黄金の言霊 外伝 オーブの奇跡~希望と絶望の力、お借りします!~   作:マイン

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令和ウルトラマン第一弾、ついに発表されましたね!しかもなんとタロウの息子、その名はタイガ!…セブンはともかく、ウルトラ兄弟の下の方のタロウの息子なのは意外でしたけど、ウルトラの父母から連なる血統がどうストーリーに絡んでくるのか、とても楽しみですね。
そしてタイガだけで無く、他に2人のウルトラマンが一人の人間の身体に同居しているというのも凄い設定ですね。しかも片方がU40出身、もう片方がO-50出身とは…円谷ウルトラシリーズの総決算とも言える作品になりそうですね。
そして宿敵はついこの間映画に出てきたトレギア!その正体はかつてのタロウの親友であったとは…これは、ジードにて完結したベリアルに代わる新たな闇のウルトラマンの立ち位置を担うのかもしれませんね。しかもタロウと同年代ということは因縁がありそうな相手はたくさんいそうですねぇ…。
同じ2世ウルトラマン同士、ゼロやジードとも絡みがありそうですし、放送を期待して待ちましょう!

…ところでタイタスのスーツ、凄く見覚えがある体格なんですけど…残ってるよね、サンブレのスーツ…?


搭和シティ編:反撃の狼煙

「…まあ、なにはともあれだ!とりあえずここに居れば奴らに見つかりはしねえんだろ?今のうちに『作戦』を考えようぜ!」

「うん、そうだね」

 子供達とのひとまずの和解と協力を終え、最原達は今後の方針について話し合うことにした。

 

『けどな百田はん、見つからんとは言うてもここに閉じこもってばかりやと物資にも限りがあるし、かといって補給に外に出ればそれだけ見つかる可能性も大きくなるで』

「…つまり、どう動くにしろ時間は『限られている』ということか」

「とは言っても…作戦ったってどうするんだべ?」

「今のところ、我々がするべき事は『2つ』でしょう。一つは、この街を支配するあの宇宙人と怪獣を『倒す』こと。もう一つは、奴らによっておかしくなっているこの街の住人達を『元に戻す』こと、この二つが今後の目標になります」

「…その2つは分けて考える必要はないかもネ。以前の会話を思い出す限り、街の人たちをおかしくしているのはあのゼブブの方だろう。奴さえ倒せば、街の人たちは元に戻る筈だヨ」

「つまりどうあっても、奴らと戦う必要があるってことだよね。…苗木、カラレスさんはどんな感じ?」

「うん…まだかなりダメージが残っているみたいだ。呼びかけても応えてくれない…」

「レムよ、最原が変身できるようになるまではあとどれくらいじゃ?」

『残り約15時間です』

「半日ちょいか…。それまでに何かできることはねえかな?いくらスタンド使いでもウルトラマンでもないからって、このまま足手まといで終わるなんて御免だぜ!」

 この世界に来て以来何も出来ずにいる自分に地団駄を踏む百田に、こまるがおずおずと手を挙げる。

 

「…えっと、だったら…出来れば『助けて欲しい人』がいるんだけど、ダメかな?」

「助けて欲しい人?」

「うん、『搭和灰慈』って人なんだけど…」

 

ドバターンッ!

「!?」

 こまるがその名を出した途端、入り口の扉がもの凄い音を立てて開き、誰かが倒れ込むように入ってくる。

 

「お、おまる…待ちなさいよ…!」

「ふ、腐川さん!」

「…え。この『ミイラ』みたいなの腐川先輩!?」

 息も絶え絶えに現れたのは、全身を包帯でぐるぐる巻きにされた腐川であった。度重なるレギオンやギャオスとの戦闘で傷つき、顔も分からないほどに包帯で覆われたその見た目に皆はギョッとしたが、トレードマークの丸眼鏡でようやく腐川であると認識できていた。

 

