彩凉の(非)日常~第一部・蒼玉の夢~   作:セルファム・ゲンドウ

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初投稿だ、やったね!なお最初だから文量控えめ


高校一年生
第零話「始りは何処かから」


─それはある日のありふれたことである。

 

「おらァっ!くたばれ!」

 

そんな声とともに一人のカス、もとい不良が、

鉄パイプを振り下ろす。だが、遅いな。

 

「残念だが当たらない」

 

当然のようにそれを避ける。そして一言、宣言しておこう。

 

「《ライトニング》」

 

この日本では比較的よくある魔法が、宙を舞い命中する。それだけで不良は鉄パイプを落とし、倒れた。

 

「なんだ、ザコが」

 

駄目だ、俺に喧嘩(仇討ち)を売るならば、もう少し準備せねばなるまい。もっとも、こんなのではそれは100年かかっても無理だろうが。

 

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ここは日本のK県S市中央区某所にある、法中彩凉(ほうちゅうさいりょう)のこと俺の家。俺は今日は中学最後の日曜を迎えていた。といっても何もする事がない。友人たちと遊ぶ予定もない。(ちなみに、気軽に遊べる

友人は3、4人程しかいないが)要は暇だ。なので外に遊ぶびに言ったが、冒頭のカス、もとい不良が出てきて今に至る。

 

さて、ここから楽しいお話の時間だ、と思いながらとりあえず歩く。ちなみに日常でカスことあの手の厄介事とエンカウントするのはいつものことだ。ギャンギャンうるさいが無視だ。しかし、

 

「そのメガネかちわってやろうかぁぁぁぁぁぁ!!」

 

おっと手が滑った。

苦しんで折れろ。

物理的にも精神的にも。

メガネはやらせん、絶対に。こうしてひとつの重症患者ができた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そしてその後でショッピングをして楽しいんだ帰り。

再びカスに絡まれた。絶賛ヘイト値上昇中だ。

 

「おいガキ、金とそのコート寄越しな」

 

おかしい。普段はこんな厄介事月一程度なのに。今日はついてないようだ。なにしたっけ?仕方ないのでとりあえず、抜刀する。え、頭おかしいだろこの銃刀法違反者だって?HAHA、魔法がある上にぶっぱなしてOKなのだ。今更だ。……銃刀法?そんなの合ったか。今のが電波とゆうやつだろうか。なので名刀「星光」を次元魔法《サック》から取り出し抜刀し、襲いかかってきた不良その2を切り刻・・・めなかった。なんとあちらは、

 

「舐めんじゃねぇぞこのクソガキがぁ!」

 

そういい「付与属性・炎」を纏った斧を振り翳す。

どうやらあの自信の理由はここにありそうだ。

瞬間、爆風が吹き荒れる。能力はそれらしい。

 

「爆発する斧か、厄介だな」

 

当たれば即死だろう斧がくる。しかし

 

「《ウォーター》」

 

はい残念歩爆発できませんwwなおフラグは立てていくスタイル。だからどんどん(心の中で)煽るとしよう。やいバーロバーロ。……虚しい。

 

「ちっ、てめえどんな能力者だよ!」

 

「ならば教えてやろう、《剣と魔法の世界》」

 

─この世界には、能力者が、魔法が存在する。

 

「内容は剣と魔法に愛される能力だ」

 

つまり、どんな剣も魔法も最低限のコスト(体力と魔力)を払えば使い放題なのだ。チートかと言いたくなる能力である。つまりになってないなこれ。

 

「チェックメイトだ、《ギンヌンガガプ》」

 

ビッグバンのような美しい爆発がおき、(といっても見慣れた光景だ)カスその2は倒れた。まあビックバンは別の魔法だがな。突っ込んでは行けない。

 

こうして俺は家に帰り、日常に戻って行った。




後書きには作中に出てきた魔法やら能力やら単語やらを載せたいと思います。

《ライトニング》
彩凉の得意な中位雷魔法。
特段強い訳ではない。
なおこの世界には魔法でも系統があり、これはその内の一つの系統の中の雷属性の魔法である。その系統では難易度ごとに初級・中位・上位・超上位・禁位がある。禁位は各属性に1~2個しかない。

《ウォーター》
水を生成する初級水魔法。
込める魔力の量で生成量が変わる。
最大で湖ぐらいの水が出せるとか。

《ギンヌンガガプ》
深淵の裂け目が如きの美しい爆発を引き起こす
超上位爆発魔法。ちなみに彩凉の得意魔法。

《サック》
異空間に物を収納する初級次元魔法。
彩凉が使うと平屋の家くらいのサイズ
がある。

《名刀「星光」》
彩凉の持つ一降りの名刀。ちなみに、剣速は光速に匹敵し、その一閃は斬れぬ物など、殆ど、いや少し、いやあんまり無い!……別に何処かのみょんの刀とは関係無い。

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