ポケットモンスター 幼馴染の受難~スクールライフ~(リメイク版) 作:座敷童
「・・・格好良かった。颯爽と助けに入ってくれた彼は私を町に送り届けてくれた」
・・・確かに4年前にキッサキシティに言った記憶はある。そこで銀髪の女の子に会ったのは覚えている。
でもあれは確か・・・
~4年前 シズクside~
あれは久しぶりの家族揃っての旅行に出た時。キッサキ神殿の見学に行こうとしたが警備の人にグレイシャバッジが無ければ入れないと言われ、
「すぐに手に入れてくるから待ってろ!」
と親父がジムに向かい、
「あたしもバトル見る!」
それに姉ちゃんが着いて行き、
「あなた~待って~」
と母さんがのんびり走って行き、結果一人になった俺は時間を潰すついでに野生のポケモンと戦おうと町の外に出た。
~☆~
「大分倒したなフィー」
『フィ』
最初は慣れない雪の所為で苦戦していたが慣れてくると動けるようになり苦戦せずに野生のポケモンと戦えるようになった。
「そろそろ戻ろうか」
フィー―エーフィ―に声をかけた時、
どん!
「うお!」
俺の後ろから誰かがぶつかり雪にダイブした。
「~~冷たっ!誰!?」
振り返ると俺と同い年ぐらいの銀髪の女の子が傷ついたイーブイを抱えて尻餅をついていた。
「・・・!」
その子が慌てて後ろを見るので俺も立ち上がり女の子の奥を見るとニューラが走って来ていた。
「フィー、スピードスター」
『フィ』
フィーにスピードスターを指示するとすぐにニューラに当たり、ニューラはダメージが大きいのか慌てて逃げ出した。
「おーい、大丈夫か?」
「・・・(こくり)」
呆然としていたが声をかけるとゆっくりと頷いた。
「そっか、俺はキッサキシティに戻るけどどうする?一緒に来る?」
「・・・(こくり)」
~現在 シズクside~
その後はポケモンセンターに行くと親らしき人が慌てて駆け寄って来たのでそのまま放置したんだけど・・・。
「へ~!ロマンチックだね!」
「・・・ん(こくり)」
「く~!そんなイベントがあったなんて羨ましいぞ!」
・・・言い辛い。岩壁にには追い詰められていなかったし、かなり美化されてると言いたいんだが、とても言い辛い。
ふと、こっちを向いた白織さんと目が合うと意味ありげににっこり笑った。・・・もしかしてワザと美化させて話した?
「ところで白織さんってもしかしてお金持ち?」
そういえば家でパーティとか言ってたな・・・。
「ん・・・『S・D・C』ていうのがお父さんの会社」
「「「「「『S・D・C』!?」」」」」
『S・D・C』・・・SnowDustCompanyの略称でシンオウを中心に活動する超大企業だ。
「すごーい!」
「超大金持ちじゃん!」
開いた口が塞がらない。
「・・・お~い、そろそろいいか?」
すっかり忘れられていた遠藤先生が声を出したことで全員席に着く。
「大分時間がとられたから終わりにするが、明日は朝8時までに着席。その後は必要な物配ったり役割決めだ。そんじゃ解散」