エミヤと衛宮士郎の邂逅のあと、その雰囲気をから逃れようとした立香はこう提案した。
「え〜っとエミヤ、どうしてそんなに嫌そうなの?」
「ふん、そんな事はどうでもいい。付いて来い衛宮士郎、案内してやる」
そう言うとエミヤは歩いていった。
「ああ、分かった」
そして士郎もその後を付いていった。そしてその場に取り残された彼女たちは、
「はぁ〜、やっと落ち着いた〜」
「あはは、でもエミヤ君があんな顔をするなんてどうしたんだろうね?」
「う〜ん、それはわからないから衛宮士郎さんに聞いてみないとなんとも……」
立香がそう言うと、ロマニは不思議そうな顔をした。
「?どうしたの?ロマン?」
「あ、あぁ、なんともないよ。ただエミヤ君と同じ苗字なんだなと思って」
「そういえば確かに」
そんな疑問を持ちながら立香も自分の部屋に帰っていった。
そして、立香はたまたま通りかかった模擬戦用の部屋に、少女達が居た。
「どうしたの?イリヤ?クロ?」
その少女達とは、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンとクロエ・フォン・アインツベルンの二人であった。そしてその二人に声をかけると二人は同時に声を出した。
「「マスター(さん)あの人誰!?」」
そう二人が言ったから部屋を覗いて見るとそこにはさっき召喚された
「こら!エミヤ'sやめなさい!」
その声を聞いた士郎とエミヤは同時に立香を見た。
そしてエミヤは立香に向かって言った。
「どうした、マスター?何か問題でもあったのかね?」
そう聞かれた立香は引きつった笑みを浮かべながらエミヤに言った。
「どうして新人いびりみたいな事をしているのかな?エミヤ」
その笑みを見た瞬間エミヤではなく、士郎が震えだした。
「すまなかった、マスター。だからテムズ川だけは勘弁してください」
そう言った士郎をエミヤは今までの嫌そうな顔を一転して、同情するかのような視線を向け、立香は何の事か不思議そうにしながらもエミヤに向けてこう言った。
「士郎の言っている事は分かんないけどエミヤは後でお説教ね」
立香がそう言ったのと同時に模擬戦を見ていたイリヤとクロは同時に駆け出していた。そして士郎の胸に飛び込むとこう言った。
「「お兄ちゃん」」
その瞬間立香の頭は本当に頭痛がしてきそうになっていた。
「とりあえず、応接室に行こっか」
立香の言葉に従って四名は応接室に向かっていた。そこに通りかかった二人のサーヴァントがいた。
「マスターおはよう」
「うん、おはよう、エミヤ」
「爺さん!!」
そのサーヴァントは片方がエミヤ(殺)でもう片方が
「なっ!?士郎!?何でここに!?」
「切嗣?誰?その子?」
切嗣は驚き、アイリスフィールは誰なのかが気になっていた。
そしてもうエミヤ系のサーヴァントはそうなのだろうと
「その話は応接室でもいいかな?」
「ん、あ、あぁ、僕は構わないよ」
「あ、あぁ俺もそれでいい」
そうして立香は歩きだし、立香に付いて行くのは四人から六人に増えた。