織田信奈の野望~戦国皇国軍~   作:疾風海軍陸戦隊

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第1章タイムスリップ
プロローグ


 

 正史とは少し違う歴史を歩んだ国、その名は大日本帝国、二度の大戦に勝利しアメリカ、イギリスに次ぐ経済大国となっていた。

 

1960年代後半、ある日欧州で内乱が勃発した。内乱鎮圧に困ったイギリスは同盟国である、アメリカ、日本などの国々に協力要請をする。大本営はこの要請を聞き軍を派遣することになったのだった。

明朝、まだ夜空が暗い時・・・ある部隊が欧州派遣隊の集合場所に向かう部隊の姿があった。

 

「大佐。あと2時間で集合地点につきます」

 

「そうか・・・・・」

 

大隊の先頭にあるジープに二人の人物が話していた。大佐と呼ばれた人物は短い黒髪に少し幼い感じの顔をした少年だった。その小型トラックを運転していて大佐と呼ばれた少年に話しかけたのは長い銀髪で目がきりっとした少女だった。そしてその後ろにはトラックとハーフトラックなど多数の車両が走っていた。そしてそのトラックの中では歩兵たちが話をしていた。

 

「とうとう欧州派遣か…腕が鳴るな」

 

「ああ、そうだなだけどな~それにしても大本営上層部もケチだよな・・・・」

 

「まったくだ。ほかの部隊は新型の武器ばっかり。それに比べ俺たちなんか大戦中のものんばかりだぜ・・・」

 

そう言う兵隊の一人。今彼らが持っているのは第二次大戦に使用された九九式小銃や史実では試作で終わった四式半自動小銃だ。ほかには大戦中に使われたサブマシンガンや機関銃までもある

 

「そう言えば確かにな…なあ聞いたか?俺たちと同じ欧州へ派遣される第三戦車中隊の連中も大戦中に使用された戦車らしいぜ」

 

「まじかよ…旧式の武器を使うのは俺たちだけじゃないんだな・・・・」

 

「あ、あの・・・・少尉」

 

すると一人の女性が手を挙げる。ちなみにこの世界の日本軍では女性兵士はさほど珍しくもない。

 

「ん?なんだよ宮藤軍曹?」

 

「え?あ、あの・・・・ずっと前から気に合っていたんですけど桐ケ谷大佐って確か17歳でしたよね」

 

「ああ。そうだよ」

 

「あの歳で大佐ってすごくないですか?っというかあの歳で大佐になれるんですか?」

 

と、宮藤と呼ばれた少女はそう言う。まあ彼女の言うことはごもっともだ。普通、軍隊に入れるのは16歳。そのあとは訓練を受けるためたとえ最短で士官を卒業しても少尉からなはずだ。それを佐官の最高位である大佐なんだから彼女が不思議がるのも無理はない。

 

「そうか宮藤はこの部隊では新人か。それなら知らないはずだよな・・・・実はな大佐は昔、陛下の護衛する特殊部隊の隊長だったんだよ。で、なんかそれでその時の功績で大佐になったって聞いたぞ」

 

「えっ!?大佐が!?」

 

「ああ、しかも1000年に1度のぐらいまれに現れる天才少年でよ。確か噂じゃあ5歳で東大の問題を解いたとか、または10歳で特殊部隊の隊長になったって聞いたぞ・・・・それだけじゃない各国で起こった紛争で義勇兵として参加してかなりの戦果を挙げてきたって話らしいぜ」

 

「え?それまじか。そんな歳ですごいな大佐は」

 

「ああ、マジだよ。しかもだよ。少佐と陛下は子供のころからの幼馴染であり、ともに剣術を学んだ仲だとか・・・」

 

「坂口お前はいろんなことが耳に入るんだな・・・・耳垢たまっているんじゃないのか?」

 

と、陸軍曹長である堀がそう言うとほかの皆はくすくすと笑う

 

「それにしても、なんで大佐が陛下のそばにいるんだ?もしかして少佐って華族か皇族の家柄なのかな?」

 

「わからねえよ。そんなこと」

 

「うちの大佐って謎が多いっすからね・・・」

 

「でも、なんで大本営とか軍部の連中はまだ幼い大佐を特殊部隊。それも隊長格にいれたんでしょうか?」

 

「さあな。それは俺にもわからないよ。大佐本人に訊けば?」

 

とまあこんな会話がトラック内で話されていた。

 

「なあ、今何時?、俺の腕時計なんだか壊れてんだよ。5時18分で止まってる」

 

「しょうがねえな・・・・・・あれ?俺も5時18分止まってる」

 

「俺もだ」

 

「少尉や曹長もですか?私もです。5時18分で止まっています。それに星の位置も変ですよ?」

 

「はあ?星?星がどうかしたのかよ」

 

「はい。あそこに輝いている金星の位置が昨夜と全く違います。一晩のうちに移動するなんてありえません」

 

「そうか?星の位置なんてみんな同じに見えるんだがな・・・・」

 

