いえ、CCCコラボ復刻ですねー。
パッションリップが三人目きた。メルトリリス、来ない。
まぁ、キアラさんが出てくるので、またちょいちょい書くかなーと。
《お久しぶりな気がします。皆様、ごきげんいかがですか?俺マスター。今日も元気だキアラママ大好き!おっぱい大好き!。
そう、いつもモミモミしたり、ちゅうちゅうして、甘えてるんだ!だって気持ち良くて美味しいから!ママ大好き!》
キアラがなんかさっきから寝ている俺の横でそんな事を言っている。
はっきり言おう。キアラが勝手に言っているだけで俺のモノローグではない。俺が寝かされているベビーベッドの横で、キアラが勝手に言っているだけだ。断じて俺のモノローグではない!
「あら?起きられましたか、マスター」
《目の前には、おっぱい。俺が大好きなママのおっぱいだ、もんでいいかな?吸ってもいいかな?》
『せやから変なモノローグを差し込むのはやみろ!つか、おっぱいモロリも止めれ』
『マスターはそう言いつつも、ブレないキアラに感心しつつ少し嬉しく思っていたりする。ああ、変わんないなぁ、この人などと思いつつ差し出される乳に食欲さえ感じる自分をやや嫌悪しつつも仕方ないんや、俺、赤ん坊なんや、と心で泣いた』
「まぁっ、この説明文は……紫式部さん?」
「……ああっ、勝手に発動してしまいました!マスターすみません。あの、キアラさんに頼まれていた絵本をお持ちしたのですが。いえ、母と子です、赤ちゃんはやはりそういうもので……」
『ちょっと待て。今どんな説明文(ナレーション)が出たんだ?!』
「「いえ、なんでもございません」」
『キアラはニヤリと笑いつつもマスターが愛しくてたまらない様子である。もう一度アミデュってまた出産してやろうか、などと一瞬思ったが、それでは抱っこもおっぱいも出来ない。それに成長していく我が子を見るのが母の正義などと思いつつ、いつか成長した息子をピーーーーッ(放送禁止用語)したり、息子の息子を弄んだり、ピーーーーッ(放送禁止用語)したりしてやるなどと目論んでいる』
『怖っ?!つかなんて事考えてんだよお前っ?!』
「……と、とりあえず、ほほ、ほ、本は置いて行きますね?!あの、マスター、お元気でっ!」
紫式部は顔を真っ青にして、本を床に置くと逃げるように部屋から出て行った。
『いやぁーっ?!式部さん待ってぇぇぇ!』
手を伸ばすが、赤子の手である。紫式部に届くはずもない。
キアラはそれを、あらあら、という風に見送った。そしてマスターに向き変えると、
「食欲、ですか。はい、抱っこ抱っこ」
乳を仕舞わずに俺を手でひょいと持ち上げて抱っこして抱えた。
その一連の動作は自然であり危うげな所など全くない。まるで母親としてベテランの域に達した赤ちゃんの扱い方である。
『……なんか、手慣れてきたよな?』
「はい、マスターの扱い方はもうこれこの通り。そして以心伝心、はい、おっぱい」
『……こっちは、慣れないんだけど』
「慣れて倦怠期に入られても困りますので、丁度よろしいかと?」
『……なにかそれ、違う気がするんだが』
赤ん坊故に仕方ないんや、他に栄養源ないんや、と俺はキアラのおっぱいにむしゃぶりついた。
ちうちう、んくんく、と母乳を飲んでいると、部屋のドアが開いて、源頼光とブーティカ、シェヘラザード、ドレイクが入って来た。なんでも、カルデアの子供用品部門の新製品のPRの撮影に、俺にモデルになって欲しいという話は聞いていた。
ウチの会社の製品だから拒否は……まぁ、出来ないので了承したわけだが、彼女達はその撮影の見学にかこつけて俺の様子を見に来たのだろう。
撮影の機材を用意するのに手間取っているとかでスタッフが遅れているそうで、時間は二時間ほど余裕がある。
だから俺もキアラもこうしてまだ、のんびり出来るわけなのだが、まさか授乳されている時に彼女達が来るとは。
『…………(ただの赤ん坊の振り。ただの赤ん坊の振り。俺は全く無垢で無邪気な赤ん坊ですよ~)』
ただの赤ん坊の振りをするしかない。いや、赤ん坊なんだけどな?
「とても良い飲みっぷり。これはスクスク育つわね!」
ブーティカが挨拶もそこそこ、そう言ってキアラのおっぱいに吸いついている俺の様子を覗き込んで来た。
というかかなり恥ずかしい。いや、無心無心。
「……ううっ、母は羨ましいです。くっ、この身にマスターを宿せられたならば、私がマスターに乳を上げられた事でしょうに。しかし、とても一心不乱に吸うものなのですね」
頼光はそんな事を言いつつじーっと眺めてくる。
「まぁまぁ、仕方ないさ。というか赤ん坊に返ったって頭ん中まで返ってんのかい?モリアーティの話じゃ、頭脳は普通にマスターだって話だったけど?」
ドレイクがはて?と首を傾げる。
君のように察しの良い女海賊は嫌い……じゃないけど必死でただの赤ん坊のフリしてる今、それは言わないで欲しかったって思うよ。
「はぁ、死を免れる事は良いことです。生きるために乳を吸うマスターもまた、よろしいかと」
なんだろう、シェヘラザードさんがそう言うと生きるために仕方なく乳を吸うしか無いんだと言うのが悲壮感漂う悲しい運命のような、そんな感じに聞こえるんだが?