「あ、アンタ…あんなモグラ男をまだ助ける気でいたの?呆れたわ…あんなのアイツの自業自得よ、ほっときなさい…」

「そういうわけにもいかないよ…。今のところ灰慈さんだけが、『アイツに操られていない大人』なんだし」

「操られてない…?」

「てか、搭和ってことは…モナカちゃんの身内か?」

「…ああ、思い出しましたわ。以前搭和グループに出向いた時に、一ヶ月ほどではありますがお世話をさせて頂いた方ですね。私をしつこく口説いてこられたので、少しばかり手を焼きましたわ」

「…どうしようもないわね、あのモグラ男。…あれ、でもアイツ確か『ロリコン』じゃなかったかしら?アンタみたいなのは好みじゃなさそうだけど」

「当時の私は『13歳』でしたので。ちょうどそのくらいの年頃があの方のストライクゾーンだったのでしょう」

「…ちなみにその時灰慈さんはいくつ?」

「確か、『大学4年生』でしたわ」

「…へ、変態じゃーッ!!?」

「見捨てましょう、そんなクソッタレの男死はッ!!」

「いやいや、そういうワケにも…」

 依頼している立場の上に、まだ年端もいかなかった当時の東条を口説こうとしたという灰慈に女性陣からのブーイングが飛ぶが、見捨てるわけにもいかず渋々助けることになった。

 

「それで…何故彼だけが操られていないの?」

「はい…。あのゼブブってのが大人の人たちをおかしくしたとき、たまたま灰慈さんだけが遅れてその場に戻ってきたので、巻き込まれずに済んだみたいなの。そしたら、アイツが…」

 

 

『お、お前ら…一体どうしたってんだ!?しっかりしろよ!』

『ほほう…どうやら貴方が彼らのリーダーのようですね。こんなタイミングで現れるとは運が良い…いや、『運の無い』と言うべきでしょうねぇ!これから貴方には、逃れることの出来ない『絶望』を味わって頂くのですから!』

『や、止めろ…うわぁぁぁぁッ!?』

 

 

「…それで、灰慈さんはそのまま『搭和ヒルズ』ってところに閉じ込められてしまったみたいなの。助けようにも、建物の周りにはあのギャオスっていうのがうようよしているからどうしようもなくて…」

「た、多分もう殺されてるわよ…。今更行ったって無駄よ」

「…いや、それは無いと思います」

「へ?な、なんでよ?」

「ゼブブは灰慈さんに『絶望』を味あわせると言ってたんですよね。…多分江ノ島先輩なら、ひと思いに殺すより敢えて『生かしておく』と思う。それも、街の様子を『逐一観測できるようにして』ね」

「…そういうことか」

 曲がりなりにも灰慈は、かつてのレジスタンスのリーダーだ。モナカの策略を知ったことで自暴自棄になってしまったが、それでも仲間たちを見捨てて逃げるほど落ちぶれてはいない。…それ故に、もしそのような環境に置かれてしまえば灰慈にとっては苦痛以外の何物でも無いだろう。共にコドモの無法と戦った仲間たちが、虫のように殺され、それでも尚あのゼブブを崇拝して止まないのだから。…その『真実』に気づいている自分には、どうすることもできないままに。

 

「そういうことならひとまずは安心だけど…搭和ヒルズというと搭和グループの本社ビルのことですよね?確か街のど真ん中にあった筈だから…近づこうにも人目につきそうだね」

「おまけにギャオスの群れもなんとかしなくちゃいけねえ。…終一、なんとかなりそうか?」

「…ギャオス自体は大して強くなかったから、僕がアイツらを惹き付けている間に他の人たちで救出してくれれば…なんとかなるかも」

「だが騒ぎを起こせばゼブブやヤプールにも気づかれるぜ。正面から乗り込むのはちと厳しいかもな」

「う~ん…」

 灰慈救出の作戦を考えていると、新月が話しが止まったタイミングで口を挟んでくる。

 

「…搭和ヒルズに入りたいのなら、僕たちが使っていた『地下通路』を使えば良い。アレは搭和ヒルズの『オフィス部分』に直結しているから、正面から入るより早く侵入できるぞ」

