特殊艦、出撃する。   作:Rimon Nikus

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目覚めよ。


覚醒

――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――ん…んん…………

 

 

 

 

目が覚める。

 

 

 

 

 

 

 

――ここ……どこだ…………?

 

 

 

周りを見渡す。

 

だが、何も見えない。

上、下、左、右、後ろ、どこを向いても視界には暗黒しか映らない。

 

――いや、、上の方向をよく見てみると、色が黒ではなく濃紺になっているように見える。

よく見ると地面はごつごつしており、そこにはなにかカラフルなものが生えている。これは、

 

 

「…サンゴ礁……?」

 

 

間違いない、これらのカラフルな物体はサンゴだ。理科の生物学分野の教科書に写真が載っていたサンゴという「動物」が、彼の身の回りのそこら中にいた。

今彼がいるこの場所は、恐らく……

 

 

「…海の……中……?」

 

 

己が海中にいる。

そのことを自覚した瞬間、強烈な違和感に苛まれる。

 

 

――なぜ自分は海の中を生きている?

 

 

おかしい、何かがおかしい。彼は咄嗟にそう思う。

人間が海中で生きられるわけがない。しかも、暗さから見てかなり深い場所にいるようだ。普通だったら人間は水圧に押しつぶされ、臓器は圧迫されて、身体は耐えられず潰れてしまうはずだ。にもかかわらず、自分はなぜ痛みを感じることなく生きている?

 

イレギュラーな状況に困惑する。そもそもさっきまで俺は何してた? なんでこんなところにいるんだ? アパートに向かって帰っている途中だったはず……と、過去の記憶を巡らせる。しかし、アパートに向かって帰っているはずの記憶が靄がかかったかの如く、思い出せない。

そもそも何故こんな場所にいるのかがよくわからないのだ、なんで地上から海中にいるのか? 地上から海中にいつの間にかいるって……転移じゃあるまいし。

 

無駄なことを考え続けて軽くパニックに陥るが、そんなことで事態が軽くなるわけなどない。途中で考えるのをやめる。諦めて状況を判断するしかないだろう。

 

まず、何か物を持っているか確認してみるため、何か物を探ろうとした……のだが、

 

「…………なんだコレ……??」

 

探るよりも早く、自分の異変に気付いてしまった、否、気付かないほうが良かったかもしれない。

 

自分の手から先が見える、つまり、自分の身体が透き通ったように、半透明になってしまっていることに。

 

 

 

―――――――

 

 

このような状況に陥ってから、数分くらい経過した頃……

 

 

どうしてこうなってしまったのだろうか? 脳味噌でもぶっ壊れたのだろうか?

身体が透明になる……ネット小説などでは、異世界への転生前に透明になったり、天界に召す際とかに透明になると言った設定はよく聞くが、まさか似たような状況になってしまったとは思っていなかった。

 

一応、何か持ち物は持ってないか確認はしてみたものの、自分が着ている作業着を含め身につけている分の道具類と、

 

姿も顔もわからない、自分の母の形見とされている「海軍記章」は持っていたのだが、それ以外には何も持っていなかった。

 

結局なぜこうなってしまったのか全く不明である。

 

 

 

どうしようもないのでしばらく海底を歩いたり、観察したりするしかなかった。。多分ないだろうが、周りに少しでも手掛かりがあれば何かここを脱出する手段にはなるかもしれない。

しかし、海底はまるでサンゴ礁に覆われているかの如くごつごつしており、手掛かりとなりそうな物は何一つなかった。

 

「周り……なんにもないし……海底から脱出出来そうな物……もないし……、そもそもこの道具じゃ無理だし……。」

 

 

というか、暇だ。

 

 

身につけている道具は、ねじ止めしたり分解する為に使用する携帯工具しかない。しかも海水に長く浸かり過ぎていたからか、加工の弱い部分から錆び始めていた。いつも持ち歩いている装備一式や回路を開発するための特殊工具類が入った工具箱はなく、持ち歩いていたカバンも見当たらない。

帰宅途中に持っていた道具は消失したということになる。といってもその道具があるからといって脱出の足掛かりになるのかというと、おそらくはならないだろうが……。

 

それと一つ気づいたことがある。この身体の特性なのかわからないが、真っ暗なはずの深海でも、少し先ぐらいの距離ならば暗くても何か物を判別できるぐらいには目が見えるのだ。光が届いていない以上、見える距離は地上より限られるが、真っ暗でも自分の手が瞬時に判別できるくらいには何とかなっている。

 

しかし、なぜ息をせずとも声が出せて、行動が出来るのかはわからない。またどうやら海底を歩くことはできるようだが、残念ながら足をばたつかせて泳ごうとしても水の抵抗を全く感じないため、そのままずっこけてしまう。

泳げないと海面に浮上できないということになる。これでは脱出できないではないか…。

 

「……島や大陸に続く大陸棚や崖や海底とかがあればいいんだけど……でも最悪上って地上に上がるしかないし、というかもう海中には居たくねぇ……。」

 

とりあえずまっすぐ海底を歩いているが、周りにはやっぱりサンゴ礁に囲まれた景色が続くのみだ。

いったいこの景色が何分続くのだろうか? そもそもこの海底は何処まで続いているのか?

