もしウィッチの関係者がこんな人だったら。 作:ロンメルマムート
「ペリーヌ、どうだそっちは?」
「大丈夫ですよお父様。荒廃してはいますがだからこそやりがいってものがありますし。」
「そうか、向こうに行った城○たちは?」
「城○おじさんたちなら張り切ってますわ。
この前も家をレンガから作ろうとしてリーネさんが止めようとしましたの。」
全くいい子に育ったもんだよ。
はじめまして。私は東京大学教授で東京大学植物学研究所所長のアンリ・ジャン・ジャック・ベルナールド・クロステルマンです。
え?史実ならペリーヌ両親は死んでる?あ、ごめん。それ、俺のせいで原作ブレイクさせちゃった。
前世は日本で植物の品種改良の研究やって地方のJAに就職、そこで土砂災害に巻き込まれて死んだらこうなった。
こっちではパ・ド・カレーの生まれで学校卒業して実家の農業継ぐかと思いきや学校の先生から「学校始まって以来の秀才です!ぜひ大学に行くべきです!」って言われてパリの大学へ進学したよ。ちなみにその時両親から「お前は農家になるな。立派になって帰ってこい。」って言われた。
で、そこで運命の出会いをする訳。たまたまカフェの向かいの席に相席した女性が聞き慣れた訛りで喋ってたから話しかけたら盛り上がってすっかり意気投合。名前も聞かずに分かれて翌日友達に「あークソ名前聞いてりゃよかった。」って話しながら大学の廊下を歩いてたらぶつかったのがその子というテンプレ的出会いをしてしまった。
その子はパ・ド・カレーの領主のクロステルマン家の次女、シャルロットだったんだ。
だけどクロステルマン家の次女系の話はいい噂を聞かなくて。妾の子だの、出来の悪い次女だの言われてるって噂だったし。
聞いて見たらそのほとんどが真実。家が嫌になって逃げる形でパリの大学に進学したとか。
ちょうどこの時期ガリアじゃあ怪異との戦争が起きててその間に俺たちがリベリオンの大学に留学することになってね。
留学してる間にクロステルマン家の長男、長女が戦死。シャルにお鉢が回ってきた。だけどシャルは拒否したよ。どれだけ嫌だったんだよ…
まあまだ当主が現役だから良かったし、まだ次男がいたからどうにかなったそうな。
卒業後は俺の知り合いの扶桑人の人が扶桑にこないか?って誘ってくれて移住。そこで結婚、そこでは主に稲の品種改良の研究をしたよ。
目的?そりゃあコシヒカリの開発でしょ。
で、1930年娘が1歳の時に開発に成功。ちょうど史実昭和農業恐慌の時期に重なったから翌年から爆発的に広まったよ。
特に31年が大凶作になっても安定して収穫できたから政府がコシヒカリの生産を推進、35年までに東北の全作付け面積の3割がこいつになったよ。
その後もずっと扶桑で研究を続けてたけど36年にクロステルマン家の二男が急死、翌年には当主が死んでシャルが一時的にでも継がなければいけない事態になって大変だったよ。
各種処理のために一年、ペリーヌを部下の農家兼漁師の5人組に預けたよ。
1年後帰ってきたら某アイドルみたいなことになってしまったが…ごめん原作…
なんか普通に俺より鍬とかの扱い上手いし、福島から来た顧問の農家からも「嬢ちゃん上手いな」って言われてるし…
その翌年、ヨーロッパで怪異発生、それからなんやかんやあった末、うちにパ・ド・カレーの農民合計1万人ぐらい来た。
何でもシャルが向こうで困ったらこっち来いって言ってらしい。おいコラ。
人員不足は解消したけどこんだけの人どこでどうすりゃいいだよ…ってなって、日本中の知り合いのつてでどうにか衣食住確保したよ。
すっかりバラバラになったけどね。
その翌年、41年、娘が「軍に入る!」って言いだして大騒動になり、結局認めた。
だけど訓練のためヨーロッパ行くのは面倒。ということで扶桑で一通り訓練した後、ヨーロッパへ。
そのため装備が正史どうりじゃねえ!なぜかゼロと13ミリ、44年からは雷電かよ。
軍服はさすがに正史どうりです。
501に行ったのも正史どうり。
ただ向こうで釣りしたり、整備士たちと一緒に野菜や米作って大目玉食らったりしてるらしい。
どうしようストライクウィッチーズにT○KIO放り込んじゃった…
てか今更なんだが娘がT○KIO化してる…
ごめん原作。
宮藤来てからは料理好き(これもあいつらのせいです)の共通点から意気投合、今現在大親友だそうな。
ごめん原作。
もっさんとの関係は単なる上司と部下だそうな。やっぱり普段から男が惚れる男がいたら耐性付くよな。
ごめん原作。
ついでに育ちのせいで貴族の自覚がない
ごめん原作。
アメリーとの関係はなぜかアメリーに惚れられてるらしい。
ごめん原作。
あと原作より一階級出世して今大尉。
ごめん原作。
まあ細かいことは気にしなーい。(おい)
ガリアも解放したし、娘もガリアで俺の元部下5人と一緒に開墾中。
あれ、なんかがおかしいぞ。
<設定>
名前:アンリ・ジャン・ジャック・ベルナールド・クロステルマン
肩書:扶桑皇国東京大学植物学研究所所長・東京大学植物学教授
生年月日:1897年7月27日
ガリア出身の植物学者。稲類の品種改良における第一人者。
彼が1930年に開発した新品種は質などの面で従来の米より優れていたため爆発的に広まった。
また、妻がガリアの名門クロステルマン侯爵家の現当主で、農薬害研究の第一人者シャルロット・クロステルマン博士、娘がエースウィッチの一人ペリーヌ・クロステルマン大尉である。
今回の原作改変・独自設定
・コシヒカリ1930年に爆誕
・悲報:ペリーヌさんT○KIO化する
・もっさんに惚れてないペリーヌ
・ペリーヌ雷電で戦う
・「私に買うって発想はない!」byペリーヌ
・お家事情が複雑なクロステルマン家…
ペリーヌの最も対極にあるものってなんだろ?→農家→ならT○KIO化させよう。
ごめん原作