機動戦士ガンダムSEED ZIPANGU   作:後藤陸将

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皆様お待たせいたしました。ついにあの人の登場です!


PHASE-60 うたかたの……

 地上ではオーブが亡国までの時間を認識し、一人でも多くの国民を救うべく奔走しているころ、宇宙でも動きがあった。

衛星軌道上でオーブへの降下命令に備えていたアークエンジェルに通信が入り、マリューが応対する。モニターに映し出された黒木中佐は普段と変わらない態度でマリューらに語った。

「ラミアス中佐。オーブ政府から義勇軍受け入れの通達があった。既に戦況は決し、オーブの消滅も時間の問題だが、稼げるだけ時間を稼いでくれ。とにかく君たちがこれ以上は無理だと考えたら独断で撤退してくれても構わない」

「……了解しました。これより本艦はオーブに降下します」

マリューは黒木の命令に従って降下シークエンスPhase-1に入るように指示する。敵中に降下して孤立無援の状態で戦った経験は以前にもある。だが、何度目であろうと不安はそうそう拭えるものではない。ただ、マリューも以前のように弱気な姿や迷っている姿をクルーの前で見せることは無い。彼女も歴戦を経て成長しているのだから。

 

「陽炎を砲戦装備で発進させて甲板に着地させて!降下中はMSを出せないから、その間の護衛をさせるのよ!それと艦内に通達大気圏突入準備!!」

マリューの命令に従ってクルー達は整然に、かつ迅速に己の仕事を果たしていく。ハンガーでも陽炎の装備の換装が迅速に行われ、機体はカタパルトへと移動されて開始シークエンスPhase-2に移行した。

「叢雲劾、XFJ-Type05陽炎、発進する!!」

宇宙に放たれた陽炎は軽業を思わせるスピーディー且つ無駄の無い動きでアークエンジェルの甲板に着地して膝を突いた。これで姿勢は安定する。そして陽炎の準備が整ったことを確認したマリューはアークエンジェルも降下シークエンスに移行するように指示をする。

「Phase-3到達!!大気圏突入に備えて融除剤ジェルを展開!!」

「突入角を調整、降下座標を確認しました」

アークエンジェルは大気との摩擦を受けて船体が悶えるように震えながら降下していく。マリューとアークエンジェルにとっては二度目の大気圏突入だが、前回と異なって追っての存在もない。彼らは順調に降下し、一筋の赤い光となって蒼い星に吸い込まれていった。

 

 

 

 キラはハンガーに収められた雷轟の中で待機していたが、どうにも落ち着かなかった。これから降りるのは故郷であるオーブである。だが今、その故郷は侵略者によって攻撃されている。母は無事か、父は無事か、どうしても気になって集中できない。そんな時、雷轟に通信が入る。隣に収められた不知火のコックピットにいる武からであった。

「バイタルデータを見る限り冷静だとは言いがたい状態になっているが……やはり親御さんが心配か?」

通信用モニターに映る武の表情からは彼の内心を伺うことはできない。普段、食堂などでは自分の感情をストレートに表現する明るい人物だとは思っていたが、こと戦闘の場に立つと武は変わる。戦士としての彼は常に表情を変えず、冷静沈着に振舞っていた。彼はかつて最も尊敬した上官――国のために自身の命を躊躇無く捧げた戦乙女のまとめ役に習った態度を作戦中に取ることを心がけていた。

「はい……すみません。」

キラはポツリポツリと本音を漏らす。

「父さんも、母さんもまだオーブにいるんです。だから、もしも……って考えてしまうんですよ。それに僕は両親ともう半年以上会っていないんですけど、その間にMSに乗って人を殺して、日本軍に入ってアスランと一騎討ちして、今、僕は日本の義勇軍としてここにいます」