「!ほ、本当に!?」

「新月君!?」

「今はこいつらの力を借りるしか僕たちに生き残る道は無い。だったら、少しでも協力しておいた方がいいだろう」

「…そういうこと、口に出して言わない方がいいよ?」

「ふん。そういうのは口だけのオトナのやり方だ。僕たちコドモは誤魔化したり嘘をつくようなことはしない」

「…ありがとう、新月君」

「お礼なんて要らない…これは僕たちの為なんだからな」

「それでもだよ、…ありがとう」

「…ふん」

 嫌みの通じない苗木兄妹に、新月も対応に戸惑いそっぽを向いてしまう。

 

「…なら、あの『宇宙人コンビ』のことは俺に任せてくれない?」

「王馬君?」

「任せろって…お前何する気だ?」

「まあまあ、少しくらいは俺を信じてよ。…ちょっとぐらいは『総統らしい』ところ見せないと、帰ってからアイツらにする土産話が無くなるからねー」

「…王馬君」

「そんな顔しないでよ最原ちゃん。今回のヒーローは最原ちゃんなんだからさ、その『お膳立て』くらいはさせてよね?」

「……分かった。信じるよ、王馬君。そして約束してくれ、絶対に戻ってくるって。これだけは、君に『嘘』はつかせないよ…!」

「…分かってるよ、そんなこと」

 いつもの様に軽口を叩き…しかしその端にいつにない『真剣さ』を帯びた王馬に一抹の不安を残しつつ、最原たちは灰慈救出の為の準備を進めていく。

 

 

 

 

「…それで、話って何かなレムちゃん?」

『……』

 そんな最中、白銀は一人レムに呼ばれ、人気の無い場所へと移っていた。

 

「前からずっと気になってたんだよね。…レムちゃん、私のこと『避けてる』…ううん、『観察』してるよね?その理由を話してくれるってことでいいのかな?」

『…白銀つむぎ、不快に感じられたのであれば謝罪しましょう。ですが、私には貴女を『信用』することができません。それは私の世界のシュウイチも、きっと同じ思いでしょう。…貴女が我々の事情に何の関係も無いことは理解しています。ですが、それでも私は『白銀つむぎ』という存在を信じ切れないのです』

「…それはどうして?」

『それは…以前私が話した『才囚学園』でのコロシアイで、貴女こそがベリアルと内通した『裏切り者』だったからです』

「ッ!」

 …薄々感づいていた、予想通りの事実に、それでも白銀は動揺を隠せずにいた。そんな白銀の内心を余所に、レムは自身の記録する白銀に関するデータを語り始める。

 

『我々の世界での貴女はクライシス・インパクトの以前…人類史上最大最悪の絶望的事件の時、江ノ島盾子により絶望させられ、集団自殺した『希望ヶ峰学園予備学科』の『唯一の生き残り』でした。幸か不幸か、死に損ねた貴女は江ノ島盾子へと狂信を内に秘め、未来機関の手から逃れ続けていました。…そしてクライシス・インパクトが起きる直前、未来機関に追い詰められた貴女を救ったのがベリアルでした。ベリアルからすれば戯れのつもりでしたが、貴女はそのベリアルに江ノ島盾子に代わる『絶望』を見いだし、その崇拝をベリアルへと移したのです。…その思いは、赤松楓と同じようにクライシス・インパクトの後であってもなお変わらないほどでした』

「……」

『貴女は新たな世界にていち早くベリアルと接触し、その腹心として幼いながらも『チームダンガンロンパ』の一員となりました。そしてシュウイチ達が選抜された際、コロシアイの『監視員』として生徒達の中に紛れ込んだのです。…貴女はベリアルから『遺伝子』の一部を与えられ、それにより『怪獣へと変身する能力』を得ていました。貴女はコロシアイを進めるために怪獣となって生徒達の危機感を煽る一方、シュウイチと戦いその力を引き出す役目をベリアルから与えられていました』

「…でも、この間の話しの通りなら、私はそれを果たし切れなかった…と」

『はい。シュウイチの想像以上の成長に貴女は拮抗できなくなり、ベリアルの復活と共に貴女は捨てられました。それでも尚、貴女はベリアルの為に尽くすべくシュウイチ達の前に立ち塞がったのですが、赤松楓の手に掛かってその命を終えました』

