デュエマの最新弾が気になっている柊彼方です!
今回は第一層でキリトが使っていたあの剣のストーリーです!
ではどうぞ!
俺たちはクラインと別れてから次の拠点である《ホルンカの村》に到着した
キリトの要望で広場に面した武器屋に行くことになったので後をついていく
武器屋に着くとキリトは防御力の高い茶川のハーフコートを買った
俺もキリトと同じハーフコートを買うことにする
買うとキリトが隣で鏡を見て呟いていた
「やっぱり、俺…だよなぁ…」
その言葉に笑いながらキリトに言う
「当たり前だろ。茅場の送ってきた手鏡のせいで現実の姿に戻っちまったんだから。」
そういった俺も前髪は眉毛にかかるぐらいの黒髪で、目は若干つり目、体は細いという現実の格好そのものだった
その言葉に微妙な顔をしながら答えてくる
「だってまさかゲーム内でまで現実の姿ってゆうのもな〜」
その言葉に少し真剣な声でキリトに言う
「これはデスゲームに挑む俺たちにここがいまのお前達の現実だって分からせるための茅場の目論見だ。あまり気にすんな」
「分かっているさ…」
少し空気が暗くなってしまった
なのでおちゃらけた感じでキリトをいじる
「あ、もしかしてあれか。【前の姿のほうがかっこいいのにこれじゃ女の子にモテないじゃないかー!】ってか?」
「そんなわけあるか!ふざけたこといってないで早くいくぞ!」
キリトは先に走っていってしまったがふざけた会話で空気がまた戻ったことに安心した
その後はキリトと一緒に道具屋にいって回復ポーションと解毒ポーションを買えるだけ買ったあと村の奥の民家に飛び込んだ
そこにはいかにも村のおかみさんといった感じのNPCが台所で鍋をかき回していたがこちらに気がついたのか振り向いて言った
「こんばんわ、旅の剣士さん。お疲れでしょう、食事を差し上げたいけれど、今は何もないの。出せるのは、いっぱいのお水くらいなもの」
それにキリトはお構いなくと出された水をいっきに飲み干して俺に説明を始める
「これから新しい剣を獲得するためにクエストを受ける。お前も片手直剣なんだから受けといて損はないぞ」
キリトの言葉に俺は素直に頷く
すると隣の部屋の向こうから子供の咳き込む声がした。おかみさんが哀しそうに肩を落とす
すると彼女の頭上に金色のクエスチョンマークがうかぶので、すかさずキリトが声をかける
話しかけると娘が重病にかかってしまい市販の薬草では治らないので西の森に生息する捕食植物の胚珠から取れる薬を飲ませるしかないがその植物がとても危険で花を咲かせている個体がめったにいないのでとても手に入らないから取ってきてくれれば先祖伝来の長剣をくれるというクエストだった
キリトがこのクエストを受け終わった後俺も同じクエストを受ける
受けた後に俺達は民家を出て森へと走る
森に着いて走っているとキリトが立ち止まりいってきた
「俺の索敵スキルで真正面にクエストのターゲットMobがいることがわかった。周囲に他のMobがいないから接近するぞ!」
「了解」
確認を終えると俺達は敵に真正面からダッシュする
大きな古木を回り込むと敵が見えた
転生前に本で読んだ通りの外見をした《リトルネペント》が見えた
だが花つきではなかった
「ハズレか…」
キリトが残念そうな声で呟く
「だな。だがまだ始まったばかりだ。気を長くして探していこうぜ」
「あぁ、だがあいつは倒そう。倒し続ければ花つきの出現率も上がるからな。だけど花つきと同じぐらいの確率で丸い実をつけているのが出てくるからそいつにだけは気をつけろ」
その知識も前世で知っているが一応聞いておく
「なんでだ?」
「あいつは戦闘中に実を攻撃してしまうと巨大な音といっしょに破裂して、嫌な匂いのする煙を撒き散らすんだ。煙にはなにもないけど、広範囲から仲間を呼び寄せる特性がある。」
「あいよー。じゃあ、その実つきだけ出てきたら注意するよ。そんじゃいっちょやりますか」
俺達が背中の剣を抜くとネペントもこちらに気付く
それと同時に俺は脳のリミッターをここで試すために10%リミッターを外す
咆哮を漏らしながらネペントが右のツルを突き込んでくる
するとネペントの動きが少しだけ遅く感じる
少し驚きながら俺は右に避けて、キリトは左に避ける
キリトはそのまま側面に回り込み弱点を的確に攻撃する
俺は右側のツルに向けて攻撃を叩き込む
怒りの声を上げたネペントが上部のウツボの部分を膨らませるとキリトが警告してくる
「腐食液の発射がくるぞ!思い切り跳べ!」
「了解!」
その瞬間、薄緑色の液体が飛沫状に発射された
それを大きく右に跳んで回避する