武は黙ってキラの独白を聞いている。

「自分で覚悟は決めたつもりでした。守りたいものを守るために僕は引き金を引くし、刃も振るいます。でも、この場合、僕は何を守ればいいんでしょうか?東アジア共和国の部隊に損害を与えて防衛線を維持すれば、およそ3万と6千人のオーブ国民の脱出の時間を稼ぐことができ、日本の輸送船団も守れます。邦人とオーブ人合わせて6万人の命を守ることができます。でも、オーブから脱出できる3万6千人の中に両親がいる可能性より、オーブに取り残された3496万人の中に両親がいる可能性が高いと思うんです……その場合、僕は……」

「両親を守りたいのに守れない……いや、自分が本当に守りたいものを知らず知らずの内に見捨ててしまうのが怖いといったところか?」

武の推測にキラは首を小さく縦に振る。

 

 確かにキラの両親が無事にオーブを脱出できている保障は無い。そうなれば彼が不安になるのは無理も無い話だろう。生きていればキラの両親はオーブのどこかにいるに違いない。彼の両親が避難シェルターにいるのか、脱出船が並ぶ港にいるのか、それは分からない。しかし、単独飛翔が可能な雷轟であれば降下地点からオーブの何処にでも駆けつけることは不可能ではない。

彼はその気になればそれができる。だが、彼は両親の居場所を知る術が無い。両親の居場所を知っていたら救えたはずだったが、キラが別の戦場にかかりきりになったために結果的に見殺しにしてしまうという可能性もあるのだ。

滅亡がすぐ目の前に見える世界で軍人として絶望と立ち向かい続けた武ならばそのような状況を割り切れるだけの経験を積んでいる。しかし、キラはまだ戦歴の浅い思春期の少年だ。目の前で戦友が、恩師が死んでいく姿を見たことがあるわけでもない少年に武と同じように割り切ることを強いるのは酷だろう。

しかし、武も同じような経験をして大切な人を失って自分を責めたことがあるため、この問題を放置することはできなかった。

 

「自分が上手くやれていれば、自分がそこにいればあの人を死なせずにすんだ、多くの命を救えた、大切な人を守れた……そんなことは俺も何度も経験したよ」

武はかつて――自分(白銀武)――が経験してきた戦闘の日々を思い返す。

覚悟を決めていないガキだった自分が殺した恩師、感情に流されて戦いフォローを忘れて死なせた後輩、目の前の敵ばかりに気をとられて援護の判断が取れなかったために死なせた同僚達。救援の優先順位をつけたために見捨てられ、絶望に散った戦友。全て白銀武が救えたはずの命であった。だが、同時に白銀武が死なせた命ではなかった。

自分がいれば助けられた――駆け出しのエースパイロットがよく陥る考えだ。自身を過大評価し、自分がそこにいれば彼らは救えていた、死なせずにすんだと考え込んで多くの人の死の責任を過分に背負ってしまう。

だが、同じことはその戦場にいた全ての人間が多かれ少なかれ考えることだ。責任を引きずるものがいれば、他の仲間だって自分も本当はあの時に救えたのではないかと思ってしまう。だから、彼らは割り切るのだ。

同じ過ちは繰り返さない。彼らが命を落として教えてくれたことを無駄にはしない。教訓からより多くの人を救う。それしか失われた命に報いる方法は無いと信じて。

 

 だが、それは多くの命を目の前で奪われ続けた彼が滅亡に抗う人類から得た答えだ。自分の答えをキラに教えたところで、この世界では想像もできないほどに壮絶な状況下で得られた答えをキラが受け入れられるかは分からない。

かといって、ここで何らかの対処をしなければ彼は迷いを抱えたまま戦場に降り立つことになる。そうなれば彼の命だけではなく、これから守らねばならない邦人、オーブからの脱出者計6万の命が危険に曝されてしまうだろう。それは避けなければならない。

 

