールガンと言っても良い、なお大きさわ丸太くらいあるしコインとか使ってない。

ノロノロ砲弾を撃ちながら動いていた軍艦が1隻雷に飲み込まれると火薬にでも引火したのか大爆発した。

 

「アヒャヒャヒャヒャ」

「ふぅ、ただのカカシだな。よくもあんなトーシロばかり集めたものだ」

「俺の飛ぶ斬撃が唸るぜ」

「おぉ、ではドリーよ。どちらが沈められるか競おうじゃないか」

 

ドリーとブロギーの攻撃で数分足らずで軍艦が沈む。

個の戦力が優れていても、他はねぇ……力ないものは淘汰されるのだ。

まぁ、中将レベルの奴らが空を飛んで此方に向かってきていたが距離がありすぎて的だった。

遠距離からチマチマ気弾をぶつけていたら全員死んだぜ。

インベーダーゲームみたいで楽しかった。

 

「くそ、また消えやがった!ぐあぁぁぁぁ」

「巨人が、巨人が、うわぁぁぁぁ!」

 

大きいは力も大きい、力こそ物が言うのだ。

いい時代になったなぁ。

 

「指銃!」

「うん?なんだ、ただの蝿か」

 

巨大化した俺に、何かしている奴がいたが手ではたき落とす。

そんなんで最強って、新世界で君達言えんの?

新世界じゃ覇気使ってんだぜ、鉄塊しててもタダのパンチで気絶するのに言えんの?

武装色の覇気を纏ったパンチ喰らってもピンピンしてるのが一般人な世界やぞ。

いや、まぁ流石にそれは言いすぎかもだけどさ。

 

「船長、どうする。もう挑んでくる奴らがいないぞ」

「なんか、あらかた片付いたな」

 

気づけば周りは焦土となっていて、気絶したり死んだ奴らが溢れかえっていた。

あれ、気を探ってるけど麦わら達いなくね?ウソップいないやんけ。

 

「帰るか」

「食べ物無いしな」

「もう暴れまくってスッキリしたしな」

 

じゃあ解散、ということで俺達も帰ることにした。

 

 

 

オッス、オラナッパワクワクすっぞ。

俺の目の前で船が燃えていた。

麦わら達が、船を燃やして見送っているのだ。

 

「メリー!」

 

感動的なシーンである。

なお、赤の他人の俺からしてみると何か聞こえるとかお前ら大丈夫かと心配するレベル。

俺だったら、ぎゃぁぁぁぁ熱い、死にたくない、助けてと叫んでる風に聞こえる。

俺の心が穢れてるからでしょうか、考えるのをやめよう。

そして、俺は念願の鉄の船を手に入れた。

ドレッドノート名付けよう、デカイからな。

 

「うおおお、俺は人間発電所!ゴロゴロゴロ」

「すごいぞブロギー、エネルギーが溜まってる!これでモーターが起動するぞ」

「流石だぜお頭」

「俺達に出来ないことを平然とやってのける!」

 

うちの海賊団は元気です、小並感。

なお、電動モーターで動くという風に頼らない新システム。

つおい、確信。

 

「おっ、始まった」

 

町中で追いかけっこ始まっていた。

追いかけるのはパンツを取られた男である。

可哀想にイジメかな、なおやってる方は楽しそうである。

やはりアイツらも海賊、海賊に倫理観とか求めちゃ駄目って分かんだね。

ウソップもなんか叫んでいた。

でもって、拉致されやがった。

さようか、原作通り仲直りするのか。

 

「いいのか船長」

「まぁ、ノリで勧誘してたし」

「相変わらず頭おかしいわこの人」

 

さぁ次は何をしようか、よし決めたぞ女を抱くぞ。

女だ、女にしか俺は興味がない。

 

「女々島だ、そこに行くぞ」

「アマゾン・リリーか、九蛇海賊団は強いと聞いているぞ」

「楽しみだな船長」

 

待ってろよ、海賊女帝!

お前のその豊満ボディは俺のものだぜ、ゲヘヘヘヘ。

 

 

 

オッスオラナッパワクワクすっぞ。

俺達が船でカームベルトに近付いたらあっちから出向いてきやがった。

近隣の船を襲ってるから、襲うつもりなのだろう。

いいぜ、そっちがその気ならこっちもヤッてやるですぅ。

 

「よし消し炭に」

「待て、そんな事したら抱けなくなるだろ」

「ならば待ち構えるのか、うーむ」

 

唸りながらもちゃんと言うことを聞くのは強さこそ全てな巨人だからである。

まぁ、俺がこんな雑魚しか居ない世界で負けるわけがないのだから逆らわないので正解である。

大将とかビビってた頃が懐かしい、アイツらイメージでは強かったけど、実際はちょっと本気出せばそんなでもなかった。

俺、この戦いが終わったら海賊女帝と結婚するんだ。

 

「ゲハハハハ自分から抱かれに来るとは殊勝な態度じゃないか海賊女帝ボア・ハンコック」

「誰じゃ、妾の名を気安く呼ぶのは、身の程を弁えよ」

「そんな態度も今のうちだぜ、ベッドの上でヒィヒィ言わせてやる」

 

船頭で九蛇の海賊船を見ていたら、見たこともない綺麗な女がいた。

尋常じゃないエロさと美しさにひと目で海賊女帝だって分かったぜ。

俄然ヤル気が出るってもんである。

ウホッ、いい女!ヤラナイカ?

 

「下衆が、死ぬがよい」

「ヒャッハー!もう我慢できねぇぜ、ハンコックちゃ~ん」

「メロメロ甘風!」

 

ハンコックがハートマークを作っていた。

そこからピンク色のハートが飛び出す。

世界が、瞬間動きを遅くした。

なんだあれ、ネテロ会長かな?ピンクの光線とかノロノロビームのパクリかよ。

いや、まぁ同じ世界だしパクリではないのか。

ちょっと待て、あっ、やべっ、メロメロの実じゃないか。

確か食べてたよな、ハンコックって食べてたよな。

でもってルフィは効いてなかったけど普通の人は、というか邪心があるやつは効くんだよな。

おいおいおい、ちょっと待てよそれってヤバイだろ。

邪心の塊だよ、俺ってばっていうかビーム遅くね。

あっ、これ、キメラアント編で見たことあるやつだ。

あれだろ、ブロギーが落雷で助けてくれるアレだろ。

いやいやいや、物理攻撃じゃないから雷ぶつかっても止まらないじゃん。

おいぃぃぃブロギー、なんにもしてないじゃん。

全然、来る感じないじゃん。

待って、ゆっくりコッチに来るなよハートマーク!

ええい、これが愛ならこんな愛などいらぬわぁぁぁ!

まだ俺ワンピース見つけてないし、四皇とも戦ってない。

いや別に戦いたいわけじゃないけど、サイヤ人的に挨拶代わりに殴りたいぐらいはあるじゃん。

って悠長に考えてたら目の前にもう来てやがる。

くそ、そうか、お前が俺の死か……待って、嫌だ、やっぱまだ死にたくない、うわぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

俺は目の前が真っ暗になった。

 

 

 

 


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