あんまりにも長い距離をあるいても景色がいつまでも変わらないのなら、流石に発狂してしまいそうだ。

 

いい加減頭にイライラが募り始めてきた、そういえば腹が減ったような気さえする。最悪もう食糧はその辺を泳いでいる魚にマイナスドライバーをえらにでもぶっ挿して食ってやろうか……? と思考回路がだんだんワイルド…ではなく、狂い始めてきたような気がした……そう思っていた時だった。

 

 

「…………ん?」

 

 

どこか違和感を感じた……気がした。

正面をじっくり見てみる。よく見てみると、視線の先に佇んでいるサンゴ礁や海藻……ではなく、さらにその奥に大きな物体が横たわっている…ように見えた。

 

「……なんだあれ……? 岩礁、ではないよな……?」

 

岩礁にしてはなんだかそのあたりだけ形状が真っすぐ横にのびている気がする。しかもなんだかその部分だけえらい高いような……?

 

「…とりあえず近づいてみるか、何かわかるかもしれないし…。」

 

とりあえずその横たわっている大きな物体に向かって走り出す。

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

「……どうみても岩礁じゃねぇなこれ、この辺よく見ると赤いし、しかも……高さ10mくらいある」

 

辿り着いて開口一番、口から出たのはそれだった。

 

この物体、周りにある岩礁と比べると明らかに「デカすぎる」。

しかもところどころ削れてる?部分はあるものの、赤く塗られているように見える。これを動物に例えるならば、スケールで考えて、まるでクジラのお腹みたいな感じだ。

近づいてみて藻が付きまくっているがその物体をさするように触ってみる。それで自分はこれが岩礁ではないことを確信した。

 

明らかに金属でできている。

 

何の金属でできているかは、触っただけではさすがにわからないが、これだけの大きさの物体なのだ、柔い金属ではないはずだ。

では、この物体の正体は何なのだろうか? 赤い物体でデカいもの……と考えてみるが、何か浮かびそうな気がする……。

 

左端から右端までを見渡してみる。端っこまでは見えにくかったもののこの形状には見覚えがあった。

船底だ。よく見ると喫水線のラインも若干見えた。右端をよく観察してみるとスクリューだったものも確認できる。

しかし、その船底に穴、というよりは爆発で裂けたような跡があったのは気にかかったが。

多分機関部の爆発事故か何かで沈没したタンカーかなと考えながら、船体上部の方向に回ってみることにした。船体の中に何かあるかもしれないので、入口か何かあれば入ってみるか。

 

 

 

 

しかし――

 

 

 

 

 

「…………艦砲…………!?」

 

船の甲板部には、タンカーには絶対にないはずの物が取り付けられていた。

 

12.7cm砲である。

吹雪型駆逐艦を筆頭に日本海軍の駆逐艦の多くに採用された、旧日本海軍の小艦艇用艦載砲の実物を搭載しているその船が、この海底で安らかに眠っていたのである。

 

 

「……ということは、この船、いや艦は、事故で沈んだわけではなくて、

 

 

「戦争で命を散らし、無念にも海底の底に沈んでいった『軍艦』ってことか……?

 

 

船体上部を見てみると、あちこち損傷・被弾している部分が発見できる。この具合からして相当量の砲弾を船体に受けたのだろう。左舷に至っては吹っ飛んだり焼けたような跡まで見受けられることから、集中砲火を食らって沈没したことは容易に想像できた。

 

他にも何か装備されているか確認してみたところ、確証はないが恐らく61㎝三連装魚雷の発射管とみられる物体や、探照灯と思われる装備も発見できた。

 

なぜ装備を見てすぐわかるのかというと、実際にこの装備に触ったことがあるわけではないが、装備を開発するための前提知識として様々な知識を頭に叩き込まれている以上、たとえ成績が悪い奴でも、大体の開発科の生徒は大まかに装備を把握するくらいなら可能なはずだからだ。

しかも装備開発は、艦娘が装備可能になるよう、実際に過去に設計された装備の何十分の一の大きさのサイズで設計を行うため(威力は何故か本物と大差ない)、砲塔の形状だけなら今沈んで横たわっているこの装備と外観はほぼ同じなのである。

 

間違いはないだろう、何故なら艦砲に関しては一度自分でも作ったことがあるほどなのだから。

 

 

 

では、この艦の名前はなんだろうか?