 

 レムから別の世界の自分のことを聞かされた白銀は、しばらく沈黙した後にやがて大きくため息を吐いた。

 

「…そっか、そっかぁ…。結局私って、どこの世界でも『裏切り者ポジション』からは逃れられないのかぁ~…。とんだシュ○ゲだよね、アハハハ~…」

『…ということは、貴女も以前はシュウイチと…』

「うん、まあね。私は元々、最原君を『始末する』為に希望ヶ峰学園に送り込まれたんだ。けど、色々あって…最終的には最原君達にも許して貰って、こうして一緒に居れてるんだけどね」

『……』

「…だからってワケじゃあないんだけど、私には『そっちの私』の気持ちが少し分かる気がするんだ」

『?』

「多分だけど、そっちの私は死んだ時に『後悔』なんて無かったと思うよ。私も以前は組織への忠誠を誓っていたけれど、その組織に見捨てられて、最原君や会長達と一緒にケジメをつけて…こうして今生きていることに、私は後悔していない。だからきっと、そっちの私も自分の最期にはちゃんと『満足』してたんだと私は思うんだ」

『満足、ですか』

 白銀の言葉を反芻するレムは、自分の世界の白銀つむぎの最期の言葉を思い出す。

 

『あ、はははは…結局、私なんかこんなもんだよね…。でも、さ…楽しかったよ、皆との…茶番は、さ…。べりあるサマ…バンザ…イ…』

 

『…そうですか。貴女も『白銀つむぎ』も、最期まで『自分の気持ち』に正直だったと言うことですね』

「ま、そういうことかな。…だから、信じて貰えないかな?今の私を…最原君の、皆の為に頑張りたいっていう私の『覚悟』をさ…」

『…分かりました。100%とは言えませんが、貴女のことを信用します。貴女の、『白銀つむぎ』としての可能性を』

「…ありがと、レムちゃん」

 

 

 

 

 

そして、翌朝…

 

『ふふふ…良い頃合いですね。そろそろ私の『計画』も大詰めにかかるとしましょうか…!』

『フン…やっとか、待ちくたびれたぞ』

 怪獣と人間の狂気が入り乱れ、昨日にも増して混沌を極めつつある搭和シティを眼下に、ゼブブとヤプールはそれを嘲笑うように次なる行動へと移ろうとしていた。

 

『さあて…ですがその前に、そろそろ搭和灰慈さんを迎えに行くとしましょうか。彼の『絶望』こそが、この計画の『メインディッシュ』に相応しいでしょうからね』

『あんな男、もうとっくに絶望してくたばっているのでは無いか?』

『ホホホ、その心配は無用ですよ。…彼に自殺するほどの度胸はありませんよ』

 灰慈を小馬鹿にしながら彼を閉じ込めた搭和ヒルズへと向かおうとすると…

 

…ピシャァァァンッ!!

『ギャオオオオッ…!!?』

 突如として搭和ヒルズの近くで『稲妻』が迸ると、それに灼かれたであろう数体のギャオスが悲鳴をあげながら地に堕ちていった。

 

『む!?なんだ!?』

『おや、あれは…』

 

 

「バルゥアァァァァァァッ!!」

 ゼブブたちの視線の先では、バオーへと変身した最原が次々と襲ってくるギャオスやレギオンの群れを撃退していた。

 

ズドドドドッ!

『ギャアアアアッ!!』

 バオーの毛髪がマシンガンのように『射出』され、硬質化した髪の毛はギャオスの目玉や皮膚を貫き、更にギャオスの『体温』を種火に『発火』する。バオーの『武装現象』の一つ、『シューティングビービス・スティンガー・フェノメノン』だッ!

 

ドロロッ…

ブシュゥゥゥゥーッ!

『ギギ、ギ…!』

 バオーがレギオンの甲殻に触れると、触れた部分の甲殻が『溶解』し、穴が空いた箇所から内部に詰まっていたガスが噴き出し、レギオンは悲鳴とも甲殻が軋む音ともつかない声を上げて穴の空いた風船のように何処かへ飛んでいく。あらゆる物質を溶かすバオーの能力、『メルテッディン・パルム・フェノメノン』だッ!!