お腹いっぱいになって来て、キアラのおっぱいの出が止まる。なんというか、どうなってんだこのおっぱい、などとも思うが、多分そんな事は考えてはならないのだろう。
キアラはおっぱいから口を離した俺の背中を優しくトントントンと軽く叩く。そうしないと、まだ発達していない俺の胃はおっぱいを飲むときに同時に入った空気で母乳を押し出してしまう。つまり乳吐きをしてしまうのだ。
だから、背中を叩いてもらって、げっぷを出させてもらう。
『けぷっ』
「は~い、マスターちゃん、たくさん飲みましたねぇ」
なんぞとキアラは笑って言う。いつもなら俺は、ええい、赤ん坊扱いすんな!的に返すのだが、やはりみんなの前で授乳シーンなんぞ見られてかなり恥ずかしいのでただの赤ん坊の振りをしてるのだ。
そう、今の俺、赤ん坊。なんも話さないよ?
「うぷぅ、んにゅぅ」
幸いな事に、まだ俺の口は発語できるほどにまだ発達していない。何か言おうとしても赤ん坊のうにゅうにゅしたような意味のない音しか出て来ない。
よし、イケル!
「だーだー、うぴぁ?」
「うわぁ、マジでこれ、頭ん中まで赤ん坊になってるんじゃないかい?!」
ドレイクが何となく顔を青くして言う。
「はぁ、いつもは悪態ついたり、ノリツッコミをしたりするのでございますが、おそらく授乳を皆様に見られたのでただの赤ん坊の振りして誤魔化そうとしているのでございましょう」
キアラがあっさりとバラしたのと、ドレイクの顔色を見ていて俺は観念した。いや、ドレイクをそのままにしておくとおそらく、この後で騒ぎになりそうな気がしたからだ。
『……わかってんならバラすな』
「はぁっ、バカな事をするんじゃないよ、まったく。カルデアの危機かと思っちまったじゃないかぁ」
ドレイクはホッと息を吐き、俺を覗き込んで来た。
ぷに、ぷに、と指先でほっぺをつつかれるが、なんか嬉しい。
『久し振りだね、ドレイク。それに頼光さんもブーティカさんもシェヘラザードさんも。俺もこんな状態で自分では動けんのでなぁ』
「いえいえ。元気そうで何よりです。ああっ、母はとても嬉しゅうございます。いえ、産みの母はそちらですが、安心致しました」
うーむ、頼光さんはブレないなぁ。なんというか、どうなんだろう。今の俺は前の俺の子供ということになるのだが、前の俺の母だったら、頼光さんは俺の祖母って事になるような気がするが、そうなったら、頼光さんはキアラの姑?うーむ、ややこしい。
「はぁ、姿は赤ん坊だけど、確かにマスターだね。しかしやっぱりおっぱい飲むんだ?」
『……みんなね、ほ乳瓶で粉ミルクって言ってもダメだって言うんだ。キアラのおっぱいを飲まないとダメだって。マシュもメディアもそう言うんだ。でも、おっぱい飲まないと他に栄養源無いから……』
「はぁ、確かに赤ちゃんがおっぱい吸ってくれないと、お乳が張ってしまって痛いものですから。それに、マスターは今、赤ちゃんなのです。むしろ吸っていただかないと死んでしまいます……主にマスターが」
シェヘラザードがそう言って、困ったような悲しそうな顔をする。このサーヴァントのそういう表情はなんというか見ているだけで悲しく切なくなるのでなんというか辛い。
『わかってるよぉ。わかってるんだけどさ、やっぱり抵抗あるじゃん!姿は赤ちゃんでも、脳みそは百年生きてる老人なんだし!それに、やっぱり百歳の老人がさおっぱいにむしゃぶりついてるって想像してみなよ。それ、なんて変態だ?って思うでしょみんな!』
俺はそう言ったが、しかし頼光はさらりと
「いいえ?母と子の愛があれば、それは全く問題ありません!」
と、大きな胸を張り、ゆさぶるん!と乳を揺らせた。
「中身云々じゃなくて、身体が赤ん坊だからねぇ。ま、あたしは子供産んだ事が無いからわかんないけどさ?マスターならいいんじゃない?」
ドレイクは少し恥ずかしげに困り顔である。え?ドレイクってそうなん?!知らんかった!
