さて、雄二たちの四回戦も終わり、次はそのまま五回戦(霧島・優子ペア)だったはずだ。
その時にウェイトレスがさらわれるんだったな。
「それじゃそろそろか?」
ちなみに作戦の概要を話しておく。
まず、不良たちが来る!
次に俺たちに襲い掛かり、攫う!
攫われたら、素直について行って、誰かに襲い掛かりそうになったらボコる!
ボコったら黒幕の存在について、ババア及び何人かの教師(教頭含む)立会いの下、
黒幕の存在について吐かせる。後は常夏コンビの吐いたことと合わせて、鉄人が何とかするだろう。
ついでに俺はその時に、ここまで録音してきたものを流すつもりだ。
はい!これで全部解決!後は、雄二たちが優勝すればいいだけとなる。
っと、来たようだな。
「きゃあっ!」
「ウルせえ!騒ぐな!」
バチンっ
「痛、何てことするのよ!!」
「お前等は黙って付いてくればいいんだよ!」
怪我したくなかったらな!と付け加えて。
「くっ!」
プチっ!
と俺の中で何かが切れるような音がした。
「プランBだ。おい!全員俺の後ろに下がってろ!」
「「「「「はい!(おう!)」」」」」
「さて、てめえら黙って誘拐してくれれば大人しくしていたのになぁ!」
ヒュン!そんな風切り音とともに不良たちの何人かが吹っ飛んだ。
当然俺自身は触れていない。
某ゴム男が海賊の王を目指す物語で出てきた。体術の一つを拳でやっているだけである。
まあ、死ぬほど手加減して気絶程度で済むようにしているが。
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
20人程いた不良共を気絶させた。無論俺自身は手を出していないので、
何か言われることはないはずだ。たぶん。
そうしてその不良どもをふんじばって、須川たちに店を任せて、学園長室へと歩いて行った。
さて、ババアに事情を説明していると先生たちがそろった。
ほとんどの先生が何が始まるかわからないという表情だが、
三人ほどは違う表情をしている。
一人目は鉄人。常夏からの前情報と今の状況を推理して大体わかっているようだ。
二人目は教頭。非常に困惑していたかと思うと、今の状況を理解したのか絶望に染まった表情だ。
三人目はババア。満面の笑みを浮かべている。非常に腹が立つのは俺だけだろうか?
ま、あとは作戦通りだ。不良どもが勝手に吐いてくれた。具体的には
「あっ!あんたじゃねえか!この状況どうにかならないのかよ!?」
と、あろうことか教頭に向かって話し出したのである。
そこについでとばかりに事情を説明し、録音機に入ってるものを確認させた。
流石にここまでされると反論できないのか、教頭はずっと黙って聞いていた。
そして最終的には自首したのである。
案外簡単に終わった教頭の陰謀だが、この後どうなったかというと、
学園長のつてで、秘密裏に処理された。
そうして、清涼祭の事件はひっそりと幕を閉じた。
本当についでだが、大会のほうも明久たちが優勝したらしい。
そしてFクラスの設備がミカン箱からちゃぶ台へとなった。
俺は学園長から報酬として、空白の腕輪というものをもらった。
効果を自分で決められるらしい。
「さて、ここからの原作は読んでいないがどうなるのかな?楽しみだ!」
次回から強化合宿編です。
原作知識がないために、雷夜と明久たちの行動をすべて書くことになりそうです。