朝の日差し、小鳥のさえずりが聞こえ、俺は目を覚ました。
「これが、朝チュン……なわけないです」
どうもリィンです。朝チュン?んなわけねぇだろ。普通にソファーで寝てましたよ。まあ、今俺の心はとても穏やかなんでいいんですよ。何故かって?ロイドさんがティオルートってわかったからですよ!いやあ、昨日疲れた。なかなかわらねぇんだから天然ジゴロベビーフェイス。最終的に冤罪で捕まるか正直に言うか選ばせました。いや~いい仕事した。罪悪感なんてこれっぽっちもない。だって今一つのラブロマンスが始まったんだからね。あ、俺とエリィで二つだねテヘペロッ♪……そろそろ気持ち悪いから普通にしますか。
まあまだ油断はできない。碧に入ったとたん他の所いくかもしれないしな。要監視だな。
「よし。とりあえずエリィの部屋行こっと」
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はい来ました。エリィさんの部屋の前です。別に変なこと考えてませんよ?ちょっとエリィさんの寝顔がみたいなあなんて思ってませんよ?ホントだよ?
よし、じゃあ行きますか!
(お邪魔しま~す)
静かに扉を開けて入り、そっと閉める。そして音を立てないように静かに進み、そしてベッドの上にいたのは……
(Yシャツのみ……だと……)
おいおいおいおいおい!!ど言うことだスタッフ!!Yシャツ姿抱き枕カバーと同じじゃないか!!!あれは気持ち悪いきも豚スタッフが考えた妄想の産物じゃなかったのか!!マジかよ!ただの神スタッフじゃねえか!?
くそぅ!なんだあの太腿は!ただでさえ高いエリィさんのエロ
リィン①『きゅ…90000…!?100000…110000…バ…バカな…まさか…ま…まだ上昇している…!
じゅ…120000…130000…140000…ま…ま…まだあがっていく…!!そ…そんな…160000』
リィン②『こ…こんなことが…こんなことが!!』
リィン①『180000…!? し…信じられん…こ…これがエリィのし…真の力なのか…?』
……ていう、茶番が思わずでちまうくらいすげぇぜこりゃあ。
(ふっ…。俺の負けだよエリィ。今日は大人しく、二度寝でもしておくよ……)
勝手に負けをにとめたリィンはエリィの布団に潜り込んだ。
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「ん、ん~…。うん?ん~っ!…はぁ。」
窓からさす日差しでエリィは目を覚ました
「う~ん…まだ眠いなあ…。起きて顔でも…あれ?」
眠気覚ましに顔でも洗いに行こうとしたエリィだが、何かが腹部を固定していて動けない。
「な、なにかしら?妙に膨らんでるし…」
不思議に思いながら布団をどけると……
「すぅ……すぅ……」
エリィに抱きつきながら寝ているリィンがいた。
「い……い…いやあああああああ!!」
「ぐぇふっ!!」
エリィは叫びながらリィンに平手打ちをお見舞いした。
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「「…………」」
「…くっ。ふふ…。っあはっはっは~。なんだあリィン。その頬の赤いのはぁ」
食卓には、頬に赤い紅葉マークをつけたリィンと支援課四人が囲んでいた。
「…ちょっと朝はやく起きてしまったんでエリィさん起こすついでに寝顔でも見ようかなあっていう思ってエリィさんの部屋いったら、思ったよりエロい格好して寝ていたので思わずエリィさんのベッドで二度寝を」
「そりゃまた面白いことしたなぁ。それにしてもエロい格好ってどんなだったんだ?」
「それは「ちょっとリィン君!言わないでよ!」…言いませんよ。あの格好を知ってるのは俺だけでいいんです」
「そ、それはそれで困るんだけど……」
「はは…。仲がよさそうでよかったよ」
「う、羨ましい。私もロイドさんと……」
「ん?どうしたティオ?」
「っ!い、いえ!なんでもないです!」
「?そうか」
(おいおいこの距離で聞こえないとかありかよ。さすがパイセン。えげつねぇぜ……)
ロイドの難聴にリィンが驚愕していると、エリィが声をかけてきた。
「リィン君、今日は何か用事あるの?」
「今日ですか?今日は遊撃士協会寄ったあと適当にぶらぶらしようかなぁと。あ、アルカンシェルには行ってみたいなぁって思ってます」
「アルカンシェルかぁ。けど今から行っても席ないと思うわよ?」
「あ、そうなんですか?まあその時はその時ですね。イリアさんとリーシャさんに会いたかったんですか…」
「おいおいリィン。お嬢落とした次はアルカンシェルの二大スターか?これだからイケメンは」