そんなことを言いながらも兵隊を乗せたトラックはどんどん先へと進む

 

一方先頭を走るジープでは・・・

 

「だんだん空が明るくなってきましたね大佐」

 

「ああ、それにしてもなんだか後ろから話声が聞こえるな。隊員たちが話しているのだろうか・・・なあ辻」

 

「そうですね。しかも今は誰一人いませんし声がよく聞こえます。そう言えばここからすぐそこには小さいながらも陸海共通の飛行基地がありましたね。」

 

「そうだな・・・・・それにしても明るくなったとはいえ雲行きが悪いなこれは一雨降るんじゃないか?」

 

「そうですね私も軍隊経験は長い方ですが、こんな雲行きは初めてです。なんだか嫌な予感がします・・・・・大佐あれは・・・」

 

と辻と呼ばれた少女が指を刺したところに鉄の塊が止まっていた。

 

「あれは……戦車だな」

 

「しかもあれ、大戦中の九七式歩兵戦車ですね。それにほかの戦車も大戦中のもの・・・・私たちと同じく欧州に派遣される第三戦車中隊の連中ですね」

 

そう言い二人を乗せた小型トラックは停車している戦車のもとに止まり降りてその戦車隊のもとへ行く、戦車兵もこちらに気が付いたのか互いに敬礼をする。

 

「第四十二歩兵連隊、桐ケ谷支隊先遣隊連隊長の桐ケ谷政宗大佐だ。こんなところに止まってどうかしたのか?」

 

「戦車第三中隊、中隊長の西住まほ少佐だ。実は集合地点へ向かう最中に戦車が急に止まったんだ」

 

「全車両か?」

 

「ああ」

 

「もしかしてエンストしたのか?」

 

「いや、原因不明の急停車だ、まったくもって不思議なもんだ」

 

そう話していると、今度は別の方角から少数の軍事トラックがやってくる。その後ろには大砲が引っ張らてあった。そしてそのトラックもまたそこに止まり、二人の人物がやってきて敬礼する

 

「野戦砲連隊の新島達也大尉です」

 

「同じく第三十二補給及び整備部隊の中嶋悟子大尉です。一体どうしたんですか?」

 

「ああ、実は私の部隊の戦車がエンストしたみたいでな。中島大尉は整備隊なのだろ?ちょっと見てくれないか?」

 

「わかりました早速やります」

 

そう言って中嶋大尉は仲間に命じてさっそく戦車の整備へとはいる

 

「しかし・・・・このままでは集合時間に間に合わないな・・・・桐ケ谷大佐。すまないが今何時だ?」

 

「今か?結構明るいからな・・・・」

 

そう言って政宗は腕時計を見るが

 

「あれ?止まってるな・・・・」

 

「大佐。時計は何時に止まってるんだ?」

 

「ああ、5時18分だ」

 

桐ケ谷がそう言うとまほは目を大きく見開く

 

「今5時18分っといったか大佐?」

 

「ああ、」

 

「実は私の腕時計も5時18分でとまっているんだ」

 

「実は私の時計も同じ時間に止まっています」

 

するとそばにいた新島も腕時計を見せる見ると確かに5時18分で止まっていた。

 

「一体どうなっているんだ?同じ時間にみんなの時計が止まるなんて・・・・」

 

すると、戦車の整備をしていた中島大尉がやってくる

 

「大尉。戦車はどうだったんだ?」

 

「いや少佐、点検したのですが別に以上はありませんでしたよ?それより誰か時間教えてくれませんか?私の時計壊れていて止まっているんですよ」

 

その言葉を聞き3人は顔を見合わせ

 

「中島大尉。ちなみに何時に止まっているんだ?」

 

「え?確か・・・・・5時18分です」

 

「やっぱりか・・・・」

 

「え?何かあったんですか?」

 

政宗は中嶋にみんなの時計がなぜか5時18分で止まっていることを話した。

 

「確かにこんな偶然はありませんね・・・・・・」

 

中嶋がそう言った瞬間

 

ゴゴゴゴゴゴゴォ!!!

 

急に地面が揺れ始めた。

 

「な、なんだ!?」

 

「地震だ!」

 

「何が起きたんだ!?」

 

「落ち着け!慌てるな!」

 

彼らがいるあたりに大きな地震が起き始めた。その場にいた隊員はトラックに入ったり戦車に逃げ込んだりとパニック状態になっていた。そして・・・・・

 

ビキビキビキっ!!!!

 

彼らがいた地点にいきなりの地割れが起きその場にいた大隊くらいの人数が地面にへと吸い込まれていったのだった。そしてその揺れが収まった時その場所は何もなくまるで何事もなかったかのように静かだったのだった。

 

そしてその地揺れが起きた数時間後、欧州で派遣されるはずだった2個師団のうち一個大隊とその近くにあった小型航空基地、そしてその派遣されるはずであった海軍の軍艦数隻が突然消えたっというニュースが流れたのであった。

 

 

 

 

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