もしウィッチの関係者がこんな人だったら。 作:ロンメルマムート
続きだよ
やあ久しぶりだね。フリッツ・ラル准将だ。
なんか出世してる?そうだよ7月20日事件の対応で出世したんだ。
え?お前何やってた?国家保安本部で仲良く縛られてただけじゃん。
まあそうなんだけど話はその後。
監視していた兵士がどう見ても新兵で緊張感がなかったうえにたった一人、しかも拘束されていたのは会議の内容が外に漏れないように作られた会議室の中。で、俺は前世と今世の経験からQCBが得意。さあどうなる?
ズボンの後ろのポケットに入ってたヘルウェティア製のアーミーナイフ(何かあった時ようにいつも持ち歩いていた。)で縄を切って兵士を制圧したのよ。あまりにあっけないほど弱かったよ。
その後机の上に置かれていた自分の拳銃(ちなみに銃はポケットマネーで買ったハイパワー)持って倒した兵士の銃(なぜかStg44)回収してシェレンベルクとカルテンブルンナーの縄をほどいてからその後、コマンドーみたいな事やゲームみたいなことやりながら国家保安本部を制圧したのよ。
その後すぐに国内予備軍を制圧するために各種部隊が緊急出動、その日の夜までには終わったね。
クーデターに関与した軍人?全員国家反逆罪で絞首刑だよ。怖いね。
普通の罪人として行われるのよ、絞首刑って。銃殺刑は最低限軍人として扱われて処刑されるけど。
僕はその後国家保安本部での対応を評価されて准将になって、勲章に剣付き騎士鉄十字賞を貰ったよ。
まあ出世したところで仕事は相変わらずラインハルト・ゲーレン少将とヴィルヘルム・カナリス提督の元、スパイマスターとして世界中から情報を集めることだよ。
一応将軍になってからは今までよりもたくさんの人が来たね。大半は同期だけど。
まあ求めてるのは大概情報なんであくまで部外者に言っていいレベルの事まであげるけど。
それでも将軍になって勘違いしてる奴はいるね。
たとえば約2年ぶりに帰ってきたと思ったら俺が物資や人員を都合してくれると思って交渉してる目の前の
「兄さん、どうしても無理か?」
「無理だ。お前は僕をなんだと思ってるんだ?」
「おねだりすれば好きなものなんでもプレゼントしてくれるとってもやさしいお兄ちゃん。」
「妹よ、そう言ってくれるのは嬉しいがこの世にはできる事、できない事ってのがあるんだ。
残念ながら今回のプレゼントは用意できないし用意する気もない。」
「どうしてもか?」
「お前が超濃いコーヒー10杯をブラックで1分以内に飲めるようになってもムリ。」
「もし私がそれをやってもか?」
「無理です。てか物資、人員は僕の管轄じゃねぇ。
そういうのはほかのところ行って来い!第一俺は陸軍なんだよ!
空軍の物資やら人事に介入する権限なんてねーんだよ!
さっさと帰れ!」
久しぶりにあった妹に言う言葉ではないが常識的になんで情報屋に物資を求めるんだ。ほんとこいつ賢いフリして結構バカだろほんと。
おい副官!このバカがお帰りだ!さっさと車にブチ込んで来い!
おっと、声を荒げてしまったようだな。ちょっと落ち着こう。深呼吸。
これが今日届いたブリタニア軍関連の書類ね。
で、えっとこれがブリタニア空軍の予算関連の機密書類の写しか。
え?なんで読んでる?ほらスパイの情報。
ん?なんで食料関連の予算が増額されてるんだ?今の時期なら普通医薬品のはずだぞ。
副官!急いでロンドン株式市場の食料関連株の情報もってきてくれ。
こりゃあなんかあるぞ…
やっぱりだ。食料関連の予算が増額されているのに株は上がってない。
え?関連性?食料関連の予算を増額するということは食料関連企業に何らかの形で金を落とすことだ。
ならその手の情報を絶対に見逃さない投資家たちが食料関連企業の株を買って上がるはずだ。
だけどそれがない。つまり偽装。不正会計だ。
まあそれだけなら単なる不正を見つけただけでそれを利用してスパイを何人か仕立てあげられるだけだがどうもこれは違う。
というのも別の筋からの情報でどうも最近、空軍の機密費の大部分と技術者の多くが使途不明の機密兵器開発に投入されてる噂がある。しかもその情報を裏付けるように最近ブリタニア南部のある空軍基地に形式不明の航空機らしきものを搬入した情報もある。
もしかすればこの不正会計はこの機密兵器開発に使用されてるんじゃないか?
それに気になるのがもう一つ。ここ最近ウィッチ部隊関連の予算の比率が減っている。どうもブリタニア軍のマロニー大将の意向があるらしいがどうもキナ臭い。
資本主義の理論でいえば金は最も効果的なものに最も多く使うべきだ。それを理解していないやつが資本主義国家の軍の要職につけるはずがない。
この情報から総合的に勘案するにウィッチの存在価値を減じれる非常に高価な航空機系の兵器を開発中ということか。
これ正史のウォーロックじゃん。
あれはひどい欠陥兵器だけど技術的には気になる点が多いからな…
あれの技術関連の書類や物資を確保できないものか…
今度上に掛け合ってみるか。少なくとも今はこの見立てを上に伝えなくては
「どうだそっちは?」
「へい。最近は赤ネクタイがうろちょろして仕事がやりにくくなってます。」
「そうか。手は打ったんだろうな?」
「ええ、もちろん。昨日ロンドンの病院に来ていた連中の部下の車に手紙を。」
「うん。なら続けてくれ。くれぐれもしくじるなよ。」
全く。あの身の程知らずの赤ネクタイめ。自分がいかに祖国の国益を失うようなことをやっているか分かっているのか?これ以上やるようならその代償は大きいぞ。
赤ネクタイ?ミーナ中佐だよ。使い魔の名前がネクタイ(なぜネクタイかは謎)と髪の色をかけたコードネームだよ。
僕からすれば国益こそが最優先だ。祖国の奪還なんぞ犬にでも食わせておけ。軍隊は国家の、政治家の道具以上の存在になってはいけない。民主主義における軍隊なんぞそういうものだ。
そろそろ例の事件が起きるな。
そのどさくさに紛れて資料と技術者を手に入れようか。
ブランデンブルクの出番だ。頼んだぞ。
今回の原作改変・独自設定
・手紙の差出人はアプヴェーア
・何が始まるんです?
・第3次世界大戦ではない。
・ブランデンブルク
・コマンドー
・出世はした