「いやいやランディさんもかっこいいじゃないですか。それに俺は好きになった人が俺を好きになってくれたなら何人でもいいですよ。あ!安心してくださいエリィさん。俺、ちゃんとエリィさんのこともしっかり愛しますから」
「だ、誰もそんなこと聞いてないでしょ!?それにランディ!!私落ちてなんかないわよ!?」
「いやいや時間の問題だろ。なあロイド、ティオすけ?」
「まあ……」
「そうですね」
「~///もうっ!」
(なんだこれ、支援課居心地よすぎかよ。うわぁ。俺、帝国に戻れるかなぁ…)
あまりの居心地のよさに、少し心配になるリィンであった。
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朝食を終えたリィンは、支援課四人と分かれ、遊撃士協会に向かった。
「おはようございま~す」
挨拶しながらリィンは扉を開けた。
「おはようございます、ミシェルさん!今日はだ…れ……」
リィンは何か言い切る前にその場で固まった。
その先には……
「あれ?お客さん?何か依頼かな?」
「はい。はじめましてリィン・シュバルツァーです。貴方に依頼しに来ました」
「ん?指名依頼?珍しい。何々?」
「俺と付き合ってください」
「へ?」
「実は前からエオリアさんのことは気になっていたんです」
「あ、ありがとう?」
「そして今日、目の前で直接見て確信しました。好きです。付き合ってください」
「えぇっと…今あったばっかりだし…」
「大丈夫です。さすがにあってすぐ付き合ってもらえるとは思ってないです。ではお互いのことを知るためにお食事にでも行きませんか?」
「ん~まあ食事くらいならあ…」
「ありがとうございます!なら今日の夜はお仕事ありますか?」
「いや、夜はないけど」
「なら大丈夫ですね!夜に迎えに来ますんでここで待っててください!それでは!」
言うだけ言うと、リィンは出ていった。
「あ、あれ!?私いつの間にか食事に行くことになってる!?」
「す、すごいわねあの子…」
「手慣れてるわね……」
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エオリアとの食事の約束をしたリィンは、アルカンシェルに向かっていた。
(今日はいい日だな~。まさか朝からエオリアさんにも会えたし、食事にも誘えたし。ふっふっふ、食事にさえ誘えてしまえばこっちのもんよ)
ゲスいことを考えながら歩いていると、目的の場所が見えてきた。
(あれがアルカンシェルか。金ぴかすぎだろ。金ぴかでも全然下品じゃねぇな。むしろ綺麗だ)
アルカンシェルに感嘆しながら、リィンはアルカンシェルに入っていった。
アルカンシェルに入ったリィンは、受付にまず向かった。
「すいません。イリア・プラティエさんにお会いしたいのですが」
「失礼ですがお名前とご関係の方をお伺いしてよろしいでしょうか?」
「リィン・シュバルツァーです。関係は…イリアさんの友達の弟の友達?」
「はぁ…リィン様、ですね?一応本人に大丈夫か聞いて参ります」
そう言うと受付の人は奥に下がって行った。
「イリアさんがお会いになるそうです。ご案内致します」
受付の人が戻り、リィンをつれてイリアのもとへ案内をした。そしてある部屋の前につき、受付の人は扉をノックした。
「イリアさん。リィン様をお連れしました」
「ありがと。入っていいわよ~」
「どうぞ」
そう言うと受付の人は戻って言ったのでリィンは入室した。
「失礼します。どうもはじめましてイリアさん」
「よろしく。それで弟君のお友達のリィン君は何しに来たの?」
「いやあ、クロスベルの有名な美人二人を一目でも見たいと思ったんですが、写真で見るよりも綺麗でビックリしました」
「あら、ありがと♪君も弟君には負けるけど可愛い顔してるわよ?」
「はは、俺はロイドさんと違って可愛さでは売ってないんで。数年もすれば可愛さも抜けてこのイケメンフェイスに磨きがかかってると思いますよ」
「ふふ、面白いわね君。確かにすごいイケメンになりそうね」
「イリアさんはどんな男がタイプです?」
「私?う~ん、悪いけどリィン君よりは弟君の方がいいかな~?いじってて面白いし」
「はは、そうですか。さすがロイドさん。俺にはない引出しを上手く使ってるな、あれで無自覚とか絶対泣いた女性は少なくない筈ですよ」
「確かにね。セシルにもそんな話何回か聞いたことあるわ」
「成る程やはりか…。やっぱり捜査一課に頼むか?」
「あはは!本当面白いわねリィン君!恋人は無理だけどお友達にだったら凄くなりたいわ」
「お、そうです?それじゃあお友達でお願いします。いつでも恋人にチェンジできますんで」
「ふふ、今はないかなぁ?この仕事に集中したいし、私よりセシルなのよね…」
イリアは少し悲しそうな顔をした。
「セシルさん、ですか?」