「そうねぇ、まぁ、今はそうするしかないんだしね。おっぱいが出るならほ乳瓶はちょっとね」
ブーティカもあははは、と困ったような笑顔で言う。
「まぁ、マスターがどんなに恥辱を受け、そしておっぱいには勝てなかったよ、と悶えたとしてもたくましく生きて下さい……」
シェヘラザードは妙に同人作家の影響などを受けたような言い回しでそう言った。
『……女性サーヴァントのみなさんは、みんなキアラの味方なんや……しくしくしく』
「いや、マスター。中身が老人だからって、おっぱいは悪くないだろ?おっぱいは。むしろあやかりてぇぜ!」
どこからともなく、声がしたが当たりを念視で見回すが、その声の主はどこにもいなかった。
はて?と俺は思ったが、その声の主はひょこひょこっ、と俺の寝かされているベビーベッドまで登って来た。
『オリオン!』
それはオリオンだった。
「そうだ、マスター。久しぶりだなぁ。なんか撮影だかなんだかで呼ばれたんだが、ずいぶんとちっこくなって。……まぁ、俺もちっこいけどな?」
『アルテミスは?』
「ああ、もうすぐ来るだろ。というか。おっぱいは正義だぞ、マスター。それが向こうから来るんだ。ヒャカムザジャスティス、なら、言うことねぇだろ?というかうらやましい!俺なんざ……!」
「俺なんざ、なにかなぁ?オリオン。というかマスターに何を吹き込んでいるのかなぁ?」
「いっ、いや、マスターが母ちゃん(キアラ)のおっぱいを飲むのが嫌だって言うじゃねぇか。それじゃ大きくなれないぞって。ほら、俺っちなんか大きくなりようが無いだろ?だからさ?」
あ、うまくごまかしやがった、コイツ(オリオン)。
「……え?赤ちゃんなのに?おっぱい飲みたくない?そんなのダメよぉ?うん、オリオンの言うとおりだよぉ。マスターちゃん、めっ!」
このぽけぽけ女神め。
『……月の女神までキアラの味方するんだ、しくしくしく』
と、その時ドアが開いた。筋肉隆々でカラドボルグを担いだ男、フェルグスがそこには立っていた。
兄貴再び!
「マスター、男が泣くなっ!!良いかぁ、前にも言っただろう。男は赤ん坊の時に、ぐはぁっ!!」
そういいながらドアを開けて入って来ようとしたフェルグスを、またキアラが今度は技名さえも言わずに吹き飛ばす。
巷ではCCCコラボ復刻中で、さらに追加ボイスも増えたと言うのに、せめて技名とかセリフ言おうよ?!(これを書いてる今CCCコラボ復刻版でした)。
「おととい来やがりませ」
「なんで、いつもフェルグス、吹っ飛ばされるん?」
「くわばらくわばら、まぁ、マスターもおっぱいを好き嫌いせず、たくさんおっぱい飲んで、寝て、スクスク成長するんだな!」
オリオンの顔は青ざめていた。
と、そこへ黒髭がぱたぱたぱたとやってきた。
「ああ、済まないでござる、少々手間をとったでござるが、これこのとおり撮影用ベビー服、用意できたでござるよ~マスター!」
黒髭が紙袋をたくさん持って、撮影用のベビー服を持って来た。
『あ、黒髭久しぶり。っていうか、ベビー服って黒髭が作ってたの?』
「いやぁ、みんなで縫ってたんでござるが、やっぱりみんなマスターに会いたいと思ってるだろうと?で、ちょっと自分が残って作業変わってね、仕上げたちゅうわけなんよ?」
そういいつつ、黒髭は紙袋の中から一着、ベビー服を取り出した。
「じゃーん!クマたん着ぐるみベビー服でござるよぉっ!そして、ママ用の着ぐるみクマたんもあるでござる!」
『ぎゃーーーーっ?!なんぞそれっ?!くくく、クマたん?!』
俺は、何故撮影にオリオンが呼ばれたのかを理解した。つまり、あのクマたん着ぐるみクマ服を着た俺と、オリオン、そしてあのママ用着ぐるみを着たキアラで、撮影する気なのだ。
『つか、ウチの新商品ってそんなんかよぉぉぉっ?!』
「はぁ、あれ?マスターご存知では無い?もうネットの注文、世界中からめちゃめちゃ来て、生産やらなんやら、もう予約分もとっくに在庫切れの再生産大忙しの大ヒット商品でござるよ?ベビー部門では今まで有り得なかった大ブームの嵐が吹き荒れているのでござる。ほれ、クマたんにうさぎさん、猫、わんちゃん、リス、シンドバッドにメジェドさま、と様々なバリエーション!なお、一番人気はやはりクマたんなのですぞー?」
あ、あ、悪夢だ。まさか百歳越えて、クマたん着ぐるみを着なければならないのか?!
俺はまだ抱えれないが、頭を抱えたくなった。
キアラさん好きなんですか?と言われれば、超好きです、と答える私です。
いえ、大昔にね京都の祇園でねうどんとか蕎麦とかの出前のバイトをしてた時にね、なんというかキアラさんに似た飲み屋のおねーさんがいつも私を指名してくれてね、それで、紙にお金包んで「お小遣い」ってくれたりしたんですよ。
初恋だったなぁ。
まぁ、そのおねーさんは全然、キアラさんみたいな性格じゃなかったけどね?