3話 アリス、プレインズウォーカーに覚醒!! 作:プレインズウォーカー
その後、オプティアは起きた事を整理しつつ惑いの迷路になりかねない魔法の森で考え事をする、人里で人形劇を終えて家に帰るアリス・マーガトロイドは自分が幻想郷の中では【このあと訪れる3人のプレインズウォーカーを除いて】唯一のプレインズウォーカーに覚醒する事は知る由もなかった。
~人里~
アリス「今日は、こういうお話よ、人形劇のはじまり、はじまり~♪」
人里で人形劇を見せて観客を魅了させる少女、その名前はアリス・マーガトロイド。
彼女は外見は人のように見えるが妖怪である、ホントに妖怪とは思えないくらいの美しさを持ち、あなたはホントに妖怪なのか?疑いたくなるくらいである。
子供1「人形のおねえちゃ~ん、今日はどんな芝居を見せてくれるの~~?」
子供2「私達早くみた~~い。」
子供3「見せて見せて~~。」
アリス「はい、はい。あわてない、あわてない。」
子供たちの瞳は汚れがない無垢の瞳、早く見たくてしょうがない、早く早く~っと好奇心がむき出し、これを抑えて我慢して待てというのが無理な話、それでもアリスは動揺せず、人形劇を始める。
アリス「今日のお話は神様を怒らせたらそれはそれはこわ~~~いお話よ。」
無数の糸を出して人形を操り、劇をお披露する。
アリス(失敗は許されないから、それが子供達の前だとなおさら、がんばれ、私!!)
~少女人形劇開演中~
アリス「とある人間は悪い事を繰り返して神様を怒らせてしまいました。
でも神様は心までが鬼ではありません、心が悪いほうに心変わりしない事に約束するのなら命だけは助けると言ってきました。」
糸さばき(?)で神様役の上海と神様をなだめる人間役の蓬莱を演じ分けるアリス。
アリス「約束します、どうか命ばかりはお助けください!!と人間は神様に許しを願いました、すると神様は【その約束を胸に刻んでおくといい、その約束を破棄したら己の身に大変な事になるぞ・・・。】と警告を与えその場から消えていくのでありました。」
どうかお許しください、神様(上海が演じている)に土下座する人間(蓬莱が演じている)を見てその場を立ち去るように神様は去っていくように見せていく。
アリス「ふ~~助かった。何が神様だよ、偏っ平な足(かたよったいらなあし)のどこが神様なんだ!? ふん!!
とつぶやいた時、神様は【約束は嘘か、破棄したら大変な事というのを忘れたか!?】」
約束は嘘で神様が足をすごく気にしている事につぶやいて神様(上海が演じている)は怒りだし、弓矢を用意。
アリス「【神の怒り】をその身でわかれ!! 矢を放ち人間は神様の怒りを受けてしまいました、おしまい。
どうだったかしら?よかったかな?」
人形劇を終えて子供達に思ったこと、感じたことを聞き出そうと子供達の反応を見ようとするアリス、劇を作るのは大変なことなので評判が悪かったら、大変な事になるからだ、悪い評価が出たら子供達の笑顔が見られなくなる、そうなるのは芝居を紡ぎだすものにとって致命傷だ。
子供1「神様が足を気にするってお茶目な芝居だね。」
子供2「あたしはよかったよ、人形のお姉ちゃんのお芝居楽しませてくれるから。」
子供3「嘘と約束を守らないのってよくないよね。」
魔理沙がいたらこの子達の今の言葉聞かせてあげたいわねって思ってしまうアリスだった。
アリス「ありがとう、その言葉が聞けたのは私のとって財産よ。
あ、お空が夕焼けよ、親が心配しないうちに早く帰りなさい。」
子供達「ありがとう、人形のお姉ちゃん。
また見せてね~。」
アリス「はい、はい。」
アリスは空を見て夕焼けだったのを見て子供達に帰りを促した、喜んでもらえる事が私の宝物と・・・上海と蓬莱も一緒に片付けをしながら、アリスは満足な笑みを浮かべていた。
アリス「私達も帰りましょうか、上海、蓬莱。」
帰りに急ぐアリス。
~一方・魔法の森では~
オプティア「来るな、無数の目の瞳は狼の群れか!?」
夜が真っ暗になるにつれて魔法の森には血に餓えた狼の群れがなしていた、身が持たないオプティアは【幻影の天使】を呼び出して、それをおとりにして狼の群れがでてきたのを見てからその場から逃げるのであった。
オプティア「この森は何なんだ、【惑いの迷路】に入ったのか、ダメだ冷静な判断が出来ない。」
情報が少なく判断に戸惑うオプティア。
同じくこれは!と思う好奇心旺盛の天狗の姿があった。
文「外からやってきたものがいると風の噂で聞きましたが、取材してみましょうかね・・。」
幻想郷の天狗は好奇心が旺盛だ、あれこれ自分の解釈を加えて記事にしようと考えている中、文は人形劇を終えて帰宅につくアリスの姿を見て、これはいい記事が出来上がりそうですねオプティアが戸惑う姿を見てにやりとする。
文「アリスさんは魔法の森に住んでいたんでしたね、取材といきたいところですがアリスさんの人形が黙っていませんからね、ここは様子を見させてもらいましょう。」
文は小さくつぶやいた。
オプティア「先ほどの【幻影の天使】で精一杯であったか・・・【思案】で明日を見ることもならないか・・・。」
オプティアは魔力を使い果たしていて息切れが激しい、オプティアがここまでかと思い、狼の群れがさあ今だとその牙をオプティアに向けようとした時、そこには槍を持った上海人形とアリスの姿があった。
アリス「しっかりしなさい、私があなたを助けるわ!!