「そう。弟君の姉でね?私の親友なんだけど昔ちょっとね…」
(セシルさんか…。確か今もガイさんのことが好きなんだよなぁ。いくら俺でも他に好きな人がいるならあんま出したくないなあ。…まあ今は様子見、か)
「う~ん…、あ!リィン君明日暇?」
「明日ですか?夜までなら、暇ですけど」
「なら明日セシルと弟君がアルカンシェル見に来るから貴方もどう?」
「いやぁ、姉弟水入らずを邪魔するのもなんですし遠慮しときます」
「そう?…まあそれもそうね。まあそれもそうね。」
「ええ、それよりリーシャさんは今日いないんですか?」
「明日から記念祭で忙しいから今日はアルカンシェル休みなの」
「そうなんですか。リーシャさんにも会いたかったですね」
「リーシャ可愛いものね。あの娘の胸……」
「え?そうなん……」
それから時間までリーシャの話で盛り上がる二人だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あ、そうだイリアさん。……の……れませんか?コネとかで」
「え?できるとは思うけど、どうして?」
「それは……」
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日も暮れてきたので、アルカンシェルを後にしたリィンは遊撃士協会に向かった。
「お待たせしましたエオリアさん!さあ行きましょうか」
協会に入ってすぐ、リィンはエオリアに声をかけた。
「う、うん。よろしくね?リィン君。それでどこに行くの?」
「それは着いてからのお楽しみで。とりあえず港湾区行きましょう」
「う、うん」
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「それじゃあ乗りますか」
「えぇ!?水上バス!?も、もしかして…」
「さあさあ、行きましょうエオリアさん」
「大丈夫なの?今の時期予約とかで凄いと思うけど」
「大丈夫ですから。さあさあ」
「そ、そう…」
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ミシュラムについた二人はリィンが予約していた高級レストランで食事をしていた。
「それにしてもよくとれたね。今の時期記念祭もあって普段より混んでるんだけど」
「ちょっとしたコネがあるんですよ(イリアさんに頼んだだけなんだけどな。てかイリアさんすごいんだな当日にいきなりとれるとは…)」
「ふ~ん?けどリィン君お金大丈夫?学生さんなんでしょ?私が出してもいいけど…」
「いやいや!女性に払わせるなんてありえないですよ!エオリアさんの分も俺が払いますよ。これでもそれなりに稼いでるんで」
リィンはユン老師との修行の時倒した魔獣のセピスでお金を稼いでいた。それなりに強い魔獣を倒してきたのでセピスも普通より多く落とした。
「いやいや私の分までは悪いよぉ~」
「俺から誘ったんですからこれぐらい普通ですよ。まあここは俺の顔をたてると思って払わしてくださいよ」
「そう?ありがとね、リィン君」
「いえいえ。あ、そうだ!ここのお酒、他じゃ飲めないような美味しいのがいくつかあるらしいですよ?」
「そうなの?飲もっかなぁ~?あ、けどリィン君飲めないのに私だけ飲むってのも…」
「俺のことは気にしないでいいですよ。せっかくの美味しい食事なんですからお酒もあった方がいいですから」
「そうそれじゃあ…」
そう言うとエオリアは次々に注文した。
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「ふぅ…。ホントにおいしかったぁ~。ありがとね?リィン君」
「いえ、こちらこそエオリアと一緒にいれて楽しかったです。それより大丈夫ですか?」
「う~ん…。凄く美味しかったから少し飲み過ぎたかもぉ~」
「なら少し休憩しましょう。俺今日このまま泊まるつもりだったんで部屋取ってるんです」
「えぇ~?悪いよぉ~」
「いや、このまま帰す方が悪いですよ」
「じゃあお言葉に甘えてぇ」
「はい。(っしゃあ!ちょろい!ちょろすぎるぜエオリアさん!このまま朝まで、ふっふっふ……)」
リィンはニヤニヤするのを我慢しながら取った部屋に向かった。横から獲物狙う獣の目で見られているとも知らずに……
エオリアさんこんなんじゃねえよ!とかの文句は受け付けません。この作品ではこれがエオリアです。大体この作品私がこうされたい!という気持ち悪い妄想の産物なんで。
本当はこの後もうちょっと続くのですが、R-18に入るのかわからなかったんでとりあえずここで切りました。
ディープキスと胸揉むのってR-18ですかね?
あとクロスベル創立記念祭はあと5話あるので。閃の軌跡の筈なのに……
ではでは~