「キラ。戦場では目の前の命を全力で救え。少なくとも、これから俺達が降りる戦場は他ごとを考えながら生きながらえることができるほど甘いものじゃない」

武の言葉にキラは項垂れる。

「だからな、お前はとにかく戦って戦って、生き延びろ。お前が死んだら愛しの彼女だって泣くぞ。あの娘は正しく天涯孤独に近くなっちまう」

ラクスとの関係を仄めかされて初心な少年は顔を赤くする。

「ラ……ラクスとはそういう関係では」

「お前がどう思ってようが、むこうにとっちゃあそういうものなんだよ。それにな、そんなに慌てふためいて顔を赤くしてれば説得力はないぞ。……いいか、キラ。お前が大切な人の命の心配をするように、お前の命を心配している人がいるんだ。だからな、今は生きるために戦え。お前が死んだら俺はラクスさんにお前の持っている巨乳もののお宝映像集について密告して供養してもらわねばならなくなる」

武が最後に漏らした爆弾発言にキラは慌てる。

「ちょ、ちょっと待ってください!!僕は」

「ああ、分かってる。そんなことがバレたらラクス嬢は君を軽蔑して残りの人生を過ごすだろうなぁ」

「武さぁぁん!!」

キラは半泣きだ。だが、武は飄々としている。

「そんなわけだ。敵のど真ん中に降り立つんだから生き残るためにお前はただ戦い続けろよ、じゃあな!」

そう言うと武は一方的に回線を切断してしまった。

「ちょ、ちょっと!!……」

キラは焦るが、切られてしまったものはしょうがないので諦める。しかし、彼の心は先ほどに比べれば幾分か楽になっていた。

 

「そっか……僕が父さんや母さんを心配しているように、僕のことを心配している人もいるんだ……」

上官である武がわざわざ出撃の直前に通信を繋いできたのも自分のことを心配してくれているから、死なせたくないからだろう。自分が軍に入って戦っていることを知った両親や友人も、同じように何処で戦って命の危険に曝されているのかも分からないキラのことを心配していたに違いない。今度は両親や友達と同じ立場に自分が立っただけのことなのだ。

「こんな思いをさせていたんだなぁ……僕は、親不孝者だ」

キラはコックピットの中でひとりごちる。

これまで自分のことを大切に思ってくれている人たちが抱いていた思いを今度は自分が抱く側になった。彼らは不安を抱きつつも自分が生き残ることを祈り、信じたのだろう。彼らと同じ立場に立ったとたんにこんな体たらくになってしまった自分が情けないとキラは思う。

キラは自身の頬を叩き、気つけをする。その顔に先ほどまで浮かべていた迷いは無かった。

 

 

 

 大人2人に続いて兄妹が林の中を走っていた。彼らはルク港から日本への脱出船が出ていることを知り、生き延びるためにそこに向かおうとしていた。兄妹も、兄妹を先導する両親もコーディネーターで、しかも日系だ。東アジア共和国による占領後にいい扱いをされないことは明白であったために日本に脱出しようと試みたのである。

だが、彼らの頭上に黒い影が映る。危険を察した父親は子供達と妻をつれて道の脇にある岩の陰に飛び込んだ。

「伏せろ!!」

父親の声を聞いた妻と子供達も父親に倣い頭を両手で抱えて体勢を低くする。同時にすさまじい衝撃が大地を揺るがした。近くに爆弾が投下され、その熱風と吹き飛ばされた瓦礫が彼らを襲うも、父親が盾に選んだ岩のおかげで彼らは無傷で済んだ。

爆撃の衝撃が収まったことを確認した父親が岩から身を乗り出して周囲を見渡す。彼らが進んでいた道の先には小さなクレーターが連なっていた。その時彼らの後方から複数の足音が聞こえた。父親が振り返ると若いカップルを先頭に30人弱の集団がこの道に駆け込んできた。

おそらく彼らの目的もルク港の脱出船だろう。集団を見た父親は脱出船に残された席が心配になり、すぐに集団の後を追おうと家族を岩陰から引っ張って走り出す。しかし、その時前を走る集団の先頭付近で爆発が起き赤いものが周囲に飛び散った。

