やはり、鉄 雷夜の朝は早い。
いつものようにトレーニングをしているのだが、
皆さんは腕立てといわれて回数は何回ぐらいを想像するだろうか?
運動ができない人でも10~50程度、できる人なら、100~1000程度ではないだろうか?
つまり何が言いたいかというと、
「…………87999…………88000…………」
こいつが、異常なのである。 しかも、この状態で神様特製の肉体をもらう前の回数だった。
この後一時間に渡ってこのトレーニングが続き、100000回まで続いた。
その後まるで堪えていないかのように、簡単に身支度を済ませて、登校するのである。
まあ、結局何が言いたいのかというと、
そりゃ、鉄人をぼこぼこにできるよね
ということを言いたかっただけで、とりあえずこの話は、この回の最後にとっておいて、
今は、補給試験を終えて、昼食をとろうかというところだ。
このとき、雷夜は大事なことを忘れていた。
しかし、この後それを思い出すことも無かった。
そう、思い出さ無かったのだ。
「おわった~~~」
明久が、机に突っ伏す。
「うむ、疲れたのう」
ちなみに、出番がなかった秀吉の久しぶりの発言である。
今日は髪をポニーテールにしている。ちなみに、直訳すると「馬の尻尾」だ。
最初に名づけた人は、よほど女性の髪が嫌いだったのだろうか?
「む?何かとても失礼なことを思われた気がするのじゃ」
男のはずなのに、なんともまあ勘の鋭い奴だ。 馬鹿にしたわけではないのだが。
「大丈夫か秀吉?」
「雷夜か。う~む、まあ気のせいじゃろ。」
「そうか、ならいいが」
すると雄二が突然立ち上がり、
「よし、昼飯食いに行こうぜ! 今日はカレーとラーメンとかつ丼と炒飯にするかな」
「そうだね、僕も今日は贅沢にソルトウォーターあたりをーー」
「吉井たちは、食堂に行くの?だったら一緒していい?」
「ああ、島田か。別にかまわないぞ」
「それじゃ、混ぜてもらうわね」
「………(コクコク)………」
今のはムッツリーニだ。100%下心で頷いただろう。
そこまでの色気はないだろうにーー
っと、どうやら明久も同じことを思ったようだ、島田に問い詰められている。
「あ、あの。皆さん……」
「どうしたの姫路さん?」
立ち上がったところで声をかけられた。
「えーと、お昼なんですけど、その、昨日の約束の………」
「もしや、弁当かの?」
「は、はいっ。迷惑じゃなかったらどうぞ」
「迷惑なもんか!ね、雄二、雷夜」
「ああ、そうだな。ありがたい」
「お手並み拝見ってところだな」
「はい!頑張りました!!」
「それじゃ、折角の姫路の手料理だ。屋上にでも行こうか」
「そうだね、じゃあいこうか」
「そうか、じゃあ俺は昨日頑張ってくれた礼もかねて飲み物を買ってくる」
「じゃあ、ウチもいく。一人じゃ持ちきれないでしょ」
「悪いな。そんじゃ頼む」
「おっけ~」
そうして雄二と島田は、出て行った。
「僕らも行こうか」
ところ変わって、屋上。
天気も良く、絶好のお弁当日和だ。
そして、肝心の姫路の弁当は、特にこれといったものもなく、ザ・お弁当という感じだ。
それじゃ、雄二には悪いけど、
「「ヒョイ、パク」」
う~ん、食ったことがない物の味だな。
でもとてもおいしい。
「姫路、なかなかやるじゃないか」
「ありがとうございます!」
「ずるいよ、ふたりとm」
バタッ ガタガタガタガタガタ
と、ムッツリーニが倒れ 小刻みに震えだした。
明久たちと顔を見合わせる。
「わわ、土屋君!?」
するとムッツリーニが起き上がり、親指を立てて、倒れた。
うまかったと伝えたかったのだろう。
「あ、お口に合いましたか?よかったですっ。どんどん食べてくださいね」
姫路が笑顔で勧めてくる。
俺は恐る恐る、もう一つ取って食ってみたが、
うん、普通にうまいと思うぞ。
(大丈夫?雷夜)
(ん?ああ、普通にうまいぞ)
(てことは、ムッツリーニのは演技?)
(待つのじゃ明久!どうもわしにはあれが演技には見えんのじゃ)
(ってことは、弁当には当たりとはずれがあるということ?)
(おそらくじゃが、そうなるのう)
と、ここで雄二が登場。
「おう、待たせたな、へーこりゃうまそうじゃないか。どれどれ?」ヒョイ、
「あ、雄二まっt」パク
バタッ ガシャガシャン、ガタガタガタガタガタ
遅かったか。
side 明久
雄二がジュースの缶をぶちまけて倒れた。
………間違いないこれは全部本物だ。
と雄二が目で、
(毒を盛ったな)と。
(毒じゃないよ姫路さんの実力だよ)
僕も目で返すとムッツリーニ同様に姫路さんに
親指を立てて返事をする。
「おいしかったですか?よかったです」といい、
明久君たちもどうぞ。と、
死刑宣告をされた。
もちろんそんなことはおくびにも出さず。
じゃあ一つもらうねとだけ言って、
バタッ
薄れゆく意識の中で僕が見たものは、未だお弁当を頬張っている、
雷夜の姿だった。
side out
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その後Bクラスに宣戦布告に行った明久がぼろぼろになって帰ってきたところで
雄二が明久に腹パンを入れて今日はお開きになる。
はずだった。
神様特製の身体の
有効活用法!!!!