織田信奈の野望~戦国皇国軍~   作:疾風海軍陸戦隊

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戦国の黙示録

信奈の弟である織田信勝が信奈に謀反し末森城に籠城した。そして真夜中、日が昇る前の時、織田軍1200名・日本軍120名は末森城を包囲。末森城の周りには日本軍の90式野砲や九六式榴弾砲、そして重機関銃や戦車が末森城を囲むように設置され猫の子一匹その城に入ることも出ることもできない状態であった

 

「勝てるの?姉上に?」

 

その包囲する軍勢を見た信勝が不安そうに言うと信勝の取り巻き武将が

 

「ご心配には及びません信勝さま。こちらには尾張一の猛将、柴田勝家が降ります。相打ち覚悟で攻めれば必ずやうつけ姫を討ち取ることができましょう」

 

「べ、別に殺さなくても・・・・・・」

 

取り巻きの言葉に信勝が小声でそう言う中、先頭の馬に乗っている勝家は

 

「どうしてこうなってしまったのだ・・・・・・・」

 

勝家は今の自分の状況に困惑していた

 

「(信奈さまとは戦いたくない・・・・・でも私は信勝さまの家臣。命令には背けない・・・・・それに姫様の所にはあの日本軍が・・・・・)」

 

勝家は日本軍の強さを賊討伐の時にこの目でしっかりと見た。地を走り巨大な大筒を持つ鉄の車、空を飛ぶ鉄の船、数十発連続で撃てる鉄砲。見たこともない超兵器に勝家は勝てる自信がなかった。それ以前に、勝家の心の中ではいまだに信奈か信勝かどちらを選ぶかということに悩んでいたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

包囲部隊指揮所天幕

 

テントの中には末森城の地図を眺め政宗と信奈。そして辻や西住そして長秀がいた

 

「現在、末森城の城内では、五右衛門少尉の報告によれば、クーデターの主犯である信澄は末森城天守閣にいて場内には取り巻き連中が数十人いるとのことです」

 

「敵の兵数は?」

 

「はっ!現在末森城にいる兵力は前衛にいる柴田勝家率いる500名だけだそうです」

 

「それだけか?他の兵は?」

 

「少尉の報告だとそれだけだそうです大佐」

 

「はぁ・・・・やっぱり信勝は戦はすべて勝家に任せているのか・・・・・」

 

頭を抱える政宗に信奈は

 

「・・・・で、どうやって落とすつもりなの政宗?」

 

信奈は少し不機嫌そうな表情でそう訊くと長秀が

 

「まさか、あの戦車や、大砲と言いましたかその武器で・・・・・40点です」

 

「?何が40点なのか知らないが、今回は戦車や野砲は使用しない。あくまで信澄たちが城からでないようにするために置いてあるだけだ。言ったろ?今回はヘリボーンで行くって」

 

「だから何なのよヘリボーンって!ちゃんと説明しなさいよ!!」

 

「いでででっ!!頬を引っ張るな!辻中尉、説明を頼む」

 

「え~自分で言えばいいんじゃないかい大将?」

 

「頼む」

 

「やれやれ、仕方ないわね。OKわかったわ」

 

とそう言うと辻は一息入れ

 

「現在月島基地から、催涙爆弾を搭載した零式戦と一式戦が急降下、または水平爆撃で落とし相手を怯ませる。また少し相手の士気を落とさせるため機銃照射をした後、戦闘機隊はそのまま基地に帰投。そして信勝捕獲隊を乗せた汎用ヘリコプター『神鷲』そしてその護衛であり残りの兵力を減らすために攻撃ヘリ「龍神」を派遣。そして神鷲から捕獲隊を下ろし、信勝を捕獲するという作戦です。何か質問は?」

 

辻がそう訊くと

 

「はい!」

 

ノリのいいというか信奈が手を上げる

 

「なんですか信奈さん?」

 

「・・・・・・・ヘリコプターって何なのよ?」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

その質問に俺たち三人は頭を悩まし、まず信奈たちに航空機やヘリについて説明をするのであった。そして政宗は腕時計をちらっと見て

 

「・・・・・あと10分だな」

 

 

 

 

 

 

 

一方、末森城に向かうヘリ航空隊は

 

「了解・・・・わかりました。信濃中尉殿。たった今末森城を包囲している桐ケ谷大佐から、現在末森城の兵力は城内に500名ほどいるそうです」

 

「500名か・・・・・少ないな」

 

ヘリ部隊の隊長である信濃康夫中尉がそう言うと彼らヘリの傍から数機の零戦と隼が通過する。政宗の時代ではジェットが主流でありレシプロ機しかも大戦期の戦闘機は最早練習機かイベント用にしか使用されていない。

 

「末森城に催涙爆弾を落とす先遣隊ですね」

 

「ああ、よし!十字の方向、全機攻撃態勢をとれ!!」

 

「了解!全機攻撃態勢をとれ!!」

 

信濃中尉の補佐である嶋田少尉が全機に無線で連絡を取ると他の機も奇麗な隊列を取る

 

「朝日を背に突入!あとは少尉に任せる!少尉!」

 

「はい!音楽ですね!どんなのがいいですか?」

 

「ワーグナーだ!敵さんビビるぞ!!」

 

「聞いたか!音楽を鳴らせ!!スピーカーつけてるか?」

 

「そう言うと思って全機にスピーカーを設置しました」

 

「パーフェクトだ少尉、軍曹。では音楽を掛けろ!こちら信濃中尉だ全機音量を最大にせよ神経戦だ。行くぞダンスの時間だ」

 

そう言うと嶋田少尉は音楽を掛ける。するとヘリに搭載したスピーカーからワーグナー作曲の『ワルキューレの騎行』が流れ出すのであった

 

 

 

 

 

 

末森城

 

「一向に攻めてこないみゃ・・・・・」

 

「もしかしてわしらが降伏するまで包囲し続けるんじゃないか?」

 

「はぁ・・・・柴田さまも可哀そうだぎゃ・・・・」

 

「早く終わんねえかな・・・・・」

 

末森城に立てこもる柴田郡の足軽たちはそう不満を呟く彼らも本当は戦なんてしたくはないのだ。すると空から雷鳴みたいな音が鳴り響く

 

「なんじゃ?雷か?」

 

「いやぁ、空は晴れてるし違うじゃろ?」

 

そう不思議に思っていると、雲の隙間から数機の鉄の鳥、戦闘機が現れる。それを見た足軽たちは

 

「な、なんじゃあれは!?」

 

「鉄の怪鳥じゃぁ!?」

 

驚いて腰を抜かす中、零戦と隼は急降下をする

 

「よし!目標、末森城内の足軽たち!よぉーくねらえ!!・・・・・よぉーし!撃てぇ!!」

 

急降下した隼とゼロ戦は翼と胴体につるしてある催涙弾爆弾を投下するのであった・・・・・・

 

 

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