もしウィッチの関係者がこんな人だったら。 作:ロンメルマムート
ついでにミーナさん誕生日記念
色々怒られそう…
マロニーは相変わらず真っ白っす。
1939年7月
ふう、いい朝だ。
どうも、トレヴァー・マロニーブリタニア空軍少将だ。
ここはわが屋敷だ。
大きいだろ?こう見えて株で儲けてるから給料以上に金はある。確定申告の時めんどくさいけど。
妻は数か月前に航空機事故で死んだ。まあ当時離婚協議中だったからどうとも思ってないが。
にしてもあと数か月でここも戦火に襲われるんだ、とりあえず大陸の株は全部売ってリベリオンと扶桑系の株と軍需産業系の株でも買い占めておこう。
まあ、それはそれ、これはこれと置いといて、全くいい日曜だよ。
新聞によると今日は特にニュースもないし天気予報は晴れ、こういう日は朝から紅茶を飲むに限るよ。
そう思いながら俺は紅茶を入れる。
すると、
「お、茶柱が立ったな。」
イギリスのこんな言い伝えを知ってる?茶柱が立つと、素敵な訪問者が現れる。
お言葉ですがもう現れています。素敵かどうかはさておき
はい、50前のおっさんの一人心の中の芝居なんて需要ないですね。
まあわかる人にはわかるネタです。とりあえずこの後知波単と大洗が大砲撃ってきて激戦からの真打参上ですわー!から色々やってメガネが廃校ですようん。
ガルパン劇場版ですね。
まあ茶柱が立つということはきっといいことがありそうだなぁ
すると、
ピンポーン
「ん?メアリー、ちょっと行ってみてきてくれ。」
「はい、旦那様」
チャイムが鳴ったのでメイドのメアリーに見に行かせる。
もう雇って20年近くなる60近いばあさんだけど腕はいいメイドだよ。
別にいやらしいことはしねえぞ。なんで60近いババアにするんだよ。もっと若い子のほうがいいよ。
まあさすがに10代は娘としか扱えないーーー
「旦那様、お客様です。」
「お客?誰だ?チューリングかノイマンか?」
なんでこんな休みの日に?
「いえ、赤毛の12、3歳のカールスラント人の女の子です。」
「は?本当か?」
なんでそんな子が俺のところに?俺に子供はいないし兄貴のとこにも子供はいないはず。
何よりカールスラント人との付き合いなんてほぼねえぞ。ノイマンはオストマルクのハンガリー人だし。
「とりあえず家に上げてくれ。俺は着替えるからお茶でも出しておけ。」
「わかりました旦那様。どうぞおあがりください。」
「は、はい。ありがとうございます。」
下からどっかで聞いたような声が聞こえるが全く分からん。
まあ、とりあえずは着替えてと。さすがに寝間着姿で来客には会えんよ。
「メアリー、ありがとう。
遅れてすまない。私がトレヴァー・マロニー少将だ。」
とりあえず人に会える格好をして応接室に入ると、そこにいたのはミーナ中佐、それも12、3歳の頃のだ。
「はるばるカールスラントからご苦労。君の名前は?」
「はい。ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケです。」
やっぱりミーナ中佐やん。で、なんで今?まだ戦争は始まってねえぞ。
「よろしくミスヴィルケ。ところでみたところ12、3歳の少女が何故このしがないブリタニア空軍将軍の屋敷に?
スパイしに来たのならこの家にめぼしい情報はないぞ。」
なんでうちに来たんだ?自宅に機密情報なんておいてねえぞ。金庫の中身も銀行関連ぐらいだし。
「マロニー少将はこの女性をご存知ですか?」
そう言って持っていたカバンから一枚のポートレートを出す。
そこにはどっかで見たことのある美しい女性が写っていた。
「これって…どっかで見たことあるな。12、3年ぐらい前にカールスラントにいたころにあったような記憶が…
確かヨハンナ・ディートリヒだっけ?」
確かこんな奴と一度不倫したな。
まあ一度こっきりでその後全くあってないけど。
「やっぱり…会いたかったです。お父さん。」
は?いまなんつった?お父さん?英語でファーザーってやつのこと言ったよな?
ちょっと話が見えてこねえ。
「すまない、ミスヴィルケ。お父さん?私は君のことを知らないのだが。」
「実は、彼女ヨハンナ・ディートリヒは私の母です。
そして母があなたと不倫してできたのが私なんです。」
は?ミーナが俺の娘?確かにあいつと不倫したが一回しかしてねえぞ。
なのに身ごもってしかも娘まで生まれてたとか初耳だぞ。
「そうか、君のお母さんは?」
「数か月前に父を殺して死にました。
父は私やお母さんに暴力をふるう人で…」
「お、おう。それは大変だったねえ。」
涙ぐみながら話す。
ミーナってDV被害者の過去あったっけ?