回避したあと俺達はもう一度弱点に攻撃
仰け反るネペントに俺は《スラント》を、キリトは《ホリゾンタル》を発動する
光で包んだ刀身を同時に叩き込む
この瞬間俺はある技術に挑む
ソードスキルの自動的な動きだけでなく自分で剣をさらに動かし威力をブーストする技術
なぜなら転生前に読んだのを思い出したってゆうのもあるし、キリトもこの時にはやっていたからである
ネペントは2人のソードスキルに耐えられずにウツボ部分と茎を切り離されポリゴン片となり爆散した
戦闘が終わりリミッターを戻すが、この前より少しだけ疲れた気がする
これ以上リミッターを使い続けると疲れが蓄積し続けけると思ったので止めることにする
その後もネペントを借り続けるが、花つきの出る気配がない
そんなこんなでキリトのレベルが上がり少し後にあがる
ステータスアップ操作をしていると後ろに気配を感じるがどうせ誰だか分かっているので知らないふりを続ける
すると、パンパンという乾いた音が聞こえる
キリトは大きく飛びのき剣に手をかける。俺はゆっくりと後ろを見る
後ろには少年が立っている
そのことにキリトは安心したのか剣から手を放し、その少年はぎこちない笑みを浮かべる
「ごめん、脅かしてしまったようだね」
「いや、こちらこそ…過剰反応してごめん」
「すまんな、うちのキリトが」
少年はほっとした様子を浮かべる
「れ、レベルアップおめでとう。ずいぶん早いね」
「サンキューでーす」
「早いってほどでも…そっちも早いな。誰かがこの森に来るまであと2、3時間後だと思ってた」
「あはは、僕も1番乗りだと思ってたよ。ここは道が分かりにくいから」
いまの言葉でキリトは何かを感じ取ったのだろう
少し難しい顔をしはじめる
俺は今後のことの方が心配だけどな
「君たちもやっているんだろう、《森の秘薬》クエ」
そんなタイトルだったけかと俺は思う
すると少年は現実ではしてたんだろう眼鏡があるあたりに手をやりながらにやっと笑う
「あれは片手剣使いの必須クエだからね。報酬の《アニールブレード》は3層の迷宮区まで使える」
「見た目はどうなんだ?」
「結構デザインはイマイチだぞ、あの剣」
少年はその言葉に少し笑うとキリトにとっては予想外の言葉を発する
「せっかくだから、クエ、協力してからないか?」
「なぜだ、これは1人用だったはずだが」
まぁ、俺たちも2人だけど
「今君たちは2人でやっているけど、花つきはノーマルを倒せば倒すほど出現率が上がる。だったら2人よりも3人でやったほうが効率いいよ」
キリトは何か躊躇っているようだった
「キリト、なにを躊躇っているんだ」
「いや、クラインを…初めての友達を見捨ててきた俺にパーティーを組む資格があるのか…」
キリトよ顔が強張っている
「いや、別にパーティーは組まなくていいよ。先にやってたのは君たちなんだし、最初のキーアイテムは譲るよ。その後に多分どんどん出て来るだろうからそのときまで付き合ってもらえれば」
「だってよキリト。それにな、あれはしょうがなかったと俺は思う。あの場でもしクラインが俺達といっしょに来てたら残されたやつはどうすんだって話しだしな。あんま気にすんなよ」
「そ、そうだな…じゃあ悪いけど、それで…」
歯切れ悪く答え、頷くキリト
キリトの承諾に笑うと承諾は歩みよって来る
「よかったよ。僕の名前はコペル。よろしく」
「よろしく…。俺はキリト」
「俺はカナタだ。よろしくさん」
するとコペルは首をかしげた
「あれ…どっかで…」
キリトは即座に否定する
「人違いだよ。さぁ、いこうぜ」
その後コペルのおかげもあって狩りはずいぶんとハイペースになって、効率もよくなっていく
だが、なかなか花つきは出てこない
「…出ないね」
声に疲れが感じるコペル
コペルがはいってから1時間以上の時間が経っている
「マジでなぜ出てこない…。早く出てこいよ」
「もしかしたら、ベータのときと出現率が変わっているかもね」
「あり得るなぁ…。どうする?レベルもずいぶん上がったし武器も随分消耗してきたし、一度村に…」
すると10メートル離れた先にMobかポップする
俺たちはそこからポップを眺め続けた
百数十匹目のネペントは花つきだった
数秒ぼぉーっと眺めるが、俺たちは無言で顔を合わせる
襲いかかろうとするもキリトに止められたのでキリトを見ると左手の人差し指が立ってる方向を見るすると、花つきの奥に実つきを見つける
その後の話しの結果、コペルが実つきのタゲを取っている間にキリトと俺が速攻で花つきを倒すことになった
コペルが走る後を追う
