ダンジョンにオーズがいるのは間違っているだろうか 作:ガンダム愛好家
「ご予約のお客様、ご来店ニャー!」
三人で食事をしているとき、そんな声が聞こえた。
声がする方を見てみると20~30位の団体がいた。
「たしか、ロキファミリアだったか?」
お得意様のアイズのいるファミリアだった気がする
たしかオラリオで一、二を争う大型のファミリアだった気がする、そんな大物が来るとはこの店は結構人気があるのか? まあ、俺には関係ないか。
「あ、」
ベルは何故か唖然としている、もしかして知っている人でもいたのか?
「どうした、ベル?ボケッとして、まさか腹一杯になったのか?」
「い、いえ!別にそういうのではないですよ!」
ベルは慌てて否定する
………わかりやすいな まあ、本人が言いたくないならそれでいいや。
「今日は宴や!!飲めぇ!!」
そう赤髪の女が言う
それから30分位した時
「しっかしあれは酷かったですね」
「ん?なんのことだ?」
「いやな、遠征の帰り途中何匹かミノタウロスに逃げられたろ?」
「ああ、どんどん上層に上がってくから急いで追いかけたあれだろ?それがどうした?」
「そんでよ、いたんだよ、いかにも駆け出しっていうようなひょろくせえガキが!」
「抱腹もんだったぜ、兎みたいに壁際に追い込まれちまってよぉ!しかも、アイズさんがミノタウロスを細切れにしたからそいつ全身にくっせー牛の血浴びて…真っ赤なトマトになっちまったんだよ!」
その発言にロキファミリアの団員や他の客が笑いを必死に堪えている、中には笑いを堪えきれないのか小さく笑う声が聞こえる。
コイツら………なんで笑うんだ? 冒険者は命懸けなんだ、死にそうなら無様でも生き残ろうとするだろ、必死に生き残った奴をどうして笑うんだ?俺にはわからない。
そんなときベルの様子がおかしいのに気付く、顔を青くしている、ヘスティアも気付いたのかベルを心配している。
まさか………この話の冒険者はベル……なのか?
「それにだぜ?そのトマト野郎、叫びながらどっかいっちまってっ…くくくっ!アイズさんが話かけたのに慌てて逃げやがったんだぜ?」
「アハハハハハッ!そりゃ傑作やぁー!冒険者怖がらせてまうアイズたんマジ萌えー!!」
「ふ、ふふっ…ご、ごめんなさい、アイズっ、流石に我慢できない…!」
他の冒険者達は大笑いしている。
………不快だ、こんなやつらがオラリアでも上位の存在とは……ああ、折角の食事が楽しくなくなったよ
アア、俺に力さえアレばコイツらをツブセルノニ。
俺は、体のなかに何かがあるのを感じる、何か 力を与えてくれるような………
「別に……気にしてません」
プイッと話の中心のアイズは、半目でそう言った。
「あぁん、ほら、そんな怖い目しないの!可愛い顔が台無しだぞー?」
どっと笑い声に包まれる『ロキ・ファミリア』のもの達。
「本当にダセエよな!そんな奴冒険者になるんじゃねえよって言いてえよ!」
考えていたらそんな決定的な言葉が飛んで来た。それをきっかけにベルが立ち上がろうとする、それを俺は止める
「! 離してください!」
「落ち着け、冷静になれ、ヘスティアに迷惑をかけるきか?」
それを聞くとベルは落ち着く
「そうですね………すみません」
「ああ、今日はもう帰ろう、行くぞ、ヘスティア」
「あ、ああわかったよ」
そうして俺らは勘定をして店を出ようとすると
「お、てめえはトマト野郎じゃねえか!」
周りの視線がこちらに向く
「あ?ドチビやんけ、なんや自分とこの子供やったんか、傑作やな!」
「ロキ!ベル君のことを笑うな!」
二人は言い争う
「あの、」
アイズヴァレンシュタインがベルに話しかける
「は、はい!」
「ごめんね、こっちのミスで君を危険な目に遭わせちゃって」
「い、いえ 此方こそ助けてくれてありがとうございます!」
「アイズさん!そんなトマト野郎に関わってどうするんですか!」
…………いい加減、怒ってもいいよな
「おい、クズ野郎」
「あ?てめえ今なんつった!」
「あ?クズをクズって言って何が悪い」
「なんだと!」
「俺はな、知り合いを馬鹿にされて怒ってんだよ」
「だからてめえを一発ぶん殴ってやる!このクソ野郎!」
「生意気言うなよガキガァァァァァァ!!」
そのまま俺はクズ野郎に殴られて壁に叩きつけられる……と思ったら
「な、なんだこりゃ!」
「これは………」
クズ野郎の拳の前には三枚のメダルがあった
「な、なんでコアメダルが!」
オモチャの筈のコアメダルが自分を守ってるのだ、理由はわからないけど……もしかしてコアメダルが本物になっているとか?ならグリードが出てくると思うけどそんな素振りもないし………
そのままコアメダルは俺の前に移動する
「なんだそれ!マジックアイテムか!」
周りはコアメダルに注目している
「なんで、コアメダルが……でも、コアメダルが本物になってるなら、もしかして!」
俺は懐からオーズドライバーを取り出す、そしてそのまま腰に付けると……
「わ!……やっぱりか」
オーズドライバーはそのままベルトになる
「本物なら……なれるのか?」
そう言って俺は三枚のコアメダル……タカメダル、トラメダル、バッタメダルを手にする
「なあ、俺言ったよな?」
「あ?なんのことだ」
「てめえを一発殴るってよ」
俺はメダルをドライバーに嵌めていく
「あ?マジックアイテムを持ってるみたいだが冒険者の俺に勝てるわけねえだろ!」
「いーや勝てるさ」
メダルを全て填める
そのままオースキャナーを手にすると辺りに待機音声がなる
「てめえ……一体なんなんだ!」
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!」
バックルにオースキャナーをスキャナーする
「タカ・トラ・バッタ!タ・ト・バッ!タトバ・タ・ト・バ!」
そして、映司が居たところには一人の異形がいた。
「な、なんだてめえは!」
「俺は……オーズ 仮面ライダーオーズだ!」
そして、オラリオの地に欲望の王、オーズが誕生した