「私も父に実の子供じゃないと言われてよく殴られていました。
それで今年の年が明けてすぐに私がお母さんの実家に行ってる間に父を刺し殺して、首を吊って自殺しました。」
え?ちょっと待って。そんな過酷すぎる過去あったっけ?元カレだか幼馴染だかを戦争で失ったのは知ってるけど。
重すぎるよ…俺そう言う話苦手なんだよ。まあ口に出せないけど。
「そしてお母さんの遺書に私の実の父親であるあなたのことを頼れと書いてあったんです。
それとこれをあなたに渡すようにとも。」
そう言ってカバンから蝋で封印された一通の封筒を出した。
俺はそれを受け取ると手元にあったペーパーナイフで開ける。
その中には手紙が入っていた。
詳細は省くがこの時点で孤児となった娘のことを養育してくれということとその子が俺の娘だっていうことが書いてあった。
おお、色々面倒だぞおい。
「読んだ。ここにはこれからは俺が君を養育してくれと書いてあった。
でも、君はそれを望むのか?君にも夢があるだろ。俺は50過ぎの他国の将軍だぞ。君の取れる将来は狭くなるが良いのかい?」
とりあえず選択するのは彼女だ。俺は何も言えない。
確かにうちはそれなりに裕福だが子供が欲しいわけじゃないからなぁ…
「ええ、私にも声楽家になりたい夢がありました。でも、それ以上に優しくしてくれる家族が欲しいんです!
父は暴力を振るうし、お母さんは優しかったけどもういない。もう家族がいないんです。」
おお、どうしようかねぇ…
いっそのこと養子にするか?でも確かミーナって中佐まで出世するよな?カールスラントとブリタニアの二重国籍?いや史実だと民族ドイツ人扱いで出世してたやつ結構いたな。アルトゥール・フレプス(SS第5山岳軍団軍団長)は確かドイツ系ルーマニア人だしあとどっかにドイツ系ポーランド人で迫害されたことにキレてドイツ軍に志願して中佐まで出世した奴いたな。
でもなぁ…とりあえず認知はしよう。うん。
「分かった。とりあえず養子にはできない。俺は有名人だから動き辛いんだ。ただ君を娘だと認知しよう。
それにいつか、君を養子にすることをここで約束しよう。なんだったら誓約書をここで書いてもいい。」
ミーナの顔がパッと明るくなる。
「え、本当ですかお父さん。」
「ああ、ミスヴィルケ、いや我が娘ミーナ。ようこそマロニー家へ。とは言ってもいるのは兄貴と俺ぐらいだが。」
「で、それが私とパパの出会い。懐かしいわね〜もう6年前よ。」
「ア、ウンソウダネー」
おい、副官助けろ!え?なにその自分が蒔いた火種なんだから自分で処理しろっていう目は!
無理だって!ファザコンモードのミーナなんて俺が止めれーー
「パパ?なにか悪いこと考えてない。これでウィッチ隊の全員に言ったことだしやっと堂々とパパに甘えられるんだからさ!」
「ベツニナニモワルイコトカンガエテナイヨー」
「ミ、ミーナ。それ本当なのか?」
「あ、バルクホルン大尉だったっけ?本当、マジ。ミーナは俺の本当の娘っす。ほらよく見たら目元にてるじゃん。うん。」
その(大将がそんな口調でいいのかよ…)的な目で見るのやめてくんない?現実逃避したいからこの口調なんだよ。
あーあ。めんどくせー。
「パーパ、ねえ私が娘でよかった?」
「まあ、悪くはないかな。俺子供いなかったし。」
まあ本音は血の繋がった親子ってものはいいねぇ
(今回の独自設定・原作改変)
・マロニー、地味に資産家
・ダージリン様とペコ(マロニーの一人芝居)
・メイド(60近いババア)
・ミーナママ
・めっちゃ重い過去
・とりあえず養子は色々面倒だから認知はする
・なぜかほかのウィッチに馴れ初めを話すことになった件
・ファーストコンタクト(ミーナとマロニー)
・血の繋がった親子ってものはいいねぇ
描いてて思った。ファザコンミーナさんかわいい。
どうでもいいけど今日のイッポングランプリでやってたお題の一つがクリスの声で脳内再生されたぞ畜生