その答えは艦首にかすれた文字で載っている「10」という番号と、右舷に記されている4文字のカタカナの名前が教えてくれた。

 

その船の名前は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「吹雪型駆逐艦、いや…、特Ⅲ型駆逐艦1番艦『』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

艦……いや、()()の名前を発したとき、海は静寂に包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなところで沈むの…いやだよぉ…

 

 

 

 

 

 

 

「……………………へ?」

 

 

素っ頓狂な声が口から漏れた気がする。

 

だが、俺はそんなことを気にしてなどいなかった。

 

今、俺の頭の上で、「こんなところで沈むのは嫌だ」と誰かが泣いたような、とても悲しい声が聞こえた……ような気がする。

 

聞こえた方向に上を――向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見えないが、自身に向かってゆっくり何か沈んでくる。

 

 

 

 

 

目を凝らす。

 

 

 

 

 

あのシルエットは――

 

 

 

 

 

 

「…………は?」

 

 

 

 

背中を何かが覆っている……女の子……?

 

 

たっぷり5秒ぐらいは固まっただろうか。

 

 

しかし、その間にも自分に向かってその女の子は落ちてくる。

 

 

「……ちょ、ちょちょちょちょっと待て、なんでこっちに沈んできてんの!? ってそうじゃねぇ!! 助けなきゃいけん!!」

 

 

イレギュラーな出来事の連続に脳味噌がパニックを起こしかけるが、残り高さ15mくらいのところで落ちてきてることにようやく気付いて手を構え、抱き留める体制に入る。

 

 

 

残り5m。

 

 

……あれ? この女の子、どこかで見たような……。

 

 

残り3m。

 

 

確か、帰り道の途中で自分を追い抜いていた子で……。

 

 

残り1m。

 

 

確か、君の、君の名前は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――(アカツキ) ――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――ん…んん…………

 

 

 

 

目が覚める。

 

 

 

 

 

 

 

――………………?

 

 

 

周りを見渡す。

 

 

 

 

 

 

見慣れている自分の部屋ではなかった。

 

 

真っ白な天井と壁に囲まれた空間。

左側を見ると、テーブルに置かれているテーブルランプの仄かな光が、その空間を温かみのある色に染めている。

右側を見ると、よく医療ドラマで目にしたことのある機械、つまり心電図モニターが置かれていた。

コードを目で辿っていく。それは自分の胸の方向に伸びているようだ。

モニターの横にはお馴染みの支柱に薬剤や栄養剤が入っているパックがひっかけられていて、そこから管が伸びて自分の腕に刺さっている。点滴台だ。

 

少しひんやりしたマットレスをカバーが覆っていて、体は掛け布団に覆われていた。

 

 

自分はこれらの情報から、恐らく病室であると推測することができた。

 

 

しかし、自分がなぜこんなところにいるのだろうか?

 

おぼろげながら考える。なんだかずっと眠っていたような感覚だ。

頭が思い通りに回ってくれないような感じがするのは気のせいだろうか。

とりあえず、何かほかに目立ったものはないかと、首の向きを変えて見渡そうとした。

 

だが、少し違和感を感じる。なんだか髪の毛先が自分の二の腕にあたってくすぐったい。

点滴の管が繋がっていない左手をどうにか動かして髪の毛に触れてみた……のだが。

 

 

 

……長い。

 

 

 

自分のいつもの髪型より十数cm長いのである。

 

これはどういうことだ? いったい俺は何日間寝ていたのか。

明らかな体の変化に戸惑いを隠せない。そもそもこの髪の長さは、男にしては長すぎる。女性の髪のような長さだ。

この変化にとてつもない違和感を感じたが、どうやら女の子になったわけではないらしい。

自分のモノはしっかりとついているということが、血流によって膨らんだモノの先端が下着に当たり、テントを形成している感覚で伝わってきたからだ。この男性特有の生理現象が変わったわけではないということにひとまず安心する。

 

 

とりあえず、寝っ転がっているだけではある程度の視界しかわからないので、とにかく起き上がりたい。そう思って思いっきり上半身に力をかけ、起き上がろうとする。しかし、

 

 

 

 

「―――――――――――――痛ッ……て…………!!?」

 

 

 

 

 

胸をつんざくような痛みが襲い、体が起き上がる前に力が抜けてベッドにたたきつけられる。それに合わせて体も数回バウンドした。その反動で頭も急に冴えていく。

 

今までに経験したことのないような激痛が走る。思わず顔を歪める。いったいこの痛みはなんなんだ。

だが、その痛みを起こした大体の原因が、痛みで冴えていく頭が回転することによってすぐに記憶から引き出され、知覚されていく。

自分が病院にいる理由。彼はようやくそれを思い出す。

 

自分は事故にあったという事実を。

 

いつものように帰り道を歩いて帰っていたら女の子の横をを通り過ぎて、その数秒後に車が迫ってきて、その女の子を助けようとしたら2人もろとも吹っ飛ばされて、その後から目覚めるまでの記憶がよくわからなくて、そして今に至るということを。

 

あまりの出来事に思い出した側はただ何も声が出ない。あの速度でぶつかってよく死ななかったものだ。しかもまさかの五体満足で。

 

だが、アドレナリンが分泌され続けている頭で考える。

 

 

 

――――あの女の子はどうなった?

