-月の宝石-   作:テディア

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第一章:薄荷色の新月
月日は経ちて。


「_ふぁあ。」

 

日差しが差す中、目を覚ます。

 

「・・・夢、かぁ。」

 

眠気を感じつつもベッドから降りて服を着替える。

靴を履いて、鏡で髪を整えてみる。

・・・対して変わらないけど。

 

「_よっと。」

 

そのまま部屋の外へ出た。

外はいつもより明るさを増し、昼へと近づいていることを教えてくれる。

 

・・・あー。しまった。

寝すぎたかも。

 

「あぁ、ムー。ちょっといいか?」

 

議長とか「堅牢のジェード」とか言われてる人に呼び止められた。

言いにくいとかでいつからか『ムー』とか言われるようになったんだっけ。

まぁ呼び止められたので話を聞こう。

 

「ジェード?どうしたの?」

 

「いや、先生がお呼びだ。」

 

「あー・・・もしかして寝すぎた?」

 

「だな。 先生の為にも急いだ方がいい。」

 

そういえば先生に呼ばれてた。

今日で200歳だからなぁ。仕事出されるんだっけ。

 

「ありがとうね、議長! 行ってくる!」

 

本堂に向かって駆け出す。

肩の辺りまである白色の髪を揺らしながら。

 

私はその場を後にした。

 

______________________________________

 

本堂の前で先生に許可を貰う。

 

「失礼します。」

 

「ああ。」

 

先生の前まで行く。

なんか先生、眠そうだね。

ジェードの言ってた「先生の為にも」って、そういう意味か。

 

「ムーンストーン、おまえの仕事が見つかった。」

 

あー。面倒。

仕事見つかったとは言われてもあれしか思い浮かばないし。

 

でもまぁ、こういうのはちゃんとしないといけないか。

素直に聞こう。

 

「それで、仕事とは・・・?」

 

「わかっているとは思うが・・・『戦い』、だ。」

 

うん、知ってた。

そこは特に問題ないので流して続きを聞く。

 

「明日からやってもらう。今日はオブシディアンとレッドベリルの所に行きなさい。」

 

「わかりましたー。」

 

二つ返事。

笑顔で本堂を後にする。

とはいえ_

 

あの2人かぁ・・・。

なんだろ、あの2人は色々と尖ってるからなぁ。

・・・主に趣味というか性格というか。

 

そんなことを考えていた。

本堂を出てからしばらくウロウロしていたが_

 

「あーっ!こんなところにいた! ほらムー!行くよ!?」

 

「えっ、レッドベリル_」

 

こっちが来なかったのであっちから来てくれたらしい。

にしても情熱のあることで・・・。

 

_って、

 

「ちょっ!引っ張らないで!割れる割れる!」

 

「割れるのが嫌ならついてきて!オブシディアンも待ってるよ!?」

 

あぁ・・・悲しきかな。

割られるのも嫌なので仕方なくついて行った。

 

_下手したら割れてたけどね・・・七半(レッドベリル)め。

 

 

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