その光景を目にした父親は家族と共にその場に急停止する。そして父親は何が起こったのか検討をつける。

「……不発弾だと!?」

恐らく、さきほどの爆撃に使用された爆弾の中に不発弾があったのだろう。しかも目の前の道に不発弾がまだある可能性もある。父親は決断した。

「戻るぞ!この先の道には不発弾もある!こうなったらルク港にはいけない!」

だが、その父親の話に息子が反発する。

「でも父さん!!ここで戻ったら日本に出られないじゃないか!!」

「このままルク港にみんなが生きてたどり着ける保障はないんだ!ともかく生き延びることを最優先に最寄のシェルターに非難する!シン、地図を貸してくれ!」

シンは悔しげな様子で父親に地図を手渡す。父親はそれを開いて最寄のシェルターの位置を確認する。

「……ここから4km先のシェルターに行こう。この市街地を突っ切る。まだこのあたりまでは東アジアも攻め込んでいないようだし、時間をかければその分危なくなる」

彼の家族は父親の意見を了承し、首を縦に振る。それを見た父親はこれまでの道とは反対方向に駆け出した。

「急ぐぞ!!もうここは危険だ!!」

 

 

 

同時刻 東アジア共和国遣南洋艦隊 旗艦 幽州

 

「フム、大分梃子摺ったが、もうここまでかな」

東アジア共和国遣南洋艦隊司令長官の劉春剣中将は次々と飛び込んでくる上陸成功の知らせを受けて勝利を確信していた。いくつかの戦場でMSによる被害が出ていたが、オーブのMSの装甲はザフトや地球連合のそれに比べて非常に脆く、歩兵用の対戦車ロケットランチャーで足を狙えば撃破は難しくなかった。

「現在、オーブ陸軍はオノゴロに防衛線を引いて頑強に抵抗しております。残存の航空部隊もしぶとく、未だに突破できていませんが、さきほど戦車師団も上陸しましたから突破は時間の問題ですね」

副官も余裕の表情を浮かべている。だが、勝利を確信したその笑みはわずか数分後に凍りつくことになる。

 

「上空に降下する熱源を探知!!」

幽州のCICでレーダー観測員が叫んだ。

「目標をライブラリにかけます……熱紋に該当あり!!大西洋連邦のアークエンジェル級と確認!!」

「アークエンジェル級だと!?」

春剣は目を見開く。

「正面モニターに映像出します!!」

モニターに映し出された巨艦はその白亜の美しい装甲を大気圏との摩擦熱で真っ赤に染めながらイザナギ海岸に着水する。そして同時に船体に降りかかった海水が一瞬で蒸発して水蒸気を発生させた。そのダイナミックな来寇に春剣は顔を引き攣らせる。

「アークエンジェル級より全周波回線を通じて宣告です!『我らアークエンジェル義勇軍はこれより自らの正義に従って東アジアに侵攻されたオーブを守るべく助成する』以上です!」

その言い方に春剣は怒りを覚えた。

「フン!倭人同士で庇いあいか!気に喰わんな……航空隊に伝えろ!あの白い倭人の船を沈めろとな!」

「了解!航空隊を出撃させます」

春剣の命令によって幽州に待機してた攻撃隊はすばやく発進準備に入った。

 

 

 

「へ!数だけは多い……けどなぁ!」

アークエンジェルから出撃した武は目の前の戦車隊と攻撃ヘリ編隊を見て舌なめずりする。そして彼は操縦桿を操作し、背部の突撃砲をあわせて4門の砲火を前方に叩きつけた。

「俺を倒したければ万単位の戦車を持って来い!」

戦車隊は上から掃射されたビームになす術無く壊滅していく。だが、それを攻撃ヘリ隊が呆然と見ているはずが無い。彼らは有線ミサイルを次々と発射し、戦車隊の側面に展開していた高射砲部隊も武の不知火を撃墜しようとする。