 

 

 

自分と一緒に巻き込まれてしまった女の子は、いったいどうなった?

 

 

 

事故の記憶を掘り起こす。よく思い出せない。

だが、もしかしたら自分が助かったのだから、もしかしたら助かってて、もしかしたら自分の隣のベッドで眠っているのかもしれないという期待が募る。それが体を動かすのに必要な動機へと変わる。

寝っ転がっている状態では隣の様子はよくわからない。ならば多少の痛みを我慢してでも起き上がってやる。

 

自分――いや、俺は胸囲に負担をかけないように左手をうまく使って慎重に上体を起こしていく。

右手は点滴のチューブとか心電図のケーブルとかが繋がっててうまく使えそうにない。

腕腰、腹筋、そして胸筋へと負荷がかかる。痛い。だがそんなの知ったことか。

痛みに耐えながらゆっくり、ゆっくり体を起こす。

 

そして、ようやく上体を起き上げることに成功した。

思わずふぅーっ……と息を吐き、汗が噴き出して、思わずそれを拭う。体感では何分にも感じた。

この痛みを引き出している原因の傷跡を見てみようかと思ったが、それよりも隣のベッドに寝ているかもしれない女の子をとにかく確認したい。

 

俺は右側を向いた。

 

 

 

 

 

 

だけど、眠っているであろうその姿は、そのベッドにはいなかった。

 

 

「…………いない、か…………。」

 

思わず口からこぼしてしまった。同時に深いため息もつく。

 

「……あの置いてあるバッグと帽子は……?」

 

だけど視界にはあるものをとらえていた。

それは女の子が身に着けていたはずの帽子とバッグだった。

 

 

帽子は一部が赤く染まっていて、バッグはもはや袋物の意味を成さないほど裂けてしまっていたが。

 

 

状態の酷さに思わず絶句する。

赤く染まっているものの正体は血液だといやでも理解せざるを得なかった。下手したら自分より酷いけがを負っているのではないか? それとも姿がそこにいない理由、それは、

 

 

――もしかして既に死んでしまっている?

 

 

そう考えかけた。だがその考えにどうにかして待ったをかける。

 

けがの程度がひどいのでICU(集中治療室)で治療を受けている可能性もある。辛うじてその判断が頭に浮かんだ。まだ生きているかもしれない。ICUでの治療が完了すれは確か元の病棟に戻ってくるはずだ。

その考えが頭を冷静にさせた。

 

考えてみれば、自分も知らず知らずにICUに入っていた可能性もあるのだ。胸の痛みを感じるのはその治療が成功したが故の代償なのかもしれない。

今会えないのはとても残念だが、まだ治療中であることを信じよう。彼女が持っていたバッグとかもまだ隣に置かれているのだから。

そうポジティブに考えることにした。

 

 

とにかく今はこの件については後にしよう。

とりあえず、いい加減俺も目覚めたので自分の持ち物もちゃんとなくなってないか確認しよう。そう思って自分のに視界を合わせようとしたとき、鏡の中の自分と目が合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の目を疑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その鏡に映っていたのは、いつも見慣れていた俺の顔ではなかった。

骨格こそほぼ同じだったが、よく見ると髪は藍色に変化し長くなっていて、目の色は、母親譲りの赤色の目から蒼くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺はこの目の色を瞬間的に思い出した。というか、気づいてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女の子が叫び声に気付いて振り返った時、迫りくる危機に思わずカバンを落とし、足が竦んで目がかっ開き、絶望したあの時の表情。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の自分の目は、あのときの女の子の目の色と全く同じ色だということに。

 

 

 

 




医療関係や法律等の知識はあまり詳しくないです。
この作品では現実との相違点等はあくまでフィクションとしてお考え下さい。
なお艦これの話になるまでしばらく話数を使います、ご了承ください。

お詫び

まず、作者多忙及び文章構成力不足等々の投稿遅延により、予告していた1月を超過してしまいました。読者の皆様、誠に申し訳ありませんでした。
今後は大幅な予告の超過が起こらないよう、スケジュールをしっかり組み、ストーリをしっかり練ったうえで予告し、書いていきたいと思います。
今回は不安定かつ拙い文章の出来となってしまいましたが、どうか今後も応援いただければ幸いです。
今後ともこの小説をよろしくお願いいたします。
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