上海、狼達を蹴散らしなさい!!」
上海人形が槍を持って狼の群れに貫通攻撃をさせて、狼の一部はそこで果てる。
果てた狼を見て一部の狼はその牙をアリスに向けようとするが、上海人形が槍を持ってにらみをきかせ、アリスとオプティアを守ろうとする、上海人形は少しでも攻撃しようとするならお前達の風穴が開く事になるがそれでもいいのならかかってこい!!っと警告を発するようにポーズをとって狼達は逃げていく。
アリス「そこまでやらなくてもいいのよ、上海?」
何もここまでしなくてもいいのにと苦笑いするアリス。
オプティア「見ず知らずの俺になぜそこまで?」
アリス「あなた、この魔法の森の中で狼達に襲われていたのね、私が来なかったら狼達があなたを食いちぎってえさにされていたでしょうね。」
オプティア「と、とりあえずは助かった、ありがとう・・・。え~~と。」
アリス「アリスよ。」
オプティア「俺はオプティア・・・。」(ばたり)
タイミングが悪かったら大変な事になっていたでしょうねというアリスに礼を言うオプティア。
安心したと思ったのは束の間、オプティアは魔力の使いすぎで倒れてしまう。
アリス「しっかりしなさい、上海、蓬莱周囲をお願いね。」
それでもアリスは冷静にあわてることなく、上海と蓬莱を周辺につかせて自分の家に急ぐ、オプティアを担いで。
永遠亭に見てもらったほうがいいかなと思うアリスだが、周囲に文がいて好き勝手にあらぬ事をかかれては自分が危なくなる事を考えて自宅で見ることにする。
文「アリスさんは隙がないのでしょうかね・・・付け込むところがあれば。」
アリスには地獄目、地獄耳があるように感じてグチる文。
~時間がすぎて、アリスの家~
ベッドの上
オプティア「ここは・・・?」
目が開き、オプティアはベッドにいた。
アリス「あら、目が覚めたようね、安らぎが油断につながったわけね。」
オプティア「安らぎか・・・俺の灯火をあなたなら正しく使ってくれる・・・。」
アリス「あなたの灯火を正しく使う?」
オプティア「俺は外の世界から来たプレインズウォーカー、アリスさん・・・人形をうまく使って物事の意図を正しく理解できるあなたに俺の灯火を使ってほしい・・・。」
アリス「それは紡げなかったバトンを私に託す、そう考えていいのね。」
オプティア「理解があってよかった、アリスさん・・・灯火を正しく・・・頼む!!」
オプティアはそういうと魔力の使いすぎで力尽きてしまう、アリスはオプティアのプレインズウォーカーの灯火を受け入れた、紡げなかったバトンを託されたかのように・・・。
アリス「強大な魔力を感じるわ、正しい向き合い方も意識していきましょう。」
アリスは灯火と正しく向き合う事は悪い事ではなく楽しい事であると前向きだった。
アリスがプレインズウォーカーに覚醒した瞬間である。
~同じ頃・アリスの家の外~
文「・・・。記事にしておくのはやめておきましょうかね・・・。
私の記者の精神に反します。」
紫「あら、ここで記事にすればあなたの数が上がるのではなくて?」
文「紫さんじゃないですか。
確かに記事にすれば私の新聞の売り上げも評価も上がるかもしれません。
でも、そういう事をしたらアリスさんが困った立場になりますからね。
さすがにそれはできませんよ。」
紫「欲を捨てるというのは中々できるものではありませんわ、そういうのは私は嫌いではありませんわ。」
アリスの家の外には会話をする文と紫がいた、アリスの気配りをする文は珍しいと思う紫であった。
早苗が少し悪役になってしまいましたね、文は好奇心が旺盛なので記事にすれば自分の評価を上げる事も可能と考えましたが、そうなるとアリスの周辺が大変な事になる事を考えてやめておきました。