「その程度の砲火で俺から自由(そら)を奪えると思うなよ!!」

武の駆る不知火は高射砲から放たれる火箭を僅かな動きで回避する。そして自身を追うミサイルを砲火の雨に誘い込んで全て撃墜させてしまった。そして武はその回避運動の最中にも突撃砲を展開し、眼下の敵部隊に猛烈な攻撃をお見舞いしていた。

 

 

 

 キラは機動戦重視の装備で出撃し、オノゴロ上空に迫り来る敵爆撃機部隊とその護衛の戦闘機部隊を翻弄していた。敵戦闘機部隊は大半がスピアヘッドであり、キラと雷轟にとってはさしたる脅威ではなかった。

両手に展開した突撃砲で次々とキラは敵機を撃ち落していく。その光景はまるで鴨撃ちを想像させるほど一方的なワンサイドゲームであった。だが、雷轟の頭上を通過していく超高高度爆撃機にはキラは手を出せないでいた。

今の雷轟の装備はいうなれば掃討用、多数の敵機を相手取るべく突撃砲や支援砲火ユニットを積めるだけ積んだユニットだ。だが、120mm弾はそもそも届かないし、ビームは大気によって減退してしまう。レールガンは搭載していない。

だが、手をこまねいているキラの上空を悠々と飛ぶ爆撃機が突如ミサイルによって撃墜された。そのミサイルの発射された方向にキラが振り向くと、そこには白亜の巨艦がいた。

 

「大和少尉はそのまま敵戦闘機を相手にして!!爆撃機はこちらで相手をするわ!!」

「頼りにしてますよ!!艦長!!」

そう、そこにいたのはアークエンジェルであった。確かにアークエンジェルの積んでいるミサイルならば爆撃機を攻撃するのに十分な射程がある。だが、マリューはふと考える。脱出時にはおそらく最も厳しい状況に置かれることは明白だ。その時にミサイルが乏しいとこちらの損害が増えかねないのではないかと。

「ノイマン曹長、上げ舵20、敵爆撃機に艦首を向けるわ。総員、対ショック体制!!」

マリューのいきなりの無茶な命令に小室副長も慌てる。

「か、艦長、そんなに船を傾けたら……」

「まだ戦闘は始まったばかりよ。おそらくこちらが一番辛くなるのは脱出時でしょうから、その時までミサイルはできるだけ温存しておきたいのよ」

マリューの意見を聞いた副長は異議を引っ込めた。確かに、爆撃機相手にミサイルを大量に消費すべきではないだろうと考えたのだ。

「上げ舵20!!」

ノイマンが復唱し、アークエンジェルは後ろに大きく傾く。ハンガーではマードックが近くの工具を抱えながら壁際へと落下し、劾の私室ではリュックの中からゲーム機が零れ落ちて床に落下。ゲーム機の液晶画面には見事に皹が入っていた。

同時にアークエンジェルの艦首カバーが展開され、内部からパラボラアンテナ状のメーサー砲が現れた。

 

「左2度旋回、目標敵爆撃機!照準合わせ!」

「プラズマメーサーキャノン、エネルギー充填完了!」

発射準備が整ったことを受けたマリューは力強い声で命令する。

「プラズマメーサーキャノン、発射!!」

マリューの命令でノイマンがトリガーを引く。艦首から飛び出した2条の光は違うことなく遥か上空の爆撃機を打ち抜いた。だが、まだ攻撃は終わらない。

「下げ舵2、右4度旋回」

「連続発射!!そのまま下げ舵10!!薙ぎ払え!!」

アークエンジェルは僅かにその艦の姿勢を変えると第2射を発射する。そしてそのまま艦首を次第に下げていく。虹色の光はまるでカメレオンの舌が舐めるように爆撃機群を蹂躙し、爆砕していった。




シンの描写少ないと思われたでしょうか?すみませんね。



タイトルはまぁ、分かる人がクスリとしてくれたら嬉しいです。そして、これがあるということは続編も……ってことですな。

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