 

『ウォォームッ!!』

ドゴゴゴゴゴッ!!

 それに加え、『ザ・ワールド・BC』のラッシュが討ち漏らした敵を瞬く間に打ち据えていく。最原は己の持てる全ての『能力』を行使して、搭和ヒルズ周辺の全ての怪獣を一手に相手していたのだった。

 

『奴は…ッ!?まさか、生きていたのか!』

『これは驚きですねぇ…。よもや『マガ光波』を回避できたのでしょうか?悪運の強い奴だ…それに、奴が生きているということは他の仲間も方法は分かりませんが生き延びたようですねぇ』

『チッ…しかし、大したものだ。最原終一…だったか?奴が『まともな』人間でないことは聞いていたが、マガデストロイアから生き延びた上に、あれだけの数のギャオスとレギオンを相手に地球人の力でよく戦えるものだ』

『ええ、まったく。派手に戦っていますねぇ…まるで『何か』ヘの注意を逸らすようですねぇ』

『…!奴は陽動か!ならば狙いは搭和灰慈の救出か。小賢しい真似を…』

『まあまあ、そう血気盛らずに。…とはいえ、彼らの思い通りになってやるのも癪な話です。ここは一つ、こんな子供だましなど通用しないということを知らしめる『絶望』を与えて差し上げるとしましょう』

『クク…そうだな。では俺の力で搭和灰慈を回収して…』

 ヤプールが異次元空間を開き、現在潜入中のメンバーを出し抜いて灰慈の身柄を確保しようとした、その時。

 

 

「…おーい!ゼブブさーん、ヤプールさーん!ちょっといいかナァーッ!?」

『んん…なんだ?』

 自分たちを呼ぶ声に辺りを見渡してみれば、搭和ヒルズから少し離れたビルの屋上で手を振りながら叫んでいる王馬を発見した。

 

ヴヴンッ…!

「おおッ!?いつの間に…『瞬間移動』って奴?初めて見たよ、すっげー!」

『…呑気な小僧だ。状況を理解しているのか…?』

『貴方は確か…最原終一や未来機関と一緒に居ましたね?一体何の用ですか?…それとも、他の仲間が潜入するまでの足止めの役目でも押しつけられましたか?』

 殺気を放ったまま詰め寄るゼブブとヤプールに対し、王馬は飄々とした態度を崩さぬまま話し出す。

 

「あれ、もう作戦バレてたんだ?だから止めた方が良いって言ったのになぁ~?…まあそういうわけでさ、こんなことさせられて俺も心底ウンザリしちゃってさぁ。アイツらといたってモブ扱いで死ぬのがオチだし、いっそおたくらに『寝返っちゃおっかな~』…って、感じ?」

『…ヤプールさんの話を聞いていなかったようですね。ご自分の立場を理解しているのですかな?』

『貴様を引き入れることに何の得があるというのだ?そんなことをするより、貴様を縊り殺した後に他の連中も皆殺しにする方がよほど簡単なことだと言うことが分からんのか!』

 王馬の態度に苛立ちを感じて怒鳴るゼブブとヤプールに、王馬は『予想通り』の反応を見せたことに内心せせら笑いつつ、切り出した。

 

「…まあ、そう言わないでよ。アンタたちさ、今から先回りして搭和灰慈って奴を回収してさ、俺達を出し抜くつもりだったんでしょ?そうして俺達に『絶望』を与えようとしている…だったらさ、もっと『凄い絶望』を与えてやりたいとは思わない?俺なら、その方法を知ってるんだけどな~」

『何?』

『…それは一体?』

 

 

「…俺達の隠れている『秘密基地』の場所、知りたくない?アイツらが帰ってきた時に、『帰る場所が無くなっている』って知ったらさぁ…超絶望的なんじゃあないかなぁッ!」

 




今回もちょっと、ナビお休みで。仕事に慣れるまではクオリティもちょっと落ちるからゴメンネ…
ではまた次回
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