花つきが俺達に気づいて吠える
右に迂回して実つきを目指すコペルを狙い続ける花つきに俺とキリトは一気に接近して攻撃を加える
今まで狩り続けたのと同じようにどんどんネペントにダメージを与えていく
俺とキリトは最後に《ホリゾンタル》を発動させてフィニッシュ
キリトは《リトルネペントの胚珠》を回収するとコペルに向けて叫び数歩走るがキリトはなにを思ったのか足を止めてしまった
そして実つきの攻撃をあしらっているコペルが呟く
「ごめん、2人共」
そう言うとコペルは《バーチカル》を発動させて実へと叩きつける
すると凄まじいボリュームの音が響き渡る
キリトは呆然としながらコペルに言う
「な、なんで…」
コペルは俺達を見ないでまた言う
「…ごめん…」
その間にも今の音を聞きつけたリトルネペントの大群がこちらに向かってきている
すでにコペルの姿は見えない
「…そうか…」
キリトはなにか分かったように呟く
そして俺もコペルがくる前にキリトから言われたこと、転生前の知識を絞り出して分かった
「…コペル。知らなかったんだな、お前」
キリトが茂みに語りかける
「《隠蔽》スキルってゆうのはな、便利だけど万能じゃないんだ。視覚以外の感覚を持ってるモンスターには、効果が薄いんだよ。たとえば、リトルネペントみたいにな」
「確かに。お前さっき言ってたな。さぁ、俺たちは今絶対絶命の大ピンチだけどどうする?」
するとキリトが言う
「決まっている…。全部倒して生き残るぞ」
「そうだな…そうしかないな。後ろは任せろ。キリト、いや、相棒」
「ハハハ…任せたぜ、相棒」
そして俺たちは戦いを始める
お互いを守りながら相手の弱点に的確にソードスキルを打って倒す
それを繰り返す
直撃は避けているがそれでもところどころにダメージを受けていく
キリトの方を一瞬だけ見ると、獰猛に口元を歪ませている
それを見て気づく
自分も笑っていることに
俺はリミッターを解除して30%まで思考能力と目を強化する
世界が遅くなる
そしてまた切り続ける
切る
切る
切り続ける
するとモンスターの爆散する音とは違う音が聞こえる
プレイヤーの死方エフェクト
コペルが死んだことを表す
反射的にキリトが振り向こうとするが、俺が叫ぶ
「振り向くな!戦え!」
そして俺とキリトは最後の2匹を屠る
そして俺とキリトはお互いに後ろを振り向き目を合わせた後にコペルがいた方向に振り向くとキリトが言った
「…お疲れ」
俺も呟く
「バカヤロー…」
そして俺たちは残っている花つきの先頭の集団へと身体を向ける
あのままいっしょにいればコペルもしっかり《胚珠》が入手できていたのだ
そして俺たちは残りの集団へと走る
そいつらを片付けるのには20秒もかからなかった
転生者で知っているからと言って人が目の前で死ぬとゆうのはやはりなにかくるものがある
コペルが死んだ場所には彼の剣と円盾があった
キリトは少し考えると、周りで1番大きなキの根元に剣を突き立て、次に花つきからドロップした《胚珠》を根元に置く
「お前のだ、コペル」
キリトは呟き、立ち上がる
俺は突き立てられた剣と《胚珠》の前で手を合わせる
そして俺たちは村に戻るために歩き始める
民家に戻り俺たちは報酬の《アニールブレード》をもらう
まえに使っていた剣より少し重いことになぜか剣の重さだけではなく命の重さまで感じそうだ
するとおかみさんが奥の部屋へと入っていくのが見えた
「キリト…あそこの奥の部屋…いってみないか」
キリトは無言で頷く
部屋に入るとおかみさんが少女の背中を支えて起き上がらせる
名前はアガサというらしい
「アガサ。ほら、旅の剣士さまが、森から取ってきてくださったのよ。これを飲めば、きっと良くなるわ」
「…うん」
カップの中身を飲み干すと俺たちを見ていった
「ありがとう、お兄ちゃん」
「…あ…」
キリトが声を漏らす
多分妹のことを思い出したのだろう
「…うっ…く…」
キリトがアガサのベッドに両手をついて握りしめる
キリトのその嗚咽に転生前の家族との思い出が蘇る
家族に会いたいという気持ちが溢れかえってくるのが分かる
目頭が熱くなる
今気を抜いたら泣き出してしまいそうだ
するとアガサがキリトの頭を撫でながら言った
「…どうしたの、お兄ちゃん?」
アガサはキリトの頭を泣き止むまでなで続け、俺は静かに涙を流した
これはデスゲームだ
これは俺の静かな戦いだ
いかがだったでしょうか?
キリトと相棒という立ち位置に主人公はなりました!
誤字、脱字のほうがありましたらご報告お願いします!
感想お待ちしております!
では、また次回!